2009年04月26日

テツノセンゴクオー

何とか札幌で新馬戦がはじまる4/29までには終わらせときたいので、怒涛の更新です。ということでテツノセンゴクオー。クラキングオー以上のマイナー種牡馬です。

テツノセンゴクオー

日本産 1992年生 青鹿毛 種付:1頭 登録:?頭
カツラノハイセイコハイセイコー*チャイナロック
ハイユウ
コウイチスタア*ジャヴリン
ミタケ
ジャストエイト*レイバーンBotticelli
Romanella
*ジャストピーピングDouble Jay
Peep O Dawn

牝系

 Peep O Dawn 1957
  |*ジャストピーピング 1963
  ||ジャストエイト 1975
  |||ウメノスペンサー 1981 (2着)帝王賞(大井)、東京記念(大井)、大井記念(大井)
  |||テツノセンゴクオー 1992
  |Chatter Box 1967 マルレ賞(仏GII)
  ||Gadfly 1972
  |||*グリーンシティー 1981 (2着)フィーユドレール賞(仏GIII)
  ||||Golden Sea 1987
  |||||Glorosia 1995 フィリーズマイル(英GI)
  ||||Glity 1988 ギヨームドルナーノ賞(仏GII)
  |||Formidable Flight 1989 クローエ賞(仏GIII)
  ||||Formida 1997
  |||||Formal Decree 2003 ニッカーボッカーH(米GIII)
  ||Bonhomie 1983 ロイヤルロッジS(英GII)、キングエドワードIIV世S(英GII)
  ||Aliocha 1986 セーネワーズ賞(仏GIII)

テツノセンゴクオーは青森の諏訪牧場の生産馬。父カツラノハイセイコはダービーと天皇賞(春)を制した名馬で、種牡馬としては同馬のほかにオークス2着のユウミロク、宇都宮の三冠馬で交通事故で死亡したカネユタカオーなどを出している。父系はRockefellaからHyperionに遡るラインで、Rockefella系としてはハイセイコー産駒のハクタイセイとともに現存する最後の現役種牡馬ではないかと思われる。母父*レイバーンは伊2000ギニーの勝ち馬で、イタリアの誇る名馬Ribotの半弟にあたる。3代血統中に1940年代生まれの馬が現れるなど全体的に非常に古臭い血統となっている。

競走成績 92戦18勝 主な勝ち鞍:東京記念、金盃

日付競馬場レース名着順距離タイム
1995/1/5大井4才未出走3/8D10001:02.5
2/9大井4才1/11D12001:17.5
3/2大井4才5/12D15001:39.0
3/27大井4才2/11D15001:37.4
4/11大井4才1/11D15001:37.4
5/1大井山吹特別(4才)1/13D17001:50.0
6/7大井若竹賞(4才)8/14D18001:57.1
7/8大井やまゆり特別(4才)5/13D17001:50.6
7/25大井あさがお特別(4才)10/13D17001:49.9
8/12大井ゆうがお特別(4才)4/13D17001:50.1
8/28大井月見草特別(4才)3/10D17001:50.0
9/28大井日米フレンドシップジョッキー(C1)2/12D18001:56.3
10/12大井ブルーサファイア賞(B2)5/11D18001:58.2
10/23大井スターサファイア賞(B3)6/14D18001:57.7
11/9大井東京王冠賞(D重)6/11D26002:52.0
11/29大井キャッツアイ特別(B3)1/14D18001:56.3
12/22大井'95グローリーC(B2)1/16D20002:08.6
12/31船橋東京湾C(D重)3/9D20002:11.2
1996/2/16大井'96ベイサイドC(A2)3/15D18001:54.6
3/4大井花月賞(A2)2/14D18001:53.4
3/28大井'96スプリングC(A3)1/13D20002:08.2
5/16大井大井記念(D重)7/10D26002:48.4
6/5大井'96ブリリアントC(A2)2/14D18001:54.0
7/3大井'96プラネットC(A2)12/13D18001:57.9
10/11大井'96オータムC(A2)6/13D20002:10.3
10/30大井グランドチャンピオン2000(D重)8/14D20002:06.4
11/18大井東京記念(D重)1/15D24002:35.4
12/29大井東京大賞典(全国交流)4/15D28003:01.6
1997/2/27大井金盃(D重)1/15D20002:06.7
4/9大井マイルグランプリ(D重)9/13D16001:40.7
5/21大井大井記念(D重)2/12D26002:49.1
6/24大井帝王賞(GI)8/12D20002:07.3
11/19大井東京記念(D重)4/16D24002:38.2
12/28大井東京大賞典(GI)12/13D28003:05.0
1998/3/11大井金盃(D重)13/16D20002:08.1
4/16大井マイルグランプリ(D重)3/15D16001:39.7
5/14大井大井記念(D重)7/11D26002:51.2
6/24大井帝王賞(GI)12/13D20002:07.9
8/20旭川ブリーダーズゴールドC(GII)4/12D23002:31.9
10/28大井グランドチャンピオン2000(D重)7/13D20002:07.6
11/12大井東京記念(D重)8/16D24002:36.7
12/23大井東京大賞典(GI)7/15D20002:06.8
1999/2/3川崎川崎記念(GI)8/12D21002:19.3
3/1大井金盃(D重)7/15D20002:07.2
3/17船橋ダイオライト記念(GII)6/8D24002:35.1
4/15大井マイルグランプリ(D重)9/15D16001:41.7
5/31大井大井記念(D重)9/12D26002:53.5
6/24大井帝王賞(GI)15/15D20002:08.5
8/16旭川ブリーダーズゴールドC(GII)11/14D23002:33.7
11/12大井おおとりオープン(OP)14/14D16001:43.8
11/30大井東京記念(D重)除外D2400-:--.-
12/7大井'99かちどき賞(OP)13/15D18001:57.5
12/30大井勝島オープン(OP)10/13D18001:55.8
2000/1/10大井東京シティ盃(D重)12/16D14001:28.4
4/23新潟春暖特別(A1)2/10D16001:45.2
5/7新潟豊栄記念(D重)2/12D18001:57.2
6/18盛岡東北サラブレッド大賞典(D重)6/12D20002:11.2
7/30新潟千曲川特別(A1)5/12D16001:43.5
9/3新潟日本海夕陽岬ビール特別(A1)10/11D17001:51.6
10/8新潟新潟記念(D重)7/12D17001:49.2
10/22新潟エフエムラジオ新潟特別(A1)4/11D16001:41.7
11/5新潟菅名岳特別(A1)5/9D17001:48.4
11/19新潟新潟活版特別(A1)5/11D16001:40.8
12/17新潟後藤水産特別(A1)6/10D16001:40.8
2001/1/2新潟新潟グランプリ(D重)9/12D22802:34.4
4/1新潟仲春特別(A1)5/12D16001:42.5
4/14新潟春暖特別(A1)4/9D17001:48.9
5/5新潟豊栄記念(D重)9/12D18001:56.2
7/1三条あじさい特別(A1)5/10D17001:49.8
8/15三条三条グランプリ(D重)7/8D17001:53.1
10/27新潟神無月特別(A1)6/10D18001:56.6
11/7新潟朝日岳特別(A1)8/10D16001:43.2
11/21新潟千曲川特別(A1)5/9D16001:43.3
12/15高知E1/10D13001:24.3
2002/1/2高知D1/11D13001:26.4
1/19高知D1/11D13001:26.7
3/2高知D1/10D13001:25.4
3/16高知C1/10D14001:30.4
4/6高知C1/11D14001:32.1
5/5高知C1/11D14001:30.2
5/13高知C2/8D13001:24.5
5/25高知B1/7D16001:45.9
6/22高知南風特別(B)1/10D16001:46.3
7/14高知盛夏特別(B)2/9D16001:46.3
8/26高知A3/10D16001:48.0
9/8高知A4/9D14001:32.1
10/7高知黒潮盃(JRA指定交流)7/12D14001:30.4
10/28高知愛媛県いしづち特別(B)5/11D16001:48.9
11/11高知打刃物とやっこねぎ特別(B)2/10D16001:47.5
12/2高知A2/10D16001:45.2
12/14高知A1/8D16001:46.4
12/31高知高知県知事賞(D重)9/11D24002:48.4
2003/1/12高知まほろばの酒銘酒『貫之』特別(A)4/10D16001:47.1

デビューは大井。天皇賞馬の産駒らしく2000mを超える距離で活躍し、2400の東京記念、2000mの金盃を制したほか、ノングレード・2800m時代の東京大賞典で4着、ブリーダーズゴールドCで4着など交流重賞でも長距離ならそこそこ健闘した。8歳時には今はなき公営新潟に移籍したが、ここでは勝ち星を挙げることはできず、新潟競馬の廃止に伴って今度は高知に移籍。下級条件からの出発となったテツノセンゴクオーは約5年ぶりの勝利をあげるとともにいきなり7連勝を達成するが、重賞で活躍するまでには至らず、11歳の1月に競走登録を抹消された。

引退後は高知県の山沖利之氏の牧場にて余生を送っていたが、その後ファンの方がオーナーとなり、ついには種牡馬にまでしてしまったという。なんとも夢のある話で、こちらの記事によると2歳になる牡馬産駒がいるらしい。しかも南関東でのデビューも視野に入れているとのことで、非常にデビューが期待されるが、実はこの2歳馬、日本軽種馬登録協会のサイトに登録されていないのである。サラブレッドは血統登録されない限りサラブレッドとは認められないので、当然このままではレースに出られない(血統登録の期限は1歳の12月31日まで)。なぜこういうことになっているのだろうか。

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実は血統登録されてはいるが、その情報がサイト上に登録されていない、あるいは何らかの人為的ミスがあって情報が引き出せないケース。これなら安心だが、そもそも同馬の生まれた2007年には高知県はおろか兵庫など近畿・中国・四国生まれの血統登録数もゼロとなっている。

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父がテツノセンゴクオーではない、全く別馬だという場合。しかし高知に他に種牡馬はいないし、父が違う2歳馬がここにいる理由は見当たらない。まだ1歳の産駒の間違いという可能性もあるが、「2歳にしてはかなり立派な馬体」ということで、その可能性も低い。

 母が軽種馬ではない

母がサラブレッドやアラブなどの軽種ではない品種の場合。その場合産駒は軽種ではなく半血種となるので、当然軽種馬登録協会には登録されない。ただ、もちろんそうなると競走馬にはなれない以上南関東云々という話もないし、顔つきを見てもサラブレッドに思えるので、可能性は低い。(規則上、軽半血種が在籍できる地方は存在するが、出られるレースがない。)

ぁ\亀の種付けでない

前述の日本軽種馬登録協会のサイトによると、実はテツノセンゴクオーが繁殖登録されたのは2006年9月のことである。多少のタイムラグを考慮するとしても、明らかに2006年度の繁殖シーズン終了後の登録となっている。もちろん繁殖登録するしないにかかわらず種付け自体はできるから、乗馬用として種付けすることは可能。事実、元記事で「種牡馬として5シーズン目」というのもそういうことだろう。ただ、厳格な血統管理が行われるサラブレッドではそれはNGで、繁殖登録されていない馬との仔は、いくら正真正銘サラブレッドの血を引くとしてもサラブレッドとしては認められない。

ァ〃貪登録を忘れていた

当然レースには出られません…。

いずれにせよ、^奮阿離院璽垢覆蕁屮謄張離札鵐乾オー産駒の2歳馬」を競馬場で見ることはできないということになる。個人的には,任△辰討曚靴い隼廚い弔弔癲△修硫椎柔は低いだろうと思われる。ただ、2007年には2頭の牝馬に種付けしているようだし、さらに元記事には「今年も淡路島から2頭の繁殖牝馬が種付けにやってくる」とある。2008年度の種付けはなかったようなので、この2007年の2頭が淡路島の牝馬ということになるだろう。もしこれが無事誕生していれば、来年はテツノセンゴクオーを父に持つ淡路島産馬がデビューすることになる。楽しみは来年に取っておこう。



     

この記事へのコメント

1. Posted by 山 2009年04月26日 23:46
この父系やら二歳馬騒動やらかなり興味深いのですが、個人的には諏訪牧場さんの生産馬が2頭も種牡馬入りしているのにビックリでした(・_・)
2. Posted by Organa 2009年04月27日 23:38
かなり渋い種牡馬ですね。期待したいです。
3. Posted by . 2011年05月17日 12:56
ちょっと調べ物してたらこの馬が目に止まって、しかも謎があるという話にちょっと食いついてみましたw
2006年の種付け相手は繋養先の芦毛の牝馬なので、記事の2歳の芦毛馬がこの母親から生まれた可能性は大いにありますね。ただ、登録情報ではこの年は不受胎で記載されてるんですよ。自分のミスで登録不可能とは言い出しにくく、不受胎と嘘の連絡をして、取材にもつい南関デビューとデマカセを言った、という仮説を立ててみましたが、育てるだけ無駄な仔馬をこの年まで育てる理由が説明できないですね。いずれにせよ、仮説の中では4番が一番可能性が高そうです。
あと、「淡路から2頭の牝馬がくる」というのは、これも2009年に洲本市から来た繁殖牝馬2頭に確かに種付け記録があります。この繁殖牝馬が意外な出自でして、1頭が父Sky Classicの輸入繁殖牝馬でもう1頭が父Woodmanの外国産馬。前者が従妹に2008年エクリプス賞最優秀芝牝馬のForever Together、後者が同い年の従兄弟にハナ差で三冠を逃したアメリカクラシック二冠馬Real Quietがいて、どちらもその他重賞勝ち馬多数という良血でした。淡路にいるのが場違いなのではと思うほどに。ただ、この2頭も不受胎で、結局すべての種付け機会で不受胎だったようです。上記3頭の繁殖牝馬も用途変更や死亡でいませんし、今後種付け機会があるかは不透明かと。年齢や受胎率もネックかな。
以上、長々と失礼しました。すでに知ってらしたら捨ておいてくださいw
4. Posted by Organa 2011年05月17日 23:28
テツノセンゴクオーについては初産駒はいつかと気になりっぱなしなので、
実は半年に一度くらいは状況をチェックしています(笑)。
ですが仰るとおり状況は好転せず、いまだ産駒は生まれずじまいとなっています。
高知にいた2歳馬とは何だったのか。淡路島にいた牝馬はそもそもどこから来たのか。
謎が謎を呼ぶ状況ですが、何より恐れているのはこのままひっそり廃用になること。
何年かかってもいいので(といってもすでに結構な高齢ですが)、
とにかく元気な産駒の誕生を期待しています。
5. Posted by プーチャン 2012年08月28日 15:27
テツノセンゴクオーーその後の種牡馬状況は?
すでに用途変更とか…
6. Posted by Organa 2012年08月28日 20:36
種牡馬登録自体は残されているようで、今年もプライベートで供用されているようです。
ただ、2009年を最後に種付けはおこなっていないようですね。
今年で20歳ですし、この状況が大きく変わることはないでしょうね…。

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