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※急遽書きました。




白望「……」

塞「……」

白望「……ダル」チョコイッパイ

塞「今年もいっぱいもらったねえ……」

白望「今年はいつもよりも多いかも」

塞「インターハイ効果かな? 土曜日だってのにわざわざみんな渡しにくるとはね……」

白望「家まで運ぶの手伝って……」

塞「わかってる。ホラ、いくよ」ガサッ

塞「おもっ……」ズッシリ

白望「だいじょうぶ……?」

塞「ま……らくしょーってことで……」フラフラ



シロの家



塞「はあ……はあ……」ヒーヒー

白望「おつかれさま。ありがと」

塞「どーいたしまして……って、あれ? 今日はシロのうちだれもいないの?」

白望「うん。ふたりとも仕事で帰らない」

塞「ごはんとかどうするの?」

白望「……」

塞「……はいはい。お邪魔してくわよ」

白望「だれもつくってなんて言ってないけど……」

塞「ダーメ。シロひとりにしとくとろくなもん食べないんだから」

白望「ダル……」



トントントン  ジュワー



塞「おまたせー」

白望「オムライス……」

塞「卵とか使っちゃったけどだいじょうぶかな?」

白望「うん、だいじょうぶ。いただきます」パクッモグモグ

白望「おいしい」モグモグ

塞「ふふっ、よかった」

白望「……塞」モグモグ

塞「んー?」

白望「今日泊まってったら?」

塞「いいの?」

白望「うん、明日日曜だし」

塞「そっか。んじゃ、お言葉に甘えようかな」

白望「うん」

塞「シロひとりじゃお風呂とか沸かせないかもしれないしね」

白望「ダル……さすがに沸かせる……」




ザバー  ピッピ



塞「お風呂沸いたよー」

白望「うん」

白望「……塞」ヌギヌギ

塞「んー?」ヌガシヌガシ

白望「いっしょにはいろ」

塞「えー? シロんちのお風呂あんまり広くないし」

白望「ダメ……?」

塞「んもー、しょうがないなー」ヌギヌギ

塞「シロひとりじゃ頭洗えないかもしれないしね」

白望「ダル……さすがに洗える……」



シャカシャカ  シャカシャカ



塞「シロの髪ってやわらかいねー」シャカシャカ

白望「そう?」

塞「うん、猫みたい」

白望「にゃー……」

塞「ふふっ、かわいい」

塞「流すよー」

白望「うん」メトジ



塞「ふう……」ザバー

白望「……」カポーン

塞「いいお湯ねー」

白望「うん」

塞「……」

白望「……」

塞「……シロさー」

白望「うん……?」

塞「麻雀部のみんなからもチョコもらったの?」

白望「もらった」

塞「ふーん……みんな手作りだった?」

白望「うん……みんな手作りだった」

塞「そっか……」

白望「うん……」

塞「……」

白望「……」

白望「……塞は」

塞「んー?」

白望「塞は今年はくれないの?」

塞「あげるよー。あがったら渡すね」

白望「うん……」

塞「ていうかシロ、自分は用意しないくせに催促はするんだね……」

白望「……ダル」ダラーン

塞「ダルがって誤魔化さない。せっかくだからシロも好きな人とかに渡せばいいのに」

白望「…………ダル」






塞「シロのうちのシャンプーいい匂いがするねー」ドライヤーブオーン

白望「そう?」カミブワー

塞「はい、おわりー」スイッチオフ

白望「ん、ありがと」

塞「それと、はいこれ」

白望「これは……?」

塞「さっき言ったチョコ。いちおう手作りだよ」

白望「そっか。ありがと」

白望「あけていい?」

塞「うん。どうぞ」

白望「……」ガサガサ

白望「……しろい」

塞「うん。ホワイトチョコにしてみたの」

塞「ホントはホワイトデーのお返しとかにあげるものだけど、シロには似合うかなって」

白望「ふうん。……いただきます」パク

白望「……あまい」

塞「ふふっ、ホワイトチョコはふつうのチョコよりもあまいからね」





塞「……さて、お風呂にも入ったし……どうしよっか」

白望「うーん……」トケイチラッ


21:56


白望「……この前やってたカリオストロの城録画してあるからみよ」

塞「お、ルパンか。いいね、みよみよ」




トッツァン<ヤツハトンデモナイモノヲヌスンデイキマシタッ


白望「……」

塞「……」


トッツァン<アナタノココロデスッ!


塞「おー」

白望「……」

塞「やっぱこのセリフだねー」

白望「……心、か……」ボソッ

塞「? なにか言った?」

白望「んーん」






塞「さて、ルパンも終わったし、そろそろ寝よーか」

白望「うん」チラッ


23:59


白望「塞」

塞「ん?」

白望「私、やっぱり好きな人にチョコわたそうと思う」

塞「……」

塞「……そっか。うん、いいんじゃない?」

白塞「うん、だから」スッ  パクッ

塞「あれ? それ、私がさっきあげたやつ……」

白望「うけとって」

塞「え?……ん」

白望「……」


00:00


塞「……」

白望「……」

塞「……あまいねコレ」

白望「でしょ……?」

白望「塞、誕生日おめでとう」

塞「!…… おぼえててくれたんだ」

白望「そりゃ毎年のことだし……」

塞「ふふっ、それもそっか」

塞「シロのことだから忘れてるかもって思った」

白望「ダル……」

白望「でも……プレゼントの用意はしてなくて」

塞「えー」

白望「だから、その……」

塞「?」

白望「私の……こ、こころを……あげます」

塞「へ?」

白望「……だ、だから……プレゼントは私の……こ、こころ//」

塞「……」

白望「……//」

塞「……プッ」

塞「な、なにそれ! あ、あははははははっ!」パタパタ

白望「……だ、ダル//」

塞「……ふふっ。えいっ」

白望「……え? ん……」

塞「……」

塞「ふふっ、お返しー」

白望「……」

塞「ありがとうシロ。私、とってもうれしい」

白望「……うん」

塞「シロが、ずっと好きだったから」

白望「……うん」

白望「私も、塞のことが好き」

塞「そっか、ふふっ」



白望「ねえ、塞」

塞「んー?」

白望「来月はいっしょにホワイトチョコをつくろう」

塞「来月?」

白望「うん、ホワイトデー」

白望「私も自分でつくって塞にわたしたい」

塞「そっか、じゃあ……」

塞「今日のよりもっともっとあまいのつくろっか!」





カンッ






塞さん誕生日おめでとう!