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2022年06月25日

【WEB基本のき6月】オリジナルなクラウン作品(ドラマ)のつくり方

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7月のWEB基本のきは、「作品のつくり方」についてのレクチャーでした。
今回はその内容を振り返りながらの復習+αです♡


クラウンは、滑稽な衣装、突拍子もないメイク、ドタバタと動くことのできる身体、もしくは障碍を逆手に取った特殊な表現方法などで、観衆を驚かせ笑わせる非常識で非日常な存在です。
古くはコメディアデラルテなどの即興仮面劇などに登場するいちキャラクターの延長線上にあり、また、サーカスにおいては「場繋ぎ」的存在でした。ーというあたりは、合点?ですよね。


「場繋ぎ」なわけですから、フレキシブルであること、が重要でした。
場所や相手や環境を選ばずに、クライエントの要望に合わせた笑いの表現やサービスを迅速に行えることが、クラウンの腕でもあったわけです。


けれど、この文化が熟成段階に入ると、クラウンにも多様性が生まれ、さまざまな表現スタイルへと発展。やがて、それが専門分野として確立していく事になります。(なんでもそうですよね)



現在の日本のクラウンも、そんないくつかのカテゴリーに分けることができます。
ざっくりとですけれどねー。

ショーは行わず、ダイレクトに観客と接し、空間に非日常を演出するグリーティング系クラウン。
主に医療・介護・教育等の特定の施設などで働くケアリング系クラウン。
大道芸やイベントステージでのショーを主とするエンターテインメントクラウン。
劇場やライブ・映画などで創作活動を行うシアター系クラウン。


さて、その中でも、場つばぎでフレキシブルであったクラウンから最も大きく変化したのは、シアター系のクラウンといえるでしょう。



場繋ぎじゃなく、ひとつの「アート」としてクラウンが自己主張を行った最たる輝きは「チャップリン」でしょう。アンデルセンが、童話というものを「児童文学」にまで昇華させた最初の人物だったように、チャップリンの創り出すこだわりの作品は、そこに物語りという深さを持っていたため、映像を通して世界中に広がっていったのだと納得します。



但し、これはぜんっぜん、フレキシブルじゃない。
公演も撮影も、膨大な準備の時間と人的パワーが必要となるからです。
それを最後までやり抜く体力と資金と、それらを動かしていく「やる気」がなくては、成り立ちません。


セサミが行うのはささやかな公演やライブですが、それでも準備に半年、うち2か月は稽古が必要です。通常のイベントのお仕事よりずっと収支のバランスが悪いものです。
けれど、自分たちの思い描くイメージを音楽や美術、照明や共演者と一緒に観客に伝えられるシアターの興奮は、他に比べられるものがありません。



多くの創作者は、そんな「衝動」に出会い、表現せずにいられない情動の連続の中にあったに違いないと、思うのです。



私が「作品をつくりましょう」と声をかけ続けるのは、そんな「衝動」に出会って欲しいと思うからです。たった1本、5分間で良いので、自分の代表作、記念樹のような1本に…。


さて、ちょっと正気に戻ります。
ーとはいえ、ですよ、作品を創った!からといって、劇場公演をしなくちゃ!とは思わないでください。公演を打つには、また別に知識が必要です。(慌てないで~!)



ただ、作れば、演じたくなるものなので、公演の準備を進めつつ作品を創るのがいちばん望ましいのかもしれません。(〆切がないと頑張れないタイプもいますよね。ふふ。)
そして、準備をしていると、「出演」の声もかかってくるものなんです。不思議ですよね。


さて、ここからは、具体的な作品を創る段階に入ってみましょう。


①ネタ帳を準備する。
 ノートでも、携帯でも、パッドでも良いので、アイディアメモを書き留める習慣を身に着けましょう。とにかく、面白い、興味深い、楽しい、心が動かされた、びっくり!アイディア、を書きつけていきます。キレイにまとめる必要はありません、忘れないためのメモですから。


②スキルを溜める
 ジャグリングでも、パントマイムでも、楽器の演奏でも、なんでも良いので、表現に関わるスキルを高めておきましょう。好きな事から始めれば良いのです。


③もしも…を考える
 もしも自分に出演のオファーが来たらーと、考えます。ソロで、5分で、小学校1年生~3年生のこどもたちの前で演じる作品。を、考えてみましょう。できるだけシンプルなスキットで良いでしょう。

例えば、トランクを使ったパントマイムの作品とします。
1)トランクを持って登場
2)トランクが空中に固定される
3)トランクと格闘
4)トランクに引っ張られて退場

この形をルーティーン(流れ・段取り)とかスキット(寸劇)、という言い方をします。
1)~4)はクラウンならそのまま演じることができます。
(もう少し膨らませて欲しいけどね♡)


で、作品(ドラマ)は、これを更に膨らませたものです。
はい、ここからが、作品のつくり方ーとなるわけですよ~!!
(前置き長っ!)


作品に必要な物があります。
それは軸となるストーリー(物語り)です。
じゃ、物語の軸を構成するものとはでは、なんでしょう?


主人公/観客/設定(いつ・どこで・誰が・何をした・なぜ・どのように)
です。これをつかうと物語りは自然に始まっていくんです。


じゃ、ここで、前述のスキットを使ってみましょう。
こどもたちが座っている会場を、小学校のプレイルームから小ホールの観客席に移してみます。
きっとドキドキワクワクしているでしょうね♡ああ、いいなぁ…。


始まりは暗転です。
口笛の音が聞こえますー聞きなれたNH〇の朝ドラのテーマソング…。
それは背後の客席後方から聞こえてくるではありませんか?
と、スポットライトが客席にあたり、子どもたちのすぐ横に立っている小太りな男性が映し出されます。

ちょとくだびれた アタッシュケースを持って、ステージにやってきた男性は30代半ば、髪は寝ぐせがまだとれないようです。
「また、やっちゃった・・・」と、腕時計を見て苦笑いをしている様子から、どううやら、寝坊をしてしまったようですね。
「ま、次の電車でなんとか間に合うだろ」と、歩き出すと、前髪に舞い落ちたのは一枚の桜の花びら。
遠くでは、お花見の和やかなBGMが響いています。

と、そんな折、携帯が鳴り取り出そうとしますが、なぜか食べ終わったバナナの皮がくっついてきます。皮を取り除こうとしている間に、電話が切れてしまうコト2回ー。
3回目にようやく皮の呪縛からのがれ、携帯に出ると…

「コラ!何やってる!プレゼン、はじまるぞ!」
との上司の大きな声が・・・。
「え?・・・?」
どうやら時計が1時間くるっていたようです。

大慌てで走り出した足元にはバナナの皮が!
滑って転んで、トランクははずみで袖にすっ飛んで行ってしまいました。
「またやっちゃった・・・」と痛い腰をさすりながらトランクを取って戻り、駅に向かって走り出しますーが、なぜか、トランクが…う・ご・か・な・い!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はい、とりあえずここまで~♡
続き、どうなるんでしょうね?


興味を持った方は、是非この先を考えてみてください。


上記の作品は、先日のWEB講座で行われたレッスンで、参加メンバーがその場で提案してくれた設定を使って組み上げました。
「春」「桜」「急いでいる人」「会社員」「トランクの中身は契約書とお弁当」「寝坊した」「スーツ姿」「30代男性 小太り」「バナナの皮を持っている」「朝ごはんを食べて朝ドラを見てしまった」「口癖は またやっちゃった」などでした。


そして、ここに「クラウニング」というアイディア「3回繰り返す」「バナナの皮で転ぶ」「お得意のセリフ」をちりばめることで、クラウン作品ができあがっていくわけです。


演じるには演技力が必要ですが、まずは設定を表現する、ということにフォーカスすると、演技は自然に行われるはずです。ええ、感情表現じゃなく。


ドラマにはスキットやルーティーンとは違い、時間の流れがあります。
つまり、過去・現在・未来です。
登場前の過去を意識することで、現在の演技がいきいきとなり、終演後の未来をイメージさせることで、この登場人物が嘘ではなく、虚構の中で「生きている」「生き続けている」という実感を与えてくれるのです。



最後にー作品にはメッセージが必要ですか?と、ワークの中で質問してくださった方がいらっしゃいました。「はい、必要です」とお答えします。ですが、そのメッセージとは、「ただ笑って欲しい」とか「驚かせたい」という、ごくごくシンプルなものでも、メッセージと同義だと考えます。



代表作となるような作品のメッセージは、作ったのちにもたらされる本質的な報酬のようなものだからです。そう、作ってから分かったりするんですよ。

だから、作って欲しいんです。レッツ・創作!



ここからは講座のご案内です~

【WEB講座 <オンライン講座>7月】

クラスR 7月9日(土)19:00 クラウンの古典作品 「リビテーションGAG」(人体浮遊)
基本のき 7月16日(土)19:00 クラウンの知恵袋④ どっからきたの?どこいくの?
※上記間もなく詳細をお知らせします。

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でもって、サマーキャンペーンやっちゃってます!!



clown_gigi at 16:37│Comments(0)ブログでレッスン 

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