先日、赤い鼻研修を事務所で行いました。
これは基本個人セッションで、今回はグリーティングについての内容です。
原則、講師(Gigi)と1対1で行いますが、日程の都合などで参加者が二人となる事もあります。
グリーティングというのは回遊型パフォーマンスのことを指し、観客と同じ目線で展開され、コミュニケーション・即興演技が連続する、なかなか気力・体力の必要なものです。
クラウンになると最初に人前に出るのはここからとなるのが普通ですが、ある意味、ショーより危険が伴います。
精神的にも肉体的にも自分を守れるようになるためには、事前の研修は欠かせません。
自分にとっても相手(観客)にとっても、安全であることが第一だからです。
表現するとは自分の一部を解放することです。
これには必ずリスクとなる可能性があるものなのです。
それを認識せずにパフォーマンスを行い、トラウマのような傷を負ってしまった人は決して少なくありません。
メイクのクォリティー、衣装の管理、やってはいけないこと、アイディアー
学ぶことはすべて私たち自身が失敗した経験が元になっています。
さてー、先日の赤い鼻研修では、二人のSSS在籍メンバーに上記を伝達いたしました。
SSSに入る前から地域のボランティア活動などでクラウンをされていたお二人の柄は誠実で、真剣に学ぶ姿勢はまるで女学生のようー(60代なんですけれどね)
持ってきてくれた衣装にいくつかの手を加えるだけで、日常着があっという間にクラウンコスチュームに変身するのを見て溜息をつき、常日頃抱えていた疑問や不安を語り、3時間はあっという間に終了します。
会の後半で「クラウンにとって幸せな事は、求められる場所でパフォーマンスを行うことです。」と二人に語ったその言葉に私自身が深く納得していました。
そう、だからこそ、クラウンを求める人に増えてほしいー
それに応えられるクラウンに育ってほしいー
それぞれがより豊かで上質なアートへと上昇することができたらどんなに素敵だろう・・・