2006年03月03日
エキスパンション
エキスパンションチームの候補地が発表されました。
bjリーグホームページによると茨城県、長野県、群馬県、奈良県、福岡県、沖縄県、その他2件 です。この中での注目は福岡。福岡と言えばどうしても福岡レッドファルコンズの話題が頭に浮かびます。と言う訳で福岡レッドファルコンズのチーム消滅とその後についてです。
知らない人も多いと思うので長くなるけど説明しながら僕の知っていることを書いてみます。また、この件はそれぞれの立場の人がそれぞれの主張をしております。僕の立場はbjリーグが好きな一人のバスケファンで、当の福岡レッドファルコンズやファンから見れば全く関係ない第3者ですね。
** 経緯 **
1、チームの誕生と加入
話は2005年に福岡レッドファルコンズと言う名前のにバスケチームが突然出来たころまで遡ります。そしてチームはJBLの組織が運営するスーパーリーグと言う社会人のバスケットボールリーグに参加します。この時期になぜ突然チームが出来るのか、bjリーグとも無関係ではありません。bjリーグの新潟アルビレックスは昨年までこのスーパーリーグに所属してました。新潟がスーパーリーグをやめてプロであるbjリーグをつくるのですがそれと入れ代わりに入って来たのが福岡レッドファルコンズです。また、リーグ参加の際に行う加入審査に関して、JBLは福岡レッドファルコンズはチームスポンサーも何社かは決まっており経営面も大丈夫と判断したようです。
2、スーパーリーグ
スーパーリーグはそもそも企業チームが主体で運営経費は企業が社員の福利厚生や広告などとして払ってます。そしてお客さんが払ったチケット代金は基本的にバスケットボール地方協会の収入になります。
※参考URL
http://www.blwisdom.com/blog/basket/archives/2006/01/post_32.html
引用:
チーム保有団体は、費用項目は有っても、収入項目のないスキームなのですね。主管する地方協会は、費用はかかるが収入も見込めるというスキーム。
3、福岡レッドファルコンズの収支構造
では福岡レッドファルコンズの親企業はどこになるんでしょうか?実は福岡レッドファルコンズは親企業がいません。選手の給与、会場費用、遠征の交通費、その他諸々含めた運営費を払ってくれる親企業はいません。運営費はレッドファルコンズというチームが自分で稼ぎます。しかし、選手がプレイやファンサービスで頑張ってお客さんが来ればチーム収益は上がるのかと言うと、上記の様にお客さんの払ったチケット代金はバスケットボール地方協会の収入になるだけで、チームの収益は上がりません。福岡レッドファルコンズの選手、スタッフ、事務員の面々がお金を稼ごうと思ったら、企業にスポンサーとしてついてもらったり、看板を出して広告費用を払ってもらう事が必要です。bjリーグでも、コート脇にいろんな会社の宣伝がありますが、あれですね。
4、リーグ途中脱退
上記のような状態でbjリーグとは違うバスケットボールリーグであるスーパーリーグの2006年は始まりました。そしてシーズン半ばにレッドファルコンズは選手やスタッフに給与が払えなくなり、スーパーリーグを抜けました。ちなみに、成績のほうは前半戦だけの参加で14戦して0勝14敗です。
5、結末
選手・・・チームがスーパーリーグで戦えなくなり、選手はスーパーリーグ、またはbjリーグの他チームへ移籍、bjリーグのトライアウトを受けます。ただし、全員ではありません。残念ながら現在所属チームの決まっていない選手達もたくさんいます。引退を余儀なくされる選手も出てくるかもしれません。
チーム・・経営者がかわり、経営が破綻した理由がなんだったのかと言う話に当然なります。試合を見て楽しいスポーツチームではありますが経済活動を行う企業なので、潰れたらやはりその原因は議論になります。そして原因を探る内に、運営費だったお金が全く別の企業に使われていたコト、さらに多額の使途不明金があるコト、スポンサーが全くいなかったことが分かりました。
6、その後
現経営者は経営破綻した会社を引き継いだ際に、福岡レッドファルコンズファンの声も受け、新しい会社を作り福岡のバスケットチームでbjリーグに参加する方向で動き始めます。しかし、それをするには破綻の影響があまりにも大きかった。会社が経営破綻をしたと言うことはお金を払えていないと言うことです。会場費用、移動交通費、選手やスタッフの給与、などたくさんあると思います。これをどうやって払うかが問題です。
ややこしい話になりますがここで福岡レッドファルコンズの経営者(船田社長)は難しい判断を迫られます。
1つ目は破産申請をすること。
破産申請が認められれば未払いのお金は払う義務はなくなります。しかし信用も失います。次にbjリーグに参加したいから「スポンサーになって」と地元の企業に宣伝に行っても「以前破産してお金払ってないところのスポンサーにはなりたくない」と言われるかもしれません。bjリーグに行くからうちのチームで選手になって活躍してと言っても「以前破産して給与払ってないから、また給与払えない事があるかもしれないからいやだ」と言われるかもしれません。試合があるからチケット買ってと言ってもお客さんは「破産して試合がなくなったらチケット代は戻ってくるの?戻ってこなかったらいやだから買わない」となります。信用がなくなると大変です。
2つ目は運営費に当たるはずだったのに、使途不明金になったり、別の企業に使われたりしたお金を返してもらうこと。このお金があれば、会場費も払えるし、移動交通費も払えるし、給与も払えるし、破産する必要はなくなります。福岡の地元企業からの信頼も幾分取り戻せるでしょう。逆境にもめげずお金を払ってくれたと言うことで信頼が厚くなるかもしれません。ただし、その為には裁判をしなければいけません。裁判をしながらバスケットチームと新しい会社を作り、bjリーグ参加を目指すと言うのは船田社長一人では無理です。
船田社長は後者を選びました。本来のお金を返してもらい、お金を払うことです。僕が思うに、裁判に勝ち、戻ってきたお金で今まで払ってなかったお金を払うことにより福岡県内市内での信頼をもう一度得ようと言うことなんでしょう。ただし、これをしながら、bjリーグ参加の準備をするのは大変です。結局船田社長はbjリーグ参加は取りやめました。
また福岡には今までの話とは全く別にペサスと言う会社がbjリーグ行きを考えているのでバスケットボールチームの運営に関してはそちらに託した形になり、福岡レッドファルコンズにいた川面選手がペサスと契約しました。結局のところ
ペサス・・・バスケットボールチームの運営を行いbjリーグ参加を希望。チームには元福岡レッドファルコンズだった川面選手が在籍。
船田社長・・裁判で旧経営者と争い不正流用されたお金を返してもらう。そのお金で未払いになっているお金を払い、福岡のバスケットボールチームへの信頼を再度得る。
と言う形ですね。裁判と言うときな臭いイメージを持つ人も多いと思いますが、これに関して僕は大英断だと思っております。裁判に勝利し、バスケットボールそのものでなく不正流用した人間が悪いんだと言うことをアピールしてほしいですね。
bjリーグ活性化のためにも、リーグ拡大は賛成ですし、それが大分の隣の福岡であれば非常にうれしいです。ペサスにも船田社長にも頑張ってほしいですね。
福岡以外に今回のエキスパンション候補地で注目しているのは奈良県です。かなり計画は練られており、奈良県でも実現に近い企業プロジェクトと評されたようです。関西在住の大分ヒートデビルズファンの目からしても奈良にチームが増えれば僕は大阪と奈良と年に8回大分ヒートデビルズを見ることになりますし、近くに増えるのは嬉しいですね。
がんばってbjリーグを盛り上げていきまっしょ!!!
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この記事へのコメント
>そしてお客さんが払った費用はスーパーリーグ(JBL)の収入になります。
JBLの開催のとき、各地方協会は”興行権”として、一定金額をJBLに納めます。つまりチケッティングが地方協会に移ります。よって、チケット収入はJBLの収入にはならず、地方協会の収入となります。
>福岡レッドファルコンズの会社は解散してしまいます。
解散していません。解散であれば、破産管財人が選定され、清算業務が開始されますが、”債権者”にはその旨の連絡、報告ありません。なので、運営されているかどうかは別にして、”解散”はしておりません。
>B-CAPさん
ご指摘ありがとうございます。
調べて修正してみます。
正確に書くって言うのは難しいですね。
福岡にチームが出来て大分と対戦するのが楽しみですね。
>ナラプロさん
確かに、エキスパンションの候補数も聞いて驚きました。これだけ注目が集まってるってコトなんですね。その中でもナラプロさんのところは、評価も高いようですね。僕も奈良に出来たら大分の試合だけとは言わず観にいくと思います。大阪、奈良、大分、、ああ、僕はなんて贅沢なバスケファンなんだろ〜〜〜
今後もHPはチェックしてますので準備の方頑張って下さい。







