菊は、成長の間に頭を毎日なでていると、茎が太くなり、背も低くなります。これは「エチレン」と呼ばれる植物ホルモンが働いたからです。エチレンは茎の伸長のほかに、果実の成熟や落葉の促進、開花の阻害などさまざまな働きをします。
 菊に限らず植物はさわられたり、切られたり、揺すられたりすると、それが刺激となって自分でエチレンを作り出す性質があります。そのため、この性質を利用することで、大きな花を一輪だけ咲かせる菊を栽培することも実際に行なわれています。
 エチレンのこうした働きは、農作物を作る際に生かされています。たとえば麦は、茎が伸びはじめる頃になでておくと、エチレンが出て太く丈夫に育ちます。これにより、ひょろ長く育って、収穫前に倒れてしまう害を減らすことができるのです。



この食材!からだにどう効く?(毎日の食べ物の効能)

年金が分かって暮らしに安心!【(国民 共済 厚生)年金共通】

「厚生年金」早わかり!

「美味しい知識の収集屋」の頁のトップへ