2016年09月28日

マル外種牡馬辞典 - ブランドフォード系その1

「マル外種牡馬辞典」第八十三弾はブランドフォード系。今から60年前に天皇賞(秋)を制した*ミッドファームを皮切りに、ビッグヨルカ、ダイニテンラン、そしてジャパンCを制した*ペイザバトラーといった活躍馬を輩出してきた系統ですが、ここ十数年は沈黙を続けている系統です。ドイツの至宝モンズーンの活躍で世界的にはやや勢いを盛り返しつつありますが、日本では直仔のピュアブリーゼがオークスで2着に入ったのが目立つ程度で、あまり活躍の兆しはありませんね。種牡馬として輸入された*ノヴェリストはどう出るでしょうか。

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2016年09月26日

系統別種牡馬辞典 - リアルシャダイ系

「系統別種牡馬辞典」内国産編第六十六弾はリアルシャダイ系。*トニービンとともに*ノーザンテーストと*サンデーサイレンスの端境期に活躍、特に長距離レースで抜群の強さを発揮し、リーディングサイアーにも輝いています。しかし最高傑作のライスシャワーは現役で死亡、残された後継種牡馬もことごとく失敗し、あっという間にその父系は滅亡してしまいました。孫世代の中央重賞勝ちはゼロで、たとえライスシャワーが無事に現役を終えていても父系の滅亡を止めることはできなかったでしょう。

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2016年09月25日

週刊種牡馬ニュース 9/19 - 9/25

先週に引き続き、東西のメインで実績馬がその力を見せつけました。西はダービー2着のサトノダイヤモンドが快勝。里見オーナーにとって今度こそGI制覇の期待がかかりますが、母父に短距離血統の Orpen が入る分血統的にはややディーマジェスティに分がありそうな気がしますが、どうでしょうか。母父サクラバクシンオーで長距離GIを連勝できる時代には無用の心配かも知れませんが。東のゴールドアクターも実力通りの走り。こちらはザ・雑草というべき血統ですが、さらに実績を積み重ね少しでも種牡馬として良質の牝馬が集まればいいですね。

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2016年09月24日

海外版レッドリスト - セントサイモン系

「海外版レッドリスト」第十九弾はリボー系とプリンスローズ系を除くセントサイモン系の生き残りをまとめていきます。フロリゼル系は主にロシアで父系を発展させた系統で、ほんの十年ほど前にダノンがロシア産馬を連れてきて話題になりましたね。ボワルセル系は日本でも*ヒンドスタンで有名ですが、辛うじて米国で生き残りがいるようです。*ヴィミーなどが活躍したワイルドリスク系も一応まだ現役種牡馬が残っている状態のようですが、いずれも現状は極めて厳しく、10年後まで残っている可能性はかなり低そうです。

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2016年09月22日

海外版ホットリスト - ディストーティドヒューマー系

「海外版ホットリスト」第十九弾はディストーティドヒューマー系。日本や南米などに多くの後継種牡馬が輸出されたフォーティナイナー系において、唯一米国にとどまってラインを発展させた系統です。代表産駒のファニーサイドがセン馬だったのは痛かったですが、それでもBCクラシックのドロッセルマイヤーなど多くの活躍馬を送り出しており、それなりの勢力を保っています。ただ、孫世代の代表産駒*アイルハヴアナザーは日本で種牡馬入りしており、この先どこまでラインを伸ばすことができるでしょうか。

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2016年09月20日

海外種牡馬ニュース 9/1 - 9/15

海外でも大一番に向けて一流馬たちがしのぎを削っていますが、特に注目は豪華メンバーがそろった愛チャンピオンS。英愛ダービー馬ハーザンド、英二冠牝馬マインディング、仏ダービー馬アルマンゾール、BCターフ馬ファウンド、昨年の仏ダービー馬ニューベイ、キングジョージのハイランドリール、エクリプスSのホークビル、そしてプリンスオブウェールズSのマイドリームポートとGI馬が実に8頭も出走したレースは非常に見ごたえがありました。

日本馬たちも好結果を残しており、わずか5頭立てで行われたニエル賞ではマカヒキが勝利。実績差ほどの着差は付けられませんでしたが、ぜひとも悲願を達成してもらいたいものです。韓国のコリアカップでは日本馬2頭が実力の違いを見せつけましたが、かつてのジャパンCのように韓国馬が同レースを制す日が来るのでしょうか。さらにフランスに渡ったディープインパクト産駒アキヒロが仏GIIIを勝っており、来年のクラシックに向け楽しみな存在となりました。

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2016年09月18日

週刊種牡馬ニュース 9/12 - 9/18

東西で秋のGI戦線に向けた前哨戦が行われ、ともに春の実績馬が貫録を見せつけましたね。ディーマジェスティは母父*ブライアンズタイム譲りのパワフルな走りが魅力で、菊花賞でも最有力候補でしょう。2着ゼーヴィントも同配合で、このディープ×BTは今後かなり増えてきそうな印象です。シンハライトは前残りの馬場では絶望的な位置からの差し切り勝ちで、やはり秋華賞の主役は間違いないですね。ジュエラーは骨折の影響か馬場か距離か唯一見せ場がありませんでしたが、本番に向けてどこまで巻き返すことができるでしょうか。

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2016年09月17日

マル外種牡馬辞典 - フェアウェイ系

「マル外種牡馬辞典」第八十二弾はフェアウェイ系。おそらく日本競馬史上もっとも有名なニュージーランド産牝馬がスリーレッグス産駒のホーリックスで、生涯でGI6勝というのも素晴らしい実績ですが、何よりジャパンCでの世界レコード決着がオールドファンの脳裏に深く焼き付いていることでしょう。古いところではマフォスタ産駒の持込馬ヘキラクが当時の世代最強馬キタノオーを下して皐月賞を制しています。中山グランドジャンプで大穴を開けたボカボカの名前も懐かしいですね。

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2016年09月16日

系統別種牡馬辞典 - ブライアンズタイム系その2

「系統別種牡馬辞典」内国産編第六十五弾はブライアンズタイム系の続き。種牡馬としての実績だけでいえばダービーなどGI7勝をあげたウオッカを出したタニノギムレットが断然なのでしょうが、後継種牡馬として期待をかけられるほどの大物牡馬には恵まれておらず、父系の存続はかなり微妙な状況になってきました。唯一希望があるとすれば岡田氏が英ダービー候補と惚れ込むフリオーソ産駒のコスモスが本物だった時くらいのものですが、果たして。

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2016年09月14日

海外版レッドリスト - プリンスローズ系

「海外版レッドリスト」第十八弾はプリンスローズ系。プリンスローズ自身はベルギー育ちという珍しい経歴の持ち主ですが、種牡馬としては仏リーディングサイアーとなったプリンスビオとプリンスシュヴァリエ、そして北米リーディングに輝いたプリンスキロという3頭の名種牡馬の父となって父系を大いに発展させました。ただ、このうちプリンスシュヴァリエの系統は絶滅寸前で、プリンスビオもブラジルにわずかに残る程度と厳しく、辛うじてプリンスキロの系統が重賞戦線に活躍馬を送り出しているという状況です。

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2016年09月12日

海外版ホットリスト - シーキングザゴールド系

「海外版ホットリスト」第十八弾はシーキングザゴールド系。シーキングザゴールド自身は米GIを2勝した活躍馬で、種牡馬として米国を中心に多数のGI馬を送り出しましたが、数少ない欧州での活躍馬がドバイワールドCなどGIを4勝した名馬ドバイミレニアムでした。残念ながら同馬は早世のためたった1世代の産駒しか残せませんでしたが、わずかな産駒から愛2000ギニーなどGI3勝のドバウィを出して父系を存続させたのはお見事というしかありません。ただ、皮肉にも米国に残った父系はあまり発展せず、ラインの継承はドバウィ頼みとなっています。

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2016年09月11日

週刊種牡馬ニュース 9/5 - 9/11

また海外種牡馬ニュースでじっくりと触れますが、韓国に遠征していたクリソライトとクリノスターオーがコリアカップで実力の違いをまざまざと見せつけたようですね。まもなく行われるニエル賞でもマカヒキが格の違いを見せてもらいたいものです。日本でもビッグアーサーがGI馬らしい横綱相撲で完勝でしたね。斤量のためか久々が響いたか最後は少しバテていましたが、種牡馬入りに向けて実績を積み重ねてほしいものです。一年ぶりの重賞制覇となったロードクエストはマイルで底を見せておらず、この先が非常に楽しみです。

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2016年09月10日

マル外種牡馬辞典 - バックパサー系

「マル外種牡馬辞典」第八十一弾はバックパサー系。イージーゴア、エルグランセニョール、スルーオゴールド、そしてマルゼンスキーと母父として出した名馬は数知れずというバックパサーですが、父系統としてはかなり衰退しており、父系が絶滅するのもそう遠くない話なのかもしれません。日本に輸入された産駒もそれほど多くなく、京成杯3歳Sで2着に入ったレガシーオブゼルダ、七夕賞で大波乱を演出した*タイキフラッシュなどが目立つ程度ですが、バックパサー直仔のメイワパッサーは競走馬としては平凡だったものの種牡馬としてはまずまず成功しました。

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2016年09月08日

系統別種牡馬辞典 - ブライアンズタイム系その1

「系統別種牡馬辞典」内国産編第六十四弾はブライアンズタイム系。初年度からいきなり三冠馬ナリタブライアンを出すと、2年目も菊花賞・有馬記念と連勝したマヤノトップガンを輩出、2年連続で年度代表馬の父となるなど一発の大きさは*サンデーサイレンスをも凌ぐと評された名種牡馬です。*サンデーサイレンスと活躍の時期が重なったためリーディングサイアーになることは一度もありませんでしたが、日本史上屈指の存在だったことは言うまでもないことでしょう。

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2016年09月06日

海外種牡馬ニュース 8/16 - 8/31

気候の違いもあって日本ではどちらかというとオフシーズンという印象も強いこの時期ですが、欧米では秋の大一番に向けた前哨戦が次々と行われており、英インターナショナルSのポストポンド、アラバマSのソングバード、パシフィッククラシックSのカリフォルニアクローム、ノネット賞のラクレッソニエール、そしてソードダンサーSのフリントシャーと有力馬が順調に勝ち上がりました。「真夏のダービー」ことトラヴァーズSでは新星アロゲートが13馬身半差でレコード勝ちしており、今後が大いに期待されます。

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