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例の企画、記念すべき一人目でーす。

今回はかつてこのブログのバナーを作ってくれたこともあるjyushisirinさんが応募してきてくれました。
(⬆︎のはjyushisirinさんに作ってもらったバナーです。すごいね!)

さっそく読ませてもらいましょう。 



眠れない阿知賀の夜


よかったと思うところ

・初めのつかみ
・キャラ崩壊を恐れないアグレッシブさ


開幕始まってすぐの照の台詞がいいですね。
いきなりのアレで読者に「私たちの知ってるいつもの照とは違うんだな」ということが伝わりやすくていいと思いました。
どういう発想で照をこういう性格にしたのかはわかりませんが、こういうシンプルでギャグっぽいセリフのみのSSはちょっと普段の性格と違うキャラがいると話を進めやすいですよね。



ちょっと気になったところ

・セリフにもう少し意味と価値を


失礼ですが、SS内のキャラ同士の会話が本当にただのたわいのない会話という印象を受けてしまいました。
セリフだけのSSは絵がある漫画や地の文がある小説と違って、そのキャラ達のセリフだけで物語を進行し、読者を楽しませなければなりません。
このセリフに物語を進行する上でどういった意味があるのか。
このセリフを読むことによってどういった印象を読者が受けるのか。
そういったことを常に意識してひとつひとつのセリフをもっと大事にして価値を持たせていくともっとよくなるのではないかと思いました。






どこかにあった楽園


よかったと思うところ

・絶望から一転しての安堵感


いきなりの辛辣な台詞と陰鬱な雰囲気から一転、悪夢が覚めた後の安堵感がいいですね。
前半の暗い気持ちの描写がしっかりとしてあったぶん、悪夢から覚めた後は思わず読んでいるこちらもエイスリンといっしょにホッとしてしまいました。
ベッドでのシロとのやりとりもすごくよかったです。



ちょっと気になったところ


・キャラの動き?


どうしてもこういった最初シリアスで心理描写主体のSSは最後まで読んでもらうのも難しく、評価もされ辛いですよね……。
この作品が上の阿知賀にくらべて「すき」の数が少なかったのもそういった点が要因でないでしょうか(こんなこというのもなんですけど、私はこっちの作品の方が圧倒的にいいと思います)
読者を物語に引き込むために必要なことはなんなのか私も常々考えるんですが、登場人物の思考や葛藤の末の「動き」や「行動」がカギなのではないかと最近考えています。
この作品は内容的に大きな動きをつけるのは難しかったと思いますので仕方ないのですが、もし次にjyushisirinさんがこういった地の文主体のSSを書く機会があったら、登場人物が印象的で大きな行動を起こすような内容を含んだものが読んでみたいと思いました。