洋服屋、街を生きる。オーダーサロンタナカ店主blog

名古屋、錦3丁目のオーダースーツ、オーダージャケット、オーダーシャツのお店の店主です。名古屋のまんなかに生まれてずっとここ錦3丁目でくらしているオールドシティボーイです。オーダーメイドのこと、街の暮らしのなかで感じたことをつづっていきます。

2017年1月ピッティイマジネウォモ

会う人すべて師(1/26)

1/9朝新幹線で名古屋駅から東京駅、日暮里駅を経由して成田に向かう。事前にウェブでチェックインしていたので成田空港でアリタリアの長い列に並ぶこともなく入国審査を経由しゲートへ歩を進めると、同じ便でミラノに行くことをお聞きしていた当店にとっていちばんの師匠というべき柴山登光先生に出逢う。18年前だっただろうかピッティ詣で先生とほぼ同時期に始まった。先生はテーラーとしてもモデリストとしても一流であった上にさらにイタリアミラノの洋服学校セコリでイタリア式裁断と縫製を学び直し、現在セコリジャパンの講師長としてモデリストを育成している。トレンドを熟知し、イタリア式縫製も熟知するモデルストは稀有な存在。世界最高のモデリストの証、ミケランジェロ賞も受賞されているのもむべなるかな。ずっと当店の縫製はこの18年間と柴山先生が作成したパターンを使い、縫製もずっと指導を受けている。 この間にクラシコ・イタリアが普及し、男のスタイルに注目が集まってきてビスポーク、オーダーメイドが注目を集めている今、日本最高のモデリスト柴山先生のパターンだから私どもは当店のオーダースーツは世界で通用すると胸を張ってお客さまにおすすめできる。先生がさきごろ鎌倉シャツさんとコラボで作ったマンハッタンモデル先生と鎌倉シャツ社長との対談はこちら)も話題となっている。今回も先生とピッティはどうだったかなどお話を聞きながらミラノとフィレンツェで楽しい夕食をさせていただいた。
 DSC00871
ミラノ駅近く、ノブレス・オブリージュ。ここは昨夏ネットで見つけた店だが、シーフード中心になかなかいい料理を出す清潔な店。
DSC00866
先生とだったのでちょっと良いものをオマールのオレキエッテ。美味。 ノブレス・オブリージュ。
DSC01222
フィレンツェにて柴山先生と。
DSC01219
フィレンツェ中央市場近くチポーラロッサ。豆のアンティパスティ
DSC01220
中央市場近くのチポーラロッサ。肉屋の経営だけあり、熟成具合が完璧でフィレンツェでいままで喰ったステーキの中で一番の柔らかさと味わい。フィレンツェ16年在住のブロガー、ゆきさんに予約してもらいご一緒しました。

DSC00981
ピッティのサイトでブーツブラック社長と。11年連続のメインパビリオン出展で、ブーツブラックもまちがいなくシューズケアのクラシックブランドとして知名度が上がった。

DSC00984
ステファノビジ氏と。彼のネクタイは当店でも好評。特に裏のないセッテピエゲ、スフォデラートはシルク本来の味わいの分かるネクタイとして好評だったのでまた今年も買い付ける。
DSC00991
エルメネジルド・ゼニア社長フランコ氏と。今回ゼニアのスーツを着ていると話すとご満悦な様子なフランコ氏。
DSC01349
もとエルメネジルド・ゼニア、現在ヴィターレバルベリスカノニコで活躍するブルーノ氏はいつもエネルギッシュ。現在カノニコ社が伸びているのもこの方の活躍があってこそ。この方も師である。
DSC01359
左はオーダーファン必読の書「BESPOKE STYLE」「SEVILE ROW」「英国王室御用達、知られざるロイヤルワラントの世界」などの著者長谷川喜美さん。業界の一番人気ライターでいつも文章を拝見しております。facebook友達でこの方も師です。そして中央が世界最古の織物会社ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社長と。さすがにすばらしい着こなしですね。まちがいなく師です。

IMG_0043

昨年初めて試みで買い付けたアレッツォのポケットチーフメーカー「ROSSI COLLECTION」のサクサクとした仕事ぶりが印象的なスタッフと。ここでいろいろなメーカーがOEMで作っていていい趣味のコレクションを展開しているので今年も買い付けた。

ピッティウォモ91スナップ集vol.2(1/25)

昨日のブログに引き続きましてフィレンツェで1/10〜1/13開催されましたピッティイマジネウォモで見掛けた方のスナップ集の第二弾です。おしゃれのご参考までに。
画像はクリックして拡大してお楽しみくださいませ。


IMG_0150
ご常連。グレージュのダブルコートがすてき。
IMG_0143
こなれた色のジャケットです。
IMG_0105
タイトなシングルコートです。
IMG_0073
端正な紺スーツのお二人。英国の方かな?
IMG_0066
グリンウィンドペンコートと右はポンチョ。
IMG_0062
右のかたストライプのジャケットを着こなしていますね。
IMG_0060
ハットも粋な三人組。
IMG_0053
最もピッティな男。ミラノのリーノさん。
IMG_0048
グレージュのダブルコートにグレージュのマフラー
IMG_0040
右は有名な方ですね。ヒザの太めでスソが細い短めの白パンツです。
DSC01512
さりげなさが素敵なオトナです。
DSC01510
ジャケット丈が短いと足が長く見える好例。
DSC01508
軽やかなチェックのダブルジャケットと。
DSC01507
女性はワイドパンツ。右は赤ソックスをアクセントに。
DSC01505
ウィンドペンのシングルウールコート
DSC01504
さわやかネイビーダブルブレストスーツに首には大判ストール。
DSC01502
達人のレイヤード
DSC01500
ふりむけばそこには。
DSC01488
テクノというんでしょうか。コートは間違いなく暖かそう。
DSC01487
グレージュスーツに大判ストール
DSC01480
グレースーツには茶靴がイタリアでは基本。
DSC01473
コートは短めが軽快です。
DSC01467
ダブルのジレ多し。
DSC01464
ターコイズブルーの素材はロロ・ピアーナ製。
DSC01456
キレイなグレーのダブルブレスト。
DSC01437
ことしはアフガンハウンド連れて。
DSC01427
アルスターカラーコート
DSC01420
左の方もロロ・ピアーナ素材、右もロロ・ピアーナ、シュリアルパカ。
DSC01417
ジレはますます注目されています。

ピッティウォモ91スナップ集vol.1(1/24)

2017年1月10日〜13日の4日間、イタリア、フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅北、バッソ要塞で行われたメンズモードの世界的展示会ピッティイマジネウォモ91。そこに集う人々はバイヤー、プレス関係、出店者、モデルなど、なんらかのカタチでメンズファッションに関わる人々。その方たちのスナップ集を2日に渡りご紹介いたします。
画像はクリックして拡大してお楽しみくださいませ。

DSC01339
いきなり七色のジャケット素材!ダブルブレスト
DSC01331
プリントの白黒極大ヘリンボン。サインしています。
IMG_0114
右の落ち着いたグリーン系ジャケットが好感持てます。 
IMG_0108
左はブレザーを長くしたようなコート。右のグレーダブルジャケットはくるみボタン。
DSC01323
左ダブルのグレーストライプスーツにライトベージュのダブルコート。
DSC01314
渋いジェントルマン。ダブルコートおおいですね。
DSC01308
プリントジャケット、ネクタイもおそろってのがね。
DSC01305
ブラウンのグラデーション。ネクタイはサックス無地
DSC01303
アルスターコートに白パン、チャッカブーツ。
DSC01292
テラコッタタイを効果的に。ネクタイは無地がおしゃれかも。
 DSC01273
ターコイズブルーでびしっときめるレディ
王子様なんでしょうか?
DSC01267
ファッション仙人がイタリアにはいます。
DSC01265
シルク系素材のスーツとジャケット。
DSC01263
ヴェルベットならスモーキングジャケットですね。
DSC01259
わるそなやつはだいたいともだち。
DSC01255
この方達なんか優しそう。
DSC01243
ぱっと見普通ですが、ジレにマフラーに細いデニムでオシャレを楽しんでますね。
DSC01241
中身が見えるダウンジャケットって今回良く見かけました。このブランドの専売特許かも。
DSC01237
こういう時代がいつか来るのでしょうか?わかりません。
DSC01095
無地タイ、ピンバッチ、ポケットチーフ、そしてダブルジレ。
DSC01093
ウールコートにラペルピン、チーフ、ネクタイにはメガネのアクセサリー。
DSC01082
端正な着こなしの好青年。
DSC01065
トランプはんも真っ青な赤パンツ赤帽子赤タイ。
DSC01056
みんなジレきてますね。
DSC01048
激しい毛玉系コート。リュックも揃いです。
IMG_0068
グレージュのグラデーション合わせ。いい感じです。
DSC00996
旦那、ロロ・ピアーナドリームツイードで仕立てたジャケットですね。
DSC00976
チェックのスーツとラウンドのクレリックが英国的。
DSC00969
巻物はコーデにとって大事です。
DSC00962
グレーのダブルいいですね。
DSC00912
モードなお二人でした。

スーヴェニアはロンドンの香り(1/19)

昨日ロンドンで48時間過ごしたことをブログを書きました。

DSC01721
イーデ・レーヴェンスクロフト シティ支店

シティ、レドンホールアーケード近くでイーデ・レーヴェンスクロフトの支店を見つけました。ここはサビルロウで一番古いテーラー。英国の裁判所などで裁判官がかぶるウィッグも今もずっとここが納品しています。英国のテーラーのなかでも極めて由緒あるロイヤルワラントも複数所有しているお店です。ビートルズ映画「LET IT BE」 のセビルロウ、にあったアップルビル屋上でのライブシーン、下から眺める人のシーンでこの店が写っていました。この店でネクタイを買ってきました。
イーデ・レーヴェンスクロフト ネクタイ一本 11000円(税込)
DSC01869
イーデ・レーヴェンスクロフトネクタイ  下の三本はフォーマルにいかが。


伝統的かつ軽やかさで人気のハケット。ここのジャーミンストリート店でお買い物しました。ネクタイ、ポケットチーフ、マフラー。もしよろしかったらいかがでしょう。
DSC01862
ハケットネクタイ 12000円(税込) 前の三本はウールタイ
DSC01879
ハケットポケットチーフ4800円(税込) 
DSC01878

 左下はハケット、ウールマフラー13800円(税込) 
上、右下はハケット、カシミアニットマフラー19800円(税込)

たいへん申し訳ございません。これらはすべて一点ずつの数量限定です。ご来店お待ちしております。 

ロンドン48時間多動日記(1/18)

ロンドン一日目
ミラノリナーテ空港からアリタリアで都心近くのロンドンシティエアポートに着いたのは午前10時。小さい空港なので入国審査も時間がかからない。タクシーでセントジェームズ公園近くのホテルに。30ポンド。
  IMG_2051
雨の倫敦塔。タクシーの車窓から。
 
5年前泊まったホテルだったがすっかり洗練されていた。チェックインの際のヘルシーなジンジャーのドリンクが嬉しい。雨が降ってきたのでジャーミンストリートのダビドフでフォックスの傘を買い、お目当ての靴屋で靴を買う。そしてカスタムテーラーの裁断を見学。パブでランチと半パイントのエールを飲む。
IMG_2070
紳士の街ジャーミンストリートにはやはり紳士が。
IMG_2077
カッティングをするテーラー。ジャーミンストリート。
  DSC01537
お目当ての一つは英国靴のセール。
IMG_2078
雨だからダビドフで英国グリーンのフォックスアンブラを買う。

 ホテルで荷物を置いた後、雨がそぼ降る中、歩いて5分のナショナルギャラリーに行く。折しもカラヴァッジォ特別展「Beyond Caravaggio」開催。今回は「果物の皮を剥く少年」ダブリンにある「キリストの捕縛」ラトール「クローバのエースを持ついかさま師」(キンベル美術館所蔵)を初めて見る。

DSC01559
ナショナルギャラリー ミケランジェロ マンチェスターの聖母
DSC01562
同業者 アンドレア・デル・サルト 若者の肖像画 ナショナルギャラリー
DSC01567
マニエリスム期のパルメジャーノは縮尺が変です。ナショナルギャラリー
DSC01570
ブロンジーノの謎の名作 愛の寓話 ナショナルギャラリー
DSC01578
ホルバイン「大使達」の下の変な物体を横から見ると
DSC01579
見事にスカルが現れる。 ナショナルギャラリー
DSC01605
ナショナル・ギャラリー特別展「キリストの捕縛」撮影禁止のためポスター。
 
夜の芝居のチケットを買いにナショナルギャラリーから歩いてレスタースクエアに行く。雨が激しくなり妻の靴はびしょ濡れ。私の日本製オニツカタイガーはさすがに全く水漏れなし。

  DSC01615
雨のロンドンで妻の靴はビショ濡れ。
DSC01620
妻はいつもここでウェストコートを購入します。カントリーライフの名店。
 
部屋で靴のお手入れをしてからスーツとネクタイ姿でウェストエンドの劇場に行きキャロルキングの伝記ミュージカル「Beautiful」を見る。彼女の曲はよく知っているので楽しめる。ずっと雨が降っていたのでタクシーでホテルに戻り赤ワインを飲んでこの日は寝る。
IMG_2093
ミュージカルに行くならスーツ着て。
IMG_2094
アルドウィッチシアターでキャロル・キングのミュージカルを愉しむ。

ロンドン二日目
起きたら空は晴れ。ホテルで朝食をとってからテムズ川沿いを歩いてサマセットハウス付属のコートールドギャラリーに。開館時間過ぎてもチケットを売る館員は個人的な電話をやめず閉口。イタリアではよくあることだがロンドンでは珍しい。中に入るとゴッホをはじめ印象派名品が充実。日本の美術館と違い、フラッシュさえ使わなければ写真オッケー。都心にあり銘品揃いなのに人はほとんどいませんでした。
DSC01640
サマセット・ハウス
DSC01647
クラナッハ アダムとイブ コートルドギャラリー
DSC01659
スーラ コートールドギャラリー
DSC01658
ゴッホ 自画像 コートールドギャラリー

美術館を出ると雪。次の目的地ギルドホールまではロンドンタクシー。ギルドホールはシティの市役所。シティは女王陛下もここの地域を通る時には許可を得なくてはいけないほど権威がある。また世界の金融、保険の中心で財政も豊か。だから入場料無料。ラファエル前派などヴィクトリア朝期の英国絵画を集めている。この時期の英国絵画は絵の技術が高い上ドラマ性が強く映画のように楽しめる。ロセッティ、ミレイだけではなく他の作家も質が高い。ここもほとんど田中夫妻の貸し切り状態。ラファエル前派の聖地テートブリテンは今回は見送る。
DSC01666
シティの中心 ギルドホール
DSC01669
ヴィクトリア朝期のいい絵が並ぶ。
DSC01670
ラファエル前派 ロゼッティ
DSC01672
ミレイ 説教をちゃんと聞いているお嬢さんの絵
DSC01674
ミレイ 説教を聞いて寝落ちしたお嬢さんの絵
DSC01676
きっとこの二人は始まる。
DSC01678
木こりの娘 ミレー ラブはここから。
DSC01681
9日間の女王、レディージェーングレイの死刑の一瞬前。怖い絵。
DSC01700
ギルドホールを出ると雪は止み、晴れ間がでてくる。

ロンドンアーケイド巡り
さてここからは街歩きのテーマを「ロンドンアーケード巡り」に変更。5年前ロンドンオリンピックのマラソン中継を見ていて素敵なアーケードがシティにあることを知り行きたかった。地図を見て、道に迷いながらもキュートなレドンホールアーケードを発見。間違いなくここが中継で見た場所。バブアーのショップでちょっと買い物して、店員さんオススメの店でビールとランチ。
DSC01710
レドンホールアーケード入り口。となりは保険のロイズ
DSC01713
素敵な場所、レドンホールアーケード
DSC01716
バブアーでお買い物。レドンホールアーケード
DSC01725
レドンホールアーケード近くロンドン大火記念塔

レドンホールアーケード近くで最古のテーラー、イーデ&レーヴェンスクロフトのシティ支店を見つけネクタイを買いながら店の由来について話す。
ロンドン大火記念塔を見ながら地下鉄でオックスフォードサーカス駅に戻る。チューダー朝様式の建物が美しい百貨店リバティに寄ってからニューボンドストリートでジョンスメドレーのニットを買う。店員さんに日本ではジョンスメと呼ぶと発音を伝授。チャーチに寄ってお目当てのコンスルを買ってから再びアーケード巡り。ロイヤルアーケード、一番有名なバーリントンアーケードピカデリーアーケードクイーンズアーケードそしてバッキンガム宮殿を設計したナッシュ設計のロイヤルオペラアーケードを訪れロンドンにある7つのアーケードを巡った。
DSC01734
世界一キュートな百貨店の一つ。リバティ
 
DSC01753
ロイヤルアーケード。別名ジ・アーケード。
DSC01754
天井なども美しいロイヤルアーケード。
DSC01757
便利なので一番有名なバーリントンアーケード
DSC01760
バーリントンアーケード。なぜか口笛禁止。
DSC01764
ピカデリーアーケード
DSC01765
ピカデリーアーケード
DSC01768
ウェストコート専門店がロンドン的。ピカデリーアーケード
IMG_2144
クイーンズアーケード ピカデリーアーケードの近くの小さなアーケード。     
DSC01627
セント・ジェイムス近くのロイヤル・オペラ・ハウスアーケード。 小さいのでワインバーもある。

フォートナムメイソン本店で紅茶とショートブレッドを買ってから週末夜9時まで開いているナショナルギャラリー裏のポートレートギャラリーに。夜の美術館は人生初かも、なかなかいいもんだ。並ぶ肖像画を見ていると美術より書かれた人の生き方に興味が移ってくる。絵を写生している人がとても多いなあと思っていたら、えんぴつで写生イベントだったようだ。横から見るとだいたいが下手くそだがたまにおっと驚く上手い絵もある。美術系学生さんかも。この日もワインを飲んで寝る。
IMG_2150
フォートナムメイソンでは茶葉を選んでグラム買い。
IMG_2159
歴代英国王 ポートレイトギャラリー
IMG_2157
ポールですね。ポートレイトギャラリー
三日目は朝11時のフライトだったので8時半にホテルからタクシーでロンドンシティエアポートに戻りつつがなくミラノリナーテに戻りました。
 
livedoor プロフィール
記事検索
月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ