King's News〜理美容のハサミについて〜

理美容のハサミの研ぎをしています。 理容師さん、美容師さんが使われている鋏について感想から書き始めました。 ☆研ぎのあとチェックでのハサミについて気づいたことや感想を書いています。http://www.1hasami.com/

プロのハサミを研いでいます。
お客さまは、理容師さん、美容師さん、トリマーさんになります。
いろいろハサミがあって、とてもマニアックですが、面白いです。
ご依頼などは、はさみ職人のサイト(http://www.1hasami.com)まで。

セニングのカット率について。

40目と30目と20目と10目があったとします。

一番カット率が高いのがすぐわかりますかね?

よくあるのが、

「そりゃーーー40目に決まってるっしょっ!」という言葉。

単純にそうとも言い切れないものです。

1

このハサミは

カット率が50%強でした!

こんにちは

はさみ職人です。


シザーを選ぶときにサイズを決めることは、重要です。


たまに、サイズが合わない場合などがあります。

そんなとき、

「7インチを、6インチに加工することはできのか?」


続きを読む

マニアックでディープなハサミの世界へようこそ!

はさみ職人です。


今回は、ハサミ業界のロールスロイスくらい、高価なハサミについてです。

このブログは、理容師さん・美容師さん・トリマーさんのハサミで仕事をされている方に書いています。

(たまには、同業のかたもいらっしゃると思いますが・・・)


・・・初めて自己紹介的なことをしてみました。



ちなみにこのハサミ、理美容界では有名なハサミです。

たぶん40年以上歴史のあるハサミです。

有名な理由のひとつは、高価だからというのがあります。

このブランドのハサミ、10万円以上、20万とか30万円とかします。



で、このハサミの構造的な特徴は、バラすと刃と刃の間にベアリング(または輪)が

入っている点です。

naruto
この写真のものは、ベアリングタイプですね。

実際、ご自分のハサミでもバラす機会がないかと思ってバラした写真を撮ってみました。







このベアリングの入っている穴は、ちょっと斜めになっています。

斜めで刃と刃が強く当たるような斜めです。

なので、刃と刃が当たる感覚がより手に伝わります。

ゴリゴリと当たる感じです。

このへんがちょっと特殊です。





にち
  は

はさみ職人です。


わけの分からないタイトルで・・・

ズビマゼン・・・。

花粉症始まりましたね!




さて

実は、よくある間違いがあります。

それは、

 セニングのカット率についてです。

30目=30%

40目=40%

だと思って人が意外といらっしゃいます。


「実際、

そうじゃないから・・・」


ってことで、ちょうどいい感じのハサミを研いだので、ご報告です。


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研いだのは、この2丁。


19目と20目です。


あ1


















わかりますか?

左が19目。

右が20目。



アップの写真もとりました。


あ2
















だいたい、わかります?



いまいちわかりにくいですかね。


今度は開いてみました。

あ3














左が19目。

右が20目


みた瞬間。

左の19目がカット率19%ではない!

って感じたと思います。

ちなみに、カット率は50%くらいです。

櫛刃の先の大きさ。

また

櫛刃の先の形によって、

カット率はかわるものです。


R刃のセニングを研ぎました。

rrr
























カットシザーでは、

スライドカット用に

笹刃タイプのR刃をお持ちの方もいらっしゃると思います。


ストレートのさらさらヘアーの頭に、

上から下にスライドさせるカットなどには便利だと聞きます。


このセニングの場合、どういった使い方が便利なのでしょうか。



スライドさせても・・・セニングだし、、、R刃のため精度が悪いし・・・


見た目は、新鮮でいいですね。


気をつけておきたいのは、

こういったR刃のハサミは(カットシザーも、セニングも)

無理に反らさせているということです。

正直言って@、精度はまっすぐと比べて良くないです。


まっすぐのものは、かなり精度が高いです。

更に日本メーカーの理美容ハサミは、外国人から見れば、

クレイジーといえるくらいの世界です。


日本人から見てもクレイジーでした。


僕も自分で研ぎながら、そう思うこともあるくらい超神経質な世界です。



さて、

戻ります。

この曲がったRは、まっすぐと比べると、アバウトです。


植木用のハサミも同じようなものがありますが、

これも精度を出しづらいのでまっすぐと比べると、

いまいちと感じるかもしれませんね。


もし、よく切れるセニングを求めるのであれば、まっすぐなものがお勧めです。


こういったRの特殊タイプは、今までのものに飽きてしまった・・・


もしかしたら、使えないかもしれない。


それでも、新しい世界を覗いてみたいという方におすすめです。






aaa

こんにちは

オオタです。



このハサミの特徴は、

ばらしたとき、

ネジ穴のまわりが、楕円に少し深く掘られています。

そして、

よくみると

楕円のはじが、切れています。


よくネジのところに毛が入って、詰まってしまって開閉がスムーズに行かないことがあります。

新品とか、研ぎたてなど、

馴染むまでに起きやすい現象です。


この穴は、そういったことが少ないように・・・という工夫なんだと思います。


ニワトリ FCX675を研ぎました 

今まで、製造メーカーさんに研ぎを依頼していたそうです。

「前回オオタさんに依頼したときは、ぜんぜん違った」そうです。

何が違うのでしょうか?

想像で考えてみます。


にわとり2

6.75インチのオフセット

刃は幅広のがっしりしたハマグリ刃の柳刃です。

ネジはシンプルなマイナスネジ。

ハンドルはシンプルなオフセットです。

【はさみ職人チェック】

お客さまのメモです。

こういったフィードバック頂くコメントなどとても参考になります。

ありがとうございます。

にわとり

今までメーカーさんに研ぎを出していたそうです。

僕の研ぎはぜんぜん違った、、、

良いか悪いかはっきり書いてはありませんが、

リピートし続けてくださっているとうことは、「良い」ということで喜んでいます。

今回このような頂いたコメントを出したのは、誰がどのように研ぐのかで、違うということを知っていただきたいと思ったからです。

たまに、、

「このハサミ高かったんですけど、本当に大丈夫ですか?」

って聞く方がいらっしゃいます。

失礼ですね(笑)

僕の答えは、いつもだいたい同じです。

「ご心配なら、メーカーさんに戻されることをおすすめします。」です。

最悪、ぐちゃぐちゃにされた場合、同じ代わりのものを弁償してくれる可能性が高いからです。あくまで可能性の問題ですが。

とはいえ、

僕は基本的に失敗は許されない世界で生きています。

大きいところは、パートさんが研ぎます。

僕は、自分で研ぎます。

HPで顔も出しているし、ちょっとしたミスも怖いです。

だから毎回真剣に研ぎます。

リピートはして欲しいけど、それに期待はしていません。

毎回、これで最後だと思って、思いを込めるようにしています。

で。

長くなりましたが、

メーカーさんの研ぎと僕の研ぎの違いは、きっと「気持ち」です。

細かいテクニック的なところも違うとは思いますが、

しかし、それは小さなことです。

もちろん、相性もあるでしょう。

一番の違いは、冗談のようですけど、「気持ち」です。

94fda6f2.jpg指かけをこのようにとりつけます。

すると、逆刃のセニングになります。

指かけをもう一方にもとりつければ、正逆簡単に使い分けできますね。

指かけが不要なら、もちろん取り付けないで、オッケーです!

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