SAKI207S20088

お疲れ様です。まそです。



お待たせしてしまっている応募者の方々、遅くなってすんません。

例の企画、3人目でーす。



今回はヨネさんのちょっと変わった設定の大長編SSを読ませてもらいました。 

 


戦乱の臘月



よかったと思うところ


・まるでバトル漫画のようなわかりやすい熱い展開 
・咲キャラを戦わせるという発想



咲-saki-の登場人物たちが、それぞれの能力を活かして戦乱の世を駆け抜ける……。
という設定は一見独創的でどんな話になるのか想像しにくかったのですが、蓋を開けてみればある意味私たちがもっとも馴染みやすい、能力と能力がガチンコでぶつかり合う、まるでバトル漫画のような熱い展開が待っていました。
細かい設定だとか小難しい表現がいっさいなく、咲キャラたちが能力を駆使して戦う展開はいい意味でわかりやすくてよかったと思います。
咲-saki-は麻雀漫画でありながらファンタジックな能力や設定がある作品ですからね、こういった戦闘系な物語でもハマるキャラが多いですよね。いいアイディアだと思います。




ちょっと気になったところ


・詳しい能力の描写や解説が欲しかったかも
・長編ゆえに、読者に読みきらせるための工夫が必要か


バトル漫画とかって作中でキャラが活躍するときにその能力について解説したりしますよね?
ああいったその能力がどのくらいスゴイのかという情報がもう少し欲しかった気がします。
例えば末原さんの能力である「加速」ですが、どの程度速くなるのか(単純に移動速度が速い? 残像が見えたりもする?)や、どんな特徴があるのか(直線的にしか速くなれない? 曲線的にも速い?)など、その能力がどのようなものなのか読者に詳しくわかるようなシーンがあれば、読んでる側も想像力が掻き立てられてさらに魅力的な作品になるのではないでしょうか。

もうひとつ気になったのが、読者に長編を読みきらせるための構成面での工夫が必要かと思いました。
どんなにおもしろい話でも、ずっと続いていくお話を集中して読み続けるというのは中々に難しいです。
そこで長編の中のお話を〜編、〜編、というふうにわけてみたりするといいかもしれません。
例えばこのお話の最初の方でエイスリンが鹿児島の人たちに攫われますが、あのあたりを「エイスリン奪還編」などと区切ってみると、読者に「ああ、しばらくはエイスリンを取り戻そうとするんだな」などと物語の目的がわかりやすく、話も入ってきやすくなると思います。
また、そのあたりで連れ去られた当人たちである宮守や、逆に連れ去った永水の人たちに集中的にスポットを当てていくことで登場人物の思惑や魅力がより伝わりやすくなるのではないかと感じました。