好きな曲を聞きながら、楽器を視線で選び、演奏する

 -EyeMoTボックス・EyeMoTボックスアプリの活用を通して-

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 私達の生活の中で、「音楽」は、とても大切なものの1つではないでしょうか。ベッドで過ごす時間の長い障がいの重い方にとって、私達以上に生活の中で「音楽」の持つ意味は大きいと感じています。

でも、自分で好きな曲を選んで聞くことはなかなか難しいことですし、ましてや自分で好きな楽器を選んで演奏するというのは、かなりハードルの高い活動だったと思います。

 

 私の授業の中でも、スイッチでいろいろな楽器を鳴らす活動はしてきましたが、視線入力の場合は、視線入力用のピアノやギターのアプリを使う活動に限定されていました。

 

 それが、今年、島根大学の伊藤史人さんの研究室で開発されたEyeMoTボックスとEyeMoTボックスアプリを活用することにより、視線入力でいろいろな楽器を演奏することが可能になりました。念願の支援機器とアプリの誕生です。

 

 スイッチでなくEyeMoTボックスアプリを使って視線入力で演奏するメリットは、複数の楽器の中から視線の移動だけで、楽器をすばやく選択しながら演奏することができることです。もちろん、1つの楽器にしぼって演奏するのもいいと思います。
 障がいの有無に関係なく、たくさんの人と一緒に合奏することも可能ですね。

 雅也さんと望さんの実際の演奏の一部をYouTubeで発表していますので、ご覧ください。二人とも演奏をとても楽しんでくれて、声もよく出ていました。

 
 EyeMoTボックスアプリの選択画面は、いくつか用意していますが、主に下の2つを使っています。右側の楽器と左側の楽器の選択に偏りがある場合は、片方が見にくいということがないか確認するために、入れ替えて試してみることもあります。


スクリーンショット (198)

スクリーンショット (199)
 
メインの楽器は、YAMAHAの電子キーボードSHS-500 にして、選択画面の真ん中に配置しています。いろいろな楽器の音が出せることやJAM機能があり、いろいろな曲のコード演奏ができるからです。
(この楽器は、訪問大学おおきなきの講師の熊谷修さんに紹介してもらいました。)

 

好きな曲は、iTunesで購入することよってiPadYAMAHAのアプリChord Trackerに取り込まれます。CDの曲の場合は、DropBoxで共有することによって取り込まれます。あとは、アプリがコードを自動解析してくれます。

 

楽器については、直接、電気で動く楽器を改造する場合と、シンプルテクノロジーで100均のハンドミキサーを改造して使ったり、ワリバッシャーを使ったりすることが考えられます。

 
 私は、下の写真のように、
ワリバッシャーは2つ用意して、ウインドウチャイムと電子キーボード(SHS500)を鳴らすのに利用しています。

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 改造した楽器としては、パナソニックが1990年頃に発売した楽器でボンゴボンゴという電子ドラムを使っています。10年ぐらい前は、ヤフオクで3,0004,000円で購入できたのですが、今はレアになったのかメルカリやヤフオクで1万円位に値段が上がっています。今、使っているのはSY-DP318種類の音が楽しめるものです。

 

 鈴は、タワッチにくっつけて動かしています。タワッチはスイッチで相撲などをして楽しんでいました。駆動部は、私はダイソーの電動字消しを使っています。
(ちょっと脱線しますが、お時間のある方は、タワッチ相撲をお楽しみください。)



                       (相澤純一)