2009年04月21日

クラキングオー

クラキングオー。2009年度新種牡馬の中でも、きわめてマイナー度の高い種牡馬の1頭です。

クラキングオー

日本産 1997年生 鹿毛 種付:1頭 登録:1頭
スズカコバンマルゼンスキーNijinsky II
*シル
サリュウコバン*ネヴァービート
モンテホープ
クラファストレディシングルロマン*ナイスダンサー
ヒジリジョオー
カネイゼーアオンワードゼア
*クヰーンカヌート

牝系

  *クヰーンカヌート 1957
   |ムサシカゼ 1965
   ||オシドリ 1970
   |||セイビニシキ 1975
   ||||トチノニシキ 1982 金杯(東)(GIII)
   |||||ハーブブランド 1996 宇都宮記念(宇都宮)
   |||||トチノビクトリー 1997
   ||||||モエレビクトリー 2006 (3着)京成杯(GIII)
   |||||コウエイベスト 2002 九州記念(荒尾)
   ||||トチノルーラー 1984 きさらぎ賞(GIII)
   ||タマズサ 1971
   |||ビートシャダイ 1980 中日スポーツ杯(中京)
   |カネイゼーア 1973
   ||クラファストレディ 1992
   |||クラキングオー 1997

父スズカコバンは宝塚記念の勝ち馬で、クラキングオーのほかに長距離ダート重賞4勝のデュークグランプリ、道営記念2勝のササノコバンなどダートのステイヤーを多数輩出した。祖父マルゼンスキーは種牡馬としても大成功を収めたが、現在直系として残っているのは同馬と直仔のチクシダイオスキーのみである。母父シングルロマンは京阪杯の勝ち馬。高々40頭ほどしか産駒がいないマイナー種牡馬で、唯一繁殖入りしたのが同馬の母である。母母父オンワードゼアは天皇賞(春)と有馬記念を制し、1958年の年度代表馬に輝いた名馬である。

競走成績 35戦12勝 主な勝ち鞍:北海優駿、ステイヤーズC、道営記念

日付競馬場レース名着順距離タイム
1999/5/5門別フレッシュチャレンジ(JRA認定)取止D1000-:--.-
5/18旭川フレッシュチャレンジ(JRA認定)2/10D10001:04.0
5/25旭川フレッシュチャレンジ(JRA認定)2/10D10001:04.3
6/24旭川アタックチャレンジ(JRA認定)1/13D10001:03.4
7/6旭川3才1/7D14001:32.7
7/29旭川ターフチャレンジ1(OP)3/7D15001:38.8
10/27札幌3才オープン(OP)5/10D17001:50.7
11/25門別3才5/8D17001:49.6
12/8門別ウィナーズチャレンジ(OP)取止D1200-:--.-
12/23門別ポインセチア特別(3歳)1/8D17001:50.3
2000/1/2門別ヤングチャレンジC(D重)6/11D12001:12.9
5/5札幌北斗盃(D重)5/11D10001:00.9
6/1札幌夏草特別(条件OP)1/7D17001:48.8
6/24函館4歳上500万下5/12D17001:48.4
7/22函館4歳上500万下1/13D17001:46.3
8/31旭川王冠賞(D重)1/12D16001:43.1
9/27旭川北海優駿(D重)1/10D23002:33.2
11/3盛岡ダービーグランプリ(GI)8/14D20002:07.7
11/21門別道営記念(D重)2/16D20002:08.3
2001/5/3札幌赤レンガ記念(D重)3/12D17001:46.1
5/17札幌胆振軽種馬農業協同組(OP)2/8D10000:59.6
6/14札幌ステイヤーズC(D重)1/10D24002:33.8
7/11旭川エトワール賞(D重)6/8D10001:01.1
8/16旭川ブリーダーズゴールドC(GII)8/10D23002:33.7
9/9札幌札幌日経オープン(OP)9/12T26002:43.8
10/18門別門別沙流川特別(OP)3/11D18001:56.4
11/22門別道営記念(D重)4/13D20002:09.1
2002/5/5札幌赤レンガ記念(D重)7/8D17001:48.3
6/11札幌ステイヤーズC(D重)1/12D24002:33.4
7/25旭川ルスツリゾート特別(OP)1/8D21002:19.2
8/15旭川ブリーダーズゴールドC(GII)7/14D23002:34.4
9/18門別ウイングアロー賞(OP)2/9D20002:09.1
10/16門別門別沙流川特別(OP)1/14D20002:07.9
11/21門別道営記念(D重)1/13D20002:06.3
12/23名古屋名古屋グランプリ(GII)4/12D25002:43.1
2003/4/29札幌赤レンガ記念(D重)3/12D17001:48.9
5/28札幌サクラローレル賞(OP)中/11D1700-:--.-

デビュー当初はそれほど目立った馬ではなかったが、3歳の夏を越して本格化し、中央500万下⇒王冠賞⇒北海優駿と3連勝を飾った。その後もステイヤーズC2連覇、道営記念優勝など、とにかく父の産駒らしく長距離ダートで本領を発揮した。何しろ4歳以降の勝利は全て2000m以上のレースであり、交流重賞や芝のレースを除けば2000m以上で【6.2.0.1】と圧倒的な安定感を誇っている。デビュー当時は450キロしかなかった馬体も最後の勝利、道営記念時には526キロにまでなり、成長力のある血統であることを物語っている。

引退後は生まれ故郷である倉見牧場にて種牡馬入りし、プライベートで供用されたが、やはりこの血統・実績だけにここまで3年連続して1頭ずつの種付けにとどまっている。個人的に勝手に「マイナー種牡馬の聖地」などと呼んでいる倉見牧場であるが、クラカゲオーを種牡馬にしたうえ重賞馬(クラダイギンガ)まで出し、オースミダイナーを重賞馬の母に付け、さらに今回クラキングオーを種牡馬として供用するなど、まさにマイナーファン垂涎の的である。そしてそのクラキングオーの初年度の相手がこれまた。

母名備考
クラシャトル倉見牧場の生産。母は北海優駿、北海道3歳優駿、栄冠賞など重賞を勝ちまくった道営の名馬。京浜盃では後の東京ダービー馬カネショウゴールドと1馬身以内に健闘した。祖母も北海優駿3着などの活躍馬で、近親にもクラの活躍馬多数の血統。「クラキンコ」としてすでに道営に登録されている。

普通の生産馬なら地方で何勝かすれば上出来、くらいの血統だが、こと倉見牧場の生産となると、重賞路線で活躍するイメージがわいてくるのはなぜだろうか。牡馬でないのが残念だが、父母ともに北海優駿を制した血統だけに、順調に3歳夏を越してもらいたいところ。能検ではスタート後まったく行き脚がつかず、ようやく直線向いてまともに走り出し、不合格ギリギリの57.5秒で合格したが、800mなどウォーミングアップにもならない距離。気にしない。


この記事へのトラックバック

1. [競馬]マルゼンスキー系も風前の灯火か……  [ 昨日の風はどんなのだっけ? ]   2009年06月11日 06:12
父系馬鹿:クラキングオー 倉見牧場への期待は大きいわけですが、それにしてもマルゼンスキーの直系が二頭だけなのは、ネーハイシーザー、レジェンドハンター、デュークグランプリがいま種牡馬やってないからなあ……。特にネーハイシーザーが内国産種牡馬の受難期、サクラチ

   

この記事へのコメント

1. Posted by 狂犬芭蕉 2009年10月22日 23:14
そのクラキンコ、今日のエーデルワイス賞で2着に食い込みました。地方交流戦線に参戦してくれればなと勝手に願っております。
2. Posted by Organa 2009年10月22日 23:28
おそらく血統的に適正距離の半分くらいしかないにもかかわらず、
なかなかの競馬でしたね。これは今後に期待大です。
3. Posted by 狂犬芭蕉 2012年06月13日 20:55
本日門別アタックチャレンジD1700、クラグオーが2着に5馬身差を付けて快勝した事を報告させていただきます。適距離で本領発揮と言った所でしょうか。今後に注目です。
4. Posted by Organa 2012年06月14日 21:50
レース見ました。なかなかの勝ちっぷりでしたね。
これでマルゼンスキーの系統が繋がる希望が少し見えてきました。
重賞の一つでも勝てば倉見牧場なら種牡馬入りさせてくれるはず…。

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