【大学受験 英語】大学入試が変わる!新テストに向けての対策は?
前パートでは、新テスト「高校基礎学力テスト」および「大学入学希望者学力評価テスト」の概要についてお話ししましたが、ここでは、具体的にどのような能力を鍛えるのかについてお話しします。

2020年にもとめられる「学力の3要素」とは

まだ、新テストの出題方式については検討段階であり全容は明らかではありませんが、文部科学省が学生にどのような力をつけさせたいのか、評価したいのかはある程度明確に表示されています。それを理解することで、2020年以降に高校・大学入試を控える学生にとって、今からでもできる対策を打つことは将来大きなアドバンテージになります。

ここで注目したいのは、2020年教育大改革の根幹に掲げられている、「学力の3要素」です。これは、グローバル化社会の中で自立し活動していくために必要とされる

「学力の3要素」とは具体的に、
  • (1)基礎となる十分な知識・技能
  • (2)それらを基盤にして答えが一つに定まらない問題に自ら解を見出していく思考力・判断力・表現力などの能力
  • (3)これらの基になる主体性を持って、多様な人々と協働して学ぶ態度
とされています。

基礎力のみが試されていた従来の試験に変わり、答えのない問題に対応する力、考える過程および学習への主体性を多面的・総合的に評価する試験に転換し、今後ますます多様化する国際社会の中で生き抜く力を育てたい、という意図が読みとれます。

基礎力としては、社会で生きていくために必要となる力を共通して身につける「共通性の確保」が重視されており、従来の必修科目の内容見直しに加えて、主体的に社会に参加する力を養う「公共(仮称)」という科目新設も検討されています。

この基礎力においては、言語・数量・情報といった知識を頭に詰め込む作業であり、従来と変わりないように思えるかもしれませんが、さらに一歩踏み込んで、知識をどのように役立てるかを意識して学ぶことが重要です。例えば、商品説明を読んで、それを読み解き、適切な判断を下せるというところまでが想定されています。

機械音痴にならないように
現在、パソコン上で出題・解答するCBT方式が検討されており、パソコンやタブレット端末操作にある程度慣れておく必要があります。2017年現在、50歳代以下はパソコン世代と言われていますので、多くの親御さんは大なり小なりパソコンに触れた機会があると思います。

2020年教育大改革問題も含め、現在はインターネットを駆使して有用な情報を収集する力も必要ですので、パソコンの弊害も考慮しつつ、子供には積極的に電子機器に触れさせ、国際社会に取り残されないように自ら情報を得る力を身につけさせることも大切です。

まとめ

ここでは、具体的な2020年対応策についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

せっかち親御さんは、子供が考えて答を導き出したり、行動する前についつい口を出してしまいがちですが、それでは2020年の新教育でもとめられる子供の思考力や判断力といった主体性を育てることは難しいでしょう。TVや新聞といった普段の生活の中から、幅広い知識・情報を得て、それに対して自分はどのように思い、自分だったらどのように対応するか、といった思考過程を育む環境作りが大切と言えます。