日本瓦屋根研究室『和の心』〜京都瓦工事浪漫〜

日本に1400年前から伝わる瓦、その瓦を屋根に葺く瓦職人blogです。 昔ながらの伝統施工と現代施工を研究しながらお客様に安心して頂ける瓦屋根を心がけ日本の文化【瓦】を守りたいです。 [キーワード] 瓦 屋根 京都府瓦工事協同組合加盟店 日本 和形 簡略 本葺 大棟 降り棟 隅棟 社寺 住宅 土葺き 桟葺き 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 南蛮漆喰 瓦職人 直線 曲線 放物線 技術 伝統 瓦工事 瓦施工 瓦画像 瓦写真 日記 blog 施工日記 瓦の種類 建築 建設 匠 製造 メーカー 窯元 いぶし 釉薬 鏨 瓦技能士会 雨漏り 修理 京都府瓦工事協同組合青年部 全瓦連 長野グランプリ 京都府代表 敢闘賞 井上瓦産業株式会社 丸新美濃瓦 奈良瓦センター 瓦熊 応援工事

2013年08月

盆明けから土居丸を合端し、陸棟の施工を始めました。


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三州産蛇の目経ノ巻鬼瓦(八寸)




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棟幅:尺三寸八分

熨斗瓦勾配

丸肌熨斗瓦:中間30度 鬼際32度

割り熨斗瓦:中間20度 鬼際28度


一分反りの熨斗瓦を使用して、二分のパッキンを入れて目地積みをしています。

去年の12月に瓦めくりをした手水社が、移設が出来て、瓦工事を始めました。

元々、桧皮葺きだった屋根に小瓦で無理矢理葺いてあり、悪い納まりになっていましたが、今回は奈良瓦センターの64判を使用して、瓦座の高さを変えて仕事をしました。


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軒瓦の出寸法:三寸二分

掛け瓦の出寸法:破風尻三寸二分 中間二寸八分 拝み三寸五分

掛瓦勾配: 破風尻10度 中間14度 拝み10度



桧の桟木使用


緊結線は全てステンレス


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陸棟棟幅:九寸五分

熨斗瓦勾配:23度

使用南蛮漆喰:深谷粘土配合水シャット

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