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※シロがひたすら塞の魅力を語るSSです。



白望「……どういう意味?」ギリギリギリギリ

胡桃「ぐ、ぐえー! くるし……」ギブギブギブ

白望「……もう1度言う」

白望「塞がかわいくてしょうがないんだけど」

胡桃「げほげほ……いや、べつに2回言わなくてもいいけど……」

胡桃「どしたのシロ……とつぜん」

白望「最近塞がすごくかわいく思えてきた」

胡桃「そ、そうかな?」

白望「うん」

胡桃「えっと……なんで今更、私たち小学校からいっしょなのに……」

白望「私たちインターハイに出たでしょ……?」

胡桃「うん」

白望「そのときみんなのいろんな新たな一面を発見したんだけど」

白望「そのなかでも塞のが特にかわいかった」

胡桃「……たとえば?」

白望「まず見た目」

白望「塞って先生にモノクルもらってからずっとつけてるでしょ」

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胡桃「つけてるね」

白望「あれかわいくない?」

胡桃「えー? そう? ババくさくない?」

白望「……かわいいよね?」ギリギリギリギリ

胡桃「イタタタタタタ! かわいい! 塞はモノクル知的かわいい!」バンバンバン

白望「……よろしい」

 



白望「話を続けるね」

胡桃「……どうしちゃったのシロ」

白望「塞の見た目のもうひとつの特徴といえばあのお団子」

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胡桃「あーあれねー」

胡桃「さすがに本人に面と向かっては言わないけどあの髪型はちょっとないよね!」

白望「……」ギリギリギリギリ

胡桃「イタタタ! あれ!? な、なんで!?なんで!?」バンバンバン

胡桃「……え、シロはあれもかわいいと思ってるの?」

白望「たしかに私もむかしはちょっとどうかなと思ってた……」

胡桃「やっぱ思ってたんじゃん」

白望「うるさい……。でもあれがないと塞はとっても凡庸な見た目になってしまう」

胡桃「えー……」

白望「特徴はどんなものでもないよりはあったほうがいいと思う」

胡桃「そうかなー……」

白望「逆に考えるとあの髪型でもかわいい塞はすごいと最近思えてきた」

胡桃「……」


白望「話を続けるね」

胡桃「……もうそろそろお腹いっぱいなんだけど」

白望「まだまだ序の口だよ」

白望「塞の魅力はかわいさだけじゃない」

白望「身体がなんとなくエロい」

胡桃「え? エロいかな?」

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白望「主に腰回りからお尻あたりがエロい」

胡桃「あー……でもちょっとお尻大きいよね」

白望「そこがいい。この前の水着のときもはみケツが異様にエロかった」

胡桃「はみケツて……」

白望「おもちもいい」

胡桃「おもち? でもおもちはそれこそシロのほうが大きいじゃない」

白望「大きければいいってもんじゃない。」

白望「一部の人に言わせれば私とかのおもちは高校生としてはちょっと不自然」

白望「逆に塞ぐらいのほうがリアリティがあって興奮する……らしい」

胡桃「だれに聞いたのそれ……」

白望「塞を抱きしめて、腕をさりげなくお尻に回してなでまわしたい」ハアハア……

胡桃「……」


白望「話を続けるね」

胡桃「そういえばシロ今日1回もダルいって言ってないね」

白望「塞の魅力を語ってるときにダルいなんて言ってられない」

胡桃「さいですか……」

白望「塞の魅力は見た目だけじゃない」

白望「今回私がもっともアピールしたいのはギャップ」

胡桃「ギャップ?」

白望「そう。胡桃から見て普段の塞ってどんな感じ」

胡桃「普段のさえー? うーん……部長だけあってけっこうしっかりはしてるよね。面倒見もいいし」

胡桃「それにうちの麻雀部の中ではわりと常識的な感じでみんなに振り回されてる」

白望「そう。しっかりもので面倒見がいい常識人。それゆえにみんなに振り回されてる」

胡桃「……なんかかわいそうな気がしてきた」

白望「ところがそんな塞が対局のときは一転してカッコよくなる」

胡桃「そんなに変わってたっけ?」

白望「この画像をみて」スマホシュシュ

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胡桃「インターハイの2回戦のときの画像だね」

白望「そう。普段は穏やかでやさしい塞がこんなに鋭い視線になってる」

胡桃「こんなに……っていっても試合なんだからみんな多かれ少なかれこんな表情してるんじゃないの?」

白望「いや、中でも塞は能力を多用してたせいでとくに汗かいたり目つき悪くなったりして、全力で戦ってる感じがしてカッコいい」

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胡桃「うーん……」

白望「それだけじゃない。ひとつひとつのセリフがいちいちカッコよくて印象深い」

白望「『さあ、かかってくるがいいよ!』『清澄が振り込めばうちが2位に浮上だ……塞ぐわけがない』らへんが表情と合間ってとくにお気に入り」

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胡桃「セリフって……これ対局中に塞が考えてたことなのになんでシロが知ってるの?」

白望「私ぐらい塞を愛してれば表情からセリフを読み取ることぐらい楽勝」

胡桃「愛してるんだ……」

白望「楽勝で思い出したけど、この『らくしょーってことで』のあたりもいいね」

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白望「私が来たことで内心よろこんでそうなとこがいい」

胡桃「自信まんまんだね……」

白望「そしてあんなにフラフラになるまでがんばったのに、結局マイナスで帰ってくることになっちゃうとことかも不幸体質っぽくて好き」

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胡桃「まあ塞は稼げるような能力じゃないしね」


白望「そして極めつけは試合が終わった後のこの画像」

胡桃「こ、これって!」

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白望「そう、試合後の泣き顔。これがかわいい」

胡桃「たしかにかわいい……かも」

白望「普段のやさしいしっかり者→攻撃的な対局中→試合後の超絶かわいい泣き顔」

白望「この3連コンボに私はノックアウトされてしまった」

胡桃「な、なるほど……」


白望「まだまだ探せば塞の魅力はいくらでも出てくるとは思うけど今日はこれぐらいにしとこうかな」

胡桃「もう十分わかったよ……」

胡桃(やっと終わった……)

白望「……ちょうど塞も来たみたいだしね」


ガチャ


塞「ふー、寒い寒い。あれ? 今日はシロと胡桃だけ?  エイちゃんと豊音は?」

白望「豊音は村の用事で今日は帰った。エイスリンは進路のことで先生とお話中だって……」ダルーン

胡桃(あ、いつものシロにもどった)

塞「そっか。あ、みかんもらうねー」

白望「私も食べたい」

塞「えー、自分で剥きなさいよ」

白望「剥くのダルい……」ダル

塞「んもー、しょうがないなあ。はい、あーん」

白望「あーん、あむ」

塞「おいしい?」

白望「うん」ムグムグ

塞「ふふっ、よかった」

胡桃(たしかにやさしくて面倒見がいい)

塞「あれ? そういえばシロ、今日は家の用事で早く帰るとか言ってなかったっけ?」

白望「え? あー……そういえばそうだった……」

塞「もー、自分のことなんだから忘れてちゃダメじゃない」

白望「うんごめん。じゃ、ダルいけど帰るね……」ノソノソ

塞「うん、ばいばい」

胡桃「また明日」


バタン


塞「まったくー、シロはいつまでたってもダルいダルいばっかしなんだから」

胡桃「そ、そうだね」

胡桃(それにしてもシロがあんなに熱心に塞のことを語ってくるとは……)

塞「でも普段があれでもいざってときに頼りになるから不思議よね」

胡桃「そ、そうだね」

胡桃(なんかシロにあれだけ力説されると私まで塞がかわいく見えてくる……)

塞「対局中の真剣な顔もち、ちょっとだけカッコいいし……」

胡桃「そ、そうだね」

胡桃(でもたしかに塞ってよく見るとかわいいかも……)

塞「大学もいっしょになったら結局私たちがまた面倒見ることになるのかな。ふふっ、でもそれはそれでたのしいかもね」

胡桃「そ、そうだね」

胡桃(今まで変だと思ってたボンバーマンみたいな髪型もチャームポイントに思えてきた)

塞「? 胡桃、今日なんかおとなしいね?」

胡桃「え? そ、そんなことないよ!」

塞「そう? それならいいけど」

塞「そうだ、せっかく2人きりなんだからちょっと聞いてほしい話があるんだけど」

胡桃「え? な、なに?」ドキ

塞「実は……」

塞「最近、シロがかわいくてしょうがないんだけど……」

胡桃「……ええー」



カンッ



あとがき

塞ぐさんがかわいすぎるんだけど、なかなか語る機会がないのでSSにしてみました。
SS内でもシロが言ってますが塞さんは印象的で勢いのあるセリフが多いので好きですね。
それに塞さんのこの能力もどこまで誰まで通用するのかも興味深いですね。個人戦で出番があるのかは知りませんが塞さんのこれからにも期待してます。