2007年01月10日

『新年』の意味

新年を迎え、新という漢字の意味を以て、心を新たにしたいと思います。

 私が尊敬する人物の一人である安岡正篤先生の言葉です。

 「新」という漢字を分解すると、「辛」「木」「斤(おの、キン)」になる。辛は努力を表す。斤は樹を伐る「まさかり」「大おの」で、これで木を伐ること、そして斤斤という意味は、明らかに見分ける、または慈しむという意味がある。

 即ちよく木を愛して、それを努力して加工し、新−あらたなものとして活用するということを表す。

 漢字は、いうまでもなく中国の漢時代に完成された文字です。現在の中国では簡略化されていますが、日本ではその姿を一切変えずに、今でも日常的に使用されています。漢字は、多くの自然や景観、人間の姿を象形化して、それを組み合わせて、一字を以て概念化した文字です。

 この「新」という漢字は、単なる新しがり屋をむしろ諫める内容のものです。

 新は、それまでの長い年月をかけて育まれてきた生命に対する畏敬と、それへの感謝を込めて、人間とその社会に還元する行為を表すものだと思いました。

 新年とは、日付が替わっただけではなく、昨年の総決算として、すべての思いや行為が還元されるときなのです。

 この世界、報道から得られる情報だけを見ていると、人心が如何に荒れているかを象徴するような事件が、毎日発生しているようです。

 でもこれは一種の洗脳と受け止め、たとえ陰惨な事件や詐欺まがいの政界や経済界の事件が紙面に踊り、また身近に発生しようとも、まず自分自身の在り方として、より心を強く堅持し、自分の本当の姿を知り、信念を貫くことの尊さ、そして人は一人にしてあらず、感謝とともに心を鍛えよ!と指し示しているように思えます。

onlyonegain at 09:11│Comments(0)TrackBack(0)随想 | 自己啓発

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