大山観光協会

山形県鶴岡市大山の文化と暮らしをお伝えします

H29大山犬祭り⑤ 例祭行列・先頭を飾る少年少女たち

行列順番からして前後してしまうのですが今度は
祭り行列の先頭を飾る少年少女たち
と題して紹介します。

◇鶴岡東高校ブラスバンド
鶴岡東高校吹奏楽部の皆さん。
毎年、大山犬祭り行列の先頭を飾るにふさわしい、
迫力あるサウンドを響かせています。
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◇犬みこし

大山地区各町内会の子供会で所有するメッケ犬をかたどったおみこしです。
今年は5町内会が出場しました。
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自分の頃というか、この子たちの親年代のころは
倍以上のおみこしが出ていましたが、
最近は頭屋行列やからぐりのお囃子の当番町内会の子どもたちはそちらに行ってしまいます。

◇ミニからぐり

本からぐりに負けじと小学生の子どもたちが「からぐり」を引きます。
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大山祭は椙尾神社例祭として江戸時代から続いているわけですが
大山の住民たちは
「せめてお祭りの日だけでも子供たちにきれいな着物を着せてやりたい」
「祭だから行列に加わって盛り上がりたい」
と頭屋行列に子どもの役配が加わったり、
からぐりや犬みこしなどが行列に参加する等
時代の経過とともに
「オール大山」
で祭に参加するようになったようです。

地元小学生は、
頭屋行列
からぐりお囃子
ミニからぐり引き
犬みこし

のどれかの役でほぼ全員参加しています。
毎年大変ですが、
大山犬祭りの歴史、伝統文化を触れながら元気いっぱい、懸命に動く姿には
地域の絆を感じます。
これからも大切にしていきたいものです!

H29大山犬祭り④ 例祭行列・奴振り

前回は頭屋神輿渡御行列を紹介しましたが、
今度は頭屋行列の先達を務める
奴振り
を紹介します。

しーよーやせ
よぃやまーかせ
どっこーどせ
よぃやーせ
よぃやーせ
ゆい

この掛け声ととも独特の所作を行う大山祭の奴振り。
戦国時代、この地を支配していた尾浦城主・武藤家が崇敬していた
椙尾神社参拝の際に行列の先達を務めていたのが起源とされ、
その名残で大山祭の例祭行列で行われるようになったと伝えられています。

戦前に一時中断されましたが、
1951年(昭和26)に「大山祭奴振保存会」を設立。
現在は、地元の鶴五中学校生徒の皆さんが奴となり
祭の伝統文化を守り続けています。


奴振りは頭屋行列が通る前に演じられます。
はじめに馬方の謡が唄いあげられます。
謡は5種類、
「おいそ」「うんの」「やまよせ」は行列各所で、
「えんや」が当年の頭屋神宿前で、
「かいせいもん」は最後に、神社付近で行列を見送る時に用います。
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それから奴たちが「しーよーやせ!」の掛け声とともに
奴道具を携えながら独特の所作を行います。

先頭は房の付いた白熊(はごま)
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鋏箱(はさみばこ)、台傘・立傘(でんがさ)、(やり)と続きます。

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奴振りの最終地点となる
馬町のお宮手前の田中自動車さん前の通りでは
奴たちが両脇に並び頭屋行列を見送ります。
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そして…人身御供となる奥方をお宮に送るため
2本の槍を交差させ「かいせいもん」を作ります。
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(昨年大山犬祭りパンフレット編集した際、
奴振保存会の鈴木会長さんから「かいせいもん」のことを聞き、
今回初めてその場面を拝見しました)

そして先達の役目を果たした奴たち。
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鶴五中の生徒たちは部活動などで大変な中、
連日夕方から大山コミセンで練習に励んできました。
見事に演じ切り、お互い「よくやった!」と労い合いました。


こちらは大山保育園の園児による「ミニ奴振り」。
岡部薬局前から祭本部前、奥田米屋前までの沿道を
2班に分けて行っています。
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毎年ながら周囲の人垣やカメラがすごいです!

H29大山犬祭り③ 例祭行列・頭屋神輿渡御行列

ここからは行列内容を種類ごとに紹介していきたいと思います。
第1弾は大山犬祭りのメーンである
頭屋行列

大山祭には
上頭 下頭 大山頭
3つの頭屋があり、
5日の例祭の日に神宿から神社まで行列が繰り出されます。

上頭は羽前大山駅からスタート、
大山頭は大山小学校入口で上頭の後に合流します。
下頭は馬町と西郷地区におりるので本行列には加わらずに頭屋集落を行脚し、
神社直会殿の中宿で合流します。

頭屋行列の役配は全部で40種近くあり
(三頭それぞれで数が違います)
三頭の写真を織り交ぜながら、行列の主要な役配と行列の様子を紹介します!


斎竹
(みさおだけ)
頭屋行列の先頭の目印であり、行列責任者とともに列を形成します。

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榊引き
(さかきひき)
榊を引く幼児から小学生の女の子たち。
毎年のように行列の「華」であり、かわいいです。

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こちらは大山頭の榊引き。奥には「滅怪犬」の見事な像が構える榊の山車です。IMG_3963












犬曳
(いんこひき)
メッケ犬の台車に乗る男の子たち。主に3~6歳の園児たちが乗ります。

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鷹匠(たかしょう)
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鳥籠
(とりかご)

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鷹匠、鳥籠は大山頭の役配です。

鉄砲
(てっぽう) 台弓(でえゆみ)
「飛び道具」での行列警護ですが、ズッシリと重そうです。

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神官
(しんかん)(ふえ)太鼓(たいこ)
 いずれも神社の神官がつとめ、笛と太鼓の音で行列が進んでいきます。
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神官の背後には渡御行列の旗印です。
御神号旗(ごしんごうき)(ほこ)

御神輿
(おみこし)
 頭屋に祀られていた神様を乗せて、地元の若衆がお宮まで担ぎます。
  皆さんに神様のご加護がありますようにIMG_4081













各所でいただく振舞酒でお宮までのパワーを充電です!
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頭主(とうしゅ)神馬(かみうま)
 頭主は頭屋の主人。近年は担当の町内会長が務めています。神馬は晒に幣が付けられます。
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頭人
(とねり)
 祭りでは頭屋の若主人として各神事に臨みます。
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また頭人は、
 近習(きんじゅう)烏帽子持ち(えぼしもち)
 太刀持ち(たちもち)小奴(こやっこ)などの
 付き人を従えています。
 小奴は、頭人の草履と、休息用の床机(しょうぎ)椅子を持っています。
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奥方(おくがた)
 「メッケ犬伝説」にある人身御供として差し出される役。
 「仮女房(かりよぼ)」と呼ばれています。
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こちらは下頭。
馬町の頭屋ということで市自然学習交流館・ほとりあの前を行脚しました。
後ろにズラリ控えるのは侍女(じじょ)。駕籠付きとも呼ばれています。
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奥方奴(おくがたやっこ)
毎回、度肝を抜くメークと奇妙ないでだちで
見物客の皆さんを和ませてくれます。
こちらは、ひょうたんのお酒を勧めているところ。

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こちらのベテラン奥方奴さん。造酒屋さんの冷たい「和らぎ水」で熱中症対策です。
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奥家老
(おおせ)
 馬に乗り、陣笠、裃、脇差を身につけて、最後尾で行列を見守ります。

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また今年の行列で見物客の皆さんにお配りした
「大山犬祭り・頭屋の行列役配と順序」
(出羽商工会青年部大山支部発行)
も参考にしてください!
http://blog.livedoor.jp/ooyamakankou/archives/8850866.html

(写真協力  鶴岡市大山自治会、鶴岡市自然学習交流館・ほとりあ)


H29大山犬祭り② 例祭行列・出発

平成29年6月5日(月)
大山犬祭り

大山犬祭りは椙尾神社の例祭。
1687年(貞享4年)から頭屋の記録が残っており
330年以上の歴史があります。
その間、時代とともに祭行列を盛り上げるための出し物が増えていき、
現在は頭屋行列のほかに
奴振り、からぐり、振舞酒、子ども犬みこし、ミニからぐり、ブラスバンドなどが行列に参加しています。

毎年祭が近づくと頭屋と各出し物の責任者、観光協会、各種警護関係者らで
大山犬祭り実行委員会
(事務局・鶴岡市大山自治会)
が組織され、大山地区内での行列の管轄、運営を行っています。

こちらは当日、大山郵便局脇に置かれる
大山犬祭り・祭本部です。
祭りの各種案内はじめ、安全で楽しいお祭りになるよう各種対応を行っています。
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大山地区内を練り歩く(くねる)行列は午前11時30分、JR羽前大山駅前をスタート。
途中で大山頭や奴振りなどが合流して、
神社手前の馬町で頭屋行列以外の出し物が終了。
以降は3つの頭屋行列がお宮に向かい、各神事が執り行われます。


午前中から眩しい日差しが照り付ける中、
大山犬祭りの行列スタート地点・羽前大山駅前には行列各出し物の役配者たちが続々と集まっています。IMG_3776












午前11時30分、大山犬祭り実行委員長(委員長は頭屋頭主なので代理)による
行列くねりの開始宣言です。
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さあ、いよいよ祭行列のスタートです!
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つづく

H29大山犬祭り① 還幸式・追酒盛

平成29年6月5日(月)
大山犬祭り

今年は5月から天候不順が続き、
5月28日に開催予定だった大山地区市民大運動会が雨天中止。
祭前日、4日の日曜日も雨…(鶴岡市内の運動会もほとんど雨天対応でした)
本当に祭当日の天気が心配でした。
しかし、椙尾の神様がこれを払拭するかのように
見事に晴れ渡り、祭日和となりました!

そんな祭当日の一日を
カメラで追ってみました。


大山犬祭りは
馬町に鎮座する椙尾神社例祭です。
前年の例祭翌日の6月6日、
氏子の中から上頭、下頭、大山頭の3つの頭屋(とうや)が決定。
1カ月後には各頭屋の祠(ほこら)に御分霊「御鉾様」が祀られ、
翌年の例祭の日まで、頭屋でお守りしていきます。
そして例祭の日、御鉾様がお宮に還られるため御神輿にそのご神体を遷す
還幸式(かんこうしき)
が執り行われます。

大山頭の神宿です。
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床の間には例祭前の3日に行われた「御鉾飾神事」の床の間飾り
神籬(ひもろぎ)です。
床の間前には
御鉾様が乗られる御神輿がどっしりと置かれています。
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式の開始直前、神官と頭屋の関係者が緊張の面持ちで!?で待機しています。
右側に座っている絢爛な衣装に身をまとっているのは
頭屋の若主人役の頭人(とねり)
そして年頃の娘役の奥方(おくがた) または仮女房(かりよぼ)です。
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還幸式は
御神体を御仮殿(おかりや)から御神輿に遷す儀式が行われ、
米や鯛などの神饌物をささげ、参列者で拝礼します。
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引き続いて
御鉾様がお宮へ還られるにあたり名残の盃を酌み交わす
追酒盛(おいさかもり)
が神社神官と頭屋とで行われます。

盃事役配者が入場し、古式ゆかしい立ち振る舞いで進められます。
はじめに盃廻し(さかずきまわし)が三つ重盃を運びます。
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そして
長柄(ながえ)が長柄銚子で盃に御神酒を注ぎ、
偏提(へんてい)が提子銚子で長柄に御神酒の補給をします。
その後酒の肴・スルメを供する肴引き(さかなひき)が行われます。
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盃事が行われている間、謡方(うたいかた)による謡が粛々と流れます。
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(頭人、奥方は未成年の子どもたちが役配となることが多いので、
当然ながら盃のお酒は飲めません。脇に置かれた器に流します)

大山犬祭りの言い伝え「メッケ犬伝説」で、
例祭の日に娘を人身御供として化け物に捧げなければならないという節があり、
追酒盛は「奥方との離別を惜しむ盃」の意味合いもあるようです。

そして神宿から御神輿が搬出され、いよいよお宮までの長い渡御行列が開始されます…

(協力  大山祭大山頭平成29年度頭屋・城山町町内会)
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