バックパサー系

Tom Fool 産駒の Buckpasser はトラヴァーズSなど31戦25勝の名馬で、種牡馬としても2歳女王 Numbered Account などを出して成功した。しかし何といっても Buckpasser の偉大さは母系に入っての良さで、北米リーディングBMSに4度輝いたが、特に種牡馬の母父としては世界最高といってもいいくらいで、Private Account 、El Gran Senor 、マルゼンスキーなど枚挙に暇がない。特筆すべきはミスプロとの相性の良さで、Miswaki 、Woodman 、Seeking the Gold といったミスプロの代表種牡馬の母父が Buckpasser である。

日本には*バックストッパー、*バックマスターといった Buckpasser の初年度産駒が輸入されたが、たいした結果は残していない。*バンバレラの持込馬メイワパッサーは条件戦を3勝した程度だが、関屋記念のスプライトパッサー、帝王賞のスタビライザーなどを出した。*シルバーチャームは米二冠にドバイワールドCを制した名馬だが、種牡馬としては期待はずれに終わり、2005年から日本で供用されている。しかし、日本でも目立った成績を残しているとは言えず、苦しい状況が続いている。

Comments

1. Posted by Dante 2010年05月08日 00:47

シルバーチャーム産駒ウインリーズンに期待していたのですが……。次回2010年5月23日新潟は、ダートに路線変更で、活路を見いだそう、とのことのようです。
http://db.netkeiba.com/horse/2006104966/
日本には大変貴重な血脈なので、何とか活躍してほしい。

2. Posted by Organa 2010年05月09日 19:22

せっかく連れてきたのですから、このまま終わらせるわけにはいかないですよね。
マルブツシルヴァーのような芝の活躍馬の登場が待たれるところです。