【稽古場日誌】野﨑さんとチェーホフと アートトーク2021 【アートトークのこと】ロシアと日向寺さん

2021年02月06日

【WEBG】クラウンのエチュード「バレンタイン・デー」まとめ

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本日は GigiのWEB講座でした〜。
お題は、クラウンのエチュード「バレンタイン・デー」。
レッスンはご覧のとおり、大盛り上がりで終了〜。
みなさん、ご参加ありがとう~!!!





さて、備忘録として、今回の講座を振り返ります。


今回のプログラムは「即応性」についてフォーカスした即興のレッスンでした。
即応性とは、文字通り、与えられた課題や状況に直ちに対応する、というものです。
いちいち自分の過去の体験やその時の感情を思いだして・・・なんて時間がいつもあるとは限りません。







演技者自身のリアルな感覚はとても大切です。
けれど、それが観客にも同じようにその「感覚」が伝わるとはかぎりません。
レッスンでは、演技者自身の真実を失わないように、観客に伝わる表現を目指します。







即応性は、その理解の上で、与えられた課題表現を即座に行うことにフォーカスします。
つまり、リアルな感覚を失わず、観客に伝える、即応性ーです。
課題は「与えられ」ます。
つまり、自分の内から湧き出た真実ではありません。
それを、さも、今自分はそう感じた!というリアルにつながなくてはなりません。
これを演技ーといいます。








今回はこの課題を「感情表現」で行うことにしました。
課題は4つに絞ります。
喜び・怒り・愛おしい・悲しみー代表的なものですね。
この4つの感情をひとまず、5段階で表現してもらいます。







演技者には、あらかじめそれぞれの感情をあらわすセリフをひとつ決めてもらいます。
講師が画面上で1~5まで徐々にレベルを上げていき、演技者はそれにあわせて感情をセリフと身体であらわしていきます。
(MAX5では最高にその感情が高まるように誘導しますーが、それぞれの住環境をふまえて、後半は声をださなくても良しとしました(笑)。)








このワークの後はゲーム的な即興に移行します。
〇プレゼント
講師があるメンバーの一人に「はい、プレゼント」と無対象で何かを手渡します。
演技者はそれをもらい、手を開いて「わあ!うれしい!」と喜ばなくてはなりません。
その後で講師は「腐ったミカンだけど」と、嬉しくないものを示します。
演技者はそれでも嬉しい!を正当化するための会話を続けなくてはなりません。

講「腐ったミカンだけど?」
演「嬉しい!ほかったんだ、これ。このカビのとこ、最高!」
講「何に使うの?」
演「パックにきまってるじゃない!お肌プルプルになるんだよ!」

ーのように即応して、さらにそれを自分にとって真実のように展開していきます。
(腐ったミカン/ゴキブリ/ネズミの尻尾・・・ああ、怖い。でも、爆笑です。)







この即興には他にも
〇愛おしい九九(九九を言うたびに、回答の数字に対して愛おしさが増す)
〇怒りの童謡(童謡の合間に、怒りが増していく)
〇悲しみのじゃんけん(相手に勝つたびに悲しみが増す)
というような応用が可能です。
大事なのは、感情を徐々に大きくしていくという事。






この間、悲しみや怒りという負の感情も、「楽しみながら」演じている自分に気が付かされます。
このように演じるーということは、自分の真実とかかわりつつ、それを楽しむ「ポジティブな客観的自分」が存在するということです。
この、ポジティブな客観的自分は、どんなパフォーマンスの際も必ずどこかに置いておきましょう。








さて、上記のレッスンの後、最後の課題に入ります。
エチュード「バレンタインデー」です。

〇3人一組
バレンタインのチョコレートを貰ってしまった高校生。
そのココロの中で沸き起こる「葛藤」を、二人の演技者がポジティブとネガティブに分かれてセリフの即興で表現します。
高校生役の演技者が最後の行動を決断し、退場する。

ここで使われるのは「インナーボイス」という手法です。
心の声を二人の演じ手が交互に行い、演じ手はそれに身を委ねることで、リラックスして演技することを体験します。








セリフを展開する二人にとって、多くの課題が降りかかります。
マルチレベル・フォーカスの発動です。
マルチレベル・フォーカスとは、同時にいくつもの課題に焦点をあてて、それぞれを成立させ、関連させて行うバランス感覚の必要なフォーカススキルです。
たとえば、TVを見ながらアイロンをかけて、その間に卵をゆでているーというような状況です。
(電気代かかりそうなシチュエーションですが・・・)
フォーカスが偏ると、シャツが焦げ、湯がふきこぼれて、卵は固ゆでになってしまいますねー。









課題にもどるとーセリフを言わなくてはならないメンバーは、自分の役割に即応し(つまり、ポジティブ役は前向き・肯定的・建設的な話題を作り出す必要があり)、相手役のセリフ内容を聴き、演じ手の表現を見て、それぞれを次の自分のセリフに利用しなくてはなりません。
なかなか難しいことです。









ですが、これも「頑張る」のではなく、「楽しむ」ことで流れをつかむことができます。
楽しむのは、その人物に自分を委ねてしまうことで解決できます。

ポジティブ「うわ!チョコだ!まじうれしぃ!!」
ネガティブ「いや、でも待てよ、間違いじゃね?」
ポ「間違い?いやいや、やっぱ俺だ、名前書いてある!やったー!」
ネ「でも、佐藤 誠・・・同姓同名がいるよな・・・確か、背の高い、サッカー部の・・。」
ポ「あ!サッカー部の・・・隣は生物部の俺たちの砂場があるとこじゃん!やっぱ俺か!」
ネ「しかしー生物部の俺が、人間の、しかも女子高生と付き合えるのか・・・?どうすればいいんだ?」
いやぁ・・・書いててもおもしろいわ~。生物部の彼、どうなるんだろう…?







即応性はじっくり考えることを許してくれません。
なので瞬発力がいのちーだからこそ、自分でも思ってもみなかったワードが飛び出したり、それに正当性を持たすため、更に発想が飛躍してくれるのです。
TVやインターネットにつながらなくても、日常から飛び出せる面白さがここにあります。







はい、ということで、レッスンは爆笑のうちに終了したのでした。
次回は3月6日の予定です~。
WEB講座は参加者が増えつつあり、現在、夜だけの1回開講を午後枠を増やし、2回開催も計画しております。
定員を過ぎた場合は「聴講生」としてご参加いただけますので、お気軽にご連絡ください。





次回WebG 3月6日 WebG「エチュード・お花見」(120分間)14:00-/ 19:00-
 演技の基礎となる、表現力について、理論と実践で学ぶ、「夢中になれる」プログラムを目指しています。
次回は春!ということで「お花見」のシーンをエチュードとして取り上げます。
今回のフォーカスは「ステイタス(地位・立ち位置)についてです。
詳細はおってUPしますね。




その他 イベント&講座のご紹介です♡

<イベント情報>
2月20日(土)アートトーク2021「ロシアの演劇とクラウンの世界」


<講座情報>
【1】WEB講座 <オンライン講座> https://clown-academy.com/web-class/2781/
  2月 13日webR コメディには型がある 19:00-
    27日web基本 クラウンの「ストーリーテリング」19:00-
  3月 13日WebR 27日Web基本
  個人研修 75分間 【2】台本道場<オンライン講座> 3月生募集中:〆切2月25日/*お試し受講 1回往復 随時 【3】対面プログラム《ボディ・サポート》パーソナル&グループ 随時 

その他
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clown_gigi at 22:44│Comments(0)

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