2004年から今に至るまで、当店のオーダースーツ、オーダージャケット、パンツそしてコート(レディースは除く)は、すべて日本最高のモデリスト柴山登光先生が設計し、そして縫製もひとつの国内工場ですべて柴山先生の指導の元に行っています。

この土曜日、柴山先生にご来店いただき、ご興味のあるお客さまをお誘いして「モデリストのお仕事」というタイトルでトークショーを行いました。先生とお客さまとの活発な意見の交換があり、そしてその後は懇親会という楽しい時間をすごしました。
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先生のお話を興味深く聞く当店のお客さま
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丁寧に服作りの精髄を解説する柴山登光先生。
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お集まりいただいたお客さまと
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懇親会はシャンパンの乾杯から。

柴山登光先生の紹介
1945年北海道生まれ 新宿のテーラーを経て、有名縫製工場ジェンツに入社、その後、シャンタルデュモに入社、エーボンハウス取締役技術部長を経て現在のサンモードスタジオ設立、有名セレクト・ショップ、アパレルメーカーパターン製作、縫製管理を担当されています。 ミラノの洋服学校セコリの日本法人セコリジャパンの講師長でもあります。

モデリストとは 参考資料「ナポリ仕立て・奇跡のスーツ」から抜粋 
イタリアの服飾業界にモデリストという名の職業がある。服の設計図たる型紙の製作から、生産ラインの構築そして管理まで、いわば工場生産の服を製造するにあたっての実務面のほとんどすべてを取り仕切る要職だ。
そして紳士テイラード服のモデリストは「モデリストのなかのモデリスト」と言われる。それは婦人服のようにデザイン的なバリエーションを追わず、古典的デザインのジャケット、パンツだけを追求する、いわば服飾の「深度」を追求する畏敬の念から生まれた言葉がモデリスト。紳士テーラードのモデリストでトップを占める者は世界中でそれこそ両手で数え切れるほどしかいない。