おれさまな海賊船

おくさまは、おれさまだったのです。

カオスすぎる夢

 
 日曜日の明け方に見た、カオスすぎる夢。

    ◆

 わたしは高速道路をバイクで走っている。と、白バイ警官隊が道にバタバタ倒れているのに遭遇してしまう。警官隊は明らかに事故に巻き込まれた様子。みんなひどい怪我をしている。それこそ関節がありえない方向に曲がっているとか……。
 わたしに仮面ライダー的な自覚が芽生え、怪我人を放ったらかして、轢き逃げ犯・当て逃げ犯を追って猛スピードで走りだす。

 んで、どういうわけか警察の聞き込み調査みたいなことに参加している。相棒と半沢直樹の豪華俳優陣と一緒に、無駄に芝居がかって、我が家の上の階の騒音に文句つけに行ったりしている(話が逸れている)。
「なんでワシだけこんな格好で出て来にゃいけんのんじゃ」
 とドスの効いた声で話しかけてきたのは、ダークスーツと日本刀を装備した北村一輝。わたしの胸がざわつく(北村一輝大好き)。

 いつしか舞台は密林の戦場。泥だらけの銃撃戦で、北村一輝は日本刀を振り回しながら白猫を探しに行ってしまった。はぐれたわたしは包丁を片手に茂みをバッサバッサ伐採しながら進む。
 辿り着いたのは神社の境内。神楽殿みたいなところで剣術大会が行われている最中で、わたしは係員に控室へと連れ込まれた。ゴルフバッグみたいなものから様々な刃物が取り出され、「武器を選べ」と言われるが、見てくれのよい日本刀や西洋の剣は全部ペラッペラの刃。重たくて破壊力がありそうなのは、ノコギリとか鎌とかばっかり。わたしは木製バットに幅の広いノコギリをくくりつけたオリジナル武器を自作した……。

 試合の相手は鬼なので、剣術大会だっつってんのに何か変な術を使ってくる。分裂したり姿を消したり、噛みつこうとしたり。そのうちに、大量のゴキブリを浴びせるような攻撃をされて、わたしもぶちキレる。
 遠い昔にDQやらFFやらの人物になりきって剣と魔法の冒険ファンタジーな夢を見まくっていた頃の感覚が蘇って、
「ベギラマ!」
 と叫んだ。瞬間に、わたしから衝撃派みたいに火炎の輪が広がって、ザコっぽいものは全部やっつけた。

 でも、敵の親玉が見当たらない。
 わたしは神社のいちばん高い屋根に登って(飛べるから……)、あたりを見渡す。敵の姿は見えないが、ときどき何か固くて臭くて熱くて痛いものが飛んでくる。
 わたしは勇者じゃないらしいのでギガデインが使えず、イチかバチかでパルプンテの呪文を唱えた。何故そのチョイス? と自分でも思うが(笑)。
「パ・ル・プ・ン・テ! パルプンテ!」
 なんとなく「おもてなし」を意識したジェスチャーの後で、特性ノコバットを天高く掲げる! 掲げた右腕に落雷の衝撃が走って、急に目の前が真っ暗になった。そして、世界から音も消えた。

 あっ……やべ……。
 わたしは意識の内側で呟く。
 敵味方関係なく一瞬で消え去るような効果を、当ててしまったみたいだ。

 そして目が覚めた。

    ◆

 これ、たぶん基本は土曜プレミアムで見た『鬼滅の刃』で、衝撃が強すぎて理解が追いついていない部分を、わたしの知識にあるもので❝喩えて❞再現したんじゃないかと。

 夫に付き合ってみる警察24時みたいなやつから始まり、
 白バイ警官がやられるのは相棒。
 半沢直樹のキャスティングに極主婦道のイメージが流れ込んだ上に、龍が如くの記憶とゴッチャになって北村一輝が登場して、猫侍風味に。
 戦う場面は大河ドラマかDQ・FFじゃないと脳内で再現できない。
 ルパンの娘もやりたかったなー。

 いや〜〜8時間ぐっすり寝たのに疲れが癒えた気がしない夢だったわよ。
 ダーリン曰く、わたしは寝返りバンバン打ちまくって布団を掛けたり剥いだり忙しく、静かになったと思ったらベッドからお尻だけ突き出した姿勢で落ちるの持ちこたえてプルプルしていたとのこと……夫婦一緒のベッドで寝られないワケやね(笑)。
 



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気になる夢の話

 
 昨日は珍しく半日肉体労働……。
 さすがにくたくたにくたびれて、何にも頼らず23時前に就寝(というより意識消失)。
 そしたら、ふたつ、ヘンな夢を見た。

    ◆

 ひとつめ
 遺骨を食べる(食べさせられる)夢

 リアル我が家の仏壇に、まだ舅の骨壺が収納されていた頃の話、なのかしら。
 その骨壺から遺骨を取り出して、家族みんなで1人1かけらずつ食べましょうっていう話。
 恐怖とか嫌悪とかでは全然ないんだけど、普通に食感が苦手で食べづらくて、ちょっと齧って頑張って飲み込んだ後、家族(特に夫)の目を盗んで、残りを骨壺に戻したのだった……。

 体調が悪いときに、歯が砕けて口の中がジャリジャリする夢とか見るじゃない? ああいう種類の夢だった、と思う。口の中の嫌な感じが。
 でも、後で気になって夢占い辞典を調べたら……

「経済的に困窮している状態を暗示」

 ですって。
 まぁ、正社員からパート勤務になったことで、わたしの収入は落ちているからね。今は時給だから、コロナ禍で営業縮小すれば即ち給与カットだし。10連休以上になった夏休みが、来月以降の家計を直撃するだろうなぁ〜〜と思って、憂鬱だったのは本当。だから、めちゃくちゃ当たっている夢占い、すごいぜ!

 ついでに愚痴るが、わたしが常に経済的不安を抱えて生きるようになった原因が、舅の最期のあれやこれやで我が家の備蓄分の大半を放出させられたことにあるのだ。その不満が回り回って「舅の骨を食べる」という形に表れたのだとしたら、すごいのは夢占いじゃなくて、わたしの心かも……。

    ◆

 ふたつめ
 宝くじ(BINGO5)を買いたいのに買えない夢

 夜店の屋台なんだ。
 飴色の光に包まれた屋台並木の一角、そこだけ中華街みたいに朱色や黄色や金色の飾り物がジャラジャラぶら下がっているお店で、何故か「ぎぼむす」のミユキとヒロキが店員さんをしている。
 わたしはダーリンと一緒に散歩していて、店の雰囲気に合わない白Tシャツの高校生2人が気になって、足を止めた。
 玉のれんっていうのかな? 昭和レトロなビーズのカーテンみたいなやつの、朱色や黄色や金色で派手なものが幾重にも重なっているところが、お店のカウンターらしい。そこからボサボサ頭のオバサンがヌッと顔を出して、
「宝くじやってるよ!」
 と声をかけてきた。
 わたしはビンゴを1口だけやろうとするんだけど、お金を受け取ったオバサンが差し出してきたのは絵はがきサイズの派手な名刺が2枚。

「萬福 ○○」

 って、わたしの本名の姓が「萬福」に書き換えられている。しかも派手。開運グッズで金ピカの一万円札があるけど、あんな感じ。
「いや、わたし、ビンゴやりたいんですけど」
「同じ金を出すなら、こっちのほうが縁起いいよ」
「わたしの名前『萬福』じゃないし……」
「これでいいんだよ、縁起いいから」
 押し問答の後、結局その開運グッズの名刺は受け取ることになって、それはそれとしてビンゴもやらせてくれと更にお金を払った。
 でも、渡されたのは見たこともないマークシート。ほぼテスト用紙。記入例も複雑すぎて、何を書けばいいのかまるで分からない。
「100円追加すればもう1列チャンスが広がるよ」
 と言われても、何が列で何がチャンスなんだか皆目見当もつかない。
 ダーリンを待たせていることを思い出し、急いで適当に書き込んでオバサンに渡すと、何かキラキラした機械に用紙を入れて、エラーが出たと怒られる。
「それじゃ普通の宝くじでいいからください」
 と言うと、別料金になると言われる始末。マークシート型のくじは、エラーが出ようが何だろうが、もう買って使ったことになっているから返金できないんだそうだ。

 イライラしているところへ、更に待ちくたびれてイライラしたダーリンが戻ってきて、普段あまり出さないようなドスの利いた声で「何やってんの?」と怒鳴る。
 忘れた頃に様子を見に来てくれたミユキちゃんとヒロキくんは、わたしに世間話でもするかのように「ぎぼむす」の思い出を語り、わたしもまた「映画化はしないのか」みたいなミーハーなコメントを返す。
「これ、ちゃんと現実で宝くじ買ったら当たるやつですかね?」
 とオバサンに確認したところで、目が覚めた。なんとオバサンの返事を聞きそびれた。

 とにかく、縁起だけはよさそうな夢だった(笑)。
 遺骨の夢の後で見たってことは、「今は困窮してるけど将来は大丈夫」みたいな意味なんだろうか。
 などと思って再び夢占い辞典を調べてみたら……、どうやら経済的にあまりよくない状況だったり、「楽して儲けたい」と思っていたりするときに見る夢らしい。ただし、これは宝くじを買う夢や宝くじが当たる夢のことなので、買えない場合どう判断したらいいのか迷うところだ。
 わたしの意識としては、金箔風の名刺に書かれた寄席文字風の「萬福」の漢字が、いちばん印象的だったんだけどね。あと朱色と黄色と金色の開運トリコロール。

 まぁ、吉夢ってことにしておきましょう。
 お金、欲しいよね。楽して儲けたいよね。
 そんなの、わざわざ夢で暗示されなくたって、わかってるっつうの。
 



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夢の福袋やー!

 
 2020年08月08日(土)
 なんと! 現在のマンションに引っ越してから今日で6周年!

 そう、あの頃……。
 父親が反対しようが母親が反対しようが何が何でもダーリンと結婚してやるんじゃボケェ〜〜ッ! という謎の衝動に駆られて有り金みんなぶちまけて手に入れた我が城です。今期の朝ドラ『エール』での、音ちゃんが祐一さんを諦めない一連のエピソードを見る度に、他者には理解されない熱い涙が溢れます(ダーリンにさえ何泣いてんのとか言われるムキー!)。
 そんな思いがあってかなくてか、今日は今年一番の「ぐうたら日」でしたよ……。

    ◆

 昨日の夜、特に何をしたというわけでもなく、ただ「個人情報を扱う責任重大な作業を初めて触れるシステムで1人でやる」というチャレンジャーな状況から解放されて、気が緩んでいたんだと思うんです。芋焼酎ハイボールを2杯ほど飲んで『太鼓の達人』を遊んで、ほぼほぼ飲酒運転なヒドい結果を打ち出しまくって大笑いした後、普通に寝たとですよ。
 いや、とにかくすげー寝た。
 仕事の前の日は夜中に2〜3度は目が覚めるんだけど、今日は0時前から朝7時半のアラームまでぐっすり。
 アラームとスヌーズで8時に起きて、『エール』を横目に着替えて、お仏壇の朝のことをして、生ゴミを出しに行く。戻ってきて、『チコちゃん』を横目に見ながら洗濯機をセットし、洗い上がりを待つ間に朝ごはんを作って食べる。食べ終わって洗濯機2回目を回しながら洗濯物干し。このときは、『日本の話芸』の録画を見ている。2回目の洗濯物を干し終わると不意に眠気が襲ってきたので、スマホ片手にベッドにゴロンと横になって、次の瞬間から記憶がない。
 寝汗と寝よだれで目が覚め、時計を見ると14時を回っているではないか。慌てて飛び起き、昼ごはんを作る。さばの水煮のサラダそうめん。先々週の『アド街ック天国』の録画を見ながら貪り、食べ終わって片づけてから出かけるつもりだったのだが、テレビもスマホも『熱中症情報』とやらで日中の外出は控えろと仰る。たしかにエアコン26℃設定にしていても室温が28℃を下回らない。洗濯物の乾き具合を見るためにベランダの窓を開けたら、爆風のような熱い風が吹き込んできた。
 外出断念。涼しい和室の畳の上にゴロンと転がり、資格勉強の本を読み、ライトノベルを読み、スマホでザッピングして、飽きたら『太鼓の達人』にも興じたり。そうこうするうち寝てしまったらしい。

    ◆

 寝ながら、仏壇の中の人に言い訳をしている。
「お盆休み少し前にダーリンが戻ってくるから、そしたらおとうさんのお墓も掃除しに行きますから。おかあさんも誘いますからね。水子ちゃんの面倒も見てくださいよ」
 これは仏壇に頭を向けて寝ていたせいと思われる……。

 それから、ベランダの洗濯物を取り込む。干した覚えのない布団や、水鉄砲やガンダムのおもちゃ、雑多に散らかっているベランダを片づけて片づけて、必要な洗濯物だけ取り込んで。何故か急に立ち上がれなくなったので、ゴロリと寝転んだまま畳めるタオル類だけ、せっせと片づけていく(わたしは日光に洗いざらしたタオルに触れるのが何よりも好き!)
 そうこうするうち、玄関ドアがガチャガチャいってダーリンが帰ってきた!
「ただいまー」と気の抜けた声は正しくダーリンの声だ。「なんか10日11日の仕事なくなっちゃって、今日から連休でいいって言われてさ」
 言いながらドカドカ歩いて、リビングへ。和室で転がっているわたしを見下ろし、
「……寝てんの?」
「寝てない。洗濯物畳んでるの」
「え? ベランダのガンダムの頭、何?」
「ダーリンが置いてったんじゃないの?」
 ダーリンに話しながら、自分の声だけ変なところから変なふうに聞こえてくる違和感に気づく。
「まぁ、いいか。それより今から〇〇と△△に行くけど、おまえついてくる? 起きられる?」
「あ! 行く行く! 起きるから待ってて!」
 慌てて身を起こそうとするが妙に重たい。力を振り絞って寝返りを打ち、
「待ってってば!」
 と叫んだ声の違和感が再び。

    ◆

 部屋は薄暗く、洗濯物はベランダに干したままで、何ひとつ片づいちゃいない乱雑な空間。枕元に散らばる参考書と文庫本とスマホと枕が寂しい……(余談ですが枕は本体とカバーとタオルに分解されており、わたしはタオルを握りしめていた)。
 そして何より、ダーリンはいない…………(泣)。
 時計を見ると、ほぼ18時である。絶望である。

    ◆

 それから、掃除して買物して夜ごはん食べた後で、ダーリンに抗議の電話をかけてやった。
「夢でフェイント帰省するとか糠喜び、傍迷惑なんだよ、バカー!」
「そんなわけのわからない理由で文句言われる俺の迷惑は誰が補償してくれんのよ?」
「……わたしです」

 コロナ禍で行動に自主規制をかけていることもあって、なかなか家族以外の人と会う機会ってないじゃない。そんで、我が家は子どももいないから、ふとした折のステイホーム・インドアの遊び相手っつうと配偶者しかいないのよね。それを、単身赴任で取り上げられたわけですよ。わたし、今、超絶ひとりぼっち!
 ダーリンが赴任先で独り暮らし満喫中なのも気に食わん(笑)。わたしひとりがキーキー寂しがってんのを、「あいつ俺のこと大好きなんだなー」って他人事ぐらいにしか思ってないと思うよ。
 ホレ薬でも開発して食事に盛り込んでやろうかしら?
 



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妖怪まどあけおんな

 
 先日、電車で移動中に、「妖怪まどあけおんな」に遭遇した。

 その女は、電車に乗り込んでくるなり
「窓開けまーす!」
「窓開けさせてくださーい!」
 と声高らかに宣言すると、その車両の、開けることのできる窓を、片っ端からバシバシ開け始めた。
 気持ちは分かる。感染症対策として窓開け換気が推奨されているのに、この車両の窓はほぼ締め切り状態だったから。
 でもね、と、わたしは言いたい。この日のこの時間、ずうっと霧雨が降っていたのよ。窓を開けたら、そこから霧雨が吹き込んでくるのよ。それでもなお、人が満席に座っている座席の窓まで開け放ちますか。

 わたしも座席に座っていたんだけど、あまりの出来事に驚いて、呆然と成り行きを見守っていた。
 順番に窓を開け放ちながら、遂に妖怪がわたしの目の前に立ち、
「開けますよー!」
 と両手を広げて襲いかかってきた瞬間、何やらジャラリとした硬い物が、わたしの額と眼鏡を打った。
「いてっ!(>_<)」
 思わず声を上げたが、妖怪は無視。バブルの残り香を振り撒きながら、次の座席に襲いかかっていった。

 ジャラリとした武器の正体は、アクセサリーなんです。やたらとでかいビーズと鎖が何重かになったような、バブリーなネックレス。それが、わたしの顔の前に胸元を見せつけるような格好で窓を開けようとした瞬間に、重みで揺れて、わたしの顔面を直撃したと。

 妖怪ババアは、車両内の窓を開けまくって満足すると、バブル期からタイムスリップしてきたかのようなサラリーマン風の男性の隣に座り、すげーばかでけー声でおしゃべり開始。ワハハのガハハのキャハハで、マスクしてても飛沫が漏れそうな勢いのマシンガントークにございました。

 もう、どこからツッコんだらいいか分かりません。
 わたしは首筋にじっとりと霧雨が降り注ぐのを感じながら、妖怪まどあけおんなとそのツレのバブルマンを見つめるのみでございました。

 


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夢・りありてぃ

 
 おかしら四捨五入40歳、さすがに変な夢を見る機会は減った……かと思いきや(笑)、相変わらず、見る夢の大半は剣と魔法の冒険ファンタジーなのである。
 ただ、さすがに睡眠時間が短くなったせいか、ストーリー性という意味では非常に雑になった。そして、たとえば大海原で巨大なタコと格闘しながら「インクジェットプリンタで印刷したカラー資料のインクが流れる」心配をしていたり、妙なタイミングで変に現実が干渉してくる。
 それでも、やっぱり自分の見る夢は、面白い……。
 実写CGやアニメで見慣れた人魚の、鱗の逆撫でした触感とか、磯臭さとか、実際に見たことがあるかのようなリアルさで再現される、ファンタジーの世界。目が覚めてから、「たしかに、人肌っつうても水の中にいるのがフツウな人魚の人肌は、そりゃ冷たいわな」などと感心してしまう。肌についた砂の粒や、海藻の切れ端は、きっと自分が海で泳いだ経験からきている再現なのだろうが、それほど好きではなかった海水浴の記憶まで余すところなく思い出すのだから、人間の記憶力って大したモンだと感心するのだ。

 そんなわけで、ここのところ3夜連続で見た、なんだかよくわからん「鍾乳洞と地底湖と海賊と人魚の話」を書き散らかしてみる。

    ◆

 基本的に、わたしは海賊(でも元考古学者か何かっぽい)。中性的というか無性別というか……意識的には今の自分に近いけど「男」っぽい振る舞いはしている。
 よくある海の洞窟っていうの? 帆船から小舟を下ろして、島の割れ目の洞窟に入っていくカンジ。途中から岩肌が粘土っぽくなって、だんだん「新発見の鍾乳洞に足を踏み入れた考古学者」みたいに話が変わってくる。
 とうとう小舟では進めないところまで辿り着いて、みんなで降りる。ぬるぬる滑る地面に足を取られながら、みんなで支え合って前へ進む。
 ふと、
「この洞窟、こんなに奥まで来たのになんで明るいんだ?」
 と気づく。
 もちろん夢ならではのご都合主義なんだけど、「なんで」と思ったからには理由がつくのがオレ流。もすこし先に進んだところに、光る地底湖があった。
 ああ、地底かどうかは分からいんだけど。
 鍾乳洞の奥の奥に、ひっそりと湖が広がっていて、その透明な水の底が、まるで昼間の世界のように明るいんだ。
「これ、どこか地上の世界と繋がってんじゃねえ?」

 当然わたしは潜ってみることにした。
 そうそう、わたし、夢の中で「飛べる」っつうのは常々自慢してるけど、大概の場合、「水の中で息ができる」能力もあるのよん。
 そんなわけで、わたしは片足首にロープを縛って、その先を仲間に持っていてもらう。危険を感じたら思いっきり暴れて、全力で引っ張って連れ戻してもらうために。そして、別の地上の世界を見つけたらピッピッピッと合図どおりに引っ張って、「おまえらもついてこい!」と伝えるためにね。
 その水は、淡水だった。つまり、海じゃなかった。
 冷たくて甘い森の味だと思った。

 大きく息を吸い込んで、潜った。
 しばらく進んで息が苦しくなったら、今度は思いっきり息を吐ききって、ちょっと覚悟をしてから、再び息すなわち水を吸い込むのだ。ちょっと苦しくて咳き込みそうになるのを我慢して、ゆっくり限界まで吸い込むと、体が「水棲人」になる瞬間がある。水の冷たさを肺で感じなくなれば、あとは普通に息ができる。普通の空気より少し重たいんだけどね。
 ――んなこたぁどうでもいい(笑)。

 特に敵が現れることもなく進む。
 水中に山や森が沈んでいて、そこを飛んで登っていく感じ。ただ体に水がまとわりつく重さが、いつもの「飛ぶ夢」とは違う。
 しばらくして、光り輝く水面が(水中から)見えた……かと思うと、あっちから人魚が何人も飛び込んできた!

「ひさしぶりー!」
「待ってたのよー」
 半ば強制的に陸に引き上げられ、わたしは呼吸を陸上用に戻す。さっきとは逆で、水を思いっきり吐き出してゲホゲホしながら空気に肺を慣らしていくのだ。
「あたし達のこと覚えてない?」
「昔はあんなに仲良しだったのに、ひっど〜〜い!」
 なんというか……人魚のキャバ嬢に囲まれた感じ……。
 とりあえず足を合図どおりにバタつかせたら、あっと言う間に小汚い海賊の子分が現れた。あれ? 仲間って考古学者じゃなかったっけ?
「おかしら、でかした! 伝説の楽園ってココなんだな!」
 そうなのか……?

 人魚のネエちゃん達に、ここがどういうところなのか尋ねたいのに、馬鹿野郎どもが面白がって追い掛け回すもんで、「カリブの海賊」の今となっては幻のトルトゥーガのシーンみたいで、収拾がつかない。ってか、今、人魚ちゃん達「走り回って」なかったか?

 人魚人魚って言いつつ、なんだか普通に立ったり歩いたりする、ニュータイプな人魚です。
 その矛盾を調整するために、たぶん、全員女性で、ズルズルに長いドレスを着て下半身を隠していらっしゃる。スカートの中でヒレをビチビチ跳ねて歩いていたんだろうか?
 なんというか、わたしの中で「昔のヨーロッパ」だと思う景色なんだな。RPGによくある中世ヨーロッパ風であり、海賊全盛期。
 でも、閉じ込められた世界。月は登るし日は沈む、山も川も森もある世界だけど、それほど遠くないところに巨大な岩の壁がある。360°ぐるりと囲まれている。外界との唯一の通路があの地底湖なのだ。そして、そこは潜水能力か潜水技術を持った人間しか行き来できない。

「人魚って女ばっかりなんだな! 俺達モテモテじゃん!」
 とはしゃぐバカにグーパンチくらわして。

 わたしのことを「姪」だと言い張る、年老いた(人魚の)女性に出くわした。その世界のオシャレなんだろうなぁという、ちょっと複雑でカラフルな衣装を、やたらと着せ替えて遊ばれた。肌触りは嫌いじゃないが、分厚くて重たくて……湿っぽい服。
「髪も結い上げて社交界デビューしましょうねー」
 と現れたのは、現実世界で行きつけの美容院のカリスマオジサマ美容師さん。そして、頭のてっぺんから後頭部にかけてブラシをかけた瞬間……ブチブチブチッ!! と、半分ごっそり抜けた。
 鏡で見た自分の姿はまるで「チャンスの女神」だった。長ーい前髪、後ろ半分つるっぱげっていう。
 ショックを受けるより、このあたりから目が覚め始めていたようで、
「髪が抜ける夢って縁起よくないですよね?」
 とマスターに泣きつく。
「もう、いっそのこと剃っちゃってください! 証拠隠滅! わたしはハゲてない!」
 夏木マリみたいな斬新な髪形にしたかったが、それじゃ仕事に行けないよなーとか思っている。

    ◆

 そして意識が現実に近づき、目覚まし時計の野鳥のさえずりに叩き起こされ、最初にしたのは頭髪チェック、な。いちおーちゃんと生えてたよ。ははは。
 それにしても、わたしの頭の中の映像を、すべてCGで実写再現できたら、相当きれいな映画が撮れると思うけど。漫画で描けってことなのかな。めんどくせえな。
 ガハハと大口を開けて笑う海賊子分Aの、前歯の筋に煙草のヤニがついているのとか、日焼けして鼻の頭の皮が剥けているのとか、砂っぽくて手肌の毛穴がツブツブ汚れているのとか、とってもリアルな映像なのでした。

 結局、話のオチがない衝撃展開にておしまい!(笑)
 



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人は見た目が9割?

 
人は見た目が9割 (新潮新書)
竹内一郎
新潮社
2012-07-01



 ――というか、人の見た目が9割?( ̄▽ ̄;)

 わたくし、自慢じゃないけど人の顔を覚えられないという結構な障害がある。塾講師時代に生徒の顔と名前が一致しないことで悩んだ記憶だけは不思議と奇跡的に皆無なのに、同じ会社の人や、テレビで見る芸能人の人、なかなか覚えられなくて失礼してしまうことが多々ある。
 たとえば、誰にも理解されないところで、黒木瞳と川島なお美と松嶋菜々子と松たか子と竹内結子の区別がつかない、ことがある。ちょびっと理解されるところでは、宮崎あおいと二階堂ふみと榮倉奈々の区別もつかない……ことがある。

 ある雑誌の表紙を見て、
「松嶋菜々子ってずいぶん雰囲気変わりましたね」
 って言ったら、
「だろうね。それ松嶋菜々子じゃないしね。そりゃ雰囲気も変わるだろうね」
 って言われたり(笑)。

 逆に、気味が悪いほど一発で人の顔と名前を覚えられるダーリンに、
「おまえが人の何を見て覚えてんのか逆に知りたいよ」
 って感心されるほどです(←感心してはいない)。

 区別がつかない人に女性が多いのは、お化粧や髪形で印象がガラリと変わるからだと思うのですが、とにかく人を見る目がないんだな。人を見る目の付け所が明後日の方向みたいです。

    ◆

 ――でですね。
 それの何が問題かというと。

 今年4月に現在の職場に異動になったってことは、おしごと開始した時点で、みーんなマスク着用だったわけですよ。わたしとしては、髪形と目元と声しか、その人を覚えるポイントがないわけですよ。
 たまさか原則名札着用の職場だったおかげで、チラリと相手の胸元を「盗み見」して無難に対応できていたのですが、そんなんボロが出るのは時間の問題ですわなぁ。

 さすがに、同じ部署の人達のことは、どんな服装でも髪形でも、眼鏡やマスクをしていてもいなくても、分かりますよ? でも……毎日お会いしているハズの隣の部署のボスとか、ちょっとラフな服装をしていただけで、ほんの一瞬マスクを外しただけで、たまたまPC用の眼鏡をかけていただけで、あっちゅー間に見失ってしまうのです。
 油断しているときに話しかけられて、声色や話し方で判断しつつも不安になって、
「○○さん……ですよね?」
 と思わず確認してしまった瞬間の気まずさったら、もう!

 今は、各部署の座席表を手に入れたので、それを必死で覚えているところ……ですが、自分の座席に着いていてくれなかったらアウト、ということでもあるのですよ。

 それにしても、こんなわたしが塾講師時代には生徒を全員覚えていたのって、奇跡だと思いませんか?
 まず、座席表を覚えて、授業をしながら顔と名前を一致させて、その子の性格と書く字の特徴を一致させて、脳に染み込ませるのよね。だから、今でも、名前と書く字のクセはセットで思い出せる。もちろん顔も表情も、声色も口癖も覚えていますよ。

    ◆

 今日、先輩が古い資料を処分するのを手伝っていたら、昨年度版の「社員紹介」の冊子を見つけました。余った分は捨てると言うので、拝み倒して1冊もらって、開けてビックリ玉手箱!
「へぇ……みなさんマスク外すとこんなお顔だったんですねぇ……」
 もう、マスクを外して生きることができる世界に戻ったときに、確実に皆様の顔を見失います。ダメなほうにスゴい自信があります(笑)。

 というか、皆様もれなく写真のほうが老けていらっしゃる。日々お会いするとき、生きて動いていらっしゃる姿と比べて、何故か、写真は数段お年を召されたように見えます。わたしより若く見えるのに結構な重役に就いていらっしゃる方々とか特に、わたしより急に一回りも年を取ったように見えるのです。

「この写真、ずいぶん印象が違って見えますね?」
 と先輩に言ったら、
「え? そう? どこが?」
 と怪しまれました。

 そういえば……わたしは人の年齢も感覚的に把握するのが苦手なのでしたよ。
 自分と同い年ぐらいで重役に就いていて、若干カッチョええハンサムガイだった方の、写真が急に役職に見合うオッサンだったことが、地味に衝撃的だったりしたのでした(笑)。

 みたいな話をダーリンに愚痴っていたら、
「おまえ自身が年齢不詳だからな、良くも悪くも」
 と言われたであります。
 おまけに、どういう年齢不詳かというと、春風亭昇太のようだと(笑)。
 オチケン出身のわたしのために例えたつもりなのかも知れないけど、そこは、もすこし若々しい女優さん……夏木マリとからへんで言ってほしかったな……。

    ◆

 そんなわけで「人は見た目が9割」、その9割の視覚的情報を活かせない人間の、無駄に長々しい愚痴話でした。
 



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レトリックス(酒)

 同 僚「大岡さんって、お酒飲める人?」
ちゅろ「飲めるか飲めないかで言えば、飲める人です」
同 僚「……じゃあ、飲むか飲まないかで言ったら?」
ちゅろ「すみません、飲みます」
同 僚「どれぐらい?」
ちゅろ「ええっと……たしなめられる程度に……」←持ちネタ

 というやりとりが、職場が変わるたびに繰り返される。
 聞いたからって飲み会やろうって話になるわけでもないのにね。なんでみんな新人の飲み加減を知りたがるんだろう。

 父方の祖母と母方の祖父が「たいへん飲める人」だったもんで、体質的には結構な確率で飲める人になるんだろうなぁとは思っていた。
 パパ上も飲む人だったから、その「だろうなぁ」は確信に近かった。

 でですね、結果やっぱり飲む人になって、もはや飲める人になりました。
 よくビール党とかポン酒党とか言うけど、わたしは無所属。ビールも日本酒も焼酎も、何でもイケます。チャンポンすると羽目を外して怪我するんだけど(ドアに全力で指を挟む・しょーもない段差を踏み外してコケる・喋り過ぎ歌い過ぎで声帯炎を起こして声が出なくなる)、基本的には、おいしいお酒は何でもおいしくいただけます(笑)。

 でも、上には上がいる。
 わたしにはダーリンがいる。

 よく、すんげー飲む人のことを、ザルって言うじゃない?
 わたしは実は、ワク(もはやザルの部分もない)ってよく言われるんだけど。
 ダーリンは更に上を行くのです。なんつうかもう……ビール濾過機。
 上からビールを入れるとオシッコになって下から出てくる機械。もちろんエンドレス。

 姑も濾過機(笑)。
 だからさ、ダーリンとママンと3人で飲みに行くってえと、大概の場合わたしが潰される……。
「あんた(ちゅろ)、そんなに弱いんじゃ、会社で飲み会しても楽しめないんじゃない?」
 って姑に言われましたが……大きなお世話です(笑)。わたしは職場の飲み会では最後までシラフで潰れた人の介抱係ですよ。

「姑に『あんた酒弱い』呼ばわりされた」
 って愚痴ると、大概の友達が吹き出すレベルです。

    ◆

 そもそも、この文章を酔っ払って書き始めたので、何が言いたいのかさっぱりポン酢醤油味なのですが。

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 このレシート、打ちまつがいなんですよ。
 2時間飲み放題(うちオーダーできるのは90分のみ)で2人で37杯って、1人18.5杯って、5分に1杯って、いくらなんでも無理でしょー。おまけにウチらラブラブ夫婦なもんで、オーダーするときはいつも一緒だから、奇数になることは絶対にないハズなのです。
 でも、このレシートを爆笑しながら姑に見せたら、
「ちょっと飲み過ぎじゃない?」
 って、リアクションがライト過ぎて、更に笑いました。

 楽しいお酒は、いいよね!
 わたしは、飲んで心の扉を緩くして、映画やドラマやお笑いで喜怒哀楽を激しくしてから、フッと気持ちがオフになった瞬間に寝入るのが好き。
 これから漫画読んで寝るんだー。
 おやすみなさい!
 



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ロボ人間との会話

 
 今日1日イライラムシャクシャしているのは、問題解決のプロに相談の電話をして(平日10時〜18時とか言うから勤務中に時間をやりくりしてようやくかけた次第)、何ひとつ解決してもらえなかったどころか、

「あれっ? わたし比較的正確な日本語で喋っているハズなんだけど、なんでこの人達には伝わらないんだ? この人達って日本語ネイティヴじゃないのかしら? むしろ、わたしの日本語に問題が……?」

 みたいな劣等感だけを残して終わられてしまったから、なのである。

    ◆

 たとえば、わたしのケータイはA社。夫は遊び人だった頃のこだわりがあるらしくて今も頑なにD社ユーザーだ。どちらもiPhoneなら、どちらかに統一すりゃええことあるんじゃないん? とは思うが、その話は今はさておき(笑)。
 姑が、A社ケータイなんですよ。だから、何か上手に申し込めば、わたしと姑の間の通話は無料でイケるハズなのだ。

 んで、まずサイトで調べた。
 別居でも、2人の関係が分かる公的な書類を添付して申請すれば「家族割」対象になるんですって。
 その「公的書類」の例として羅列されていたものの中では、我が家の戸籍謄本を取るのが手っ取り早いっぽくて。でも我が家の戸籍の筆頭はダーリンで、戸籍には夫婦2人しか(まだ)いないから、ホンマにコレで大丈夫なのかしら、と。
 不安になって、この段階で、A社のサポートに問い合わせたわけですよ。

「私と、別居の姑が、A社ユーザーなんですが、家族割を適用させるために必要な書類って、夫が筆頭の戸籍で大丈夫なんですかね?」
 と問い合わせたのに対して、帰ってきた答えがコレだ。
「家族関係を証明する書類は以下のとおりです。
・健康保険証/遠隔地用健康保険証
・住民票
・戸籍謄本/(戸籍)全部事項証明書、戸籍抄本/個人(個別)事項証明書、婚姻届受理証明書
・外国人登録証明書
・パートナーシップ関係が証明できる公的な証明書」

 ――(,,#゚Д゚):∴;'・,;`:ゴルァ!!

 わしゃ最初から「夫の戸籍で大丈夫なんじゃろかい」言うとろーが。いわゆるひとつのイエスノー疑問文で尋ねとろーが。そんなんハイかイイエで答えたらえんんじゃ、ボケが。

 おまはんのやっとることは、
「やっぱり餃子にはビールが合いますよね!」
 って言われたことに対して、
「うちのお店ではビールの他にサワーもハイボールも日本酒も焼酎もお出ししております」
 って答えとるようなもんよね?
 どんだけの選択肢が用意されているかは、こちとら既に読み込んで分かっとんじゃい。その上で「旦那の戸籍でいいよね?」って、自分で選んだその選択が間違っていないかどうか確認しただけなのに、またメニュー1冊追加するようなことしやがってぇ……!

 ――結局、この件については相手が「戸籍謄本」に記載される事項を詳しく知らず(わたしも知らん)、これを取れば充分なのかどうか確認できずじまいでした。
 そんならそうと早い段階で「分かりません」言えやダボ! っちゅー感じやね(笑)。

    ◆

 気を取り直して(笑)。

「この家族割の手続きは、わたしが姑を家族ですって申告したら、わたしから姑にかける電話やSMSが無料になることはよく分かったんだけど、姑がわたしにかけてくれる電話やSMSも無料になるんですか? それとも姑は姑のほうで、わたしが姑の家族であることを証明する手続きをしなくちゃいけないんでしょうか?」
 と問い合わせ直したところ……。

「家族割のお申込みですね!
 家族関係を証明する書類を添付して、所定の手続きを行ってください!
 家族関係を証明する書類は以下のとおりです。
・健康保険証/遠隔地用健康保険証
・住民票
・戸籍謄本/(戸籍)全部事項証明書、戸籍抄本/個人(個別)事項証明書、婚姻届受理証明書
・外国人登録証明書
・パートナーシップ関係が証明できる公的な証明書」

 こんのやろぅ……“(*゜Д゜#)ノ彡☆バンバン!!

    ◆

 公的書類云々については、最終的に行政サービスコーナーで聞きましたよ。
「家族の中で姑とわたしだけがA社なんですよ。それで、家族割設定したいんですけど、結局どの書類を提出するのが手っ取り早いかと思って……」
 職員さん、こーゆー庶民的な需要に慣れてるんでしょうね。
「戸籍抄本を取れば、戸籍筆頭者=旦那さんのご両親のこと、配偶者=奥様のこと、書いてありますから。これで大丈夫だと思います」

 なんだか、餅は餅屋みたいなオチですな。

    ◆

 んで、わたしのほうは無事、姑に無料で電話もSMSもかけ放題になりそうなんだけど。
 姑からわたしのほうは、どうなるのかわからないので、わたしが「家族関係申告書」を書いて身分証明書のコピーと一緒に持ってって、家族割の申込書を姑に書いて送ってもらえばカンペキざます。非の打ちどころがないざます。
 それを口実に、ひさしぶりに姑に会いたい! あの何でも受け止め・受け流す一ノ瀬さんレベルの「がはははは!」な飲みっぷりに付き合ってもらいたい!
 わたしは姑が好きです。あの底抜け根アカなポリアンナ気質は、ほんとうに憧れ。人を憎むとか恨むとかも、本人はあるって言ってるけど、わたしから見ればハナクソみたいなもんで、なんつうかこう全体的に清らかに生きちゃってる観音様みたいな人なので。
 姑観音様に会って、しこたま飲んで笑ってイヤなモノ吹き飛ばして帰ってきたいです。

 うえーん。・゚・(ノД`)・゚・。
 



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正しい言霊の使い方


 宗教勧誘の話じゃ決してないんですけど。
 あくまで民間信仰レベルの話なんですけどね。

 ウチの氏神様は霊験あらたかなので、毎月参詣の折に祈願したことの大半は、不思議と叶えてくださる。叶わなかったことは、叶わなくてよかったのだと納得できる形に落ち着く。つまり、わたしが自分で都合の好いように解釈して納得しているだけっちゃだけなんだけど。
 最近なんとなく体感してきたことは、そうして氏神様に「お願い」するときの言葉づかいが意外と難しいということです。

 たとえば……
 ダーリンが西のほうへ3年間の約束で単身赴任させられていたとき、その3年間が満了する少し前に突然「もう少し長く続けられないか」というような打診が会社からあって。
 それを聞いて、わたしは「冗談じゃない!」と思って、氏神様にお願いしました。
「ダーリンの西での単身赴任が早く終わりますように」
 果たして、ダーリンの単身赴任延長の話は消えたのですが、その理由が、なんと、「現場都合の早期契約終了」。つまり、わたしの願いどおり、その土地での単身赴任は予定より「早く」終わったわけです。
 氏神様すっげぇ! と安心したのも束の間で、今度は代わりに、北のほうで同等の仕事に欠員が
発生したため「今度は北に異動してくれないか?」という話が持ち込まれてしまいました!
 ――いやいやいや、そうじゃないだろう、神様!( ゚Д゚)
 わたしは慌てて神社に駆けつけ、お願いし直しました。
「ダーリンが早く家に帰ってきて、夫婦一緒に暮らせますように!」
 このとき、神様に国語の文章の“行間の解釈”についてお説教をたれるような真似は、さすがにできませんでした(笑)。
 その後どういうわけか、北への赴任の話はなくなって、ダーリンは無事にわたしのところへ戻ってきてくれたのでしたよ。
 それが昨年の10月の話。

 以来、こちらの現場に配属が決まり、しっかり頑張っていたのです、ダーリンは。
 しかし……新型コロナウイルス感染拡大の影響により、新しい現場の施設が業務縮小を余儀なくされました。感染爆発していると連日報道されている地域だったので、
「ダーリンが危険な地域に行かなくて済みますように」
 とお願いしていたわたしとしては業務縮小バッチコイだったのですが……。
 あまりにも長引く緊急事態宣言期間。しかも、若干特殊な現場ゆえ、業務縮小期間の解除にも特殊な判断基準があるのか、なかなか現場復帰の話が入らない。
 そろそろ復帰せざるをえないかな? という状況に政府が判断を下した頃に、遠方の現場で欠員が発生。立場的にも資格的にも「替えの利く」ダーリンに白羽の矢が立っちゃって、良くも悪くも引き抜かれてしまいました!
 つまりね、わたしは「新コロの危険な地域にダーリンが行かなくて済みますように」とお願いしており、その結果として、「新コロの危険“は”ない遠方」に単身赴任することになっちゃったわけです。

 神様に願い事を告げるときの言葉は、たぶん、誤解の余地が1ミリもないような正確な文法構造を持つ言葉で発せられなければならないのだと、痛感した次第です(泣)。

    ◆

 平たく言うと、
「会社に行きたくないです」
 と神様にお願いしたら、
「会社が倒産してしまった」とか、
「大怪我して会社に行けなくなった」とか、
 そーゆーことなんです。

 たしかに、こちらのお願いしたことは叶えてくださっています。
 しかし本来の意図ではない。

 本来の意図までも正確に言語化して正確に伝えないと、神様は、思わぬ抜け道を利用して願い事を叶えてくださるわけで。

「あなたの心が二度と痛まないように!」と魔法をかけたらヴォックが心そのものを持たないブリキのロボットになっちゃったとか。
「あなたが怪我することがないように!」と魔法をかけたらフィエロが藁(叩かれてもへっちゃら)のカカシになっちゃったとか。

 そーゆーことがあるんだなーと、逆に感心してしまったりして。

    ◆

 なーんて感心している場合ではなく!(笑)
 神様に的確にお願い事をするためにも「国語」の勉強は必要なんですよ皆さん!
 誤解の余地のない、正しい日本語で、お願いするときの台本を書いて覚えてから、お願いしに行きましょう。

 わたしは来週、ダーリンの長期出張が早く終わるようにお願いしに行くつもりですが、「抜け道」のない文章を組み立てるのに難儀しております。おたがいがんばろう。

 

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君のアダ名は。

 
 中学生の頃だったか高校生の頃だったか……。
 同学年に「ウチ○○くん」という男子がいた。
 同じクラスになったことはなく、ナントカ委員やカントカ係で一緒になることがあるから、おたがい顔と名前ぐらいは知っている、文字どおり「顔見知り」程度だった。

 たまたま彼と廊下で擦れ違ったとき、彼は男子5〜6人のグループで戯れあっていて、この年頃の男子によくある過剰なスキンシップで2人に左右から抱きつかれながら、アダ名を連呼されていた。
 実際には、「ウッチくん」と呼ばれていたらしい。
「ウッチくん! ウッチくん! ウッチくん! ウッチくん!」
 と両側から抱きつかれ呼ばれ……苦笑いする彼と、わたしは目が合ったのだ。
 どもども、という感じで会釈してくれた彼に、わたしは言った。
「ウチ○○くん、あんた、『ウンチくん』って呼ばれてんの?」
 次の瞬間、爆笑する男子達。そして、「ウンチくん」連呼。
 このとき、わたしの迂闊な聞きまつがいのせいで、彼のアダ名は「ウッチくん」から『ウンチくん』に変わってしまったのだ……。

 後で共通の知人から実は「ウッチくん」だったと聞かされたときは、ほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 翌日だったか、わざわざ彼がわたしのクラスを訪ねてきて、
「おまえは一生、許さない」
 と言い残して、立ち去った。
 それ以来、委員や係で一緒になることがあっても、二度と口をきいてもらえなかった。
 アダ名を訂正しようとして、わたしがいっしょけんめい「ウッチくん」と呼びかけるのを、悉く無視されたのだ。

 あれから30年が過ぎようとしている(中学の話だったとして)。
 あの頃は、それがキッカケで自分の名字がウチ○○になるなんて思わなかったし、ウッチくんが隣で新聞を読んでいることになるとも思わなかったけど、思わなかったとおり、そんなドラマティックなオチがつくこともなく。
 ときどき、彼と同じ「ウチ○○」姓の人に出くわすと、あの頃のことを苦く思い出すのみなのであった。

 ほんとうにごめんなさい……。
 



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