2011年03月17日

銚子海洋研究所・宮内所長、フリッパーとも元気。

沖縄・座間味のO事務局長、三宅島の田口さん、小笠原のMさん、ほか多数の方々から心配の電話をいただいた銚子の宮内さんを今日、見舞いに行ってきました。

写真のとおり、銚子マリーナは全壊。ハーバーは跡形もなく、何艘ものクルーザー、ヨットは沈み、あるものは陸に打ち上げられていた。

ただし、宮内さんの愛艇フリッパーは外川漁港に、無傷で停泊。

大地震の直後、宮内さんは地元の漁師とともに外洋へ出た。

時間との戦いだった。ホンの5分で、フリッパーのエンジンキーだけを持ち、一人飛び乗った。そして、24時間。キャビンにも入れず、
恐怖、寒さ、そしてスタッフとの連絡も取れない不安を抱え、あの巨大な津波を洋上で迎えた。
・・・そうだ。

笑顔で握手をして迎えてくれた目が疲れていた。

もう事務所もきれいに整頓されていた。波と砂とでぐちょぐちょだったはずが・・・
その証拠に、洗濯バサミで何枚もの資料が干してあった。

車から段ボール数箱、見舞いの米、野菜、肉、そして上田の奥さんがどこから探して来たのか電池、医薬品、お菓子などを運び込んだ。

卒業生スタッフ等の笑顔。歓声・・・
来てよかった。

でも、本当に大変だったようだ。
戻ったら、4ヶ月前に買った新車は海に流され、付近には四十数台の車が海の中に・・・
海でのあの戦い。もう二度とやりたくない。
命がない・・・と、何度思ったか。
仲間の漁師からチョコレートを投げてもらい、なんとか乗り切った。

ボソ、ボソと語ってもらった。
またゼロからやり直しだ。桟橋も吹っ飛んじゃったし・・・
マリーナも・・・
ただ、彼には仲間がいる。
全国のホエールウォッチングの仲間、そして地元の漁師、観光関係者、役人、そして市長も・・・もちろんPACIも、TCA,NCAの卒業生も。

きっと、新たな開発へのチャンスに向けて進んでいくだろう。
そんなファイトも感じた。

今日は行って、ホントによかった。th_DSC_0180th_DSC_0167th_DSC_0166

orca003 at 22:57│Comments(0)TrackBack(0)

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