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九州場所 11日目


12月例会:日時12月12日(土) 午前9時30分〜  於:東部公民館 皆さんご参加ください!! Tel: 090-1885-4777

福岡国際センター


平成二十一年大相撲



九州場所 15日 開幕!



目次





  • ◆ 両横綱全勝守る 嘉風敗れ1敗消える 九州場所11日目

  • ◆ 朝青11連勝、記者からかう余裕

  • ◆ 朝青龍に暗雲?・・・鼻すすりセキ連発

  • ◆ 白鵬、朝青龍が11連勝。日馬富士5勝6敗 …

  • ◆ 長身対決、「低さ」で決着=琴欧洲、把瑠都に完勝

  • ◆ 関脇への転落が決まった大関・千代大海が14度目の休場

  • ◆ 「冷静」好調な高見盛、パフォーマンス控えめ

  • ◆ 駿河司3勝で関取に望み

  • 【 力士の一言 】高見盛、勝ち越し「楽になった」





  • ◆ 両横綱全勝守る 嘉風敗れ1敗消える 九州場所11日目



    白鵬、日馬富士
    日馬富士(奧)は、寄り切りで白鵬に敗れる


     大相撲九州場所11日目は25日、福岡国際センターであり、朝青龍が地元の魁皇を、白鵬が日馬富士をともに寄り切りで下し、両横綱が全勝を守った。9勝で追う平幕の嘉風が玉鷲に敗れ、1敗の力士が消えた。琴欧洲、豊ノ島、栃ノ心、嘉風の4力士が2敗。
    ◇白鵬、盤石…「最後に笑いたい」  
     1年前、決定戦までもつれ込み優勝を争った白鵬と日馬富士の好取組。周囲の期待とは裏腹に、あっけなく勝負はついた。
     立ち合い、白鵬の踏み込みが鋭い。まわしにこだわらず、前に出る。右を差し、左で腕を抱えて、決まり手は3日続けての寄り切り。盤石の内容に「今場所は元気がないね」と相手を気遣う余裕もある。
     昨年の九州場所では大関昇進を決めた日馬富士だが、テーピングを施した左ひざの状態が思わしくない。「立ち合いから相手の相撲。一方的だった。何もできなかった」。完敗に、サバサバした表情すら見せた。場所前に横綱との三番げいこが恒例となっている大関も「強い」を連発するしかなかった。
     白鵬にとっては、2場所ぶりの賜杯奪還と年間最多勝記録更新が目標。この日の白星で今年82勝目、78年の北の湖に並んだ。残るは05年の朝青龍が記録した84勝だけ。泣いても笑っても残り4番。「勝負を焦らないこと」と落とし穴を警戒しつつ「先場所の悔しさがありますから。最後に笑いたい」と話す。
     後続との差が「2」に広がった両横綱によるマッチレース。「千秋楽の全勝対決にいってもらわないとね」と武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)。もはや興味の対象は、26年ぶりの全勝対決しかなくなった。
       

    中入り後の勝敗は次の通り(左側が勝った力士)
    霜 鳳 よりきり  栃乃洋
    翔天狼 よりきり  山本山
    豊 響 こてなげ  黒 海
    朝赤龍 はたきこみ 木村山
    玉 鷲 うわてなげ 嘉 風
    栃ノ心 よりきり  猛虎浪
    阿 覧 よりきり  春日王
    土佐豊 すくいなげ 豊真将
    旭天鵬 よりきり  若の里
    高見盛 よりきり  垣 添    3場所ぶり勝ち越し!!
    豊ノ島 つきおとし 雅 山
    北勝力 はたきこみ 岩木山
    武州山 よりきり  玉乃島
    時天空 はたきこみ 栃煌山
    豪栄道 くびなげ  安美錦
    琴奨菊 うわてなげ 稀勢里
    鶴 竜うわてだしなげ豪 風
    琴光喜 不戦勝   千代大
    琴欧洲 よりきり  把瑠都
    白 鵬 よりきり  日馬富
    朝青龍 よりきり  魁 皇







    ◆ 朝青11連勝、記者からかう余裕



    朝青龍、魁皇
    朝青龍(左)は魁皇を万全の体勢から寄り切る

    <大相撲九州場所>◇11日目◇25日◇福岡国際センター
     横綱朝青龍(29=高砂)が大関魁皇(37=友綱)を下し、初日から11連勝を飾った。立ち合いから左を差し、右前みつを取って寄り切り。横綱白鵬(24=宮城野)も全勝を守って賜杯争いは事実上、2横綱に絞られた形だが「そりゃやっぱり、ここまで来たら集中して」と25回目の優勝に意欲的。取組後は顔なじみの記者に「おい、おなか出すぎじゃないか? 糖尿になるぞ!」とからかう余裕も見せていた。






    ◆ 朝青龍に暗雲?・・・鼻すすりセキ連発



    着物でサイん
    着物をまとってファンにサインする朝青龍

     大相撲九州場所11日目(25日、福岡国際センター)地元福岡の熱い応援が後押しする魁皇を、朝青龍は冷静に退けた。左四つから右上手を引いたタイミングで寄って出た。魁皇得意の右上手を警戒していたことを明かし「慎重に、慎重に、それだけは取らせないように。後は自分の流れだね」と淡々と振り返った。
     相撲は盤石だったが、支度部屋に戻るとはなをすすり、せきを連発した。「風邪をひいてきたんだよ」と顔をしかめる。同じく全勝を守る白鵬との賜杯レースが過熱する終盤戦に、不安材料が生まれた。






    ◆ 白鵬、朝青龍が11連勝。日馬富士5勝6敗 …



    白鵬、日馬富士2
    白鵬が寄り切りで日馬富士を下し11連勝

     1年前、決定戦までもつれ込み優勝を争った白鵬と日馬富士の好取組。周囲の期待とは裏腹に、あっけなく勝負はついた。
     立ち合い、白鵬の踏み込みが鋭い。まわしにこだわらず、前に出る。右を差し、左で腕を抱えて、決まり手は3日続けての寄り切り。盤石の内容に「今場所は元気がないね」と相手を気遣う余裕もある。
     昨年の九州場所では大関昇進を決めた日馬富士だが、テーピングを施した左ひざの状態が思わしくない。「立ち合いから相手の相撲。一方的だった。何もできなかった」。完敗に、サバサバした表情すら見せた。場所前に横綱との三番げいこが恒例となっている大関も「強い」を連発するしかなかった。

    白鵬、盤石…「最後に笑いたい」  
     白鵬にとっては、2場所ぶりの賜杯奪還と年間最多勝記録更新が目標。この日の白星で今年82勝目、78年の北の湖に並んだ。残るは05年の朝青龍が記録した84勝だけ。泣いても笑っても残り4番。「勝負を焦らないこと」と落とし穴を警戒しつつ「先場所の悔しさがありますから。最後に笑いたい」と話す。
     後続との差が「2」に広がった両横綱によるマッチレース。「千秋楽の全勝対決にいってもらわないとね」と武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)。もはや興味の対象は、26年ぶりの全勝対決しかなくなった。
     十両は3敗の土佐ノ海が単独首位。

    白鵬、日馬富士3






    ◆ 長身対決、「低さ」で決着=琴欧洲、把瑠都に完勝



    琴欧州、把瑠都1

     琴欧洲は身長203センチ、把瑠都は197センチ。2人の大男が土俵に上がると館内がどよめく。幕内の呼び物の一つになった長身対決は、「低さ」が勝敗を分けた。
     ひざを曲げた琴欧洲が、頭から当たった。右で前まわしをがっちり、左は結び目近くまでねじ込む。「下手は深く、上手は浅く」の基本通りだ。頭を付け、じわじわと前進。あっけなく上体が伸びた把瑠都は、土俵際でこらえるのがやっと。最後はあきらめるように土俵を割った。
     琴欧洲は「場所前から(把瑠都が)出げいこに来ていたからね。相手に上手を与えず相撲が取れた」と対策は万全だった。両横綱に2差をつけられた星勘定は胸を張れないが、この日は体格の生かし方の差を、把瑠都に見せ付けた。
     把瑠都はこれで2けた白星がなくなり、大関昇進への足固めは難しい状況だ。「がっぷり四つになりたかった。どっちのまわしも取れなかった」と深いため息。高い地位を狙うには、低い相撲。琴欧洲のひざの角度を見習うのが近道なのだが…。

    把瑠都、大関足固めへ痛い黒星

    琴欧州、把瑠都2
    琴欧洲が寄り切りで把瑠都を下す

     大相撲九州場所11日目(25日、福岡国際センター)大関昇進の足固めを狙う把瑠都は、琴欧洲に寄り切られて6敗目を喫した。
     昇進するには直前3場所合計33勝以上が目安。今場所10勝できれば、これをクリアしていただけに痛い黒星となった。「これ以上(星を)落としたら駄目」と、気持ちを切り替えようとしていた。
     9日目から3連敗と元気がない。「最初良かったのにガタガタと負けている。下がらないようにしているけど、どうしても下がってしまう」ともどかしそうだった。






    ◆ 関脇への転落が決まった大関・千代大海が14度目の休場


    千代大海
    大関千代大海 
     来年1月の大相撲初場所で関脇への転落が決まっている東大関の千代大海(33)=本名須藤龍二、大分県出身、九重部屋=が九州場所11日目の25日、「左膝蓋腱靱帯損傷と左ひじ関節靱帯損傷で約1か月の安静療養を要す」との診断書を日本相撲協会に提出し、休場した。11日目の対戦相手琴光喜は不戦勝。
     史上ワーストとなる14度目のかど番で九州場所に臨んだ千代大海は10日目の24日に朝青龍戦で2場所連続の負け越しが決まり、休場を明言していた。
     初場所は関脇に転落するが、千代大海は現役続行の意思を表明しており、規定では10勝すれば翌場所から大関に復帰できる。ただし初場所で大関復帰が断たれる6敗目を喫した時点で引退する意向を示している。

    力道山以来の珍記録、琴光喜が千代大海に連続不戦勝
    ――琴光喜が2場所連続で千代大海に不戦勝ち。
     同じ相手からの連続不戦勝ちは、年2場所制だった1948年5月、10月場所と49年1月場所の3場所連続で、力道山が横綱前田山から挙げて以来、60年ぶり。







    ◆ 「冷静」好調な高見盛、パフォーマンス控えめ



    高見盛2
    垣添(左)を寄りきりで破り、勝ち越しを決めた高見盛

     ――3場所ぶりの勝ち越しに高見盛の足取りは、軽やかだった。
     「今の師匠になって勝ち越せてなかったからね。本当にうれしい」。夏場所後、元関脇高見山の先代が定年退職、2歳年下で元幕内の潮丸が東関部屋を継承した。
     11日目での勝ち越しは、10勝した昨年の九州場所以来だ。好調のキーワードは「冷静」。本人によると、今場所は、いつも館内を沸かせる仕切り前のパフォーマンスを「控えめにしている」という。見ていて、あまり変わった気もしないが、「落ち着いて相撲を取りたいから」と説明する。
     この日は、立ち合いで垣添につっかけられたが、慌てずに、「待った」。2度目は素早く右を差し、左もねじ込むと一気に土俵を走った。「冷静になるよう、自己暗示みたいに自分に言い聞かせている」。その効果か、今場所は連敗が1度だけ。7日目には、土俵際でしぶとく残して逆転した相撲もあった。
     先代師匠の最後の場所となった夏場所は、勝ち越しで飾った。少し遅れたが、新師匠にも、ようやくいい報告が出来る。

    …高見盛が夏場所以来3場所ぶりに勝ち越した。立ち合いで双差しになると休まずに攻め、垣添を一気に寄り切った。師匠の東関親方(元前頭・潮丸)が6月に先代の東関親方(元関脇・高見山)から部屋を引き継いで以来、初の勝ち越しで「ようやくいい報告ができる」と笑みを浮かべた。「おれは部屋の広報部長だから、少しでも景気づけになれば」と部屋頭としての自覚も十分。






    ◆ 駿河司3勝で関取に望み駿河司3勝で関取に望み



    臥牙丸
    臥牙丸を寄りきる駿河司

    東幕下2枚目の駿河司(29=入間川)が夢の「関取」に望みをつないだ。グルジア出身の十両臥牙丸(ががまる)と左四つがっぷりの力相撲。パワー全開の臥牙丸の寄りに体をのけぞらせながら踏ん張り、最後は根負けした相手を寄り切った。「体がボキボキいってました。集中できたと思います」。勝ち越せば来年初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)での新十両も見えてくる。取組後には、自分の次の十両春日錦に「初めて『勝ち水』つけました」と喜んだ。今場所こだわっている験直しの「水」のボトルは、9日目の500ミリリットル98円の格安ものから110円に変更。「12円アップで、次も集中ですね」。最後の7番相撲にすべてをぶつける。






    【 力士の一言 】高見盛、勝ち越し「楽になった」



    高見盛
    勝ち越しを決め「良かった〜」の表情の高見盛

     ●…山本山(9敗目で十両転落が決定的に)
    「またやり直します。けがを治して出直したい」
     X●…嘉風(2敗に後退)
    「思い切ってやった結果だからしょうがない。連勝は続けたかったですけどね。疲れてきました。早く場所が終わらないかな」
     ○…栃ノ心(9勝目。幕内では初の2けた勝利まであと1勝)
    「まわしを取れれば勝てる自信がある。(今後も)頑張りたいね」
     ○…高見盛(3場所ぶりの勝ち越し) 「これで少しは気が楽になった。やっぱりうれしい。でもまだ4番ある。自分の持てる力を全部出して相撲を取りたい」
     ○…豊ノ島(土俵際で際どい勝負を制し7連勝)
    「簡単に土俵を割らないのがおれの持ち味。ここまできたなら、(三役)復帰も目指したい」
     ○…琴光喜(大関からの転落が決まって休場した千代大海に不戦勝)
    「残念といえば残念。複雑? それはもちろん。同い年だし。でも、頑張ってほしいというのはおれが言うことじゃない」
     ●…日馬富士(白鵬に完敗)
    「立ち合いから相手の相撲。一方的だったね。強いよ」
     ●…魁皇(朝青龍に完敗)
    「考えすぎちゃったというか、消極的だった。なにかしようと思ったときに先に攻められた」







     



    【完】



    baru-nn
    富士の裾野にて 2009年10月26日 撮影


    秋深しバルーン勝手に飛んで行け