母が流行り病にかかってもいけないので、医院に行くのは控えてとか、外出はあまりしないほうがいいとか一応注意したら、このところ素直に従っていた。でもなんだかストレスを溜め込んだ顔をしていたので先の定休日はドライブに誘った。
人混みもよくないので、あくまでドライブそのものを主目的にして木曽路を走る。走るたびに谷が深くなってくる19号線、旧中山道を走るといくつかの思い出が蘇る。木曽はかって息子が勤めていた場所だった。いまはアジアの異国でひとり働く息子はどうしているのか。
2016年11月、ゴルフ友達に誘われて木曽駒ゴルフ場に行ったことを思い出す。その日トランプ氏が当選したことをラジオは伝えていた。男性のキャディさんはこれで株はがたがたになり、そして世界は終わると言っていた。その日、寒さでグリーンがオーガスタナショナルよりも早くなっていて、株式ではなくスコアががたがただったのだが、そのゴルフ友達は今年残念ながら逝ってしまった。
木曽福島町までは約2時間、母は花より団子で「くるまや」に連れていく。店は昨年改装されて広く居心地のいい空間に変わっていた。山菜と天ぷらをあてに「七笑」で一杯やりたいところだが運転もあるので食事だけにする。よく行く飲み屋「伊勢町」のしんちゃんは木曽の出身。彼に教えてもらった日本唯一塩を使わない乳酸発酵の漬物「すんき」をたっぷりのせた温かいすんきそばをいただく。すんきの酸っぱさとだし汁がよくあって、田舎蕎麦の味わいがことのほか深くなる。ざる蕎麦も半分いただき満足。もう一つの目的木の器を集めた名店「よし彦」は「くるまや」のすぐ前。欲しい物がいろいろあって困ってしまう。いろいろ迷って、妻は奮発して良質な塗りのご飯茶碗ひとつ。わたしは靴べらと6角形の塗り箸。そしてキッチンの菜箸を買った。
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すんきの酸っぱさが木曽路の味わい。くるまや本店
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ざる蕎麦を妻と分け合う。

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よし彦での買い物は楽しみ。
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器良ければ味よしの当家好み。