2018年10月18日

懐かしの種牡馬辞典 - ヒシアケボノ

懐かしの種牡馬辞典、第三十一弾は*ヒシアケボノ。アケボノの名が示す通りとにかく巨漢馬として知られた馬で、最高時の馬体重は優に580キロを超え、スプリンターズS勝利時の560キロは今なおGI勝ち馬の最高馬体重として記録に残っています。今でこそ600キロを軽く超える馬もたまに出てくるようにはなりましたが、当時としては580キロでも破格の馬体で、特にピークを過ぎた晩年はその馬体重ばかりが注目されていたように思います。フェアリーSを勝ったクラウンロゼの母父でもあり、400キロそこそこしかなかったロサードから500キロ近いクラウンロゼが出たのもこの*ヒシアケボノのおかげでしょう。

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2018年10月16日

懐かしの種牡馬辞典 - バンブービギン

懐かしの種牡馬辞典、第三十弾はバンブービギン。バンブー牧場の先輩バンブーアトラスを父に持つ馬で、父が故障で駒を進めることができなかった菊花賞を勝って雪辱を果たしましたが、結局自身も故障のためそれが最後のレースとなりました。唯一の勲章が菊花賞であるステイヤーで、父系もトレンドから程遠く、種牡馬としてはほとんど日の目を見ることはありませんでしたが、老衰で死亡するまで大切にされたということです。ただ、やはり陣営はこのバンブービギンの仔でもうひとつクラシックを勝ちたかったでしょうね。

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2018年10月14日

週刊種牡馬ニュース 10/9 - 10/14

アーモンドアイは圧巻の強さでしたね。ロードカナロアも初年度から牝馬三冠達成とはなんというポテンシャルの高さ。今後はどういうローテになるのかわかりませんが、シンザン記念勝ちの三冠牝馬ということでジャパンCならジェンティルドンナを意識せざるを得ないですね。今のところロードカナロア産駒でクラシックディスタンスでも活躍しているのは同馬くらいのものですが、これだけの馬が出るのなら今後ディープインパクトに回っていたクラシック向けの牝馬がこちらに回ってくるかもしれません。

ところで、今週はシャンハイボビーにデクラレーションオブウォーと大物種牡馬の輸入が相次いで発表されました。とはいえ北米2歳チャンピオンのシャンハイボビーは南米で多数のGIウイナーこそ出しているものの北米での実績はほぼ皆無、英GI2勝のデクラレーションオブウォーも初年度から仏2000ギニーの Olmedo を出したものの後が続かずということで、どちらかというとある程度現地で見切りが付けられた種牡馬という印象もありますが、新天地での活躍を期待したいところです。

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2018年10月13日

種付け情報2018 - 社台スタリオンステーション編その3

「種付け情報2018」シリーズ第三弾は社台スタリオンステーションの続き。新種牡馬で100頭近い牝馬を集めたロゴタイプを除けばすべて大幅に牝馬を減らしており、さすがに社台と言えどこのあたりのラインナップは今一つなメンツという印象を受けますね。アクシデントがあったリアルインパクトは仕方ないとして、前年比6割近くの大幅減となった*ノヴェリストを筆頭に、エイシンフラッシュ、ディープブリランテ、リーチザクラウンあたりが大きく種付け数を減らしており、マインドユアビスケッツの種牡馬入りが内定している中で果たして来年もロースター入りしているのか微妙なところです。

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2018年10月11日

種付け情報2018 - 社台スタリオンステーション編その2

「種付け情報2018」シリーズ第二弾は社台スタリオンステーションの続き。社台の中では5番手6番手グループといったラインナップですが、それでもほかに移れば間違いなくトップクラスの活躍ができるであろうメンツですね。そんな中でキタサンブラックの種付け数が注目されましたが、130頭と実績に比べるとかなり寂しい数字に終わりました。ただ、血統的には現役時代社台入りすら疑問視されていたほどですから、これでも健闘したといえるでしょうか。しっかり結果を残して巻き返してほしいですね。初年度産駒が物議をかもしたオルフェーヴルは予想通り大幅減。とはいえ超一流クラスの産駒も出せることは証明されているだけに、同馬もいつかまた盛り返す日が来るでしょうか。

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2018年10月09日

週刊種牡馬ニュース 10/7 - 10/8(追加分)

クリンチャーをはじめ、凱旋門賞ウィークエンドに3頭の日本馬が出走しましたが、そろって大敗に終わりました。そのうちジェニアルは少頭数の重賞勝ちがあったとはいえ、いずれも海外遠征には実績不足という馬たちだっただけにさすがに期待外れという話にはなりませんが、それなりに見せ場は作ってもらいたかったですね。いずれにせよ、無事に日本に帰ってきてもらいたいところです。

南部杯ではルヴァンスレーヴがゴールドドリーム以下を完封。これでデムーロJ騎乗なら6戦無敗で、現役最強どころか歴代最強ダート馬も見えてきました。ダート馬にありがちなデビュー当初は芝を走っておらず、戦績が汚れていないのもいいですね。今後どこまで強くなるか今から楽しみです。さらに京都大賞典ではサトノダイヤモンドが復活勝利。昨年の今頃は凱旋門賞を走って大敗してしまいましたが、そこからようやく立ち直ってきました。一騎打ちの様相を呈していたシュヴァルグランは複勝圏内にすら残れませんでしたが、東京コースで大きく変わるでしょうし、この秋が楽しみになりました。

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2018年10月07日

週刊種牡馬ニュース 10/1 - 10/7

今週は3日間開催ですが、明日が更新不可能なため、とりあえず今日までの分についてまとめておきます。明日の分に関しては凱旋門賞などの話題も含めて火曜日以降にまとめたいと思います。

毎日王冠は3歳マイル女王アエロリットが1年ぶりの勝利をあげ、秋のマイル路線に向け存在感を示しました。2着にクラシック好走馬ステルヴィオが入り、こちらもマイル路線で面白そうな存在になりそうです。ところで今年は特に古馬混合重賞で3歳馬の健闘が光っている印象で、新潟記念のブラストワンピース、セントウルSやスプリンターズSのラブカンプー、シリウスSのオメガパフューム、そして先日の白山大賞典のグリムと出走機会があった9月以降の重賞では3歳馬が100%連対しています。明日の南部杯もルヴァンスレーヴに注目ですね。

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2018年10月06日

種付け情報2018 - 社台スタリオンステーション編その1

ぼちぼち今年の種付け数の情報も出始めましたので、今年も「種付け情報2018」シリーズをやっていきます。ということで第一弾は社台スタリオンステーションから。毎度のことながら世の中の優秀な繁殖牝馬を根こそぎかっさらっていますが、今年はついに1頭の種付け数が290頭を超える事態に。欧州では300頭越えもそれほど珍しくはありませんが、数百万円以上の種付け料を誇る種牡馬でここまで種付けを行っているのは日本だけでしょう。もちろん背景には最先端の医療ケアや現場スタッフがいてこそ可能なのでしょうが、ここまでくると他の種馬場が覇権を握る可能性は万に一つもなさそうですね。

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2018年10月04日

懐かしの種牡馬辞典 - トロットサンダー

懐かしの種牡馬辞典、第二十九弾はトロットサンダー。皐月賞馬ダイナコスモスの産駒で、地方デビューで出世が遅れながらも安定した成績を残し、のちに中央入りしてマイルチャンピオンシップと安田記念を制しました。何といっても同馬の場合は地方時代も含めてマイル戦で一度も負けておらず、地味な血統にもかかわらず安価な種付け料から多くの牝馬を集めましたが、数こそ多いもののやはり質はそれなりだったようで、種牡馬としては目立った成績を残すことはできませんでした。

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2018年10月02日

懐かしの種牡馬辞典 - タップダンスシチー

懐かしの種牡馬辞典、第二十八弾は*タップダンスシチー。「アベレージは低いが当たればデカい」というリボー系のイメージをそのまま体現したような馬で、GI2勝を含む重賞7勝をあげて10億円以上を稼ぎ出しました。とくに重馬場でのパワーは格別で、*シンボリクリスエス以下を9馬身突き放した重馬場のジャパンCは今なお語り草となっています。種牡馬としても安価な種付け料が功を奏して当初は多くの牝馬を集めましたが、残念ながら血統的なイメージ通りの結果に終わり、もう一発を当てることはできませんでした。もしシンジケートが組まれていればもう少し長く種牡馬を続けられていたでしょうか。

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2018年09月30日

週刊種牡馬ニュース 9/24 - 9/30

本日の阪神開催が明日に延期となりましたが、明日の分は来週分とまとめて記事にしたいと思います。ということで今週はスプリンターズS。いよいよ秋のGI戦線開幕といったところですが、まずはファインニードルが1番人気に応えました。これで最優秀スプリンターは確定ですが、古馬はここまでほかにGI2勝馬がおらず、秋の結果次第では最優秀古牡馬の座も狙えそうですね。そして11番人気の3歳牝馬ラブカンプーがあわやの2着。重賞未勝利ながらここまでスプリント路線で底を見せておらず、一気の相手強化でも結果を残しました。牡馬でないのが残念ですが、ショウナンカンプ産駒初のGI勝利に向けて今後に注目です。

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2018年09月29日

懐かしの種牡馬辞典 - サクラチトセオー

懐かしの種牡馬辞典、第二十七弾はサクラチトセオー。リーディングサイアー・*トニービンの初年度産駒で、クラシックでは活躍できませんでしたが、古馬になって成長し、天皇賞(秋)を制しました。母父*ノーザンテースト、半妹サクラキャンドルと血統も良く、種牡馬としても年間100頭越えを3シーズン連続で達成するなどかなりの人気を博したといえるでしょうが、ステイヤーのナムラサンクス、皐月賞のゲート事件で有名となったラガーレグルスなどを出すにとどまり、今一つな成績に終わりました。「サクラ」の名牝系出身というのもかえってバックアップに支障をきたす原因となったとも言えるでしょうか。

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2018年09月27日

懐かしの種牡馬辞典 - メジロパーマー

懐かしの種牡馬辞典、第二十六弾はメジロパーマー。障害入りしながら平地に戻って宝塚記念制覇、さらに有馬記念で超人気薄での大逃げ、そして何より超マイナー父系ながらメジロのラインを3代重ねた血統など、まさに個性の塊といった馬でした。種牡馬として人気の出るタイプではなかったものの、メジロ牧場もこの血を残すべく手を尽くしましたが、残念ながら障害重賞のメジロライデンを出すにとどまり、この貴重なラインもここで終焉を迎えました。ただ、並の牧場なら数十年前にとっくに途絶えていてもおかしくはないですし、この父系で21世紀に重賞ウイナーを出したこと自体が称賛されるべきことなのでしょうね。

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2018年09月25日

懐かしの種牡馬辞典 - ヤマニンゼファー

懐かしの種牡馬辞典、第二十五弾はヤマニンゼファー。スーパークリークが武豊Jの初GI勝利なら、こちらは田中勝春J・柴田善臣Jという2名の名騎手がGI初勝利をあげた馬で、短距離志向の強い血統ながら天皇賞(秋)も制し、見事最優秀4歳以上牡馬にも選ばれました。種牡馬として一時は100頭以上の牝馬を集めるなど人気種牡馬といって差し支えのない活躍をしましたが、初年度産駒のサンフォードシチー以降これといった産駒に恵まれず、そのラインを繋ぐことはできませんでした。ニホンピロウイナー産駒としてはエムオーウイナーがまだ種牡馬として現役ですが、それもいずれ終焉を迎えるでしょう。

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2018年09月23日

週刊種牡馬ニュース 9/18 - 9/23

今週は東西でダービー馬が活躍。同日にダービー馬が東西の重賞を勝利するのは史上初の快挙らしいですね。京都大賞典と毎日王冠が別日に行われるようになってからダービー馬が同日に別の重賞に出走する機会自体が減っていたのですが(ほかにあり得るとしたらステイヤーズS・チャレンジCくらい?)、数々の名馬が勝ち馬に名を連ねてきたオールカマー自体がダービー馬初勝利というのも意外でした。そもそもダービー勝ち馬のうち、古馬になって勝ち星をあげられる馬のほうが少ないくらいですから、この秋は非常にレベルの高い戦いがみられそうですね。

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