魂をよそおふ

洋服はあなたの心をつつむもの。自分らしいよそおいで「なりたい自分」になる

ひとりのミュージシャンがいた。


ある日、彼女からライブハウスで歌う衣装の相談を受けた。


彼女みずからコーディネートした衣装を見ながら

わたしはある一点が気になっていた。




------- 靴。



スタイリングの仕上げ。

ファッションの要となる靴。

服と靴のコーディネイトで最後のバランスが決まる。


しかし、さしせまった時間のなかで靴を変更する余裕はなく

わたしは思い切って彼女に提案した。



「靴をぬいで、裸足になってみて」



驚く彼女はおそるおそる靴を脱いだ。



結果は最高だった。

ステージで歌う彼女はすごくシンプルで光り輝いていた。





靴はそれほどスタイリングを左右する。





わたしは初めてお会いする方をスタイリングをする前に

必ずカウンセリングの時間をいただくようにしている。



「冷え性ですか?」

「夏の靴下はどんなものを使いますか?」

「いつも履いている(お気に入りの)靴はどんな靴ですか?」


これらの問いは、その後のスタイルを選ぶのにとても重要なポイントになる。




前回の記事
小さくて大きな存在の君 でお伝えしたように

暖かい季節でも、足の甲から足首の上まで覆う靴下を履くのか

それともスニーカーイン、パンプスインの靴下で肌を見せるのか


どんな靴下を選ぶかで靴の選択も変わってくる。

選んだ靴でスタイルの方向性もおのずと決まってくる。




履いた靴下が重たく見えない靴。

華奢すぎない靴。


カジュアルスタイルならできれば足が大きく
見えるデザインの方が全体がまとまりやすい。



その靴と靴下の足元が生かされる

スタイリングをご提案することになる。


温かい季節でもアンクレット(くるぶしまでの短いソックス)
以上の靴下を履く方におすすめなのはレースアップのショートブーツ。


そうでない場合、靴下、靴、服とのバランスに正直苦労する。

よく見るファッション雑誌のようには簡単にいかない。



旅行のためにお洋服を新調したい。

バッグもこの際新しいものを。

そして足元は、歩きやすいからこの靴で……。


新調したスタイルと全く合わない足元ができあがる。

そんなことはよくあること。



「ファッションは靴からつくるのです」



いままで何度お客さまにお伝えしてきただろう。




わたしとのお付き合いが長くなるほど

その意味がよくわかったと言ってくださる。


うれしい限りだ。

スタイリスト冥利に尽きる。



あなたが買おうとしているその靴は、


自分のスタイルを生かすデザインだろうか。

長時間履いていられるだろうか。

その靴で旅行、お出かけできるだろうか。



もしひとつでも欠けたら、購入しない方がいい。




もう一度、オシャレの決め手である靴のことを

裸足のミュージシャンとともに思い出して。



あなたにとって靴はどんな存在ですか?


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次回をお楽しみに。


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どこまでも、どこまでも、

軽やかにコンパスの中心で踊ろうーーー。


こちらの記事
軽やかにコンパスの中心でおどろう
でもお伝えしたようにおしゃれは足元からつくられる。




足元といえば靴。

そして靴から目線をあげると

靴下、タイツ、ストッキング、レギンスへとつづく。


その中でも今回は「靴下」についてのおはなし。


まもなく夏、靴下を履かなくても過ごせる季節がやってくる。


靴下は実はおしゃれをするときに特別気をつけたいアイテム。

なぜなら、スカート、パンツなどのボトムと靴をつなげる大切な部分だから。


靴から見える靴下がぼったりと重く感じたり

色や柄がちょっとずれていたり・・・


そんな光景を一度は目にしたことがあるのではないだろうか。


靴下だけ見るととても可愛く魅力的なのだけれど

靴下はボトムと靴をつなげる大切なアイテムであることを忘れないで。





もし効果的に使える色や柄の靴下を見つけたら、それは即買い!


魅力的な靴下との出会いはそれぐらいむずかしい。




なかなか出会いがないあなたに贈るのは

スニーカーイン、パンプスインのように

足の甲から足首が覆われずにスッキリと肌が見えるもの。



最近ではドラッグストアーでも簡単にみつけられる。

それでもこの季節、しっかり靴下を履きたいのであれば

靴をすこし工夫してみるとぐっとおしゃれ度がアップする。




たとえば足が大きく見えるデザインや

ふくらはぎ下までのレースアップのショートブーツ。


存在感のあるデザインの靴はデニールや

折り方(平織、リブ)にかかわらず合わせやすい。


あとは色とデザインに気を配れば大丈夫。




この暑い季節にショートブーツ?と疑問に思うかもしれないが

レースアップなら美しいスタイルが即座にできあがる。



なぜレースアップにこだわるかというと

編み上げのデザインがボトムをより軽く演出してくれるから。




色はもちろんボトムに合わせた色がおすすすめ。

さらにショートブーツは靴下をすべてて隠してくれる。

そして冷え性の人は足の甲、足首を温めてくれる。



靴を脱がなければ安心だし、もし靴を脱ぐシーンがあるなら

色合わせだけ考えればよいのも気兼ねないポイント。




もし色で迷うようなら暖かい季節用に

明るい色のショートブーツがあると重宝するだろう。

足を大きくみせる靴もショートブーツでも、安易に黒は要注意。

黒の靴を履くときは、黒いボトムのときが効果的。




「黒はなんにでも似合う」という認識はこの際、捨てましょう。

黒について洋服のことも伝えたくなったけどそれはまたの機会に(笑)




さあ、これから心が躍る美しい季節。

この季節に映える靴の色はベージュ、ライトグレー、明るいキャメルなど。

あなたのスタイルアップをぐっと演出してくれるでしょう。




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次回をお楽しみに。


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自分の目線で洋服を選ぶ。

あたりまえのようだけど、そうでない人が意外にもたくさんいる。


彼らはどんなふうに洋服を選ぶのか。


「雑誌で見たのと同じものを」

「友人のスタイルがこんな感じで素敵だった」

「こういう服を着てみたいけど周りの目が気になって」


そうやって、おおよそ、その人らしくないアイテムを手にする。


雑誌で見たモデルはあなたと同じ体型だろうか。
友人はあなたと同じボディーなのだろうか。


おそらく答えはノー。

雑誌の中のモデルも、友人も
あなたとは別の人間でそれぞれ違う。






個性とは、誰とも同じにならないかけがえのない光。

大切な宝だと私は思う。


その人の生活、選択、もっと言えば、人生そのもの。



友人が着ていたスタイルがとても素敵に見えたのは
その人が自分を知って、「自分」を纏っているからだ。


同じものをあなたが纏ったとしても
それはあなた自身を光らせるモノにはならない。



では雑誌や人のスタイルを真似ることがダメなのか?

というとそうでもない。

まず、自分に置き換えてみるプロセスを大切にしてほしい。


自分に置き換えるとはどう言うことかというと

そのスタイルのどこに自分が惹かれているのか?
なぜ惹かれたのか?を考えてみる。



色、
柔らかい生地の雰囲気、
その人が醸し出している空気・・・



色なら、プリントならその色や柄は自分に似合うものなのか。
生地なら、そんな生地で自分に似合うアイテムはどんなものか。
心に響いたのがワンピースなら、スカートやパンツにしたらどうだろうとか。


自分がそれを着たときのイメージを客観的に見定めることは一番大切なフィルター。


たとえ友人と同じスタイルをしても、
あなたに似合っていて、あなたの個性で着こなせれば問題はない。


惹かれるポイントが見えてきたなら
果たして自分がその服を纏う自分になれているだろうか。
服のまえに自分そのものを見つめることが必要かもしれない。



周りの目が気になる方は、控えめで目立つことが嫌いな人が多い。

控えめすぎて、目立つことがあまりにも苦手すぎて、
その人の個性の欠片すら見えなくなってしまっていることがある。


もしかすると目立つことは恥ずかしいと思っているかもしれない。

奇抜なスタイル、人が驚くようなカラーを身につけるわけではなく
それとなくセンスアップしたスタイルでさえかなり勇気がいる・・・
そんなふうになってしまっているならもう一度自分をみつめてほしい。



装いは誰のためでもない、なによりも自分のためにあるのだから。


センスを作るのも、育てるのも、決めるのも、自分。


あなたは唯一無二で
だれにも似ていない素晴らしい存在。


どうぞ自分を見失わないで。

光は外ではなく、あなたの中にあるのだから。


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次回をお楽しみに。


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