2017年09月16日

審査員

 生まれてはじめて、「審査員」というのを経験した。
宮崎市内の9つの地域の子供たちが、それぞれ一人のアーティストと一緒につくったおみこし「笑みこし」展示会の審査である。どれも個性的で楽しいおみこしが並んでいた。
おみこしのテーマは「地域の自慢」だ。海辺の町、田んぼの多い地域、雨が多くて水害の多いところ、大きなクスの木やクジラや大勢の神様がご自慢のまち。
 それぞれの自慢をそれぞれの手法でモノにしているわけだから、審査する側のものさしも柔軟にしたい。いずれも甲乙つけがたいのだけど、そこはぐっとこらえて大賞と副大賞を選んだ。
 9/16から9/24まで、フローランテ宮崎の夢花館に並んでいるので宮崎にお住まいの方はぜひ。
→ http://emikoshi.com/
 


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2017年09月15日

揺れる飛行機


月に一度、埼玉と宮崎を往復するようになってずいぶん経つ。今もその機内でこれを書いている。当然のことながら毎度飛行機を利用するわけだが、いつまでたっても飛行機が揺れるのは苦手だ。機内アナウンスで「大きく揺れても飛行に支障はございませんのでご安心ください」といくら言われても、CAの人が何事もないかのようにスタスタと歩いても全く安心できない。
昔々ネパールのカトマンズ空港に降りる飛行機がシケの中を航行する船かと思うほど揺れた時だって何事もなく降りたじゃないか、自分に言い聞かせたりする。あの時はランディングの瞬間に乗客の間から拍手が起きたっけ。
後ろの席で飛行機が揺れているのに気がついてないんじゃないのか、って思うくらいはしゃいでいる子供たちが羨ましい。あー、あと30分もこれが続くのか。台風に向かって飛んで行くんだから仕方ないけれど。


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2017年09月14日

上野

上野の森美術館で来年の年明け早々に父の展覧会がひらかれる。いまその準備の真っ最中で、私も時々打ち合せなどで上野へ出かけてゆく。
父は藝大に現役で入学した。今も昔も(私が受験した頃も)藝大の油画科は20倍以上の競争率で、美術系予備校のない、地方の高校を出たての現役生がおいそれと受かるようなところではない。何かしら光るところがあったんだろうけれど、父は3年で中退してしまった。「学費が払えなかった」と私達家族には言っていたが、当時周辺にいた友人たちには「藝大で教わることはもうないよ」とうそぶいていたという。今となっては真相を知る由もないが、林武、小磯良平といった人たち相手に、若さも手伝ってのことであろうがなんと不遜な言いぐさか。しかしミケランジェロやデューラーを信奉していた父のめにはいかにもぬるく思えたのかもしれない。とはいえ、後年近所の人たちを描いた肖像画を見ると、なんだ、小磯っぽいじゃないか、という絵もけっこうある。
後足で砂をかけて出て行った上野に、またこんな形で戻ってくるとはと苦笑してるかもしれない。


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2017年09月13日

画家の文章

中川一政、麻生三郎、小絲源太郎。三人とも昭和に活躍した画家であり、三人とも東京生まれであり、三人ともすぐれた文筆家だ。

中川一政はひと頃中公文庫でずいぶん集めた。「腹の虫」「うちには猛犬がいる(だったかな)」歯切れのいい文章で読んでて気分がいい。
麻生三郎は題名は忘れたが、一冊だけ分厚いハードカバーの本を図書館で借りて読んだ。麻生さん(なぜか「さん」付けになる)の文章は独特の言い回しがあって読み応えというか噛みごたえがあった。絵を深めて(高めて)いくことを「体育」になぞらえたりする。松本竣介の精神の体育がうんぬん。
そして小絲源三郎、じつは文章も書くことは昨日所沢の古本まつりで「風神雷神」という本を見つけるまで知らなかった。酒もたばこもたしなまない小絲は、日が暮れて絵が描けなくなると手持ちぶさたになって文を書くのだという。身辺のことをサラッと書いてサラッと読ませる。こういうのを達意の文章というのだろう。

と、真似をして自分も久しぶりに書いてみたくなってたらたらと書いてみたものの、なかなかまとまらないな。東京生まれの文章も書く画家、だれかもっといた気がするけど思い出せない。


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2017年03月13日

父の足あと

 江古田のご自宅でギャラリーを営むKさんが個展を観に来られた。会場に置いてある「生鯣狼租賢掘廚凌渭燭鮓て、子供の頃にモデルになったことがあるかもしれない、とおっしゃる。えええっ?と驚いて話を聞いてみると、Kさんのお宅は戦後若い人相手に部屋を貸していた時期があり、下宿していた九州出身の「オオライさん」という若い絵描きさんに顔を描いてもらった、名前が珍しかったのでよく覚えているというのだ。
 それが父である可能性は非常に高い。九州出身、ヘンな名前の若い絵描き。父には藝大を3年で辞め、鹿児島県人寮を出たあと、数年間都内の下宿や貸間を転々としていた時期がある。ただ野方や東中野の話は聞いたことあるけど江古田はどうだったかなあ、まあ近いけどと思いながら、ちょっと調べてみますとお話した。
 家に帰り、4年前に初めての生鯣狼租犬魍くための準備をしている頃、父の足取りをたどろうとしたが父の記憶があやふやだったので、母に聞き取り調査をしたメモがあるのを思い出した。本棚の奥からひっぱりだした2013年の手帳に書いてあった。
 「範義の動き 同学舎 鹿児島県人寮〜赤門前(本郷)屋根ウラ貸間?〜林町 貸間〜江古田(貸間)」!!!!
 
 メモはこの後東中野〜野方とつづく。
 その絵が残っているわけではないし宮崎にそれがあるとも思えず、幻のデッサン発見という話にもならないのだが、そして確証があるわけでもないのだが、私はその若い絵描きが父であったと思いたい。まだ何者でもない若者であった父が東京の町をウロウロしていたころの足あとを一つみつけた、ことにしておきたい。

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個展8日目です。

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個展8日目です。(明日まで!)
版画もこんな感じで多数展示しています。

オーライタロー展
ーたてもの放浪記ー
3/6㈪〜3/14㈫ 11~19時(日曜日・最終日17時まで)
ギャラリーアビアント(メトロ・都営・東武浅草駅より徒歩4分)http://abientot.main.jp/
TEL 03-3621-0278  

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2017年03月10日

個展5日目です。

小伝馬町


個展5日目です。
今日も吾妻橋脇の黄色い雲の下で
お待ちしております。

オーライタロー展
ーたてもの放浪記ー
3/6㈪〜3/14㈫ 11~19時(日曜日・最終日17時まで)
ギャラリーアビアント(メトロ・都営・東武浅草駅より徒歩4分)http://abientot.main.jp/
TEL 03-3621-0278  ※写真は「小伝馬町」

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2017年03月07日

個展 始まりました

神田司町


昨日から個展が始まりました。
全部で40点余り、私としては数多く展示しております。
ご高覧いただければ幸いです。

オーライタロー展
ーたてもの放浪記ー
3/6㈪〜3/14㈫ 11~19時(日曜日・最終日17時まで)
ギャラリーアビアント(メトロ・都営・東武浅草駅より徒歩4分)http://abientot.main.jp/
TEL 03-3621-0278  ※写真は「神田司町」

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2017年02月04日

個展のお知らせです

アビアントDM


3月ですがDMが出来たので個展のお知らせです。
3/11(土)には蓄音機でSPレコードを聴く会もあります。
ぜひお越しください!
DMの作品は『川越 旧東武タクシー』です。

オーライタロー展
ーたてもの放浪記ー
3/6㈪〜3/14㈫
ギャラリーアビアント(メトロ・都営・東武浅草駅より徒歩4分)
http://abientot.main.jp/
TEL 03-3621-0278

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2017年01月22日

生鮴作所作品展、終了しました。

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生鮴作所作品展、本日終了しました。
ご来場頂いた皆様、お買い上げ頂いた皆様、ありがとうございました!
3月にはオーライタローの、6月にはおおらいえみこの個展でお会いしましょう。
OHRAI STRIKES BACK!

oraiorai at 22:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)