2012年01月20日

活動休止のお知らせ

『We have PEACE』は本日を持ちまして無期限の活動休止になります。

「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」を書き終えて燃え尽きた感ありありです。

今まで見てくれた方ありがとうございました。

onelove_sk1015 at 00:02|PermalinkComments(17)TrackBack(0)clip!プライベート 

2012年01月13日

井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡後編

「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」3部作の最終回である後編解禁。

あらかじめ予告しておいた通り前編と中編にコメントをくれた方のみにメール配信という形を取らせてもらいます。

理由は二つあります。

まず一つ目は一人でも多くの方に参加してもらいたいという想い。

そしてもう一つは美咲さん側のプライベートな部分がかなり盛り込んであるからです。

真実の物語であるからこそその部分は考慮しました。

後編を読みたい方はぜひ参加してください。

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2012年01月06日

井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡中編

福岡旅行最後の日、25日は8時には目覚めていた。

16時前に空港に到着する関係でこの日は時間との戦いになる。

9時過ぎに朝食を済ませてから彼女のマンションへ向かう。

近にメールしたものの返信はない。

彼女のマンションに向かうのもこれが最後。

10時過ぎにマンションに到着。

と、着いて早々にマンションの住民が出て来たので慌てて呼び止めた。

スーツを着た女性で25歳前後だろうか。

「すいません!このマンションに住んでいる田中美咲さんって知ってますか?」

「あぁ、田中さんなら職場の同僚ですよ。2階の、私の2つ隣に住んでますよ。では、すいません。」

通勤前だろうか足早に駅の方面に向かうところを再び呼び止めた。

「すいません!彼女昨日はいなかったみたいなんですけど何か聴いてませんか?仕事とか、実家に帰ったとか…。実は彼女に一目惚れしちゃって…。それで会いに来たんです…」

「田中さんは10月にバイクの事故で入院してますよ。職場の部署が違うのであまり面識はないんですけど、一度お見舞いには行きましたね。ちょっと急いでるのでもういいですか?」

半ば呆れ顔でそう答えるとまた駅に向かって歩き出した。

予想もしていなかった返答に一瞬固まってしまった…。

が、遠ざかる後ろ姿を三度呼び止めた。

「忙しいところ何度もすいません!最後に一つだけ教えてください。入院先の病院教えてください!」

断るのも面倒くさいと思ったのかそそくさと携帯を出した。メールか何かを調べているようだ。

「ここ、熊本大学医学部付属病院。では私は行きますので失礼します。」

「ありがとうございました!」

すぐに車に戻りナビで確認するとマンションからは1時間ちょい。しかも空港寄り。

時間はまだ10時半過ぎ。12時前には病院に到着する計算だ。

「スーパー急展開よ!」

高ぶる気持ちを抑えられず再度近にメールした。

しばらく車を走らせると花屋を見つけたのでお見舞い用の花を買った。

「彼女に逢える」

そう想うとかつて味わったことの無いような胸の高鳴りが聴こえてきた。

そんな中、近からの電話が鳴った。時計の針は11時前を刺している。

「おはようございま〜す」

「悪い!今運転中だから手短に話すけど彼女の同僚に会ったよ。なんか彼女はバイクの事故で入院してるんだって。今病院向かってる。また連絡するね!」

赤信号で停まる度に近とメールをした。

「運転中は返信いいから」という近だが俺が返信するとすぐに返事が返ってきた。

ドラマの様な急展開にお互い興奮を隠しきれないといった感じ。

そんな時ふと窓に何かが落ちてきた。

真っ白な粉雪。

有明海の寒波に飛ばされたのか雪がパラパラと車に舞い降りてきた。

天気予報と一日ズレて降り出した雪。

「ホワイトクリスマスやん!今日帰ってこなくていいから!」

近のメールに苦笑いしながらそれも悪くないと思った。

「彼女に会えたら告白しよう」

出発前に決めていた決意。

この想いは病院が近付くにつれて大きくなっていった。

車内のBGMから「逢いたい気持ち」が流れてきた。

この旅行中ずっと聴いているGLAYのCD-R。

想いと曲が重なり合う。逢いたい気持ちが緊張感を押し殺す。

人生初の告白までもうすぐ。

病院が見えてきた。

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2011年12月30日

今年もありがとう

今年も当ブログ『We have PEACE』をご覧いただきありがとうございました。

このブログを読んでいる方は気付いていると思いますが…

ここしばらくGLAYネタを書いていません。

もちろんGLAYファンをあがった訳ではありません。

ハイコミツアー初日川口のライブレポを書きました。

訪問者が200人来ました。

でも…

コメントはいつも通り。

SHIBUYA-AXのライブレポも250人くらい来てましたね。

もう僕は気付いちゃいました。

「分母を増やしたいのではなく分子を増やしたい」

ってことに。

顔の見えない誰かにライブレポを読んで欲しいんじゃなくて、顔の見える人とのコミュニケーションツールになって欲しくてブログやっていたんだなって。

なので…

最近楽しいっすね!

「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」の後編をメール配信にしたのもその為だし。

ライブドアブログは誰でも読める分、書きずらい部分もありますね。

アメブロならアメンバー限定、mixiなら3段階に設定出来るのにライブドアブログは何も無し。

ある意味潔いけどさ。

ライブドアブログ離れが進んでいるのも納得。

そういう部分も含めての活動休止です。

今は「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」を全力で書き上げたいと思います。

今年一年ブログを読んでくれた方、ありがとうございました。

今年一年ブログにコメントくれた方、本当にありがとうございました!

onelove_sk1015 at 14:23|PermalinkComments(8)TrackBack(0)clip!プライベート 

井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡前編

12月24日、ついにこの日が来てしまった。

8月28日の婚活パーティーから4ヶ月。

彼女が福岡にいることを知った時に下がったテンションもだいぶ上がってきた。

もしかしたらこの旅行が人生を変えるかもしれない。

そんな想いを胸に秘め福岡にある彼女のマンションへ車を走らせた。

彼女のマンションは福岡の大牟田にある。熊本との県境でGoogleの地図を見る限りでは都会という感じではない。

今回は閉園する荒尾競馬場も見たかったので熊本のホテルをとった。

彼女のマンションまで約1時間のドライブ。

婚活パーティーがあったのは4ヶ月前。わずか2時間の会話。

彼女が覚えていなかったらどうしよう。会えたならなんて声をかけよう。

運転中は色々な想いが頭をよぎる。

さすがに昨日はあまり眠れなかった。

ここ最近は仕事に追われる毎日で彼女に会いに行くという実感が沸かなかった。

それどころかどこか他人事のようにさえ思えていた。

ブログの影響か?

しかし当日になると嫌でも実感が湧く。緊張しているのが自分でも分かった。

マンションの前に着いたのは4時過ぎ。

まず驚いたのは車道の狭さ。地図で見るのと実物では大分差があった。

路駐を考えていたがスペースがない。敷地内に停め、車が来たら移動するという方向に切り替える。

マンションはオートロックになっていてポストには部屋番号だけが記載されている。

探偵から教えてもらったのはマンションの住所のみ。

部屋番号は分からない。

駐輪場に目を向けると彼女のゼファーは停まっていなかった。

仕方なく車の中で彼女が帰ってくるのを待つことにした。

不審者に思われないために灯りを消しそっと身を潜める。

この日はクリスマス寒波の影響でかなり寒い。天気予報は雪だったが今日は降っていない。

暖房が使えない車内の寒さはハンパなく何もしないと震えてくる。暖かい缶コーヒーを持っているものの限界がある。

気を紛らわすために携帯をいじるも寒さで手がかじかむ。

そうこうしているうちに携帯の電池が無くなった。

クリスマスイヴの車内、真っ暗闇の中一人で待つ。

世間のクリスマスとは程遠い現実。

何しにここまで来たんだ…。

何度も心が折れかけた…。

さすがに限界がきた。7時を過ぎたあたりからは灯りを付け暖房を入れた。

不審者に思われるかと心配になったが、それは杞憂に終わる。

気付かれる以前に人がいない…。

駅から徒歩5分という割には人通りが無い。マンションにも人の気配が感じられない。

9時過ぎまで粘ったものの人の出入りは男3人のみ。12部屋あるマンションの中で灯りが付いているのは1部屋。

カーテンが光を遮断しているのか、もともといないのか分からない。

けれど彼女がいないということだけは分かった…。

帰りの車内はただカーナビの指示に従ってホテルに帰ってきたということしか覚えていない。

疲れがどっと押し寄せる。

しばらくすると近から電話があった。

「お疲れ様〜今電話大丈夫?」

「お疲れ様…。ちょうど今ホテルに帰ってきたとこだよ。」

「と、言うことは会えなかったという訳か…。」

最初の一言で今日一日の出来事を悟られてしまった。

気持ちを切り替えて明日の作戦タイムに移る。

会えなかった場合は手紙を書くという手段も用意してきた。

しかし部屋番号が分からないままでは手紙も使えない。

色々な案が出たものの効果的な打開策は見つからない。

残された手段は一つ。

マンションから出て来た人に片っ端から彼女のことを聴いてみる。

それしかなかった。

近は不動産情報からマンションの空き室を調べてくれるという。

ここまできたら引き下がれない。

疲れた身体は吸い込まれるようにベッドに引き寄せられた…。

こうしてクリスマスイヴは何事もなく終わった。

終わってしまった…。

onelove_sk1015 at 00:46|PermalinkComments(14)TrackBack(0)clip!携帯小説 

2011年12月29日

井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編の前に

早いもので今年もあと三日。今日から冬休みに突入した人も多いのではないでしょうか?

昨日は井上友洋君(33 今日で仕事納め)と飲んできました。

「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」に関する徹底取材(飲み会)をしてきました。

出来上がったばかりの前編を本人にチェックしてもらい盛り上がる。

この感触久しぶり!やっぱ楽しいね!

当初前後編の二部構成にする予定でしたが内容盛り沢山の為、三部作にしました。

三部でも足りないというのが書き手からの本音。

今後の更新スケジュールを記載しておきます。

12/30 前編
01/06 中編
01/13 後編
01/20 あとがき

毎週金曜日のお楽しみという感じで進めます。

後編は前編中編の二回にコメントしてくれた方のみにメール配信する形式になります。

正直これを書き終えるまでは休めませんね〜

8月の婚活パーティーで知り合った美咲ちゃんを追いクリスマスイヴに福岡まで行った井上友洋君(33 hellant)の運命やいかに!?

今まで読んでいた人も初めて読む人ももう一度「井上友洋物語〈ストーリー〉」を読み直すと面白さ倍増間違いなし!

震えて待て!

onelove_sk1015 at 15:41|PermalinkComments(12)TrackBack(0)clip!携帯小説 

2011年12月24日

年賀状のお知らせ1

年賀状を書こうと思い筆ぐるめを開いたら…

過去の全データが消えていました…

家族の住所録はあるのに俺のだけ無い…

マイレイアウトに登録してあった過去のレイアウトも無い…

コピペ出来ないじゃないか!

家族からは「筆ぐるめ使ってなかったんじゃないの?」と言われる始末。

ハァ〜?毎年これしか使ってねえけど!!!

そんな訳で去年に続き…

来た人のみに返すシステムを導入します。

年賀状で来た人には年賀状で、メールで来た人にはメールで返します。

年賀状来たけど返すのめんどくせえからメールであけおむ〜的な感じでいいか?というあさはかな考えではないことだけは分かってください。

去年は日本一忙しい年末年始を過ごしていたから送れませんでしたが、今年は不慮の事故です。

「他人にされて嫌だと思うことは他人にしない」

私は言いましたからね。

もう一度だけ言わせてください。

年賀状は来た人にしか出しません!!!

onelove_sk1015 at 12:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!プライベート 

2011年12月22日

GLAY×井上友洋

12月22日(木)から井上友洋が福岡に出発しました。

そんな彼に僕からは音楽のプレゼントを贈りました。

「井上友洋物語〈ストーリー〉」と「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」のイメージソングを中心に集めた物。

収録曲は…

01:真実
02:BE WITH YOU
03:BELOVED
04:Time for Christmas
05:Winter,again
06:またここであいましょう
07:逢いたい気持ち
08:Way of Difference
09:つづれ織り〜so far and yet so close〜
10:君にあえたら

「真実」「君にあえたら」「逢いたい気持ち」を中心にクリスマス、冬をテーマにした曲をラインナップ。

井上友洋がGLAYで唯一カラオケで歌える「BELOVED」も追加。

普段音楽とは全く無縁な生活を送る井上友洋ですが、このプレゼントを喜んでくれました。

この曲達を聴いて逢いたい気持ちを高めてもらいたいな、と思います。

バラードばかりなので美咲ちゃんと二人で聴いても盛り上がりそうですね〜

どんな結末になるでしょうか…。

震えて待て!

onelove_sk1015 at 19:35|PermalinkComments(8)TrackBack(0)clip!GLAY | 携帯小説

2011年12月19日

今週の井上友洋@10

「今週の井上友洋」第10回目は…

最終回です!

福岡行きの日程詳細と共に「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」の決定事項をお知らせします。

日程ですが22日の夕方から出発し25日の夕方帰宅。3泊4日になります。

22日(木):18時35分羽田発→ホテルで終了
23日(金):観光
24日(土):運命の日
25日(日):16時00分頃羽田着

24日のクリスマスイヴに婚活パーティーで知り合った美咲ちゃんに会いに行きます。

会えなかった場合は25日も考えているようですが、飛行機の時間の関係でお昼までですかね。

「井上友洋物語〈ストーリー〉@福岡編」は前後編の2部になる予定。

当初書く予定だった井上友洋が「08年の様なクオリティでは書けない。」という理由で執筆を断念。

2人で書くというアイデアも消滅。

そんな訳で僕が責任を持って書かせていただきます。

28日(水)に井上友洋と飲むのでその時に全て聴いてきます。

年内に前編を更新して『We have PEACE』は無期限の活動休止に入ります。

後編に関しては前編にコメントをくれた方のみにメールでお送りします。

大切な皆さんへ、大切な記事を、大切に届けたい。

今年も後わずかですが『We have PEACE』は最後まで走り続けます。

よろしくお願いいたします!

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2011年12月18日

井上友洋物語〈ストーリー〉'08@後編

15年振りの再会(後編)

〜中編からの続き〜


月明りの中、Mさんがボソっと口を開いた。

Mさん:「うちで軽く呑み直す?」


えっ…
やっぱりMさん結構酔ってるのか?

内心気持ちを悟りつつも、都合の良い言い訳割り出し自分に言い聞かせる。

しかしこんな時どう答えればいいのだろうか?
思考回路をフルに回転させ答えを導き出す。


俺:「いや、止めとくよ。少し海で酔いを覚ましてから帰るわ。」


私の腹は決っていたのでこれが最良の選択と信じる。

するとMさんが…

Mさん:「私も飲み過ぎたみたいだし同行しようかな〜迷惑?」
俺:「いや、構わないよ」

海が目の前の場所なので2人で移動している中、想定外の展開にまたしても動揺する俺!
今回はひとまず退散するつもりだったが…



こうして月明りの下、微妙な距離を保ちつつ2人は腰掛ける。

海を見つめる2人。
傍から見たらどう映るのであろうか?

そんな中、夜の海は不気味な雰囲気を醸し出す。
その外面に反し澄明たる波の音、心地よい潮の香りが鼻を掠めた。

いつしかこんな環境下で緊張もほぐれていたのだった。


お互い無言のまま海を見ているとMさんの口が開く。


Mさん:「やっぱりイノさん変わっているよ」

イノさん!?
(俺の学生時代の呼名)
いきなり中学時代の呼名って…
雰囲気に後押しされたのだろうか?

でも確かいつもそう呼んでいたっけな…


俺:「良く言われるよ」
Mさん:「私の会ってきた人達は皆下心の塊だったよ」
俺:「俺はただのヘタレだからね」
Mさん:「……。」

少し間が空き―

Mさん:「凄く気持ち良いね」
俺:「本当だね〜」


本当に気持ちが良い。
酒の酔いが相乗し、何とも言えない気分になる。

と、この雰囲気を利用して本題を切り出そうと決意。
言おう言おうと決めていた言葉。


そうして自然のままに口が開いた―

俺:「さっちゃん(=Mさん)、大袈裟だけどウチらもうこんな関係止めよう」

どう考えてもこんな中途半端な関係は良くない。
そして内心を告げる。


俺:「このまま続くと俺本気になっちゃうから…」

漬かる前に距離を置くのが彼女にとっても、俺にとってもいいはず。
意を決し想いを告げる俺。


さっちゃん:「イノさんがそう望むなら」

思いの他アッサリした態度に呆気に取られるも、これでいい。



そして―

勢いに便乗し最期にアノ想いを告げる事にした―


俺:「本当は胸の中にしまって置くつもりだったけど、やっぱり後悔しない為に言うよ」

今更告げる事に何の意味も無い―
でも、俺は胸のしこりを取り除きたかった―
ただそれだけだった―


俺:「実はさっちゃんの事好きだったんだよね。ただ中学の記憶が希薄だから、さっちゃんに対する気持ちがどの程度のものか、と迷ってしまったけど…」

=こうして俺は一生忘れられない体験をするのである=

告げた事で胸のしこりは消えました、が…
暫くしてさっちゃんが…
さっちゃん:「……いよ」
俺:「えっ?」


さっちゃん:「ズルいよ…このタイミングで言うなんて…ズルいよ…」

俺:「ごめん…」

さっきまでの雰囲気とは一辺し、気まずい雰囲気が辺りを包み込む。
さっちゃんはその場で下を向き、うつむき加減。

ヤバい怒らせてしまったようだ…
確かに自分勝手過ぎたかもしれない。

でも…
俺だって…


何とか機嫌を…と考えていたらさっちゃんが緊迫した口調で言った。

さっちゃん:「やっぱり納得いかない、目を閉じて」

強い口調、いつにも無い低い声色。
ヤバい!
ビンタされる!!!

と思った瞬間、微かな香りが鼻をかすめる―

そして―


唇に何かが触れる感覚

んんっ―

ま、まさか………

目を開くと目の前にさっちゃんが左手で髪を押さえ、目を閉じている

ようやく何が起きているのかを理解する

そう唇を奪われていたのだった


そして再び目を閉じる俺

相手に読取られるぐらいの激しい鼓動

既に頭の中は真っ白


そしてさっちゃんが目の前から離れている事すら気付かない


最期にさっちゃんは俺の前に立ち―

さっちゃん:「さようなら、初恋のヒト」


最後に「クスっ」と笑った顔が印象的だった―



そう言い残し、彼女は私に背を向けその場から少しづつ離れていく―

俺はそんな彼女に声を掛ける事が出来ずにただ背中を見ているだけだった

こうして―

彼女の姿が見えなくなり、空を見上げた


厚い雲が覆う中、月明りが一層眩しく見えるのであった―

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