正確に数えた事はないが仕事がらみだとはいえこの20年で30回以上イタリアに来ている。でも全く飽きないしそしてイタリアでの時間がずっと楽しいのはどうしてかなぁとぼんやりナポリから帰ってくる電車の中で考えていた。絵画彫刻建築など文化が素晴らしいのは言うまでもないが、イタリア語を使えるのがやはり大きいと改めて気づく。私のイタリア語は先生であるナディアからは文法は間違っているのにペラペラしゃべられる名人というありがたい評価を受けている。試験を受けるでなしイタリアに住むわけでもないのでイタリアで買い付けしたり旅行するにはこれで充分なのだ。

つたないイタリア語を使って初めてのメーカーさんとの取引成立の図

そもそもイタリア語を始めるきっかけはほんのひょんな事。18年前名古屋伏見、イタリア語教師筒井美芳さんの経営するバール、アンブロージアでイタリア語教室があることを知り、その頃イタリア旅行にはまっていた母親にイタリア語を勉強することを勧めた。教室の時間も予約したあとどういうわけか母はこの歳になって勉強などおっくうだとおじけずいた。予約をした手前もあるので筒井先生に迷惑がかかる。それじゃ代わりに俺がイタリア語勉強するわと啖呵を切って始めたのがはイタリア語を学ぶきっかけ。
三位一体教会の修復は完了して美しくなったが今度はスペイン階段自体を修復。ここはただの観光名所であるだけでなく上と下の道をつなぐ重要な通路なのに閉鎖しちゃって良いのか??

始めるとイタリア語思ったより簡単。 文字は親しんだアルファベット、発音はまさにローマ字で難しくない。疑問形など語尾を上げるだけでそもそもないシンプルさ。何より強力にサポートしてくれたことといえばイタリア人が変なイタリア語でも使えばすごく喜んでくれること。或る国でカタコトのその国の言葉を使ったらあからさまに変な顔をされたことがある。イタリアでそんなことは絶対にない。間違っていてもイタリア語を使おうものならなんでそんなイタリア語ができるんだと褒めでくれる。どこに行ってもほめられるのでまずまず調子に乗ってイタリア語を使いたくなってくる。古代ローマ帝国が征服した国と仲良くなってどんどん国が大きくなったのも実はこんな誉め殺しの裏技があったのではないかと妄想もする。英語では外国人がせっかく使ったに発音がいいの悪いのと言われるし、また英語を上手に使えぬ者、人にあらずという態度を取られることもあるが、我がイタリア語はそんな傲慢はありえずヘタでも使えば使うほど親愛な楽しい雰囲気を楽しめるのだ。そんなブログを書いていたらもうすぐ夜明け。ローマにアリベデルチを言う時間が近づいてきた。
ナポリからローマに帰る電車から。雲が日本と違い「バロック」だと思いませんか?

おじさま二人が楽しきカンツオーネを奏でる。ナポリキアイア門にて
ナポリを発つ時またヴェスビオ山が顔を出してくれた。

この時期ならニンニクとアンチョビの塩を効かせたプンタレッラはローマ独特