ブラッシンググルーム系

Red God 産駒の Blushing Groom は仏2歳四冠、仏2000ギニーなどに勝った名馬で、種牡馬としても英ダービーの Nashwan 、BCジュヴェナイルの*アラジ、仏2000ギニーの*ブラッシングジョンなどを出して大成功、英愛リーディングにも輝いている。種牡馬の父としても優秀で、Mt. Livermore 、Rainbow Quest 、Candy Stripes など優れた後継は枚挙に暇がない。2歳時7連勝で仏GI3勝〜 BCジュヴェナイル制覇を成し遂げ、「ワンダーホース」の異名をとった*アラジは種牡馬としては当初さほど産駒が走らず、期待はずれの烙印を押されていたが、日本に輸出される直前の産駒からGI5勝の Congaree が出て面目を保った。

さすがに主流血統だけに輸入種牡馬も多い。*アラジのほかにも*クリスタルグリッターズ、*バイアモン、*グルームダンサー、*ブラッシングジョンなどは自身がGI勝ち馬で、産駒からもGI勝ち馬が出ている上級サイアーだったが、そのうち目立った成功を収めたのは地方を代表する名馬アブクマポーロ、菊花賞のマチカネフクキタルを出した*クリスタルグリッターズくらいである。Nashwan 産駒の*バゴはデビューから無傷でGIを3連勝したほか、*タップダンスシチーの遠征した凱旋門賞を制した名馬で、JBBAによって購入され2006年度より日本で供用されまずまずの結果を残している。

Comments

1. Posted by 狂犬芭蕉 2008年08月28日 07:02

「優駿」で拾ったＢｌｕｓｈｉｎｇ　Ｇｒｏｏｍの血のドラマを。
９２＆９３年安田記念に勝ったヤマニンゼファー。母ヤマニンポリシーはその母ヤマホウユウが海を渡ってＢｌｕｓｈｉｎｇ　Ｇｒｏｏｍの子種を授かって生まれた子でしたが、口のない関係者から「わざわざベイラーンの弟を付けに行ったのか？」とも言われていたそうです。
もちろんＢｌｕｓｈｉｎｇ　Ｇｒｏｏｍが大ブレイクする前夜の話。今思えば先見の明があった事になりますね。

2. Posted by Organa 2008年08月28日 23:12

なるほど。どうしてもベイラーンをつけたかったのか、あるいは現役時代の活躍を見て感じるものがあったのか…。まだ未デビューの種牡馬をわざわざ海外まで付けに行くのはかなり勇気のいることですね。
半弟のサイドチャペルはさっぱりでしたが。