2017年06月27日

系統別種牡馬辞典 - ネヴァーベンド系その1

「系統別種牡馬辞典」内国産編第九十弾はネヴァーベンド系。マックスビューティやオグリローマンといったクラシックホースのほか、幾多のダート巧者を輩出した名種牡馬*ブレイヴェストローマンを筆頭に、皐月賞馬ナリタタイシンや重賞4勝の名牝ワコーチカコなど初年度から多数の重賞ウイナーを送り出した*リヴリア、テイエムプリキュアにカネツフルーヴと2頭のGI馬を出した*パラダイスクリークなど、比較的成功種牡馬も多い系統となっていますが、まともに後継種牡馬を出したのは*ブレイヴェストローマンくらいのもので、それもほとんど父系を発展させるには至りませんでした。

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2017年06月25日

週刊種牡馬ニュース 6/19 - 6/25

天皇賞レコード勝利の反動か、昨年唯一連を外したコース相性の悪さか、はたまた馬場か。ここのところの安定感から大崩れすることはないだろうと見られていたキタサンブラックがまさかの失速で、12走ぶりの着外に終わりました。これではここを勝てば凱旋門賞と意気込んでいたオーナーも前言撤回せざるを得ないでしょう。一方で強さを発揮したのは確変中の里見オーナーのサトノクラウン。凱旋門賞には登録すらしていないとのことですが、挑戦するなら昨年の菊花賞から8か月でGIを6勝している今しかないでしょう。香港ヴァーズで下したハイランドリールがGI2連勝で、もし両者の対決が実現するなら大いに盛り上がりそうです。

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2017年06月24日

マル外種牡馬辞典 - マンノウォー系その2

「マル外種牡馬辞典」第百五弾はマンノウォー系の続き。インリアリティの系統は大半が北米で結果を残していますが、例外が今回紹介するノウンファクトの系統で、日本に輸入された*ウォーニングが欧州で残した産駒が今なおラインを存続させています。*ウォーニングや*マークオブディスティンクションらが日本でもそれなりの結果を残したことを考えると、*ディクタットにほとんど牝馬が集まらなかったこと、さらにアヌスミラビリスが種牡馬になることができなかったことが悔やまれますね。

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2017年06月21日

系統別種牡馬辞典 - レッドゴッド系その2

「系統別種牡馬辞典」内国産編第八十九弾はレッドゴッド系の続き。とにかく地味なラインナップで、グレードレースを勝ったのはフジヤマケンザン以来の香港国際競走勝ち馬となった*ミッドナイトベット、ヤマニンセラフィムと同着で京成杯を制したローマンエンパイアの2頭のみ。広島県で種牡馬となった*セリーセクレタリー、中央で3戦してすべて二桁着順という成績ながら種牡馬入りした*ルヴィオロヌーといった変わり種もいますが、何せ10頭を超える産駒を残した種牡馬がいないという状況ではどうしようもないでしょう。

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2017年06月19日

マル外種牡馬辞典 - マンノウォー系その1

ヘロド系はわずか2回で紹介終了ということで、「マル外種牡馬辞典」第百四弾はマンノウォー系。現在でも生き残っている系統はほぼインリアリティを経たラインのみとなっていますが、かつては欧州の短距離路線で栄えたレリックの系統が幅を利かせており、日本でも*ヴェンチアや*シルバーシャークなどが輸入されて結果を残しました。マル外の父としてもビュイソンアルダンが安田記念のブッシャンを出すことに成功しています。また、海外所属馬として初めて日本のレースに出走した「インドのシンザン」ことオウンオピニオンの父もこの系統です。母国に帰ってからは種牡馬となったようですが、今でもその血は残っていたりするのでしょうか。

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2017年06月18日

週刊種牡馬ニュース 6/12 - 6/18

今週の函館は極めて時計の出やすい馬場でしたね。手始めに初日準メインの2600m戦で従来の時計を1.5秒も更新するタイムが出ると、続くメインの1200m戦でもレコード。日曜日は500万下でその1200mのレコードが更新されると、函館スプリントSではついに7秒台の壁まであっさり破ってしまいました(おまけで最終レースでボールドノースマンが30年近くに渡って保持していた1800mも更新)。確実に高速化を意識した馬場作りがされていたと思いますが、1200m戦で1秒も一気にレコードが更新されるあたり、過去のデータと整合性が取れなくなってしまうような気がしないでもありません。

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2017年06月17日

系統別種牡馬辞典 - レッドゴッド系その1

「系統別種牡馬辞典」内国産編第八十八弾はレッドゴッド系。かつては複数のクラシックホースを輩出した*イエローゴッド、少し前では菊花賞馬マチカネフクキタルやダートの雄アブクマポーロを出した*クリスタルグリッターズ、そして最近では菊花賞馬ビッグウィークを出した*バゴなど、超一流とは言えないまでもそれなりに結果を残した輸入種牡馬が多い系統ですが、内国産系統は全く育っておらず、ほとんど存在感がありません。名種牡馬ブラッシンググルームの全兄で、わずか1世代32頭の産駒から2頭の重賞ウイナーを出した*ベイラーンが無事なら状況も変わっていたでしょうか。

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2017年06月15日

マル外種牡馬辞典 - アホヌーラ系

「マル外種牡馬辞典」第百三弾はアホヌーラ系。アホヌーラ自身はGI勝ちがなく、さらにその後継種牡馬インディアンリッジも同様でしたが、ともに種牡馬として欧州の短距離戦向きの産駒を多数送り出しており、完全に勢いをなくしていたトウルビヨン系の寿命を永らえさせることに成功しました。なお、この系統の代表格であるシリュスデゼーグルは曾祖父アホヌーラ、祖父トパヌーラ、そして父イーヴントップと3代続けてGI未勝利の種牡馬から生まれた欧州年度代表馬でしたが、残念ながらセン馬のためその血を繋ぐことはできませんでした。最も種牡馬入りできたとてその血統的価値から良質な牝馬が多く集まったとは考えにくいですが。

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2017年06月13日

系統別種牡馬辞典 - ボールドルーラー系その3

「系統別種牡馬辞典」内国産編第八十七弾はボールドルーラー系の続き。日本で最も成功したボールドルーラー系輸入種牡馬がアグネスフローラなどを出した*ロイヤルスキーなら、日本で最も成功した内国産種牡馬はその息子で地方リーディングにも輝いたワカオライデンでしょうか。ダートの雄だけでなく、クラシックを沸かせたライデンリーダーを出すことにも成功しており、父ともども長きに渡って種牡馬として活躍しました。それ以外では*ファーストドーン産駒でイットーの弟シルクテンザンオーが北九州記念勝ち馬シルクムーンライトを出したのが目立つ程度でした。

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2017年06月11日

週刊種牡馬ニュース 6/5 - 6/11

ベルモントSに出走を表明していたエピカリスでしたが、調教中に軽い故障を発症したらしく、直前まで出走の可否を探っていましたが、結局出走許可が下りずに出走取消となりました。もっともベルモントSは日本では*テスタマッタくらいしか結果が出ていないタピット産駒優勢のコースのため、仮に出走できていても厳しい結果になっていた可能性も高そうですが、それでも回避というのは残念でした。おそらくこの後は日本へ帰国ということになるのでしょうが、どうせなら遠征費だけでも稼いで…というのは検疫や追加費用の関係から不可能なのでしょうかね。

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2017年06月10日

マル外種牡馬辞典 - トウルビヨン系

「マル外種牡馬辞典」第百二弾はトウルビヨン系。エクリプス系の主だった系統が終わったということで、いよいよこのシリーズも大詰めと言えそうです。世界的にもこの系統は絶滅寸前で、アホヌーラからインディアンリッジを経てスピード型にシフトした系統以外はほとんど残っていません。日本でも*ダンディルートがビゼンニシキからダイタクヘリオスを経てダイタクヤマトに至る内国産ラインを築き上げたほか、持込馬の父としても Tropique 産駒のジュピックがオークスを制すなど輝いていた時代がありましたが、今では何の跡形もなくなってしまいました。

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2017年06月09日

系統別種牡馬辞典 - ボールドルーラー系その2

「系統別種牡馬辞典」内国産編第八十六弾はボールドルーラー系の続き。ニチドウアラシは内国産ボールドルーラー系種牡馬としてはかなり成功したほうで、デイリー杯3歳Sのアイドルマリーなど複数の重賞ウイナーを輩出することに成功しました。ダービー馬ラッキールーラはきさらぎ賞のトチノルーラーが目立つ程度で韓国に輸出されましたが、わずかな産駒から活躍馬を出すことに成功し、今でも牝系で残っているようです。名障害馬ゴーカイはほぼオーナーのプライベート種牡馬という立場ながら重賞馬オープンガーデンを出したのは立派の一言でしょう。

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2017年06月07日

マル外種牡馬辞典 - ダークロナルド系

「マル外種牡馬辞典」第百一弾はダークロナルド系。主にドイツで発展したヘロルドの系統と、*シーホークや*コインドシルバーなどで有名なエルバジェの系統となっていますが、世界的にも後者はもはや現役種牡馬さえ残っているかどうかという状況、前者もモンズーンらに押され有力な後継に恵まれているとは言えません。日本でもウィルウィン産駒の持込馬ウイルデイールが皐月賞を制したほか、カク外としてアカテナンゴ産駒のランドがジャパンCを制すなどそれなりに活躍馬を送り出してきた系統ですが、もはやこれ以上現役馬が出走する可能性は低そうです。

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2017年06月05日

系統別種牡馬辞典 - ボールドルーラー系その1

「系統別種牡馬辞典」内国産編第八十五弾はボールドルーラー系。Bold Ruler 自身は米国の誇る大種牡馬で、そこから Seattle Slew 、A.P. Indy と繋いで今でも Tapit がリーディングサイアーに君臨しており、まさにパワーとスピードの米国競馬を象徴する存在となっています。当然日本にも多数の種牡馬が輸入されていますが、リーディングクラスの活躍をした種牡馬はおらず、アズマハンターの*ダストコマンダーやラッキールーラの*ステューペンダスなど一部の活躍のみにとどまっています。内国産で2代続いた例もなく、日本ではあまり流行っているとは言えない系統ですね。

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2017年06月04日

週刊種牡馬ニュース 5/29 - 6/4

安田記念はサトノアラジン。ラキシスの全弟と血統的なポテンシャルは十分でしたが、まさかここにきてGIを勝てるまでに成長するとは思いませんでした。それにしても恐ろしいのは里見オーナーですね。GIを勝てない馬主と言われていたのがほんの1年前までのことで、そこからわずか8か月で海外GIを含むGI5勝。このまま凱旋門賞まで獲っていきそうな勢いを感じます。

さて、先週ダービーが終わり、いよいよJRAでも新馬戦が始まりましたが、新種牡馬として初勝利をあげたのは何と*ノヴェリスト産駒。ロードカナロア産駒も順調に勝ち上がっており、今年の新種牡馬リーディング争いはかなりレベルの高いものになりそうですね。オルフェーヴル産駒の登場が待ち遠しいです。

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