2017年01月20日

新種牡馬辞典 - ローズキングダム

新種牡馬辞典、第八弾はローズキングダム。いわゆる名牝系「薔薇一族」の出身で、活躍馬を多数出しながらなかなかGIに手が届かなかった一族に悲願のGI勝利をもたらした馬です。実績・血統ともに一流ながら晩年の成績が今一つだったため安価な種付け料で供用されていますが、3歳時までの実績だけで見れば相当なものを持っている馬で、種牡馬として自身が勝てなかったクラシックに駒を進めるような産駒を出すことができるでしょうか。

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2017年01月18日

新種牡馬辞典 - モンテロッソ

新種牡馬辞典、第七弾は*モンテロッソ。わずか1世代の産駒を残して早世したドバイミレニアムが出した唯一のGI馬ドバウィの本邦初の後継種牡馬ということになります。今のところ日本でのドバウィ産駒はカク外のラッキーナインがスプリント路線で結果を残しており、どちらかというと短いところを得意とする印象が強いですが、この*モンテロッソはドバイワールドCを制し、愛ダービーでも本命視されたクラシックタイプ。果たしてサンデー、キングカメハメハに続く第三の勢力にのし上がることができるでしょうか。

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2017年01月16日

新種牡馬辞典 - ハードスパン

新種牡馬辞典、第六弾は*ハードスパン。こちらもサマリーズが全日本2歳優駿を制すなど、すでに日本でもある程度の実績を残している種牡馬です。父 Danzig は種牡馬として非常に長命で、ラストイヤーとなる27歳時にも50頭近い牝馬に種付けを行うなど長きに渡って一流種牡馬として君臨しましたが、その最晩年の産駒がこの*ハードスパンということになります。すでに世界的には直系産駒の5代血統表からもその名が消える産駒が出てきている中、果たして Danzig 直仔がどこまでやれるのか、注目したいと思います。

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2017年01月15日

週刊種牡馬ニュース 1/9 - 1/15

日曜の京都・中京開催が延期となりましたが、京都の代替開催が火曜日とのことなので、とりあえず代替開催については来週分としてまとめます。

京成杯は*バゴ産駒が久々の重賞勝利となりましたが、個人的には2着馬ガンサリュートのほうが面白そうです。前走ようやく4戦目にして未勝利戦を勝ち上がったような馬でしたが、ここまで2着に敗れた相手がリスグラシュー(アルテミスS)、カデナ(京都2歳S)と強敵ぞろいで、むしろ戦ってきた相手関係は最上位といってもよかったかもしれません。こういうタイプはGIでも2着に突っ込んできたりするので、注目したいと思います。

また、先日JRA賞が発表になりました。予想通り投票は割れましたが、年間通して王道路線で安定した成績を残したキタサンブラックが年度代表馬に選ばれました。昨年並みの成績を残しながら部門賞で選ばれなかったモーリスに特別賞ということで、全体的にはおおむね予想通りといったところですが、最優秀短距離馬と最優秀ダートホースがそれぞれ過半数を獲得しての受賞というのは少々意外でしたね。

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2017年01月14日

新種牡馬辞典 - ノヴェリスト

新種牡馬辞典、第五弾は*ノヴェリスト。異系の大種牡馬モンズンが出した最高クラスの産駒で、キングジョージでは従来のレコードを2秒以上更新する圧巻のパフォーマンスを見せました。もちろん日本にモンズン産駒が種牡馬として輸入されるのは初めてで、ブランドフォード系として見ても1991年に供用された*ペイザバトラー以来ということになるでしょうか。母系に日本でもそこそこ産駒が走った*イルドブルボンの名も見えますが、全体的にドイツ血統が極めて濃い配合で、果たしてどんな産駒を出すのか非常に気になるところです。

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2017年01月12日

新種牡馬辞典 - ヘニーヒューズ

新種牡馬辞典、第四弾は*ヘニーヒューズ。日本でもすでに*アジアエクスプレスや*モーニンの父としておなじみの種牡馬で、内国産種牡馬が幅を利かせる今の日本において、ここ数年で最も成功した海外供用種牡馬ということができそうです。さらに米国でも年度代表馬クラスの名牝ビホルダーを出すなど種牡馬としての実績は十分で、このタイミングで輸入できたのは非常にラッキーでした。産駒は仕上がりが早くて勝ち馬率も高く、2歳戦ならロードカナロア、オルフェーヴルらとも互角以上に戦うことができるでしょう。

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2017年01月10日

新種牡馬辞典 - エイシンフラッシュ

新種牡馬辞典、第三弾はエイシンフラッシュ。ブエナビスタとともに日本にドイツ血統の優秀さを知らしめた1頭で、種牡馬としてドイツ血統の塊である*ノヴェリストと同期デビューというのは何かの縁でしょうか。一足先に輸入されていた父*キングズベストは今のところ目立った成績を残しておらず、さらにその代表産駒*ワークフォースもどうやら大失敗に終わる可能性が強そうですが、同じキングマンボ系である*エルコンドルパサーやキングカメハメハのような成功を収めることができるでしょうか。

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2017年01月08日

週刊種牡馬ニュース 1/1 - 1/8

シンザン記念は伏兵キョウヘイ。父リーチザクラウンは産駒がデビューするやいなや多数の勝ち馬を量産し、急遽今年度からの社台スタリオンステーション入りが決定していましたが、そこからまさかの大スランプ。ようやく半年ぶりの勝利がこのシンザン記念でした。しかし2016年度の新種牡馬として初めて重賞ウイナーを出したのがルーラーシップでもディープブリランテでもなくこのリーチザクラウンだったというあたり、やはり社台の相馬眼のすごさは相当なものがあるのでしょう。果たしてディープインパクトやキングカメハメハといった大種牡馬たちに肩を並べる存在になることができるでしょうか。

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2017年01月06日

新種牡馬辞典 - オルフェーヴル

新種牡馬辞典、第二弾はオルフェーヴル。ロードカナロアが近年最高のスプリンターなら、こちらは近年最高の中長距離馬でしょう。抜群の安定感やスマートさを兼ね備えたロードカナロアに比べればやんちゃ坊主というような印象も強いオルフェーヴルですが、圧倒的な力を見せつけたクラシック三冠、勝てはしなかったものの世界の頂点まであと一歩のところまで上り詰めた凱旋門賞、それまでのうっ憤をすべて晴らすかのようなラストランの有馬記念など、その一瞬のパフォーマンスはロードカナロアさえ霞むほどのものがありました。もちろん競走馬としての直接対決はなかった2頭ですが、果たして種牡馬としての勝負の行方はいかに。

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2017年01月04日

新種牡馬辞典 - ロードカナロア

今年も例年通り産駒数の多い順に新種牡馬を紹介していきます。ということで新種牡馬辞典、第一弾はロードカナロア。間違いなく日本歴代最高のスプリンターで、国内GIを4勝したほか、日本馬にとってそれまで3着以内にも入ったことがなかった鬼門の香港スプリントすらあっさり連覇。特に2度目のレースでつけた5馬身もの差は過去最大の着差で、ブラックキャビアと並び当時世界最高の快速馬であったことは疑いようもありません。さらにサンデーの血を含まない血統から種牡馬としての期待も非常に大きく、まさに日本の至宝といっていい存在でしょう。

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2017年01月03日

海外種牡馬ニュース 12/1 - 12/31

北米・香港の主要レースのみの掲載です。とにかく香港デーは今思い返しても非常に熱かったですね。香港ヴァーズのサトノクラウンは大本命で展開も向いたハイランドリールを真っ向勝負で下しての勝利ですから価値は大きく、これで無事種牡馬入りへの道が開けたと言えるでしょう。香港スプリントと香港マイルは地元勢の層の厚さを見せつけられる結果となりましたが、メインの香港Cではモーリスが逆に圧倒的な力の差を見せつけました。トレンドとは程遠い血統の持ち主ですが、種牡馬としていったいどんな産駒を出してくれるのでしょうか。

なお、今年度の海外種牡馬ニュースについては日本馬が出走したレースやビッグレース、その他気になったレースに絞って「週刊種牡馬ニュース」の中で触れていくことにします。

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2017年01月02日

2016年リーディング考察 - 新種牡馬

新年明けましておめでとうございます。今年も「父系馬鹿」をよろしくお願いします。とりあえずは昨年分の更新が済み次第、新種牡馬シリーズのほうに移っていきたいと思います。

ということで新年一発目は昨年の新種牡馬リーディングから。ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒が同期デビューで、世代交代という意味でも注目されましたが、結果的には中央の重賞勝ち馬はゼロ。今のところは既成勢力を脅かすような存在はいないと言わざるを得ないでしょうか。なお、数字はそれぞれ中央芝、中央ダート、地方の勝ち星の数で、地方のカッコ内の数字はそのうちの重賞勝ち数を表します。また、順位は総合2歳リーディングにおける順位で、地方で50位以内に入っている種牡馬に限り、その順位も載せました。

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Organa at 14:31|Linkコメント(9)TB(0)血統談義

2016年12月31日

週刊種牡馬ニュース 12/26 - 12/31

東京大賞典は伏兵*アポロケンタッキー。1番人気*アウォーディーに並ぶ間もなく交わし去りました。565キロでの勝利は*ヒシアケボノを抜き、GIでの最高馬体重勝利となるようです。しかしこれで今年の最優秀ダート馬の行方もわからなくなってきましたが、GIの勝利数だけならコパノリッキー(ただし地方)、年間を通しての安定感なら*アウォーディー、勝ったレース格ならサウンドトゥルー、後半失速した*モーニンはやや苦しいでしょうか。突出した馬がいないという意味で「該当馬なし」というのもあり得るかもしれません。

これが今年ラストの更新です。それでは良いお年をお迎えください。

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2016年12月30日

2016年リーディング考察 - 中央(いろいろ)

総合リーディングだけでなく、いろんな角度から見てみましょうということで、中央ダート、障害、2歳戦、短距離、そして長距離限定のリーディングをまとめてみました。それぞれのランキングで顔ぶれがガラッと変わるのが面白いところですが、さすがにダートではトップ10にランクインしなかったものの、それ以外ではすべて上位に顔を出すディープインパクトのポテンシャルは並外れたものがありますね。ちなみに勝利数の横のカッコ内の数字は重賞での勝利数を表しています。

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Organa at 23:57|Linkコメント(10)TB(0)血統談義

2016年12月27日

2016年リーディング考察 - 中央(総合)

今年は2年ぶりにこの企画を復活させてみました。もちろんリーディングトップはディープインパクトでしたが、昨年は中央でGIを制した産駒がすべて牝馬で、どちらかというと質より量(その質も非常に高いのですが)の印象もありました。それが今年は皐月賞のディーマジェスティに始まり、オークス、ダービー、宝塚記念、菊花賞、それに暮れの有馬記念などGI9勝。さらに海外でもインパクトを残し、さらなる飛躍の一年となりましたね。マーティンボロやエキストラエンドなど、海外から産駒の種牡馬入りオファーがどんどん届いているようで、まさに世界を代表する種牡馬の1頭になったのだと実感します。

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Organa at 01:22|Linkコメント(9)TB(0)血統談義
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