WS情報「シアタークラウンの演技講座」【ブログでレッスン】シアタークラウンの作品創作① 創作のセオリー

2020年03月25日

コミュニケーションは甘くない

gigiomou











作品を作る上で重要なのは、アイディアやスキルの充実はもとよりーそれ以上にコミュニケーションだと思います。
創作現場というのは、個々人の自意識が噴出することもある場所です。

自分という存在をフルに生かしつつ、それを全体に貢献する意識に切り替えるというのは、実はとってもセルフコントロールが必要。

パワフルにそして繊細にーという感性を、どんなに伸ばしてもキレないゴムのように鍛錬せねばなりません。

そういう体験をしたことがないーという表現者は本当に幸運です。

おおよそのアーティストは、どんな華やかなライトに照らされていても、その真反対の暗闇に晒された経験を持っているでしょう。

批判してくるのは、仲間であったり、指導者であったり、観客や親族、SNSで、複数であったり、個人からであったりするのです。

これは、とても問題だと思うのですがー
表現の世界の一部の批判的な人々は、「それが当たり前」という態度をとります。

指導者や演出家は、演じ手を1個のネジのように扱って、作品を完成させてもよい。
観客はお金を払ったのだから、アンケートにどんなことを書いても良い。
もっと上手になって欲しいし、それが成長につながるから、良かれと思って、手厳しい意見を言う。

コミュニケーションにおいて、上記は障害を生む考え方です。
なぜそれが、コミュニケーションを大切にしなければならない創作の世界で幅を利かせているのでしょう?

創作は誰もが勝者となってこそ、達成されるものだと信じます。
理想論?ーそうです、創造の世界はそこを目指して進むのですから、当然です。

けれど、その勝者というラインが、人によって違う事が、摩擦を引き起こします。
摩擦はほおっておくと、様々な問題を引き起こします。
勝利の独り占めや、個人評価への強すぎるこだわり、怠慢などーそして、いつか決壊してしまうのです。

指導者の役割は、その決壊を防ぐ事であり、自分の能力を誇示して支配する事ではありません。

コミュニケーション力にばらつきがあるのは当然なのですから、落ち着いて、フェアに問題と当事者に向き合う事が望まれます。

そして、仲間同士で創作を行う場合は、参加しているメンバー全員が、自分自身が己の指導者であると認識することが重要です。

表現者が演じるパワーは、日常に消費されるそれとは比べ物にならないほど大きく激しいものです。
アドレナリンも大量に分泌されます。

そのような身体状況下で一方的に批判されれば、防御の為、ヒステリックになる事も有り得ます。
創作という素敵な響きは、自由で開放的なイメージを思わせますが、実際は混沌とした現場です。

ですからトレーニングされるのは、しなやかな感性と客観性です。

問題は、各個人の性格にあるのではなく、状況にある事がほとんどです。
それらを落ち着いて解決していく事で、関係性はグッと良くなります。

そして、どの意見もひとまず、問題に関わる全員が拾い上げてみる事です。
相手を批判しても創作は前に進みません。

創作を一歩でも前に進めるには、相手の意見に聴く耳を持ち、可能ならば、立って動いてみるーという謙虚な態度が求められます。

支配的な態度は、本来は必要無いのです。
そして、批判的な態度が頻繁にみられる状況からは、ひとまず距離をとりましょう。
そっと手を離す事もまた、コミュニケーションのうちの一つである事をわすれないでください。

そして、批判的態度が見られた時に、自分がその状況を引き起こしていなかったかもまた、振り返ってください。

決定権を全面的に引き渡してしまっていなかったか?もしくは独り占めしていなかったか?
態度や言動が不快だと伝えたか?
自分もまた批判的な態度をとっていなかったか?

仲間同士という現場では、この問題において、一方的な加害者、被害者探しを始めるときりがありません。

双方にクリアーを期待する課題が隠されていると考え、稽古場におけるルールを考案してみてはいかがでしょうか?




その他のWS&発表会情報です!

4月4日 基本のき「クラウンメイクに挑戦」 

4月12日 スタジオセサミ東京27期発表会「クラウンがやってきた」 
4月20日 シアタークラウン演技講座<東京>「クラウンの即興」②



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clown_gigi at 09:30│Comments(0)Gオモフ 

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