2015年01月


☆ 訪問大学『おおきなき』のひととき ☆

ありささん 

脳性まひで、ベッド上で生活しています。
比較的、意識的に動かせる右肘より先を使って
授業に励んでいるジャニーズ大好きなありささんです。
 
~講師のある日の記録より~
 
授業を楽しみにしていたとのことで、笑顔で出迎えてくれる。
腕から指先にかけてゆっくりとマッサージをしながら、
話の確認をすると、しっかりと視線を合わせて同意や
反対意見を示す。
 
「不思議なことをしてみよう」と課題提示。
アイドルの写真カードの裏にストローを両面テープで
ハの字に2本貼り付け、その中に紐を通す。紐を操作すると、
写真カードが上下する。
レバー操作が楽しくなり、「長く」「長―く」に合わせて
長さを調整していた。私が目をそらした時に音を出しては
反応を楽しむなどの、茶目っ気たっぷりのAさん。

見本となる無地のカードを上下させると、興味を持って
注視している。
「今度はありささんが作るよ。どうして動くのか・・・。考えてみようね」
で、枕からずり落ちるくらいに身体を動かす。
ストローをカードに貼る際には介助で一緒に行う。
大好きなアイドルの写真だとわかると、大きな口を開けて笑う。
右手に紐を保持し、手前に引っ張りながらカードを上下させる。
もう片方の紐を私が操作することになるのだが、
二人のタイミングが合わずにカードが傾くと笑い、
二人のタイミングがあってスムーズに上下すると
満足そうな表情になる。
次第に操作のコツを掴んだのか、紐を引っ張る角度を
自ら変えていた。急に紐を引き、私が慌てる様子をおもしろがる。


☆☆☆    ☆☆☆    ☆☆☆
 

訪問大学『おおきなき』とは・・・
 
障がいや病気のために、通所施設などに
毎日通うのが難しい方のご自宅を
講師が訪問して、生涯学習を支援します。
 
自分の思いが伝わる喜びを感じながら、
自分に合った方法で学ぶ機会を持ち続けてほしいと
思っています。
そして、自己実現に向かって進みながら、
社会とのつながりを深めていってほしいと
願っています。 
 
詳しくは
おおきなきHPの訪問大学のページをご覧ください。








 トックンのアート館21
 
『 節分 』
 
 
イメージ 1
 
  絵:トックン


トックンのイラストが絵はがきになりました
ご注文方法はこちらになります
 
 
☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
 
 
トックン♪
 
べッドの上で、左手でトラックボール、
右手でスイッチを使い、描いています。
トラックボールとは、パソコンのマウスの
役割のものが土台に乗った球状になっており、
その土台の上で球を転がすと、その方向に
カーソルが動くようになっています。
 

 
☆ 訪問大学『おおきなき』のひととき ☆
 
Aさん ~エピソード1~
 
重いてんかんを持つ生徒さん。
気管切開をしているので声を出しての会話に不自由がありますが、
明るくてチャーミングなAさんです。
 
~講師のある日の記録より~
 
トランプを使用しての授業。
手持ちカードから同じ数のカードを2枚出すルールを
説明しながら行う。一組は見つけることができたが、
「わからなくなった」とのことで、休憩。
その後、入眠。
目が覚め、母を自分の枕元に呼び、私への気遣いを示す。
「お心遣いをありがとう」と言うと、オリンピック誘致で
流行した「おもてなし」のポーズを茶目っ気たっぷりに
示してくれる。
二人で大笑い。
 
*講師メモ*
昨日から発作の回数が多く、本日の訪問の可否を考慮して
いたとのこと。Aさん自身は訪問をとても楽しみにしていた
というが、まだまだ表情からだけでは推し量れない彼女の
体調の変化、集中力と疲労、一つの活動の長さと流れ・・・など、
考慮しなければならない点が多くあることを
改めて痛感させられた。

 
 
☆☆☆    ☆☆☆    ☆☆☆
 
 
訪問大学『おおきなき』とは・・・
 
障がいや病気のために、通所施設などに
毎日通うのが難しい方のご自宅を
講師が訪問して、生涯学習を支援します。
 
自分の思いが伝わる喜びを感じながら、
自分に合った方法で学ぶ機会を持ち続けてほしいと
思っています。
そして、自己実現に向かって進みながら、
社会とのつながりを深めていってほしいと
願っています。 
 
詳しくは
おおきなきHPの訪問大学のページをご覧ください。
 

 
先週の水曜日、
「医療ケアを必要とする人のためのタッチケアとアロマケア めごめご」
代表の藤森史子さんが訪問してくださいました。
 
「めごめご」はおもちゃと絵本の部屋から自転車で行き来できる距離
にあります。
 
藤森さんは、息子さんが小さい頃長期入院していて、その中で
苦しそうな息子さんに何もできない辛さを感じていました。
そんな時に、タッチケアと出会い、前向きな気持ちを持つことが
できるようになったそうです。
 
現在、息子さんは退院し、小学校に通っています。
 
今、保護者として、息子さんの通っている小学校で図書ボランティアを
されていて、子どもたちに読み聞かせをしているそうです。
特に、病気障がいに関する絵本をリストアップして、小学校の図書館に
そろえていくという目的意識をお持ちでした。
先生からの応援も得られています。

図書館では調べるための障がい・福祉の本はそろえられているのに、
心を育てる観点で整理されていないことに気づかれていて、自分が
その役割を果たそうと意気込まれています。
 
藤森さんは
「私がこういうことをしようと思っているのは、障がいや病気をもつ人の
ためだけではなく、健常の方、自分は関係ないと思っている方のため
でもあります。数年前まで私自身が、自分はあまり関係ない、と思って
いる人でしたから。」
と言われています。
 
残念ながら、「おもちゃと絵本の部屋」では、十分その思いに応えられるよう
に絵本はそろっていなかったのですが、私の方は身近にそういう方の
地道な活動があることを知るだけでも刺激になり、自分にもできることが
あるかもしれないと思い始めました。
例えば、次のページから藤森さんの活動の様子がわかります。
 
実は、「おもちゃと絵本の部屋」の絵本については、数や種類では
圧倒的に図書館の方が多いわけで、どんな特色を出したらいいのかと
考えていた時期があります。
その時には、やはり一番関心のある「障がいや難病に関係のある本」
の中からいいものを選んでそろえていきたいと思っていたのですが、
利用者が少ないために思いだけで頓挫してしまっていたのです。
 
藤森さんが来訪してくださったことをきっかけにして、また、考えてみようと
思っているところです。
 
イメージ 1
「おもちゃと絵本の部屋」から
障がいを持つお子さんを描いた長谷川集平さんの絵本3冊

 
*藤森さん、早速、めごめごのブログに「おもちゃと絵本の部屋」のことを
書いてくださいました。
 
相澤純一

 

 
「障がいの重い方へのスイッチ・コム支援勉強会」 2015.1.17
 
主催:神奈川重症心身障害児者を守る会 NPO 法人 フュージョンコムかながわ      県肢体不自由児協会
 
 
☆ 参加報告 その2 ☆
~製作講座(「100均グッズを使って作るスイッチと玩具(道具)」~
~スイッチや玩具の展示~


製作講座は昨年とほぼ同じ内容で行ったのですが、
参加人数が
 
15名から20名近くに増えました。

今回の特徴は、教員や施設職員さんの他、お子さん連れのお母さん、
 
お父さんの参加もあり、一生懸命、お子さんが使うスイッを作られて
 
いたことです。製作講座の中で
 
「うちの子どもにはどのスイッチがいいですか?」
 
というご相談もありました。持ち帰って頂いた後、
 
お子さんがうまく使えているようにと祈っています。

スイッチは、印鑑ケーススイッチと、ミニターパーウエアスイッチ、
 
フィルムケーススイッチの3種類です。このスイッチを使って、
 
ダイソーやキャンドゥで仕入れたグラデーションライトや扇風機、
 
ハンドミキサーにBDアダプターを差しこんで動かします。
 
見事動けば完成となります。

(長年マジカルトイボックスに参加して学ばせて頂いたアイデアを
 
使わせて頂いています。)
 
 
イメージ 2
 

 
今回は新田和久さん(元東京都立城南特別支援学校保護者)の応援を
 
頂きましたが、主催者のフュージョンコムのボランティアの方々も私たち
 
以上に丁寧にサポートに入ってくださり、何とか全員完成にこぎつける
 
ことができました。
 
この場を借りて感謝申し上げます。

最後のまとめの会では、お子さんと一緒に参加されていた4組の
 
保護者の方の貴重な感想をお聞きすることができました。その中
 
には、「子どもの活動の幅が広がるきっかけになりそうだ」
 
「これから子どもとのかかわりが楽しくなりそうだ」
 
「障がいのある子どもと障がいのない子どもが差別なく暮らし
 
ていける社会になることを望んでいる」というような声がありました。

 
スイッチがそんな願いをかなえるための一つの道具として
 
有効に活用されることを願っています。
 
 
相澤純一
 
*「おもちゃと絵本の部屋」では、スイッチや玩具の貸し出し、
スイッチや教材の製作相談を行っています。
 
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