2011年09月27日

8月に読んだ本

8月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:7221ページ
ナイス数:143ナイス

NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1 書き下ろし日本SFコレクション)NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1 書き下ろし日本SFコレクション)
ぶっ飛んでいる飛浩隆「自生の夢」と、対照的なオーソドックスSF、藤田雅矢「エンゼルフレンチ」が印象に残った。伊藤計劃「屍者の帝国」が未完の絶筆となったのは、ただただ残念。
読了日:08月30日 著者:伊藤 計劃,円城 塔,北野 勇作,小林 泰三,斉藤 直子,田中 哲弥,田中 啓文,飛 浩隆,藤田 雅矢,牧野 修,山本 弘
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
1000年続いた12歳の夏休み、ゲストが途絶した仮想リゾートの崩壊。グロテスクに変換された、J.G.バラードの世界は、なお美しい。8月の終わりに読むのにふさわしい物語でした。
読了日:08月28日 著者:飛 浩隆
メガロマニア―あるいは「覆された宝石」への旅メガロマニア―あるいは「覆された宝石」への旅
想像力を駆使し書いたという「上と外」は面白かった。実際にマヤやインカの遺跡に触れた恩田陸が今度はどんな話を読ませてくれるのかが楽しみです。
読了日:08月27日 著者:恩田 陸
偉大なる、しゅららぼん偉大なる、しゅららぼん
超能力は普通ぽいけど、奇想天外な展開で面白かった。琵琶湖畔の城が舞台なら戦国時代あたりのエピソードを絡めても良かったのでは?
読了日:08月25日 著者:万城目 学
Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
分かろうとする必要はなく、分からないことを楽しめばいいのだと思い、何とか読み通した(飛ばした?)。この人の作品を石原慎太郎が読んでいるところを想像すると笑えます。
読了日:08月23日 著者:円城 塔
アルファベット・パズラーズ (ミステリ・フロンティア)アルファベット・パズラーズ (ミステリ・フロンティア)
「これでもか!」というぐらいひねってあって「パズラーズ」の題名に恥じない。P→F→Y と後の話ほど意外性を高めてあるのも渋い。
読了日:08月21日 著者:大山 誠一郎
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
驚異のデビュー作。戦争地域が拡大を続ける絶望的未来にリアリティーがありすぎて怖い。早逝した著者がもし生きていたら、どんなフクシマ以降を描いたのだろう?
読了日:08月21日 著者:伊藤 計劃
半島半島
気になる作家だったけど、この人の作品を読んだのは初めて。舞台は「島」なのに、題名はなぜか「半島」。主人公にとっての現実と幻想がシームレスに書かれて、読んでいる方も酩酊状態になる。他の作品も読んでみようと思いました。
読了日:08月18日 著者:松浦 寿輝
ジョシカク!ジョシカク!
女子総合格闘技の存在すら知らなかったけど、面白く読めました。主体性がなく、やる気もあまりないのに、才能に恵まれた主人公という、アンチ・スポ根設定も個人的に好みです。
読了日:08月16日 著者:黒野 伸一
桃色東京塔桃色東京塔
かなりビミョーな題名ですが、帯の惹句は「遠距離恋愛警察小説」。そのとおりの内容で面白かったけど、このままじゃすっきりしないので、続編も読ませてください。
読了日:08月15日 著者:柴田 よしき
ザ・ベストミステリーズ2010 (推理小説年鑑)ザ・ベストミステリーズ2010 (推理小説年鑑)
色々な作家の質が高い短編ミステリーをまとめて読めるのが嬉しい。解説に挙げられた2009年度作品を見て、本が売れないと言われる今でも、こんなに多くのミステリーが刊行されていることに驚きました。
読了日:08月15日 著者:
ゴーストハントゝ豺纂鵬談 (幽BOOKS)ゴーストハントゝ豺纂鵬談 (幽BOOKS)
そう言えば、高校1年の時に古い木造校舎で授業を受けたな。登場人物たちとその会話はいかにも少女マンガ的だけど、話の内容はけっこう論理的で、その落差が面白い。図書館の順番を待ってボチボチ読みます。
読了日:08月13日 著者:小野 不由美
折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
ミステリーは多かれ少なかれ絵空事の部分があるので、剣と魔法の世界にも馴染みやすいように感じた。架空世界に魅力があり、伏線も生きているし、キャラも立っている。続編を期待します。
読了日:08月11日 著者:米澤 穂信
ほかならぬ人へほかならぬ人へ
表題作はまずまず(男前な東海さんがGood)だけど「かけがえのない人」は私的にはダメでした。
読了日:08月08日 著者:白石 一文
ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)
上質な殺人事件が起こらないミステリー。出てくる料理はどれも美味しそうで、香りも想像してしまう。
読了日:08月07日 著者:近藤 史恵
コカンセツ! (Edge)コカンセツ! (Edge)
惜しい一冊。男子新体操部から HIP HOP部へというネタは面白かったけど、話を色々盛りすぎていて、ちょっとついていけませんでした。
読了日:08月07日 著者:南々井梢
バクマン。 14 (ジャンプコミックス)バクマン。 14 (ジャンプコミックス)
バクマン。のアンケート順位が気になる・・・
読了日:08月06日 著者:小畑 健
二人静二人静
親の介護とDV、どちらの話も周りで見聞きする問題だけに、色々な思いが浮かんできた。核家族化は様々な不幸を産み出している・・・
読了日:08月04日 著者:盛田 隆二
大東京ぐるぐる自転車大東京ぐるぐる自転車
昔、ロードレーサーとマウンテンバイクで走りまわっていた頃を思い出しつつ読みました。ここに書いてあるランナーズ・ハイ的な経験もしています。
読了日:08月03日 著者:伊藤 礼
「大相撲八百長批判」を嗤う「大相撲八百長批判」を嗤う
見て見ぬ振りから一転して大相撲の八百長批判を繰り広げたマスコミへの違和感は私にもありました。それよりも今より面白い相撲を見せてくれないなら皆が見なくなるだろうという部分も賛成です。
読了日:08月03日 著者:玉木正之
一週間一週間
シベリアに抑留された日本人が、レーニンの手紙を手にしたことで、めまぐるしい苦難の一週間を過ごす。先を読ませないストーリーテリングは著者最後の長編でも存分に発揮されている。
読了日:08月01日 著者:井上 ひさし

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2011年08月31日

7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:8830ページ
ナイス数:215ナイス

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下 (100周年書き下ろし)この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下 (100周年書き下ろし)
物語としては面白かった。格差や経済についての考察・引用は納得できるが、小説の中に入れるには分量が多すぎ。3.11以前に読んだら読後感が違ったかもしれない。
読了日:07月30日 著者:白石 一文
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上 (100周年書き下ろし)この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上 (100周年書き下ろし)
主人公が30代で胃がんの手術を受けたのは自分と重なり、人生観が変わったのも同じ。経済・社会を語るところは引用も多く、話の流れを悪くしているように思った。
読了日:07月29日 著者:白石 一文
とかくこの世はダメとムダとかくこの世はダメとムダ
昭和30年代、40年代に書かれた文章が中心で、さすがにズレを感じるものもあるが、痛烈なマスコミ批判などは現在でも通用する。
読了日:07月28日 著者:山本 夏彦
きことわきことわ
子供の頃の記憶はスポットライトがあたったように切り取られて浮かび上がってくる。この小説を読んでそんな追体験をした人も多いのではないだろうか。
読了日:07月27日 著者:朝吹 真理子
刑事の骨刑事の骨
図書館の新着コーナーから借りたけど 文章(特に会話) ストーリー展開 キャラ設定のどれもが好きじゃない話でした。 
読了日:07月26日 著者:永瀬 隼介
BILLY BAT(7) (モーニングKC)BILLY BAT(7) (モーニングKC)
読了日:07月26日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
BILLY BAT(6) (モーニング KC)BILLY BAT(6) (モーニング KC)
読了日:07月26日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
ザ・ベストミステリーズ2009 (推理小説年鑑)ザ・ベストミステリーズ2009 (推理小説年鑑)
ザ・ベストミステリーズの名の通り粒ぞろいだった。分厚い二段組でちょっとびびったけど、初めて読んだ作家も多かったし、借りてきて正解でした。
読了日:07月26日 著者:
肝心の子供肝心の子供
文藝賞受賞作品だけど自分には良さが分からなかった(「ボルヘスのよう」という意味も不明)。
読了日:07月25日 著者:磯崎 憲一郎
つばさものがたりつばさものがたり
帯がないと何の話か分からないけど、若い女性パティシエが病気と闘いながらケーキ屋を開く話でした。天使と話せる甥っ子というファンタジー要素と、経営の厳しさという現実的な話を上手く融合して、ラストでホロリとさせてくれました。
読了日:07月24日 著者:雫井 脩介
あやしうらめしあなかなしあやしうらめしあなかなし
怪談も浅田次郎の手にかかると独特の味わいに。どの話からも人間の哀しみがじわりときます。
読了日:07月24日 著者:浅田 次郎
駅長さん!これ以上先には行けないんすか駅長さん!これ以上先には行けないんすか
「テツじゃないけど乗るのは好き」という人には面白い。この手の本によく感じる不満が、ちゃんとした地図が載っていないことで、これもそう。Google Mapを見ながら読みました。
読了日:07月23日 著者:北尾 トロ
投資アドバイザー有利子 ARIKO投資アドバイザー有利子 ARIKO
ちょっと古い本だけど投資のお勉強もできます。いきなり濡れ場から始まったりして、あとがきにあるように読むオヤジ向けマンガ。
読了日:07月22日 著者:幸田 真音
これからの日本のために 「シェア」の話をしようこれからの日本のために 「シェア」の話をしよう
Facebookが情報のシェアを形にして急成長したように、これからは所有からシェアに移すイノベーションによって世界が変わって行くのだろう。「下流社会」の著者が描く未来としては、ちょっと意外でした。
読了日:07月21日 著者:三浦 展
アンダードッグアンダードッグ
話の展開に少々無理が目立つけど、まずまず面白かった。
読了日:07月19日 著者:海野 碧
原発安全革命 (文春新書)原発安全革命 (文春新書)
10年前の本で、技術的な話は流し読みだけど「ウランからトリウムへ」という著者の主張は説得力あり。なぜ高速増殖炉からトリウム溶融塩炉に方向転換できない(できなかった)のかも分かって絶望的になる。
読了日:07月19日 著者:古川 和男
イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルドイタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド
通訳の裏話が楽しい。これを読めばイタリア人の本質が見えてきます。
読了日:07月18日 著者:田丸 公美子
家族収容所―「妻」という謎家族収容所―「妻」という謎
変な表紙だな〜 なぜ妻がこの本を借りてきたのかは深く考えないことにしよう。
読了日:07月17日 著者:信田 さよ子
日本風景論 (角川選書)日本風景論 (角川選書)
石巻市の町を遠望した写真に津波で跡形もなく破壊されてしまった街並みが・・・ この人の紀行文は好きなので、これからも続いて欲しい。
読了日:07月17日 著者:池内 紀
煉獄の使徒〈下〉煉獄の使徒〈下〉
読んでいても読み終わっても吐き気をもよおすようなノワール。公安警察と地下鉄サリン事件の実行犯たちの描写にリアリティがなく何だか肩すかしされたように思った。
読了日:07月17日 著者:馳 星周
煉獄の使徒〈上〉煉獄の使徒〈上〉
10年前に書かれた話のリライトでポケベルが頻出して時代を感じた。オウム真理教をモデルにした新興宗教に公安警察をからませた展開は重く、読み進めるのに体力がいる。下巻はもっと厚いのか・・・
読了日:07月16日 著者:馳 星周
冥途冥途
実は内田百けんを読んだのは初めて。金井田英津子の画は素晴らしいけど、文の味わいが薄れたかも。「ノラや」も読んでみるかな。
読了日:07月14日 著者:内田 百けん,金井田 英津子
おそろし 三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始
宮部みゆき得意の江戸ものに、これも得意なファンタジー的要素も取り入れている。どろどろした話を読みやすく仕上げる手際はさすが。
読了日:07月13日 著者:宮部 みゆき
チーズと塩と豆とチーズと塩と豆と
森絵都の上手さに感心したけど、主人公が魅力的で料理が美味しそうな角田光代の話が一番好み。
読了日:07月11日 著者:井上 荒野,江國 香織,角田 光代,森 絵都
文学2010 (文学選集)文学2010 (文学選集)
イラン人女性、シリン・ネザマフィの「白い紙」は戦時下のイラン、今のイスラム社会が描かれていて印象深かった。
読了日:07月10日 著者:
木暮荘物語木暮荘物語
登場人物はエキセントリックだけど、実際いるかも?という人たち。小暮のじいさんの妄想(?)が笑えた。やっぱり三浦しをんは面白い。
読了日:07月09日 著者:三浦 しをん
TPPが日本を壊す (扶桑社新書)TPPが日本を壊す (扶桑社新書)
これを読んで、TPP参加問題が棚上げになったことは不幸中の幸いだったと思ったのは私だけではないでしょう。
読了日:07月08日 著者:廣宮 孝信
平凡キング―ニャンちゃって漫画平凡キング―ニャンちゃって漫画
わが家に飼い猫はいませんが、時々となりのハナちゃん他、数匹の猫が来るので、チャンスがあれば写真を撮っています(アイコンもその内の一匹)
読了日:07月06日 著者:室井 滋
猫びより 2011年 05月号 [雑誌]猫びより 2011年 05月号 [雑誌]
特集は「作家と猫」、大佛次郎や三島由紀夫の写真はやっぱりいいなあ。
読了日:07月05日 著者:
報道写真全記録2011.3.11-4.11 東日本大震災報道写真全記録2011.3.11-4.11 東日本大震災
胸がつまって言葉にならない・・・
読了日:07月05日 著者:朝日新聞社,朝日新聞出版
龍時 03-04龍時 03-04
アテネオリンピックを舞台に龍時と監督の葛藤が描かれています。U17日本代表がブラジルに惜敗した日に読み終えて因縁めいたものを感じました。
読了日:07月04日 著者:野沢 尚
作家の口福 (朝日文庫)作家の口福 (朝日文庫)
好きな作家が揃っていたので、それぞれのキャラクターを見ることができて面白かった。自分の食にまつわる思い出も文章化しておこうかな。
読了日:07月02日 著者:恩田 陸

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2011年07月27日

6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:6966ページ

龍時02‐03 (文春文庫)龍時02‐03 (文春文庫)
W杯南ア大会はスペインのための大会でしたね。スペインを舞台にした龍時の活躍が次のシーズンまでしか読めないのが残念。
読了日:06月30日 著者:野沢 尚
謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
簡単に読めてしまうけど「本屋さんが売りたい本」がこれ?ちょっとませてる小学生なら「ふん」とか言いそうだな〜
読了日:06月29日 著者:東川 篤哉
大奥 7 (ジェッツコミックス)大奥 7 (ジェッツコミックス)
吉宗再登場場面は想像と違ってずいぶん重い展開になっていました。この先、慶喜まではドラマになりにくそうだけど、どんな話を読ませてもらえるのでしょうか?
読了日:06月29日 著者:よしなが ふみ
プラチナデータプラチナデータ
旬なネタでグイグイ読ませる技は流石ベストセラー作家。不満も残ったけど書くとネタバレ必至かな・・・
読了日:06月25日 著者:東野 圭吾
新・垂里冴子のお見合いと推理新・垂里冴子のお見合いと推理
シリーズ3作目ですが私はこれが初めてでした。軽いユーモアミステリを期待していたので、思い通りに楽しめました。
読了日:06月23日 著者:山口 雅也
魂がふるえるとき―心に残る物語 日本文学秀作選 (文春文庫)魂がふるえるとき―心に残る物語 日本文学秀作選 (文春文庫)
難しくて分からないものもありましたが、多くは心に残るもので、永井荷風は他の作品も読んでみたいと思いました。
読了日:06月22日 著者:
いとま申して―『童話』の人びといとま申して―『童話』の人びと
大正時代の学生たちや東京・横浜の様子が分かって面白かった。自分も教養面で亡くなった父親とは比較にならないと思っているので、いろいろ共感できました。
読了日:06月22日 著者:北村 薫
勝手にふるえてろ勝手にふるえてろ
出だしの面白さは大傑作かと思わせましたが、後半は主人公の行動について行けなくなりました。違う展開にして欲しかったなあ。
読了日:06月20日 著者:綿矢 りさ
風評被害 そのメカニズムを考える (光文社新書)風評被害 そのメカニズムを考える (光文社新書)
理性では放射能汚染が問題のないレベルであると分かっていても、流通が高度に発達した日本では代替品が入手できるので、あえて買いはしない。こうした考察が、風評被害による経済損失の回避に繋がることを期待します。
読了日:06月18日 著者:関谷直也
新・異世界分岐点新・異世界分岐点
著者の年齢(1934年生)に伴う変化を意識せざるをえないファンタジー集。ずっと以前によく読んでいた人だけに感慨があります。
読了日:06月16日 著者:眉村 卓
龍時01‐02龍時01‐02
スペインのプロサッカー一部リーグ、リーガ・エスパニョーラを目指す日本の高校生が主人公。日本人には難しい環境(10年経った今でもマヨルカの家長がいるぐらい)であることが分かった。本田圭佑も読んだのかな?
読了日:06月16日 著者:野沢 尚
バカでもわかる思想入門バカでもわかる思想入門
編集者のキャラを無理に仕立てたり、面白くないギャグ(一度も笑えなかった)をやたら入れたりして内容を薄める必要があったのでしょうか?
読了日:06月14日 著者:福田 和也
僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)
スラスラ読めたけど、ストーリーが主人公に都合良く運びすぎて「これどうよ?」って感じも。
読了日:06月14日 著者:小路 幸也
ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ
町田康の「末摘花」と桐野夏生の「柏木」は傑作。二人とも紫式部と同じく愚かな女を描くのが上手い。
読了日:06月12日 著者:江國 香織,松浦 理英子,角田 光代,金原 ひとみ,桐野 夏生,小池 昌代,島田 雅彦,日和 聡子,町田 康
NのためにNのために
一つの事件を語り手を変えながら描写する手法は面白いけど、結局何を書きたかったのかが分からずすっきりしなかった。
読了日:06月11日 著者:湊 かなえ
僧正の積木唄 (本格ミステリ・マスターズ)僧正の積木唄 (本格ミステリ・マスターズ)
元ネタを読んでないけど、デビュー前(?)の金田一耕助と名探偵ファイロ・ヴァンスが第2次大戦前のNYで邂逅するという凝り方で、なかなか面白かった。
読了日:06月10日 著者:山田 正紀
ばんば憑きばんば憑き
各短編のそれぞれに深い余韻があって粒ぞろいだけど表題作の怖さはひとしお。宮部みゆきの上手さは江戸時代物で一際の輝きを放っている。
読了日:06月09日 著者:宮部 みゆき
トカジャクソントカジャクソン
トカジワールド全開の短篇集。グロが嫌いな人は近づかないようように。
読了日:06月07日 著者:戸梶 圭太
高蔵寺ニュータウン夫婦物語―はなこさんへ、「二人からの手紙」高蔵寺ニュータウン夫婦物語―はなこさんへ、「二人からの手紙」
読了日:06月05日 著者:津端 修一,津端 英子
ひそやかな花園ひそやかな花園
親子・家族を考えさせる内容で思索の深さはさすがだが、登場人物が多すぎてやや散漫な印象を受けた。
読了日:06月05日 著者:角田 光代
バクマン。 13 (ジャンプコミックス)バクマン。 13 (ジャンプコミックス)
話はちょっと寄り道(順位があがる?ラブコメが書きたかった?)だけど、平丸・吉田のやりとりが最高に面白かった!
読了日:06月04日 著者:小畑 健
養老孟司の大言論〈3〉大切なことは言葉にならない (養老孟司の大言論 3)養老孟司の大言論〈3〉大切なことは言葉にならない (養老孟司の大言論 3)
「大言論」の副題にこれってアリ?分かったような、分からなかったようなという内容には合ってるけど・・・
読了日:06月04日 著者:養老 孟司
鏡の偽乙女 ─薄紅雪華紋様─鏡の偽乙女 ─薄紅雪華紋様─
大正時代、震災前の東京の雰囲気が伝わってきました。
読了日:06月01日 著者:朱川 湊人

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2011年02月28日

1月に読んだ本

1月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:9071ページ

ツリーハウスツリーハウス
藤代家の人たちのように色々なことから逃げるのも人生だと思う。太平洋戦争前後のダイナミックな時代と今とではその意味合いも違うが、自由なはずの今のほうが生きにくいのかも?
読了日:01月31日 著者:角田 光代
ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
ジブリがアニメ化しそうなファンタジー。いつもの森見じゃないけど、森見はかつてアオヤマ君みたいな子供だったのかなと思えて楽しかった。
読了日:01月30日 著者:森見 登美彦
ふがいない僕は空を見たふがいない僕は空を見た
ページは少ないのに、長い長編を読み終えたような気分になった。エゲツない話を男と女の一人称で違和感なく書き分けていて、圧倒的なオリジナリティがある。
読了日:01月29日 著者:窪 美澄
作家の家 (コロナ・ブックス)作家の家 (コロナ・ブックス)
どれも家と庭が一体となっている。今こうした家を建てる人は少ないだろう。比べて今のハウスメーカーによる住宅は貧乏くさいと感じる。
読了日:01月27日 著者:
悪の教典 上悪の教典 上
知能の高い殺人犯ってフィクションの中にしかいないと思っていたけど、これを読むと自殺として処理されてバレていないケースがありそうに思えてしまう。怖い・・・
読了日:01月27日 著者:貴志 祐介
エンド・クレジットに最適な夏 (ミステリ・フロンティア)エンド・クレジットに最適な夏 (ミステリ・フロンティア)
ハードボイルド的なところや、ちょっとスラップスティックな展開が好みでした。今後の作品に注目したいと思います。
読了日:01月26日 著者:福田 栄一
長い終わりが始まる長い終わりが始まる
大学生活=モラトリアムが成り立たなくなってきている?「なんとなく、クリスタル」から30年経ったのか・・・
読了日:01月24日 著者:山崎 ナオコーラ
床屋さんへちょっと床屋さんへちょっと
亡くなった父親のこと、子供の頃連れて行かれた床屋さんのことを思いだした。これから自分と娘の関係はどうなっていくんだろう。色々考えさせられる話でした。
読了日:01月23日 著者:山本 幸久
錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)
ひたすら愚かなのに小理屈をこねる又三に共感できず。彼も自覚しているように繰り返したどれもが恋愛とは言えないと思う。
読了日:01月22日 著者:百田 尚樹
錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)
冷めている性格の主人公が失恋でボロボロになるというのは、分かるような気もする。蛇行しっぱなしのこの話、下巻ではどこへ向かうのだろう?
読了日:01月20日 著者:百田 尚樹
全壊判定全壊判定
奇しくも今日は16年前、阪神淡路大震災が起きた日。それ以前に建てられたマンションに住んでいる人は、これを読んでおくべきだと思うけど、ショックが大きいでしょうね・・・
読了日:01月17日 著者:鎌田 正明
松本清張傑作選 憑かれし者ども 桐野夏生オリジナルセレクション松本清張傑作選 憑かれし者ども 桐野夏生オリジナルセレクション
桐野夏生らしいセレクションで面白かった。「鬼畜」が実話を元にしてるって怖いですね。
読了日:01月16日 著者:松本 清張
天空の蜂 (講談社文庫)天空の蜂 (講談社文庫)
かなり無理をして無人ヘリに子供を乗せた理由は後で分かった。パソコン通信が出てくるところは時代を感じさせたけど、今読んでも十分面白い話でした。
読了日:01月15日 著者:東野 圭吾
あなたが、いなかった、あなたあなたが、いなかった、あなた
これだけ実験的な小説を出版できるのは芥川賞作家ならでは、ということでしょうね。
読了日:01月12日 著者:平野 啓一郎
売国者たちの末路売国者たちの末路
植草氏の痴漢事件に強い違和感を覚えていたので読んだ。当時は彼の持論(積極財政による景気回復)に賛成できないと思ったが、今読むと納得出来る部分が多い。副島氏の謀略説は極論にもみえるが、事実に近そうに思えた。
読了日:01月11日 著者:副島 隆彦,植草 一秀
浮世でランチ浮世でランチ
主人公のように、空気を読んで周囲に馴染もうとしないで生きていくことは日本では難しい。独特の読後感で「自分は何のために小説を読んでいるんだろう?」と思わされてしまった。
読了日:01月10日 著者:山崎 ナオコーラ
林芙美子―女のひとり旅 (とんぼの本)林芙美子―女のひとり旅 (とんぼの本)
わずか3ページ分しか書いていない角田光代の名前を出すのはずるいけど、林芙美子を読んだことがなかった私には十分楽しめる内容でした。(紀行が好きなので)
読了日:01月09日 著者:角田 光代,橋本 由起子
『デジタル脳』が日本を救う − 21世紀の開国論『デジタル脳』が日本を救う − 21世紀の開国論
1980年生まれ以降の「ネット世代」が日本の未来を救うという、やや眉唾ものの楽観論。ここに書かれた教育改革が出来るかはかなり疑問ですが、若者批判のほとんどは的外れという指摘には賛成です。
読了日:01月08日 著者:安西 祐一郎
電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命
ちょっと難しいところもあったけど、ここに書かれた印刷本と電子本に関する予測は的確に思えた。また図書館の未来についての危惧もあって、これを図書館で借りて読んでいる私にはビミョーでした。
読了日:01月08日 著者:津野 海太郎
巡礼巡礼
もちろん執筆のきっかけはゴミ屋敷報道だろうが、そこから何人かの戦後史を紡ぎ出した橋本治の想像力はさすが。普通に生きることの困難さに胸がつまりました。
読了日:01月07日 著者:橋本 治
ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たちウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち
ワイン法のない日本で本格的なワイン造りに挑んでいる男達の壮絶な日々を追ったドキュメンタリー。ワインについて生半可な知識しかない私には勉強になった本でした。
読了日:01月06日 著者:河合 香織
月光月光
読了日:01月06日 著者:誉田 哲也
火群(ほむら)のごとく火群(ほむら)のごとく
時代小説なのに、読んでいて息苦しくなってこれは「バッテリー」を読んだ時と同じだなと・・・(主人公のキャラもかぶっているし、何かすっきりしないラストも)でもこれも魅力的な話でした。
読了日:01月05日 著者:あさの あつこ
月光月光
借りた本を読みだしてすぐに一度読んだことが分かった。再読でも面白く読めたけど、同じく高校を舞台にしたあの武士道シリーズと同じ人が書いたとは思えない内容でした。
読了日:01月05日 著者:誉田 哲也
野ブタ。をプロデュース野ブタ。をプロデュース
全体が短いのに、プロデュースが始まるまでが長いと思った。そこからは面白かったけど、取ってつけたようなラストが・・・
読了日:01月04日 著者:白岩 玄
蝦蟇倉市事件2 (ミステリ・フロンティア)蝦蟇倉市事件2 (ミステリ・フロンティア)
米澤穂信の話が好きでした。続きが出れば読んでみたいシリーズだと思いました。
読了日:01月03日 著者:秋月 涼介,北山 猛邦,米澤 穂信,村崎 友,越谷 オサム,桜坂 洋
蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア)蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア)
3年待たされたという伊坂の短編がやっぱり良かった。初めて読んだ伯方雪日もバカバカしくていい。
読了日:01月03日 著者:道尾 秀介,伊坂 幸太郎,大山 誠一郎,福田 栄一,伯方 雪日
聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)
後ろへ行くほどネタがマニアックになっているようで、「面白い」から「ネタがわかれば面白いだろうな」になってしまった。
読了日:01月02日 著者:中村 光
朝青龍 よく似た顔の異邦人朝青龍 よく似た顔の異邦人
朝青龍は横綱になってもあくまでモンゴル人であり続けたのに対し、白鵬は日本人になろうとしているという対比がよく理解できた。内館牧子が登場しなかったのが残念。
読了日:01月02日 著者:木村 理子
日本語ほど面白いものはない―邑智小学校六年一組特別授業日本語ほど面白いものはない―邑智小学校六年一組特別授業
翻訳の天才を自称する(?)柳瀬尚紀氏の特別授業に子どもたちが惹きこまれていく様子がよく分かる。バーチャル授業として中学校で英語を教える章もあるけど、ぜひ実現してまた本にしてほしい。
読了日:01月01日 著者:柳瀬 尚紀

読書メーター


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2010年12月31日

11月に読んだ本

11月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:7003ページ

ソロモンの犬 (文春文庫)ソロモンの犬 (文春文庫)
オチはそこかよ!とも思ったけど、まあ気持よく騙された。ちょっと田舎の大学近くで下宿していた学生時代を思い出しました。
読了日:11月30日 著者:道尾 秀介
終わらざる夏 下終わらざる夏 下
終戦時のソ連による侵略がここまで無法なものだったとは・・・今のロシアの態度は65年前に戻っているようにも見える。日本人がここに描かれた美しい占守島を訪れる日が来るのだろうか?
読了日:11月29日 著者:浅田 次郎
九つの、物語九つの、物語
一人暮らしの大学生「ゆきな」の死んだ兄が突然現れ、不思議な二人暮らしが始まる。兄妹の話はよくあるけど、ゆきなが読む九つの有名な短編小説と物語が絡んで独特の雰囲気を出している。
読了日:11月26日 著者:橋本 紡
人恋しい雨の夜に せつない小説アンソロジー (光文社文庫)人恋しい雨の夜に せつない小説アンソロジー (光文社文庫)
いいアンソロジーでした。カポーティ、宮部みゆき、魯迅、梶井基次郎、平家物語などなどバラエティに富んだセレクションで浅田次郎のルーツに触れられます。
読了日:11月25日 著者:
報道されない警察とマスコミの腐敗報道されない警察とマスコミの腐敗
若い頃、警察に行きたいとは思わなかったけど、マスコミの仕事をやってみたいという気持ちはあった。どちらの世界にも進まなくてよかったと思える本でした。
読了日:11月25日 著者:
ピアノの森(19) (モーニングKC)ピアノの森(19) (モーニングKC)
ショパンコンクール2次審査にカイが登場し、会場全体は興奮の坩堝と化す。審査結果発表では、また新たなドラマが・・この物語はフィナーレが近いと誰もが感じていることだろう。果たしてどんなラストが待っているのか?
読了日:11月24日 著者:一色 まこと
内館牧子の艶談・縁談・怨談内館牧子の艶談・縁談・怨談
幼稚園の時からの相撲ファンだと分かり驚いた。納得出来るところが多いエッセイ集で、横審時代の悪いイメージが変わりました。
読了日:11月22日 著者:内館 牧子
ひまわり事件ひまわり事件
老人ホームと幼稚園が一体化した施設で起こる事件は何?という興味と老人、年長児のキャラクター設定の上手さで、長い話を飽きさせないようにまとめている。
読了日:11月19日 著者:荻原 浩
家族のゆくえ (学芸)家族のゆくえ (学芸)
少年犯罪の原因を親の愛情不足と言い切っているのはいかがなものか?老年期のところは説得力があった。
読了日:11月18日 著者:吉本 隆明
ザ・万歩計ザ・万歩計
読了日:11月17日 著者:万城目 学
薔薇を拒む薔薇を拒む
登場人物と場所の設定が相当にひねってあって、雰囲気だけで読まされてしまう。色々な話を書ける人ですね。
読了日:11月16日 著者:近藤 史恵
Kの日々 (FUTABA・NOVELS)Kの日々 (FUTABA・NOVELS)
Kはヒロインのことだけど、この題名は内容と合ってないような・・・ 死体を跡形もなく処理する業者って架空の存在ですよね?
読了日:11月16日 著者:大沢 在昌
6TEEN6TEEN
石田衣良の作品は最近あまり読んでなかったけど、4TEENの続編だったので借りてきました。期待値はあまり高くなかったけど、それなりに面白かった。表紙の写真、よく雰囲気が出ています。
読了日:11月14日 著者:石田 衣良
女中譚女中譚
秋葉原のメイド喫茶で、戦前日本の東京で女中・女給をした主人公に語らせるという設定は「小さなおうち」の裏バージョン的。しかも当時の人気作家による作品へのトリビュートになっている。これも結構好きです。
読了日:11月13日 著者:中島 京子
フライ,ダディ,フライフライ,ダディ,フライ
娘を持つ身なので、読んでいて「もし自分だったら?」と考えてしまい微妙でした。
読了日:11月11日 著者:金城 一紀
村上春樹にご用心村上春樹にご用心
読んでいる最中にインスパイアされて、自分の思考が広がっていくことが何度もあった。このころ(2006年の本です)までは評論家に無視されていたのに、今はハルキ本が溢れている。これを読んで自分も前より少しハルキが好きになりました。
読了日:11月11日 著者:内田 樹
あたしンち 16巻あたしンち 16巻
あいかわらず面白い!ちびまる子ちゃんに通ずるところがあるけど、家族の年齢が上にずれているところと時代が完全に現在の話であるところがミソですね。
読了日:11月10日 著者:けらえいこ
ニッポン神社紀行--いま、神さまがおもしろいニッポン神社紀行--いま、神さまがおもしろい
神話が多く取り上げられていて、よく分からなかった。個人的エピソードも浮いている・・・
読了日:11月09日 著者:大野 芳
お寺の経済学お寺の経済学
著者が批判する檀家制度の成り立ちなどが分かり、お寺と付き合っていく参考になる本でした。
読了日:11月09日 著者:中島 隆信
猫びより 2010年 09月号 [雑誌]猫びより 2010年 09月号 [雑誌]
岩合さんの「高知の猫」いつもにもまして素晴らしいです。猫の絵本が特集されていて佐野洋子さんが記事になっています。合掌・・・
読了日:11月08日 著者:
島森路子インタビュー集 2島森路子インタビュー集 2
村上春樹、鶴見俊輔、深澤直人、佐藤雅彦、浦沢直樹、爆笑問題、ラーメンズ、横尾忠則・・・、すぐれたインタビュワーである島森路子が面白い話を引き出しています。
読了日:11月08日 著者:島森 路子
謎とき日本近現代史 (講談社現代新書)謎とき日本近現代史 (講談社現代新書)
予備校の講師が書いた、いかにもそれらしい解説本。「目からウロコ」はなかった。
読了日:11月07日 著者:野島 博之
冷血冷血
読んでいるうちに自分の中の嫌な部分があぶり出されてくるような気持ちになりました。殺人と死刑について改めて考えさせられる一冊でした。
読了日:11月07日 著者:トルーマン・カポーティ
宵山万華鏡宵山万華鏡
まさに森見ワールド!それほど京都が好きというわけではないけど、これを読んで宵山に行ってみたくなりました。
読了日:11月03日 著者:森見 登美彦
リベルタスの寓話リベルタスの寓話
ボスニア紛争のすさまじい話を、御手洗シリーズならではの「トンでもトリック」で中和したという感じ。こんな話をちゃんと読ませてしまうのは凄いことかも?
読了日:11月01日 著者:島田 荘司
終わらざる夏 上終わらざる夏 上
今年は第二次世界大戦に関係する小説を何冊か読みましたが、これが決定版になるのかな?図書館から下巻が来るまで、しばし休憩です。
読了日:11月01日 著者:浅田 次郎

読書メーター


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2010年05月27日

コニサーズクラブ(10/4/25)テーマ「グレンロセス

グレンロセス(100425)山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
 今月のお題は、「グレンロセス」である。  グレンロセスといえば、たいへん洒落たデザインのオフィシャルボトルで有名である。またラベルにはビンテージが表記され、オフィャルボトルにしてはたいへんマニアックだ。  シェリー樽を多用するハウススタイルではあるが、マッカランのような典型的なシェリー樽熟成ではなく、バランスのとれた綺麗な味わいである。 飛びぬけて旨いモルトも無いが、不味いものも無い、そんな印象を持っている。  さて、そんなモルト5本を紹介しよう。

*** [No.1] ロナック グレンロセス オーク 1973-2008 40.3% ***

(香り) トップノートは心地よい酸味。しだいにミントの香りが立ってくる。さらにたいへん香ばしいかおりも出てくる。

(味)  心地よい苦味があり、長熟を感じさせる。1960年代蒸留の古い味わいがある。基本的にはドライ。

*** [No.2] ダンカンテイラー グレンロセス オーク cask no 13498 1968-2008 39年 48.2% ***

(香り) 香りの立ちが遅い。しだいにエレガントな香りが現れる。さらにたいへん変わったフルーツの香りも出現する。フルーツの香りはたいへん多い。じっくり味わっていれば、たいへん重厚な香りに変化する。

(味)  フルーティーではあるが、たいへん心地よい渋味がある。苦味も心地よい、やはりドライ。時間が経つほどに美味くなる種類のモルトだ。

*** [No.3] ブラッカダー ローカスク グレンロセス オークホッグスヘッド 158/277 cask no 18832 1989-2004 14年 56.6% ***

(香り) たいへんアルコール感が強い、かつドライ。奥にはハッカの香りも。焼けたアルコールの香りはあるが、さわやかでもある。

(味)  若さが感じられる、熟成不足。アルコール由来の甘味。

*** [No.4] エイカーダイク グレンロセス 1990-2004 56.6% ***

(香り) トップノートはエステリー。ミントの香りも爽やかだ。アルコール感は強くはあるが、まったりした香りがあり、きつく香ることは無い。  有機溶剤系の香りが立つが、反面香ばしさもある。しばらくするとシェリー樽由来の焦げたゴムの香りが出てくる。

(味)  やはり焦げたゴム。ただしエステリーが強く嫌味な硫黄臭は弱い。たいへんまったりしている。

*** [No.5] スコッチモルトセールス グレンロセス 1989-1999 10年 62.6% ***

(香り) トップノートは甘い香り、砂糖水の香りか。香りの数は少なく単調だ。

(味)  やはり甘さが感じられる。アルコール感が強くピリピリする。


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2010年05月05日

コニサーズクラブ(10/3/28)テーマ「ブナハーブン」

ブナハーブン(100328)山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
 今月のお題は、「ブナハーブン」である。  モルト呑みの間で人気の高いアイラモルトにあって、最も話題にのぼることの少ない蒸留所がここブナハーブンではないだろうか。  たしかに、ここブナハーブンには印象深いモルトが少なく感じられる。ピートをほとんど効かせず、かつ華やかさも抑え目のハウススタイルは大変地味である。  そんな印象しか持たなかったのだが、そこはこのモルト会、普通のモルトは出されない。5本を呑み終えると、今回もたいへん素晴らしいモルトが多々あった。 基本的にドライでありながら、味わい深くウッディな熟成感もあり、たいへんレベルの高いモルトが出てきたのである。  さて、そんなモルト5本を紹介しよう。

*** [No.1] ジョン・マクドゥーガル スピリット・オブ・アイラ ブナハーブン ラムカスクフィニッシュ 1982-2003 46% ***

(香り) トップノートはミント、香りはなかり軽い。わずかにヌカの香りも。しだいに酸味がでてきてアクセントが付く。フルーティーさは梅の香り。

(味)  たいへんドライ、無機物の味わい。軽いがしっかりした熟成が感じられる。

*** [No.2] ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッド ブナハーブン 1990-2004 53.2% ***

(香り) 酢酸エチルの香り、たいへんエステリー。メロンの香りも感じられる。奥にはまったりとしたタクアンの香りも。酸味もほどほどに感じられる。

(味)  やはり酢酸エチルの味わい、フルーティーではあるがドライである。よく味わってみるとしぶみも感じられる。

*** [No.3] シグナトリー ブナハーブン シェリーバット cask no 2539 1978-2005 26年 54.6% ***

(香り) トップノートはエステリー。しだいにこってりとした香りになり、バタースカッチの香りで満たされる。時間が経つと甘い香りも増えてくる。香りの数はたいへん多い。

(味)  うまみが強く味わい深い、うまみとは相反するがドライでもある。かすかに熟成由来のウッディな印象がある。

*** [No.4] デュワー・ラトレー ブナハーブン シェリーバット cask no 6223 1/529 1976-2008 31年 49.4% ***

(香り) 言葉に出来ないが、かつて嗅いだことの無い香りがする、無機物の香りだ。香りの数はたいへん多い、ハチミツの香りもある。 しだいにエレガントな香りに変化するとともに、ウッディな熟成感に満たされる、たいへんすばらしい香りだ。バタースカッチの香りもある。

(味)  基本的にはドライだが、味の数は多く、熟成感が大である。ウッディな味わいが素晴らしい、渋味も熟成感を上げるのに一役買っている。たいへんうまいモルトである。

*** [No.5] ダグラスレイン オールド・モルト・カスク ブナハーブン 1/379 1979-1998 19年 50% ***

(香り) へんな表現だが「くさい」である、シェリー樽熟成であろうと思われるが、えぐみや焼いた砂糖の香り、ヌカの香りも。よく言えば香ばしくトースティーである。

(味)  やはりシェリー樽熟成の個性である焦げたゴムの味わいが強い。シェリー樽熟成好きの方にはお勧めであろう。


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2010年03月30日

伊坂幸太郎「オー!ファーザー」

4人の父親がいる高校生が事件に巻き込まれるという、いかにも伊坂らしい話。 会話の面白さも全開で、彼の初期作品が大好きな私は大満足でした。最近の作品はいかにも模索中という感じですが、新しい伊坂ワールドを造りあげて驚かせてくれることと期待しています。

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2010年02月10日

「星守る犬」〜涙は出なかったけど〜

「涙なしでは読めない奇跡の感動作!!」というコピーは、作者には少々不本意かも?いい表紙を台無しにしていた帯(たぶんこの言葉が書いてあった)には思いっきり引いて速攻で捨てました。でも収録された続編「日輪草」も含め、何度も読み返させる力がある漫画です。

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2010年02月08日

コニサーズクラブ(09/12/27)テーマ「ブローラ」

ブローラ(091227)山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。

モルトの会、テイスティングノート

2009.12.27 スタンドバーにて
 今月のお題は、「ブローラ」である。  閉鎖といっても旧クライヌリッシュであるので、完全な閉鎖といってよいかどうかは疑問ではある。しかし現在のクライヌリッシュには少ない、ピートの強さ、渋みがあるといえよう。  ブラインドテイスト後、ピート感、熟成、シェリーの個性からラガブリンとブローラの名前が頭に浮かんだが、ピートの強さからラガブリンではないかと感じたしだいである。思った以上にブローラのピートは強いのがそれで分かると思う。  今回も名声にたがわぬ素晴らしいモルトが出されたことを付け加えておこう。  さて、そんなモルト5本を紹介しよう。

*** [No.1]ウイスキーマガジン エディターズチョイス ブローラ 88/187 cask no.529 1977-2003 26年 51.3% ***

(香り) 上品かつエレガント、上質の酸味が鼻を抜けていく。フルーツの香りもきわめて心地よい。軽いピートを感じる。

(味)  中程度のピート。基本はフルーティ、アンドフルーティ、それもトロピカルで色彩感豊か。たいへん明るい印象、さらに深い旨みを感じる。

*** [No.2] ダグラスレイン オールドアンドレア ブローラ one/233 1971-2001 30年 51.7% ***

(香り) たいへん上品かつエレガント。しだいにトロピカルフルーツで満たされる、それも高級なフルーツだ。酸味も心地よい。奥にはキャラメル香も、バーボン樽の個性か。  しだいに香りは深みを増し、樽由来の熟成感に幸せを感じるようになる。

(味)  フルーティではあるが、渋みがまた素晴らしい。ウッディな味わいは言葉にならないほどうまい。

*** [No.3] ダンカンテイラー ピアレス ブローラ 283/349 19981-2008 27年 53.8% ***

(香り) トップノートはフルーティ。非常に心地よい酸味を感じる。軽く麦芽風味。時間を掛けても香りは弱い。

(味)  軽いピートとフルーティな味わい。やや硬な含み香。味の数は多い方ではない。

*** [No.4] ブローラ(オフィシャルボトル)bottle no.0907 2003 30年 55.7% ***

(香り) 濃いフルーツの香り、奥には軽くミントが香る。わずかにヌカの香り、硫黄っぽくもある、しかし邪魔になるほどでもない。しだいにマッタリ感が強くなり、深みが増す。

(味)  中程度のピート。わずかなシェリーの個性が、良い意味でのアクセントになっており、フルーティさと相まって、三拍子揃ったテイストである。しだいにピートは強くなる。

*** [No.5] レアモルト ブローラ bottle no.3856 1982 20年 58.1% ***

(香り) フルーティだが、まったり感も強い、爽やかなまったりだ。酸味がバランスしている。軽いピート香。しだいにトロピカルフルーツが開いてきて、たいへん鮮やかになる。

(味)  軽いピート、時間を経るとしだいにピートは強くなる。硬い含み香のフルーツ。香りほど味の数は多くない。


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