小走やえ01

お疲れ様です。まそです。

例の企画、二人目でーす。 


今回は咲-saki-SSのイベントである「咲ワン・neo」を手がけたり、咲-saki-の絵×SSの合同企画本である「さきみっくす」(C90)にも参戦していたLoungeさんの作品です。 
(ちなみに当ブログではすっかり告知するのを忘れていましたが私もさきみっくすに参戦させてもらってました)




今回はLoungeさんが書いたSSの中から私が選んで感想をつけていいということだったので悩んだ挙句Loungeさんの代表作?っぽい「プロ雀士、日常の記憶」に感想をつけさせていただきます。
ちなみに残りの「Style」「京怜エレジー」「悪の華」についても読ませていただきましたが、3つの中では「Style」が好きですね。残りの二つも読み応えありました。





プロ雀士、日常の記憶



よかったと思うところ


・練りに練られた舞台設定
・シブい試合展開




私こういう本編の後とか、その世界観を想像した作品大好きなんですよねー……。
よく自分でも姫松高校の娘たちの卒業後とかを妄想して楽しんでるんですけど、ここまでチームの歴史や背景まで考えられた作品は、少なくとも咲-saki-というジャンルの中ではそうそうお目にかかれないですね。
実在のプロ野球やJリーグのチームを元にしているということで、なんとなくどこかで聞いたような話が多く、こういう麻雀チームが実在するかのような生々しさに思わず苦笑いしました。
「恵比寿エンジェルバズーカ」の凋落と復活についての記事では、現実でもありそうな悪循環によって衰退していくチームが、颯爽と登場した我らがレジェンド赤土晴絵の活躍によって復活していく様は読んでいるだけでその情景が想像できワクワクしました。

他にも、小走やえが他チームのエースを相手に大立回りしていたり、宮永照がタイトルを逃していたりと、単純に本編で強かった選手だけが活躍しているというわけではないという試合展開もすごく「ありそう」な感じがしてよかったと思います。

咲-saki-という二次元作品に顔を突っ込んで覗き込んでいるような妙なリアリティを感じられる。
そんなところがこの作品の魅力ではないでしょうか。





ちょっと気になったところ


・この世界観のまま違った話も読んでみたい……かも


正直に言うとこの作品であまり気になったところは見つけられませんでした。
強いて一ファンとして言いたいことがあるとすれば、この世界観、設定をそのままに、熱い話であるとか悲しい話であるとか、ちょっと違った話も読んでみたい……ですかね。
この作品は基本的にプロ雀士たちの日常を描いたものですので全体的にまったりとした雰囲気ですが、彼女たちは当然プロ雀士であるので、手に汗握る闘牌をしている瞬間もあれば、2軍落ちを宣告されて絶望する瞬間もあり、レギュラーを目指して地道に練習をしている瞬間もあるでしょう。
舞台背景がしっかりとしているだけに、そういったシーンが容易に想像でき、見てみたいとも感じました。
とはいえこの作品で描かれる日常がつまらないというわけではないので、もしLoungeさんが別の作品を書こうかなという気になった際のご参考までに……。