2023年12月10日

技術と技能を区分する

技術とは、「物事をたくみに行う方法」を言い、技能とは、「感性を踏まえたもの作りの腕前」を言います。

つまり、技術は、加工技術とか溶接技術または設計技術といったように、物事を取り扱ったり処理したりする際の技をいいます。

一方、技能は、物事を成し遂げる能力や腕前をいいます。

そのため、技術を教えるときは、作業ポイントや作業標準などを作成して、やり方や手順を教えることができます。

しかし、技能は、能力や腕前のため、感覚的な要素が大きく、それを作業ポイントや作業標準にまとめることは難しいです。

多くの場合、技術と技能を区分けせず、「短期間で教えるのは難しい」といった話になりますが、技術は、作業ポイントや作業標準をまとめれば、一定の水準まで教えることはできます。

その技術を習得した後の技能の習得には時間がかかるでしょう。

教えるときは、技術を教えるのか技能を教えるのかを整理して教えることです。

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2023年12月08日

学習効果を確認する

学習効果とは、学んだことを取り入れ進歩させることをいいます。

例えば、クレームが発生すれば必ず対策を立て、その対策を実行します。

そのクレーム対策は、「このように作業をすればクレームになる」と学んだことに対して、クレームを発生させない作業をすることを「学習効果」として評価しています。

しかし、クレームが再発して学習効果を出していないことが多いです。

それは、クレームが発生した類似作業をする場合、こうすればクレームにつながるといった復習せずに、今までと同じ考えで作業をしているがあげられます。

また、クレームが発生した後、作業手順などを見直す予習をすることもありません。

復習も予習もしなければ、どのような優秀な人でも学習効果を出すのは難しいでしょう。

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2023年12月06日

問題発見力を醸成させる

「職場の問題点を出してほしい」といっても、たまに、「機械が故障しています」などといったことがでるぐらいでほとんど出てきません。

問題とは、本来どうすべきかに対して、現状そうなっていないことをいいます。

例えば、設備であれば、日々点検すべきところを気がついた時だけしているとか、使った道具を元に戻すべきところを戻していないなどが問題点となります。

しかし、そのようなことを気にしないと、問題点はでてこないでしょう。

そうした問題点を出すことは、問題点を見る目ができていることであり、問題点が見る目ができていれば、自らその問題を発生させることはありません。

ですから、問題点を出すことは問題を発生させない行動をすることにつながります。

安定した職場を作ろうとするならば、問題点を発見する目を醸成させることです。

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2023年12月04日

製品のバラツキに注意する

製品は、同じように作っていても必ずバラツキがあります。

製作した後の寸法確認は、基準に入っているかどうかで合格や不合格を決めています。

その合格や不合格の基準に対して、中央値で合格しているのか、上限や下限のギリギリで合格しているのか、また、徐々にバラツキが多くなって不合格になったのかを確認することは大切なことです。

設備を使っていれば必ず劣化があり、その劣化度合いはバラツキとなって出てきます。

また、人の作業においても、疲れが溜まってくるとバラツキの振れが大きくなり、作業が安定せずに不合格がでてきます。

作業完了後の検査をして記録を取っていることが多いため、単純に記録を合格や不合格の記録だけにとどまらず、定期的にバラツキをみることです。

そうすれば、作業の安定度がわかり、事前に手が打てることが多くなってきます。

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2023年12月02日

アウトプットを重視する

仕事は何らかのアウトプットを出すために行っています。

一所懸命に仕事をして、打ち合わせをするだけでは何のアウトプットも出すことはできません。

仕事をした結果、何のアウトプットを出すかを考え、そのアウトプットを確実に出すことは大切なことです。

アウトプットがなければ成果の検証ができませんし、経費ばかりが積みあがることになります。

ですから、仕事をする上では、何のアウトプットを出すかを考えながら仕事をすることは大切です。

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