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 天平勝宝5年(753)、度重なる失敗にもめげず、唐の国から名僧鑑真(がんじん)が来日した。正式に授戒(=仏門に入る者に師僧が戒律を授けること )を行なうことのできる僧を求めた日本に、こたえるものだった。
 ところが、どうやら鑑真が招かれたのは別の理由もあったのではないかと考えられている。
 というのも、鑑真は仏教知識以外にも、非常に優れた薬学の知識をもっていたようなのだ。歴史書『続日本紀』には「皇太后の具合が悪くなった際、鑑真が調合した薬が大変よく効いたため、鑑真は大僧正に補された」という記述があることからも、それがうかがえる。また、鑑真は失明していたにもかかわらず、においを嗅いだだけで薬を判別し、間違うことはなかったという。
 聖武天皇の御遺物が奉納された東大寺正倉院には、いわゆる不老不死の薬がかなり多く含まれていた。健康に気を遣っていたと思われる聖武天皇と、深い薬学の知識を修めていた鑑真。聖武天皇は虚弱体質だったとおう説もあり、こうした鑑真の特技も頼りにしていたと考えられるのだ。





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