洋服屋、街を生きる。オーダーサロンタナカ店主blog

名古屋、錦3丁目のオーダースーツ、オーダージャケット、オーダーシャツのお店の店主です。名古屋のまんなかに生まれ、ずっとここで生活し六十年。オーダーメイドのこと、街の暮らしのなかで感じたことをつづっていきます。

おでかけ 国内

もう一度さいしょから(2020/6/28)

県外に出かけてもいいこととなり、今週、中央高速で諏訪大社をめざしでかけた。諏訪大社は4社で一体の神社でありちょうど諏訪湖を囲み、北側に下社秋宮、下社春宮そして、諏訪湖の南東に上社本宮、そしてすこし東に前宮が鎮座する。・・・つづきは新しいブログで

ひさしぶりの木曽路(2020/3/21)

母が流行り病にかかってもいけないので、医院に行くのは控えてとか、外出はあまりしないほうがいいとか一応注意したら、このところ素直に従っていた。でもなんだかストレスを溜め込んだ顔をしていたので先の定休日はドライブに誘った。
人混みもよくないので、あくまでドライブそのものを主目的にして木曽路を走る。走るたびに谷が深くなってくる19号線、旧中山道を走るといくつかの思い出が蘇る。木曽はかって息子が勤めていた場所だった。いまはアジアの異国でひとり働く息子はどうしているのか。
2016年11月、ゴルフ友達に誘われて木曽駒ゴルフ場に行ったことを思い出す。その日トランプ氏が当選したことをラジオは伝えていた。男性のキャディさんはこれで株はがたがたになり、そして世界は終わると言っていた。その日、寒さでグリーンがオーガスタナショナルよりも早くなっていて、株式ではなくスコアががたがただったのだが、そのゴルフ友達は今年残念ながら逝ってしまった。
木曽福島町までは約2時間、母は花より団子で「くるまや」に連れていく。店は昨年改装されて広く居心地のいい空間に変わっていた。山菜と天ぷらをあてに「七笑」で一杯やりたいところだが運転もあるので食事だけにする。よく行く飲み屋「伊勢町」のしんちゃんは木曽の出身。彼に教えてもらった日本唯一塩を使わない乳酸発酵の漬物「すんき」をたっぷりのせた温かいすんきそばをいただく。すんきの酸っぱさとだし汁がよくあって、田舎蕎麦の味わいがことのほか深くなる。ざる蕎麦も半分いただき満足。もう一つの目的木の器を集めた名店「よし彦」は「くるまや」のすぐ前。欲しい物がいろいろあって困ってしまう。いろいろ迷って、妻は奮発して良質な塗りのご飯茶碗ひとつ。わたしは靴べらと6角形の塗り箸。そしてキッチンの菜箸を買った。
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すんきの酸っぱさが木曽路の味わい。くるまや本店
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ざる蕎麦を妻と分け合う。

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よし彦での買い物は楽しみ。
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器良ければ味よしの当家好み。

「休日」の師匠(2020/2/23)

今月2月からオーダーサロンタナカは水木休みになった。齢61にして、ついにゲットした週休二日制だが正直まだとまどっている。
多くの人が休む土日は御存知の通り営業なので、みんなが働いている水木にあそんでくれる人はそうはいない。ゴルフは好きだが毎週ゴルフでは芸がない。そしてボーッと生きているほど我が人生長くはない。そうなると想像力を駆使して遊ばなくてならない。先々週は神戸、先週は奈良に行ったが今週の水曜は休みを返上して店の中で仕事をしていた。ああワーカホリック。だが次の日、木曜はやることがなくなった。あてもなく高速道路にのり北陸道にはいる。途中、地方都市の海産物市場に行ったが、なんだか観光客向けで乾物、干物中心で買う気がおこらない。
そこでその場所からクルマで40分の福井に住む友人モリカワに電話。手芸関係のネット通販を主にした小売をしているモリカワ、2月3月は、卒業、入学のかきいれどきで忙しそうだったが昼飯につきあってくれるということで経営するお店「つばめや」訪問。そこにはキャラクター系から星型、月形、アニマル柄まで数千種類のプリント生地がきれいに並べられていた。ロングテールの時代、これを探す人はかならず世の中にはいる。作業机の上に置かれた発送を待つ何十もの封筒がそれを物語っていた。モリカワとわたしはもうダメだと言われ続けた繊維業界に40年以上従事し、それぞれ、なんとか自分なりの工夫を続け、業界で生き残ってきたいわば戦友である。がんばっている彼の姿にはいつも感銘をおぼえる。
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つばめや店内。整然と並ぶ多数の服地にびっくり。
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つばめや店内。よくこれだけ服地を探したものだ。
モリカワは時期によって閑散期があり、その期間は登山、海外旅行、車中泊による長期の国内旅行などアクティブに活動するいわば「休日の達人」。こと登山は大学からワンゲルで続けているのでまさに「隊長」の貫禄である。わたしはこのたびやっと週休二日制にしたくらいでまだまだしろうとに毛が生えたようなものだ。どこ行こうか困ったときにはよく教えてもらっている。
昼飯の後も、こういう道を通ってこの魚屋にいけば良いものが買えるよとアドバイスしてくれた。経験豊富の人しか持っていないレアな情報をもらい美味しい食材を買うことができた。その日の夕食は食いしん坊の母も大喜びだった。
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空気の汚れた都会に住んでいるとこんな景色のなかにいることが一番のごちそう。
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越前の海の水のきれいさったら。
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おそわったお魚屋さんでこんな看板をみたら、そりゃ買うでしょ。
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これが福井っ子が大好きな水かに。
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バイ貝とヒラメと剣先はお造りで。

雨がはれになったから(2020/2/19)

 先週のお休みは娘もしばしの帰省。一日雨の予定が朝パラッと降っただけですぐ晴れてきたのでドライブに奈良へ。東名阪、山添インターから下りて奈良公園までは山道のドライブ。
こんな状況なので観光客は少なく、いつもは大勢の人で賑わう興福寺の国宝館も客もすくなくゆっくり阿修羅に対峙。興福寺の国宝館は仏像好きには聖地だ。乾漆と言う当時大陸伝来の高等技術を使った阿修羅などの国宝の仏像は50kg程度と軽いから何度か堂宇が大火になっても運び出すことができて、今もその姿を残すことができたそうだ。その後やることもなくぶらぶらと、ならまち、若草山、二月堂、三月堂を散歩。仏像を見に三月堂に入ったら、ここに日光菩薩、月光菩薩が鎮座ましましたはずだったが記憶違いだったかと受付の方に聞くと、今は大仏殿前東大寺ミュージアムに変わったという。事情はあるとおもうが両菩薩の安住の地はやはり三月堂の中ではないかという気もする。つらつら坂を下り、大仏殿前で大仏殿の前を通って南大門をくぐる。南大門、小学校の修学旅行でこの門をはじめてくぐったときの衝撃が蘇る。空に向かうようなほかでは見たことのない建築の脇に、力感の塊でもある運慶・快慶の金剛力士像が屹立する。こんな偉大な存在を作るなんて人間ってすごいものだ。またここは奥まった場所でなく道すがらにあるところがなんか迫力を増す。ローマのパンテオンもそうだった。視界すべてこの建築物で満たされる感覚。偉大なものに触れるのも休日の楽しみ。IMG_4782
視界がすべて南大門に
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なんなんだこの力感 南大門 金剛力士像
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このごっつさが好きだ。 南大門 金剛力士像
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たまには2人でパチリ
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パンテオン2000年前にこんなのを作ったローマ人って。
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パンテオン、中もすごい。入場無料ってのもすごい。南大門も入場無料。
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パンテオン、柱も無いのに地震国イタリアにずっと存在するこの巨大ドーム。

聖地探訪 尾鷲、熊野(2020/1/23)

昨日の休日、まだ行ったことのない世界遺産「熊野古道」を歩こうと思いだして朝8時クルマを走らせた。カーナビを設定すると着く時間は午後1時だという。さすが遠いなあと思って走り続け午後9時すぎに高速の標識を見ると尾鷲まで30kmだとのこと。30キロであと3時間半??とおもったら目的の海山 道の駅に午前10時前に着く。カーナビの設定間違いだったようだ。そこに車を停め、500mほど離れた天皇陛下が皇太子のときここを登ったという石碑もある馬越(まごぜ)登山道口から登る。ここは平安以降、さかんに行われた熊野詣の伊勢からの道でいわゆる「熊野古道」。よく整備された石畳と眺望が美しいので、熊野古道の中でも人気のある区間らしい。紀北町から尾鷲に行く道で明治以前はメインストリートだから整備もさえれている。現在は地元尾鷲の人のウォーキングにも人気のある道だそうだ。峠道をゆっくり歩いて2時間半、午後1時過ぎに尾鷲の駅に着く。お腹が空いたので魚屋さんに美味しいお店を教えていただき極上のお造り定食をいただき幸せ。
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馬越峠の登り口
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みちすがらにある夜泣き地蔵
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整備された石畳の道を歩くと
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眺望のいい場所にでる。遠くの山は大台ヶ原山
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馬越峠。ここから尾鷲市街まで下りていく。
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空気も澄んでしすてきなウォーキングロードとも言える。
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途中で巨石もある。
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尾鷲の街が見えてきた。
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極上のお造り定食をいただく。尾鷲駅前「鬼瓦」
すこし時間があり、「花の窟(はなのいわや)神社」のことを植島啓司著「日本の聖地ベスト100」で読んだことがあるのでその神社のある隣町、熊野まで足をのばしてみる。
熊野市は初めて来た。弧を描く海岸線がとても美しく、花の窟神社はその海岸線にある。鳥居から白砂を踏んで進むとお社とはすこし違う建物があった。建物を通り抜けると、巨大な岩があり、これが御神体。日本最古の夫婦イザナミがまつられている。日本のみならず世界の古代の民はエアーズロック、ストーンヘンジなど大きい岩や石を崇拝の対象とした。日本人は大きい石をイワクラとと呼び祭祀した。海岸すぐの場所に屹立するこの白い岩の前に立つとここが間違いなく聖地であることを自然と感じる。2月と10月に岩に縄を渡す神事があり全国から善男善女がこの浜に集うそうだ。
伊勢から熊野一帯には古い日本の聖地が多く存在する。「熊野古道」のほかの区間も歩きたい。そんなに遠くないことがわかったのでこれからも来てみよう。
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花の窟神社鳥居
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白砂の参道をゆく。
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巨大な岩は写真に写りきらないがここが御神体でイザナミノミコトがここに葬られたとの伝説があり日本最古の神社といわれている。
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岩の上方には縄が渡されている。
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10月と2月には大勢の人で綱を渡す神事がある。
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もうすぐその神事があるので綱が用意されている。
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