2017年01月


このブログ「おおきなき交流広場~言の葉~」に掲載している
「トックンのアート館」の絵は、トックンが病院のベッドに寝たままの
姿勢で、スイッチとトラックボールマウスを使って描き続けてきました。

トックンの「給料を手にしてみたい」というつぶやきを実現する方法
として絵はがきにすることを提案し、販売を始めました。
「絵をコンクールに出したらどうか」とトックンの創作を応援してくだ
さったり、お店に置いて販売してくださったり、イベントで販売して
くださったりと、たくさんの方に応援いただきました。
購入後は、家のインテリアとして飾ってくださっている方もいました。

おかげさまで、4月に発売してから今まで、770枚あまりのはがきを
ご購入いただきました。ありがとうございました。

そして、先日、経費を差し引いた売上を、トックンに手渡すことが
出来ました。自分が描き続けてきた絵が初めて「仕事」として
認めてもらえた瞬間です。
「久しぶりに紙のお金を手にした」ととても喜んでいて、私たちも
そのトックンの笑顔に感慨ひとしおでした。

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トックンの絵はがき最新作です!

「トックンの絵はがき」に寄せられた感想

知り合いの、難病で不登校の中学生にトックンの写真とはがきを
見せたら、“この人スゲー!”ととても刺激を受けて、その日はいつも
よりも勉強をがんばることができました。
(事務局宛に送られたメールより)

6月5日、鎌倉市のお土産屋さんで1(砂浜)、41(アジサイ江ノ電)
を購入しました。宮崎でトックンの活動を紹介したいと思います。
これからも楽しい元気をもらえる作品描き続けてください。
(宮崎県の方から封書注文をいただいた際のコメントより)

トックンのアート館を見せていただきました。私は、かわいいイラスト
を見るのが好きなんですが、ユニークで楽しい絵でした。七夕祭、ハロ
ウィン、クリスマスや、花、食べ物、「イワシ雲と赤トンボ」、「ホタテVS
ヒトデ」等、生き物の絵、とても面白かったです。マウスでこんなに
描けるんですね。色が多彩に使えますよね。またたくさん描いてください。
(ブログ「おおきなき交流広場~言の葉~」のコメントより)

私の孫(4才)に時々この絵はがきを出しています。とてもかわいく
大好きです。本当にありがとう。
(FAXで注文いただいた宮城県の方のメッセージより)




トックンの絵はがきのご注文方法はこちらになります


 
 地域に根差したスペースにしたいと思って、開室してから3年が経ちました。
 おもちゃの図書館全国連絡会にも加盟しました。おもちゃの図書館は全国に
500か所位あります。

 家の一部屋を使ったスペースのため、看板に気づき「あれー、ここは何をする
ところ?」と立ち止まる人はいるものの、なかなか中に入ってみるまでには至ら
ないことが多かったようです。
 閑古鳥が鳴く日も多くありました。そして、早くも4年目になっています。

<出会いと別れ>
 4年目にしてようやく、地域の障害のあるお子さん、障害のないお子さんが
継続して立ち寄ってくれるようになってきました。たまに遠方から訪ねてくれる
方もいます。一方、「引っ越します」とか、「職場に復帰するので、もう子どもを
連れてこられません」と去っていく方も多く、数回しかお会いしていないのに、
別れの寂しさが、やはりあります。

<どんなおもちゃやスイッチが借りられているか?>
 やはり、絵本よりおもちゃの方にみなさん集まっています。おもちゃの貸し出し
も来客数に比例して増えてきています。大きなおもちゃでは、ラジコンのドラえもん
やアンパンマンの大きなクレーンゲームをお父さんが抱えて借りていかれたことも
あります。小さなおもちゃでは、花はじきがくるくる回って落ちていくような手作り
おもちゃを借りていく方もいます。就学前のお子さんが多く、スイッチでは国分寺
おもちゃ病院で製作されたタッチスイッチやマルチセンソリーセンター(iWANTで
購入したもので訪問大学の学生さんより寄贈されたもの、光や音や振動のフィードバックがあるスイッチ)を貸し出すことが多かったです。

<インタビューしてみました>
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『療育センターのPTやOTでこうしたら、と言われたことはなかなか家庭で
実践するのは難しいのですが、ここにきてスイッチやおもちゃを使って実際に
やってみるヒントを得ることができたこともあります。おもちゃもたくさんあって
年齢や興味にあったものを選ぶことができています。』(Tさん)

<少し紹介します>
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 上は大型遊具で、ダンボールで作ったシーソーで遊ぶ姉妹です。
 右は、タッチスイッチで光る扇風機を動かしているTちゃんです。夏は、体温が
上がりすぎて携帯用の扇風機が欠かせませんでした。身近な扇風機のおもちゃ
には親しみが感じられたようです。

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 特別支援学校の製作講座でも、光や音や振動のフィードバックがあるおもちゃ
やスイッチのニーズが多くなっています。左は、いつも「握るスイッチ」を作ってくだ
さっている方にお願いして作ってもらったおもちゃ(スーパードーム)です。Wちゃん
が、光ってオルゴールが鳴り振動してパウダービーズが回るおもちゃで真剣な
顔つきで遊んでいます。このおもちゃにはみなさん長い時間集中して触れていま
した。
 こういった類のおもちゃは、高価になりますがiWANTでも購入できます。

おもちゃと絵本の部屋からのレポートでした。

大学生講座 ~ インクルーシブ研究ゼミ編

2016年9月30日、障害のある子もない子も一緒に教育を受けるという
「インクルーシブ教育」について研究している自主ゼミの学生さんに、
当事者の話を聞かせてほしい、と、呼んでいただきました。

学校のガイダンスと重なり欠席者が多かったので、欠席した学生さん
たちは後日、当日に撮影したビデオで講座を受けることになりました。

聴覚障害の学生さんが1人いると聞いたので、時々手話を交えて、
話す内容も資料を多くし工夫をしました。その学生さんは、講座が
終わったあと、「手話や工夫があり、とてもわかりやすかった」と
話されていました。

☆★☆ ゆうこ談 ☆★☆

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かねてから念願だった、大学生への講座が実現しました。
さまざまな動機でこのゼミに参加したという学生さんたちでしたが、
それぞれの立場でしっかりと、私の体験や、それに基づく考えを、
キラキラした笑顔と真剣なまなざしで受け止めてくれました。

聴講者の学生さんからは、
「翌週からの介護実習で、言葉でのコミュニケーションが
かなり難しい重度の肢体不自由の方に対しても、
きちんと目を見てその方の好きなことなどを
ご本人やスタッフさんから聞いたら、お互いたのしく
関われた!」
というよろこびの報告がありました。

それから、障害者当事者の学生さんからは、講座のあとに
後輩たちに授業の中で自分の体験を語る機会があった
とのことで、
「その中で、ゆうこさんが講座で語った
“障害はその人を表すすべてではなく、その人の
たくさんあるプロフィールの中の1つ”
という考え方を引用して話しました」
という報告をメールでいただいたりもしました。

講座の中で自分の中に芽生えたエネルギーや確信を
その後の生活でしっかり活かしてくれていることがわかり、
私の方が、感謝の気持ちと、頼もしい仲間をふやせた
ことのよろこびでいっぱいになりました。


この講座の内容は「障がい者せんせい」に掲載しています




 昨年もたくさんの応援ありがとうございました。
 みなさまに支えていただいたおかげで、訪問大学「おおきなき」や
障がい理解講座など、小さい団体なりに「おおきなき」の役割を果た
してこれました。
 歩みはゆっくりですが、2017年は、根を大地にしっかり張って成長
していけるように、努力していきたいと思います。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。


        


訪問大学「おおきなき」
~201710月に都内で、初めての文化祭開催予定~

障がいの重い方を対象とした訪問大学「おおきなき」では、2013
4月に初めて入学生を迎え、その時の入学生が20174月に4年生
(卒業学年)になります。


 訪問大学「おおきなき」は、卒業後も生涯学習コース(仮称)を用意
することを検討していますが、一人ひとりの学生が「卒業」というゴール
に到達することは、本人にとっても私たちにとっても大きな意味があり
ます。

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<1回1回が貴重な授業>

 授業回数が少ない分、学生のみなさんは授業の日に体調が万全に
なるように努力されています。
 それでも体調が厳しい方も多く、授業をやむなく中止しなければなら
ないことも多いため、まず目の前の1回の授業ができることが喜びで
あり、その日は貴重な出会いの日になります。


<卒業までに文化祭を!>

 訪問大学3年目までの行事は入学式のみで、このまま何もなければ
卒業式になってしまいます。

 訪問授業なので学生が一度に集う機会がなくお互いの顔も知らない
こともあり、学生同士の交流の意味も含めた行事として、最初の入学生
の卒業前に文化祭を実現させたいと考えました。

 毎回の授業で講師との出会いはありますが、この機会(2時間程度
ですが)に、できれば、学生一人一人の表現の場、自己実現の機会を、
ご自宅でなく誰でも来ていただける公共の場に設け、新たな出会いの
場にしてほしいと思ったのです。


 文化祭に向けて、おおきなきにかかわりのある同年代の大学生の
実行委員会も発足しました。


 <発表や模擬店や体験コーナー>

 この文化祭では、学生一人一人が日頃の授業で行っていることの中
から、一番得意なことや好きなことを発表し、できるだけ多くの皆さんに
披露したいというのが、一つ目の大きな目標です。二つ目に、自分が
描いたり作ったりしたものを見ていただけたらうれしいです。さらに、
製作したり調理したりしたものを販売するコーナーも用意しますので、
みなさんに手に取ったり味わったりしていただきたいと考えています。

 それとともに、訪問大学の学生が授業で行っていることを知っていた
だき、体験できるコーナーも作る予定です。


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<訪問大学が長く続けられるように!
そして、新しい訪問大学の誕生を願って!!


今回の初めての文化祭では、今後10年、20年と訪問大学が継続して
いけるように、多くの方に、その存在を知ってもらい、理解を深めていた
だきたいと思っています。そして、経済的なバックボーンを構築していく
ための支援の輪と土台を作っていきたいという願いも込めて実施します。


 文化祭当日に学生全員が体調を整え、会場に集結するのは至難の業
かもしれません。

 それでも、あと10ヶ月ばかりの期間、文化祭への参加を一つの大きな
目標として、学生たちと進んでいきたいと思っています。


~研修会のお知らせ~

 たくさんのスイッチや玩具、iPadや視線入力型意思伝達装置を
用意してお待ちしています。
スイッチ製作希望の方、初心者の方もどうぞ。
実際に触れたり体験したりしながら、障がいの重いお子さん、
大人の方とのコミュニケーションのあり方を見直し、手がかりを
つかむきっかっけにしていただければ幸いです。
 

重症心身障害児者の意思決定支援
「スイッチ・コム支援勉強会」

~~利用者さんや子どもたちとのコミュニケーションを
                  見つめ直してみませんか~~
日時:201724日(土)

場所:神奈川県社会福祉会館
主催:NPO 法人フュージョンコムかながわ ・県肢体不自由児協会

 
詳細および申し込みは以下をご参照ください。
 

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