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・・・と云う事で
10日ほど前のお話になりますが
9月末のレクチャー、10月から1月に渡る現場見学、2回のプレゼン、関係者向けデモ
そしてかなりの回数に及んだ打ち合わせ&合わせ稽古を経て
とうとう、アウトリーチ本番の日がやってきましたー
今回お邪魔したのは
町田市にある大戸小学校
卒業式を控えお忙しい中
校長先生、音楽の秋山先生を初めとする学校関係者の皆様のお力添えで
6年生の前で朗読とピアノのコラボレーション ミニライブを行わせて頂きました
ぱーーんと広がる青空の下
校庭から校舎内に入り、校長先生、副校長先生にご挨拶をして
アウトリーチを実施する音楽室と控室(ランチルーム)に入ります
トイカメラモードで撮影したので少し暗いかな・・・
今回のアウトリーチは、桜美林大学の
「社会と共生するアーティスト育成プロジェクト」の一環として実施させて頂きました
2011年の8月に参加した
「群読音楽劇 銀河鉄道の夜2011」からのご縁で参加させて頂いたこのプロジェクト
桜美林大学 舞研の皆さんには
プロジェクトの責任者、Kちゃんを初め、本当にお世話になりました〜
この日も
アーティスト引率のFさん以外の舞研スタッフは一足先に現地に入って
音楽室や控室のお掃除等を行ってくれていて ・・・感謝
ピアノやスクリーン、朗読場所等の位置を決め
6年生が座る椅子を並べます
この椅子の並べ方には、これまでいくつかのアウトリーチ現場を見学する中で
巻き髪的にちょこっとした拘りがあり、それをスタッフの皆にお伝えしつつ
何とか全体の見え方等を確認した所で無事終了 ほっ
相方=ピアノのYさんの指慣らしが終わったところで
気になる箇所を合わせ、控室で後半使う某ブツのセレクト&着替え、メイク直しetc・・・
と、そこに
今回のプロジェクトのBoss 能祖將夫さんが登場なさって
「おー 緊張してる?」と笑顔で一言
「き、緊張・・・?あ、あはは そんな訳ないじゃないですか私を一体誰だと あはは」
・・・ハイ お陰様で物凄く気持ちが楽になりました
大戸小学校の6年生 約30人の1クラス
「朗読とピアノのコラボレーション ミニライブ」
以前から
声=朗読と 音楽=ピアノのコラボレーションをやってみたいと思っていた巻き髪
「社会と共生するアーティスト育成プロジェクト」に
同じく外部、大人枠で参加していたピアニストのYさんと
「HEARTS」というユニットを組み、試行錯誤をしながら迎えたこの日の本番
ピアノソロ、詩の朗読、詩とピアノのコラボ、物語とピアノのコラボ
ピアノを一部解体し、子供たちに鍵盤を触って貰ったり
ピアノにまつわるクイズを出したピアノ☆トリビア
そして
予め、音楽の秋山先生にお願いしていた、6年生の「ゆめアンケート」の紹介
「ビリーブ」の全員合唱等、本当に濃ゆい時間となりました
実は今回、アウトリーチの企画を立て始めた頃から
大学の同期で、既に相模原を中心に全国で
小学生向けのアウトリーチ活動を行っているAちゃんに色々現状を聞いたり
この企画のBossである能祖さんにご相談したりしていたのですが
皆さんに言われたのが
「6年生は難しいよー」というお言葉
確かに、自分が小学校6年生 12歳だった時の事を考えると
自我もしっかり芽生えていたし、大人に対する不信感等もあったりして
決して素直なだけの小学生じゃなかったなあ・・・と
今回、大戸小学校の6年生に関しては、事前に秋山先生を通して
「本当に素直で真っ直ぐ 男子と女子の仲も良い活発なクラス」と伺っていたので
大きな心配はしていなかったのですが
やはり、相手が大人ばかりの時とは勝手が違い
何が起きるか現場に行ってみないと分からない
中でも
プログラムの中で1番の長尺となる「100万回生きたねこ」の
物語とピアノのコラボレーションは約11分
この時間に6年生の皆が飽きてしまい、教室内の温度が下がると
後半のプログラム全体がエラい事になってしまう
ところが
6年生の皆の顔を時に見ながら物語を読んでいた巻き髪の目に入ってきたのは
物凄い集中力で聞いてくれている沢山の顔でした
確かに
特に男の子には鉄板のコンテンツであるピアノの解体や
ぽんぽん情景が変わる短い詩の連続朗読のコーナーでも手ごたえは感じたのですが
1番集中度が高かったのは「100万回生きたねこ」の時だったような気がするのです
凄いなあ
あの哲学的ともいえる物語を
皆は12歳の感性でしっかり受け取ってくれたのだなあ・・・
ラスト
ちょっと涙目になっている子もいたりして ・・・ありがとう
予めお願いしていた「ゆめアンケート」は
何通か涙が出そうになる内容のものもありました
今の時代、もしかしたら夢を見る事は大変な事なのかもしれないけれど
大戸小学校6年生の皆の夢は本当に力強かったです
「優しい人になりたい 色々な人に助けられたから」
・・・12歳で、周囲の人に感謝できる心
言葉になりません 師匠と呼ばせて頂きたい・・・
「夢」の話になった時に
校長先生が、6年生皆の顔と名前、キャラクターをご存知だった事にも感動しました
普段から児童たちの事を本当に良くご覧になっているのだなあ・・・と
「ビリーブ」の全体合唱では
音楽の秋山先生に沢山助けて頂きました
大きな愛情を持ちながら、カッコ良くサバサバと6年生に声を掛け指揮をなさる秋山先生
めちゃめちゃ素敵でした ファンになりましたっ (ちなみに秋山先生は女性デス)
皆様に助けられ
何とか無事にアウトリーチ本番を終えて、関係者でのフィードバック
9月最終週のレクチャーから考えると
時に間が空いたとはいえ5か月のお付き合いになった舞研の皆さん
2回のプレゼンやデモの後のフィードバックで
年齢が上の人間に対して言いづらいモードもあったでしょうに
時に思いもしなかった鋭い意見をバシっとぶつけてくれて、勉強になりました
現場でのフォローアップも勿論完ぺきでしたっ ありがとうございました
プロジェクトのBoss 能祖將夫さん
12月の最初のプレゼンの際に指摘して頂いたこと全てが今なら良く分かります
情緒的にならない 先入観を捨てる ・・・本当にありがとうございました
夏の銀河鉄道での旅に続き
また能祖さんに新しい世界の扉を開けて頂きました
最初の企画では、他にどうしてもやりたい短編作品があり
それが出来ないのならこの企画をやる意味があるのだろうか・・・と悩み
(今となってはあの題材をやらなかった事は正解だと思えますが)
関係者向けのデモが決まってからも
相方のピアノYさんと、互いのそれまでの方法論やそれぞれの現場での常識の違いから
少しツッコんだ状態で話をしたり・・・と、色々葛藤もありました@きっとお互いに
でも、本番では
お互いの「音」と「声」を物凄く通じた状態で聞き合えたように思います
何もない所から企画を立て、構成をし、修正を経て練っていく
ほぼ初めての経験でしたが・・・本当に勉強になりましたし
かけがえのない体験をさせて頂けました 間違いないっ
後は
卒業を控えた大戸小学校6年生の皆の心の片隅に
私たち「HEARTS」のパフォーマンスが
ひとかけらでも何かをお渡しできたのであれば・・・最高に幸せです
関係者の皆さま 本当にありがとうございました
ああー
もっと6年生の皆と色々話したかったよー
こちらでもゼヒゼヒ絡んで下さい・・・Twitter
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