―報告―
2018.12.12
大田区障がい者総合サポートセンター ピアカウンセリング事業
<学習会>
「障害の重い人たちの生涯学習とコミュニケーションの支援」
<企画>大田区重症心身障害児(者)を守る会
<学習会>
「障害の重い人たちの生涯学習とコミュニケーションの支援」
<企画>大田区重症心身障害児(者)を守る会
<会場>大田区 さぽーとぴあ 5階 多目的室
2018年が幕を閉じようとしています。
この1年間、みなさんのご支援、応援なしには歩んでこられなかったと思います。
この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。
この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
ATACに参加したことで、それまでの実践を見つめ直すことになり、新たな疑問や課題も湧き出てきて、とても貴重な月になりました。
その解決は2019年に持ち越していきますが、とりいそぎ12月12日のまとめをしておきたいと思います。
ブログ「おおきなき交流広場」は、12月は1回もアップできずにいましたので、滑り込み投稿になります。

12月12日、訪問大学おおきなきを団体としてご支援いただき、個人的にも多くの方からご支援いただいている大田区重症心身障害児(者)を守る会から、話す機会を提供していただきました。
タイトルは、今まさに、おおきなきとして私が取り組んでいる内容なので、90分間、盛りだくさんの内容を用意して臨みました。
終了後、視線入力については、生活介護の施設の方から導入に向けての相談もありました。
要望として、iPadや視線入力装置を活用した具体的な支援の内容も含まれていました。
駆け足で進めましたが、やはり時間が足りなくなり、iPadについては実演できないで終わってしまいました。ただ、視線入力については、実際に体験してもらうこともできたので、イメージを持つことができた方もいらっしゃると思います。
終了後、視線入力については、生活介護の施設の方から導入に向けての相談もありました。
今回の学習会では、最近、脚光を浴びている視線入力について、企画された守る会の会員の方のお子さんにモニターをお願いし、2回訪問させていただき、息子さん
(20歳)に体験していただいた感想をいただきました。
また、私が2年以上前から時々訪問している方(30歳)で、ご家庭で日常的に視線入力を取り組めるように環境を整え、2年間実践を積み重ねられたお母さんからの感想をお聞きする機会を得ました。
私からの一方的な話に終わらず、違う立場・視点から考えることができたことは学習会に厚みを加えることができて、よかったかと思います。
具体的な話は、今後あらためて書こうと思っています。
私の一番伝えたいことは、いつも「いのち」のことです。「今」ともに過ごす時間の重みを感じることや、目の前の「いのち」を持つ方が充実した時間を過ごせることが一番大事なことかと思っています。
写真は、その話をしている冒頭の部分になります。
写真は、その話をしている冒頭の部分になります。
アンケートから、一部を引用させていただきます。
・(障がいのある方にとっての)あたり前のこと(うれしいこと、認められること)を改めて感じる機会となりました。
事業所に戻り、目の前の利用者の方と向き合いたいと思います。
・おおきなきを利用している障害者の家族からの話もよかった。
学習することが障がい者の生活を豊かにするだけでなく、家族の支援にも繋がっていると思った。
おおきなきを運営することの困難さも分かった。
少しでもお手伝いできたらと思います。
・視線入力は、言葉でのやりとりができることが基本かと思っていましたが、言葉が 話せない人にも、自分を表現するという使い方があるということがわかりました。
支援の機器もローコストになってきているようなので、上手に取り入れていければと思いました。
また発達に関するお話もあり、大変勉強になりました。日々の関わりに関して、見直したいと思います。
・私の子供は何も考えていないだろうと思っていたので、はずかしながら、これから接し方を変えて、尊重してあげたいと思います。
・「ひとりひとりの命をどれだけ自分が大事にできるか」という先生の言葉に力づけられました。
・コミュニケーションの支援(方法)を知ることが出来ました。その為には内に秘められている思いを支援者側が引き出す、受け止めることが大切・大事であると改めて考えされられました。 施設職員として考えなければいけない事(関わり方)学びが 必要だと思いました。
学習会は、私自身が、これから学んでいかなければいけないことを教えていただく貴重な機会にもなりました。
企画してくださった大田区の守る会のみなさん、参加してくださった方々に感謝いたします。
2019年につなげていきます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019年につなげていきます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
(相澤純一)