2017年10月22日

週刊種牡馬ニュース 10/16 - 10/22

勝ち時計3分18秒9。過去レコードよりも18秒も遅い決着というのはおそらく未勝利戦ですらそうそうなかったはずで、「菊花賞」の名で実施されるようになってからの70年間で最も時計がかかっており、3分10秒台の決着すら42年ぶりとなります。200m長い天皇賞(春)でもこの時計より遅い決着はここ20年で3度しかなく、そんな中で見事1番人気に応えたキセキには本当に頭が下がりますが、日本の粋を集めた血統であるルーラーシップを父に持ち、母父に世界のディープインパクトを持つ同馬には、ぜひとも凱旋門賞に挑戦してほしいと心から思いました。ただ非常に消耗が激しいレースだったと思われるので、まずは全馬無事であることを祈りたいです。

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2017年10月21日

種付け情報2017 - 日本軽種馬協会編

「種付け情報2017」第四弾は日本軽種馬協会。静内、七戸、九州の各種馬場をまとめて紹介します。今年度からの供用となる*マクフィ、*クリエイターIIが二枚看板で、これら2頭のおかげでトータルでは昨年より大幅に種付け数は増加しました。ただ、それ以外の種牡馬では昨年100頭越えの種付け数を記録した*エスケンデレヤが大幅に落ち込んだのを筆頭に、軒並み昨年度から減少。種付け料もこれ以上下がりようのない10万円の種牡馬を除いてすべて昨年度より減額されており、景気はあまりよろしくないようですね。

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2017年10月19日

系統別種牡馬辞典 - ダンジグ系その2

「系統別種牡馬辞典」内国産編第百二十二弾はダンジグ系の続き。*デインヒルは多数のマル外が輸入されたほか、1年間のみリース供用されたことがあり、後継種牡馬はそれなりにいますが、*ゼネラリストや*エアスマップ、*エアエミネムなど多くの牝馬を集めた種牡馬でさえ大した結果を残すことはできませんでした。*チーフベアハートは芝向きの万能タイプとして多数の活躍馬を出しましたが、天皇賞馬マイネルキッツ、朝日杯FS勝ち馬マイネルレコルトが種牡馬入りできなかった時点で種牡馬の父としてはさほど期待されていなかったということでしょう。

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2017年10月17日

系統別種牡馬辞典 - ダンジグ系その1

「系統別種牡馬辞典」内国産編第百二十一弾はダンジグ系。世界的なスーパーサイアーである*デインヒルをはじめ、Sea The Stars などを出した Cape Cross 、欧州短距離界で存在感を示す Invincible Spirit など、今なおスピード競馬の中心的存在である Danzig の系統ですが、日本では先日ようやく*ハービンジャーからGIウイナーが出たものの、あまり系統として根付いた存在とはいえないでしょう。後継種牡馬も小粒な産駒が多く、今回紹介する中で唯一の大物は南関東の雄・アジュディミツオーですが、他のダート種牡馬がそれなりの結果を残す中であまり牝馬は集まっておらず、現状は厳しいです。

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2017年10月15日

週刊種牡馬ニュース 10/10 - 10/15

秋華賞はディアドラが制し、*ハービンジャー産駒として初GI制覇となりました。デビュー当初からクラシックに複数産駒を送り出す安定感は評価されていましたが、これでようやく一流種牡馬の仲間入りでしょうか。長らく*クロフネ一本だった日本のノーザンダンサー系にとって明るいニュースとなりそうです。また、東京ハイジャンプではオジュウチョウサンが怪我から復帰。本当に具合が悪かったのかと疑いたくなるような圧勝劇でした。さらにオーストラリアでは日本馬たちが立て続けに活躍。今後もこういう海外移籍というパターンが増えてくるでしょうか。

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2017年10月14日

系統別種牡馬辞典 - ダンシングブレーヴ系その2

「系統別種牡馬辞典」内国産編第百二十弾はダンシングブレーブ系の続き。*ダンシングブレーヴ自身のみならず、のちに輸入された*コマンダーインチーフや*ホワイトマズルも良質の種牡馬で、複数の後継種牡馬を残すことに成功しました。いずれも小粒で大成功を収めた種牡馬はいませんが、イナズマアマリリスを出したスエヒロコマンダー、サンレイレーザーを出したラスカルスズカ、ウルトラカイザーを出したレギュラーメンバーなど、それぞれ代表産駒と呼べるレベルの活躍馬を出した種牡馬はちらほらいますね。今後シルポートあたりもそれに続く活躍を期待したいです。

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2017年10月13日

系統別種牡馬辞典 - ダンシングブレーヴ系その1

「系統別種牡馬辞典」内国産編第百十九弾はダンシングブレーヴ系。*ダンシングブレーヴ自身は日本にやってきたのが奇跡と呼べるようなレベルの競走馬で、難病と闘いながら少ないながらも良質な産駒を多数送り出しました。海外時代の産駒も含め種牡馬入りした産駒は多く、特に牡馬の代表産駒であったキングヘイローは種牡馬として多くの活躍馬を輩出、無事に父系を継承することに成功しました。ただ、もう一代続くかと言われると微妙なところで、後継種牡馬のローレルゲレイロともどももう一発当たりを引かないことには厳しいでしょうね。

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2017年10月11日

系統別種牡馬辞典 - リファール系その2

「系統別種牡馬辞典」内国産編第百十八弾はリファール系の続き。日本で大成功を収めた*モガミと*リィフォーの後継種牡馬ということになりますが、一定の結果を残したと言えるのは天皇賞(秋)などGI3勝をあげた名馬ニッポーテイオーのみ。ダービー馬シリウスシンボリは近代日本における長期海外遠征のパイオニアともいえる存在ですが、帰国後はすでに余力は残っておらず、種牡馬としても失敗に終わりました。唯一期待を上回る活躍だったのがサンキョーショウリで、獲得賞金わずか240万円という三流馬ながら中央の活躍馬を何頭も送り出すことに成功しました。

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2017年10月09日

週刊種牡馬ニュース 10/2 - 10/9

リーディングを独走しながら今年は今一つ波に乗れていない印象のあったディープインパクト産駒でしたが、今週はサウジアラビアロイヤルCのレコード勝ちに始まり、ソウルスターリングらを差し置いての毎日王冠ワンツースリーフィニッシュ、そして京都大賞典では7歳牝馬スマートレイアーの激走と重賞3つすべてを掻っ攫い、重賞だけで2億円強の荒稼ぎでした。この秋はサトノダイヤモンド、サトノアラジン、ミッキークイーン、アルアインらがGI戦線で存在感を示すことができるでしょうか。

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2017年10月08日

系統別種牡馬辞典 - リファール系その1

「系統別種牡馬辞典」内国産編第百十七弾はリファール系。ツインターボやダイゴウシュール、ライブリマウントなど、何となく個性派が多い印象のあるこの系統ですが、現在では*ダンシングブレーヴの系統を除けばミツアキタービンやダイワテキサスの現役馬が何頭か残っているのみで、完全に父系が途絶えるのも時間の問題でしょう。ライブリマウントは全盛期が交流重賞開放元年と重なったことは幸運でしたが、種牡馬としては早々に見切られ、ミツアキタービンの本格化まで種牡馬を続けていられなかったのが残念でした。

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2017年10月07日

系統別種牡馬辞典 - ストームキャット系

種付け情報はまた情報が公開され次第、更新していきます。ということで以前の流れに戻りまして、「系統別種牡馬辞典」内国産編第百十六弾はストームキャット系。以前は大物が出ない系統とされており、超良血馬たちが見向きもされず次々と廃用になっていましたが、*ヨハネスブルグや*ヘニーヒューズの存在で一転して注目される存在となりました。ただ、藤田オーナーの良血牝馬に種付けを行った*ゴスホークケンからマルターズアポジーが出たように、イメージが先行してしまっただけでもともとはそれぐらいのポテンシャルを持った系統だったのかもしれません。

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2017年10月05日

種付け情報2017 - 社台スタリオンステーション編その3

「種付け情報2017」第三弾は社台スタリオンステーションの続き。大半が種付け数を減らす中でひときわ目立つのがリーチザクラウンで、同馬は初年度産駒が次々勝ち上がるやいなやすぐに社台にトレードされましたが、種付け数が大幅に増額されたにもかかわらず過去最高の牝馬を集めることに成功しました。日本のダート界を引っ張ってきたゴールドアリュールはシーズン中に死亡し、今年種付けした産駒がラストクロップということになりました。後継種牡馬としてはスマートファルコンやエスポワールシチーをはじめ、現役でもコパノリッキーやゴールドドリームなどがおり、当面その血が絶えることはないでしょう。

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2017年10月03日

種付け情報2017 - 社台スタリオンステーション編その2

「種付け情報2017」第二弾は社台スタリオンステーションの続き。当初は失敗種牡馬との見方が強かった*ハービンジャーが昨年より60頭以上の大幅増となりました。何だかんだ言いながらも毎年クラシックに産駒を送り出しており、いまやリーディングトップ10の常連となっていますが、まずはGI馬の登場が待たれるところですね。昨年産駒のデビューを前に二桁の種付け数に落ち込んだディープブリランテもV字回復。無傷の3連勝でラジオNIKKEI賞を制したセダブリランテスが一頓挫あって菊花賞を使わないのは残念ですが、今後が楽しみな産駒が次々登場しています。

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2017年10月01日

週刊種牡馬ニュース 9/25 - 10/1

サトノダイヤモンドとサトノノブレスは残念な結果に終わりました。馬場やメンタル、色々な敗因があるでしょうが、いずれにせよ今日のエネイブルには勝てなかったでしょう。凱旋門賞を勝つにはいったいどんな馬を連れて行けばいいのか。また来年に向けた課題ですね。それはそうと、スプリンターズSはレッドファルクスが見事連覇を達成。自らの手で種牡馬入りを確実なものにしたと言えるでしょう。3年前の覇者である9歳馬スノードラゴンも最低人気ながら意地で4着に大健闘しましたが、ここまで頑張っているのなら何とか種牡馬にしてあげてほしいものです。

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2017年09月30日

種付け情報2017 - 社台スタリオンステーション編その1

ぼちぼち2017年度の種付け頭数の情報が出てきましたので、今年もこのシリーズをやっていこうと思います。ということでまずは天下の社台スタリオンステーションから。最多種付け数を更新したルーラーシップ、今年産駒がデビューしたロードカナロアにオルフェーヴル、そして初年度から260頭越えをマークしたキズナなど、昨年種付け数上位だった面々が軒並み数字を落とす結果となりましたが、その代わりに今年から供用されたドゥラメンテ、モーリスが2頭で約550頭という驚異的な種付け数を記録しており、全体的に見れば昨年より100頭ほど多い種付け数となりました。今後も社台中心に回ることは間違いないでしょう。

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