新年あけましておめでとうございます。2012年のトロルドハウゲンは快晴で始まりました。
神々しい朝の光を浴びながら、お客様と一緒におせちを食べ、
楽しく穏やかに過ごす。
この毎年繰り返される年始の出来事が、今年はより一層心に染みました。
なんて自分は幸せなのだろう、と。
と同時に、心の中では「気」という一文字をかみしめていました。
実はトロルドでは、年越しのカウントダウン後に、
それぞれの「今年の一文字」を書であらわし、
新たに迎える1年の想いをみなに発表するという恒例行事があり、
今年の私は「気」という文字を選んだのです。
何事にも「気」を入れて取り組みたいと思ったので。
おせちの後は雪景色を見ながらのお抹茶タイム。
佐藤聡明さん作曲の尺八と箏による「燦陽」という楽曲をかけながら
濃い茶を点てさせていただきました。
お茶の銘は「大福茶」。
本来大福茶は、煎茶に梅干しと結び昆布を入れて正月に飲むという
関西地方を中心に行われている風習で、
これを飲むと一年の邪気を払い、健康に過ごせるとのこと。
今回はお抹茶ですが、
やはり縁起がいいことに変わりはなさそうです。
お菓子は、とある神社にお供えされた栗で作った渋皮煮。
不思議なご縁で私たちのもとに届いためでたい栗を、
みなと分かち合いたいなと思ったことが、
元旦の茶会の発端というわけです。
ということで、大福茶と栗の渋皮煮。
この組み合わせで、
みながこの一年、健康で幸せに過ごせるようにという想いを込めて、
つたないながらも「気」を入れてお茶を点てさせていただきました。
トロルドハウゲンも今年は21年目。
これまで胃が痛くなるようなことや、
頭が真っ白になってしまうようなことなど多々ありましたが、
過ぎてみると、不思議とみないとおしく思えます。
そして、つくづく今の自分は、
トロルドハウゲンと、そこに集う人たちに育てられてきたのだなと思います。
「時は流れる。けれど、積み重なるのもまた、時なのだ。」
拙著『ショパン紀行』の文章を胸に、
一瞬一瞬を大事に生き、時を積み重ねていきたいです。
みなさんにとっても、実りの多い、幸多い一年となりますように。
今年もよろしくお願いします。
それでは、また。








