2021年03月22日
【赤い鼻教室】小学校のワーク

今日は、クラウン仲間と小学校のワークショップ「赤い鼻教室」でした!
シリーズの2回目の本日は、学年ごとのワークで、ほぼ100名のこどもたちにレッスンを行うーというなかなかの難題課題ー時間も短いので、かなり的を絞らないといけません。
1回目は時間制限内に収めるのが難しく、ちょっと慌ててしまった反省があります。
なので、今回は課題をぐっと減らし、その代わりにしっかり伝えることを課題にしました。
結果、今日は子どもたちがしっかり受け取ってくれました。
笑い声も拍手も多かった!
「教師」の伝え方、準備の仕方で、ゴールは全く違うものになるーと、痛感しています。
それもこれも、1回目のワークが反省となればこそー。
とにかく「経験を積む」しか、上達はしないものですね。
さて、そんな本日の内容は「夢を叶えるコミュニケーションワーク」でした。
夢を叶えるためには、コミュニケーションが必要だよーと、伝えます。
なぜならー・・・と、ここからゲームを行いながら自分の心とコミュニケートすること、
ともだちと仲良くなること、信頼と協力の感覚ーを伝えていきます。
言葉で教える前に、ゲームを通して体感してもらう方が、子どもたちには良く伝わるようです。
ひとしきりゲームして楽しんだ後に、その楽しさの理由を知るからです。
その楽しいは大切な楽しいです。
それを大事にして欲しいわけです。
学年ごとのレッスンでしたから、順序を考えて行わないと100人のおしゃべりは大混乱となり、時間のロスです。
ですから、レッスンの最初に子どもたちに3つのルールを守ってもらうようお願いします。
- 聞いてるよの合図はおしゃべりをやめて先生を見るコト。
- 誰かが頑張っていたら、応援してるよの合図で拍手すること。
- レッスン中にやったことを後でからかわないこと。
ルールはレッスンの間に何回か思い出してもらうことで、あっという間に定着します。
やっぱりとっても柔軟ね~。
さて、その後は、クラウンがステージ上で課題を行い、やってみたい子どもたちに挑戦してもらうスタイルで行います。
高学年のこどもたちはやってくれるだろうか?とちょっと心配でしたが、いやはや、逆にやりたい子が多すぎて、ジャンケンする状況となりました。
こういうの、嬉しい!!!です。
ここで、パフォーマーとオーディエンスの関係性を話します。
頑張る人を応援する拍手、観客は仲間であるという感覚ー。
ステージにあがったこどもたちは、恥ずかしがりながらも、ポーズを決めたりしてくれて、客席は大盛り上がりです。
レッスンの最後は鏡のワークです。
見本をクラウンが見せた後、こどもたち全員で行います。
先生とクラウンは、二人一組で動くこどもたちのどちらが本物かを見抜かなくてはいけません。
おとな対こどもの真剣勝負!
こどもたちが緊張したままゆっくりと集中して動きだすと、会場(体育館)が、ぎゅ!とひとつになります。
この瞬間は、本当に毎回、ハッとさせられるほど美しいです。
レッスンが終了したら、こどもたちが我先に手を挙げて感想を言ってくれるのですがー
その中に「ステージにあがってパフォーマンスするのが、思った以上に楽しかった!」という意見があり、やたらと嬉しかったです。
コミュニケーションは夢を叶えるために欠かせないものです。
それは他者や社会と絆を持つことですが、それ以上に自分と自分の夢をつなぐものであるからです。
それは、本番のステージにあがる緊張とそれを選ぶ勇気に似ています。
上質なコミュニケーションを支えるものは信頼と協力です。
自分と他者と社会とー。
今の大人の社会はまだその夢を叶えているとは言えません。
だからこそ、こどもたちに伝えなくてはーと、思うのです。
おとなの間違いや未熟さを、君たちが越えていくのだと…。
そのために今ある材料を示すのは、おとなの義務であり、責任です。
上から押し付けたり、無理矢理飲み込ませたりできるものではありません。
自分の心と仲良くできるこどもたちが、コミュニケーションは楽しく豊かなものだと気が付けば、どんな高い山も越えてくれると信じます。

今回もまた、素敵な出会いが重なって、素敵なこどもたちに出会う事ができました。
クラウンの神様は、本当に粋な演出をするもんだ~!
clown_gigi at 17:16│Comments(2)│