名前はチョンペ69-75-84-98-09。オスの赤ちゃんで人懐っこいおサルでした。死因は恐らく先天的な障害からくるものかと思われますが詳しくはわかりません。このところ冷たい雨も続いていましたので、それも原因のひとつかもしれません。
赤ちゃんにはもともと「てんかん」の症状があったようで、下半身がうまく動かないのと全身の痙攣が見られていました。長くは無いかもしれないと話をしていたのですが、こんなにも早くそのときが来るとは思ってもいません。
この母ザルが赤ちゃんを亡くすのは二度目です。一昨年にも赤ちゃんを産みましたが、そのときの赤ちゃんも突然死をしています。もしかすると母ザルの方にも何らかの問題がある可能性があるかもしれません。
もともと放任主義であまり赤ちゃんをかまうことがなかったお母さんでしたが、今になって大切そうに赤ちゃんを抱きしめています。
写真は生まれたころのチョンペ-09とお母さんです。(ピンぼけですみません。)
赤ちゃん猿は、きっと神様のお気に入りだったんです。
淋しいけれど、それが岩田山のお猿さんが住んでいる自然なんですよね。