2017年03月20日

週刊種牡馬ニュース 3/13 - 3/20

さすがに春のGIシーズンに向けてディープインパクト産駒にエンジンがかかってきましたね。スプリングSのサトノアレスこそ残念な結果に終わりましたが、サトノダイヤモンドが阪神大賞典で王者の貫禄を見せると、フラワーCではファンディーナが1頭だけ次元の違いを見せつけました。どちらも今後のGI戦線で中心的存在になることは間違いなく、何だかんだで今年もディープインパクト産駒を中心に回っていくのでしょう。特にファンディーナとソウルスターリングとの無敗馬対決は今から非常に楽しみですね。
【3/13(月)】

特になし。

【3/14(火)】

黒船賞(GIII) (高知 4歳上 D1400)
 1. ブラゾンドゥリス (牡5) by *ノボジャック (USA) 1:28.2
 2. キングズガード (牡6) by *シニスターミニスター 3/4
 3. グレイスフルリープ (牡7) by ゴールドアリュール 1 1/2
交流重賞初挑戦となったブラゾンドゥリスが3番手追走から抜け出して重賞初勝利。なお、父*ノボジャックにとってもこれが産駒のグレードレース初勝利となった。*ノボジャックもまた黒船賞で重賞初勝利をあげており、これを皮切りにそこから破竹の6連勝を飾った馬だけにここからの成長に期待したい。以下5着までをJRA勢が占める結果となったが、昨年の2着馬で今回単勝1倍台の圧倒的支持を受けていたニシケンモノノフはJRA勢最下位となる5着に終わった。

【3/15(水)】

ダイオライト記念(GII) (船橋 4歳上 D2400)
 1. クリソライト (牡7) by ゴールドアリュール 2:37.8
 2. ユーロビート (セ8) by スズカマンボ 6
 3. ウマノジョー (牡4) by ウイングアロー 5
圧倒的支持を受けたクリソライトが完全に独走態勢で見事3連覇達成。これで重賞は日本テレビ盃、コリアCも含め6勝目となったが、距離もそうだが左回りに高い適性を持っており、今年もまたコリアC(韓国は左回り)に参戦する意向のようだ。2着には現役きっての長距離派ユーロビートが入線。さらに3着にも大井のウマノジョーが入ったが、同馬は前走金盃でユーロビートの2着に入っていた馬。父ウイングアローというのも渋く、今後も長距離重賞なら穴を開ける可能性もありそう。

【3/16(木)】

若草賞(重賞) (名古屋 3歳牝 D1400)
 1. タッチスプリント (牝3) by スウィフトカレント 1:30.8
高知から参戦した7番人気タッチスプリントが2馬身半差で重賞初勝利をあげた。2着に2番人気スターレーンが入り、これで重賞4戦含む5戦連続2着となった。JRAからの移籍初戦でいきなり大差勝ちを収めた1番人気ショルトは直線向いて失速し、6着に終わった。

【3/17(金)】

3歳戦 (名古屋 3歳 D1400)
 1. マスターマインド (セ3) by Holy Roman Emperor (IRE) 1:32.9
Holy Roman Emperor 産駒が日本初勝利。Holy Roman Emperor は*デインヒル産駒で、フィーニクスSなど2歳GIを2勝。先に種牡馬入りしていた George Washington に繁殖能力の異常が見つかり、その代役として急遽3歳時よりクールモアスタッドにて種牡馬入りした。

【3/18(土)】

ファルコンS(GIII) (中京 3歳 T1400)
 1. コウソクストレート (牡3) by ヴィクトワールピサ 1:21.1
 2. ボンセルヴィーソ (牡3) by ダイワメジャー クビ
 3. メイソンジュニア (牡3) by Mayson (GB) クビ
3番人気コウソクストレートがしぶとく脚を伸ばして差し切り、重賞初制覇を達成した。父ヴィクトワールピサにとってはジュエラーの桜花賞以来となる重賞勝ちで、初の牡馬による重賞ウイナーとなった。2着に2番人気朝日杯FS3着馬ボンセルヴィーソが入り、伏兵メイソンジュニアが3着。同馬は今のところ唯一の Mayson 産駒で、この距離でもそれなりに結果を残したのは大きい。1番人気に支持されたジュニアC勝ち馬ナイトバナレットは全く伸びず11着に終わった。

ジョージライダーS(AUS-I) (ローズヒル 3歳上 T1500)
 1. Winx (AUS) (牝5) by Street Cry (IRE) 1:34.87
一昨年リアルインパクトが制したジョージライダーSにオセアニア現役最強馬 Winx が登場したが、1頭だけ次元の違う走りで後続に7馬身以上の差をつける圧勝。これで一昨年からの連勝を16に伸ばした。GI3勝馬 Le Romain が全く歯が立たずまさに絶好調といったところで、そろそろオーストラリア以外でその走りを見てみたい。

ブレイミーS(AUS-II) (フレミントン 3歳上 T1600)
 2. トーセンスターダム (牡6) by ディープインパクト
上記ジョージライダーSにも名前があったが、回避しGIIのこちらへ。前走GI2着の実績から今回は単勝1倍台の圧倒的支持を受けたが、マカイビーディーヴァSなどGI2勝の Palentino から3馬身以上離された2着に終わった。何とかひとつでも豪州重賞勝ちの勲章を得て種牡馬入りしてほしいものだ。

奥州弥生賞(重賞) (水沢 3歳 D1400)
 1. ベンテンコゾウ (牡3) by *サウスヴィグラス (USA) 1:31.5
いよいよ春シーズンの開幕となった岩手競馬の初重賞を制したのは1番人気ベンテンコゾウで、これで南部駒賞、寒菊賞に続く重賞3勝目となった。5馬身差の2着にベンテンコゾウ不在の金杯を勝ったオールザベストが入った。

若葉S(OP) (阪神 3歳 T2000)
 1. アダムバローズ (牡3) by ハーツクライ 2:00.3
2番手からレースを進めた4番人気アダムバローズが早め先頭から押し切ってオープン2勝目。ハナ差の2着に新馬戦を勝ったばかりのエクレアスパークルが入り、1番人気に支持されたインヴィクタは3着に終わった。また、新馬戦以来の芝レースとなった白毛馬シロニイも見せ場たっぷりの4着。皐月賞出走は厳しそうだが、芝路線でもそれなりに存在感を示しそうだ。

【3/19(日)】

阪神大賞典(GII) (阪神 4歳上 T3000)
 1. サトノダイヤモンド (牡4) by ディープインパクト 3:02.6
 2. シュヴァルグラン (牡5) by ハーツクライ 1 1/2
 3. トーセンバジル (牡5) by *ハービンジャー (GB) 2 1/2
昨年の3歳牡馬チャンピオン・サトノダイヤモンドが先に抜け出した昨年の覇者シュヴァルグランを難なく交わし、単勝1.1倍の圧倒的支持に応えた。勝ち時計も非常に優秀で、ナリタトップロードがマークしたレコードタイムに0.1秒差。今年の王道路線制覇に向けて視界良好といったところ。後方からレースを進めたトーセンバジルが3着に突っ込んだ。

スプリングS(GII) (中山 3歳 T1800)
 1. ウインブライト (牡3) by ステイゴールド 1:48.4
 2. アウトライアーズ (牡3) by ヴィクトワールピサ 1/2
 3. プラチナヴォイス (牡3) by *エンパイアメーカー (USA) 1/2
中団からレースを進めた5番人気ウインブライトが差し切って重賞初勝利。混戦模様の牡馬クラシックにまた1頭有力候補が誕生ということで、ステイゴールド産駒としてゴールドシップ以来5年ぶりのクラシック制覇なるかというところ。2着には前走ひいらぎ賞でそのウインブライトに勝っていたアウトライアーズが入り、1番人気に支持された朝日杯FS勝ち馬サトノアレスは4着に終わった。ここは完全に叩き台だろうが、この先どこまで一変してくるだろうか。

千葉S(OP) (中山 4歳上 D1200)
 1. *ナンチンノン (USA) (牡6) by Parading (USA) 1:09.9
2番手からレースを進めた10番人気*ナンチンノンが直線半ばで抜け出し、そのまま2馬身の差をつけて押し切ってオープン初勝利。父 Parading は Pulpit 産駒で、米GIIディキシーSの勝ち馬だが、すでに種牡馬を引退しているようだ。1番人気ニットウスバルは差し届かず4着に終わった。

【3/20(祝月)】

フラワーC(GIII) (中山 3歳牝 T1800)
 1. ファンディーナ (牝3) by ディープインパクト 1:48.7
 2. シーズララバイ (牝3) by *ファルブラヴ (IRE) 5
 3. ドロウアカード (牝3) by ダイワメジャー クビ
単勝1.2倍の圧倒的支持を受けたファンディーナが2番手追走から直線向いて早くも先頭に立つと、全く追わずに最後は後続に5馬身もの差をつける圧勝。このまま牡馬クラシックに出走しても十分勝負になるのではと思わせるほどのパフォーマンスであった。2着には8番人気のシーズララバイが入線。*ファルブラヴ産駒の重賞連対は2013年のキーンランドC(フォーエバーマーク1着)以来で、もしクラシック出走叶えば2012年のアイムユアーズ以来ということになる。

土佐春花賞(重賞) (高知 3歳 D1300)
 1. パッパカ (牝3) by *サマーバード (USA) 1:25.6
金の鞍賞3着馬で古馬との混合戦で2勝をあげていた2番人気パッパカが快勝。これが父*サマーバードにとっても日本での重賞初勝利となった。金の鞍賞など重賞2勝をあげ圧倒的支持を受けていたフリビオンは今一つ伸びきれず3着に終わった。

夢見月S(OP) (中京 4歳上 D1400)
 1. コウエイエンブレム (牡4) by *シニスターミニスター (USA) 1:23.1
OPポラリスS2着馬コウエイエンブレムが1番人気に応えて快勝。オープン初勝利をあげた。1馬身1/4差の2着にはフェブラリーS10着から巻き返したブライトラインが入り、前走ポラリスSでコウエイエンブレムを破ったスーサンジョイが3着だった。

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この記事へのコメント

1. Posted by Tossi 2017年03月20日 23:10
サトノアレスはいくら叩き台とはいえ、権利取り必死でガレガレな馬にああも勝たれるとは流石に情けないですね。
レイデオロがどうかといったところですが、それこそファンディーナが牡馬戦線に打って出ればダービーどころか三冠ほぼ確実じゃないでしょうか?
2. Posted by 名無しさん 2017年03月21日 01:16
ファンディーナはジェンティルドンナ級の怪物の予感がしますw
3. Posted by ねこまわり 2017年03月21日 01:48
アダムバローズは若駒ステークスを勝っているのでオープン2勝目ですよ。

まぁそれはともかく、今週一番のサプライズは但馬ステークスの追い込むバンドワゴンでしょうか。これでめでたくオープンに上がった訳ですが、どんな脚質でこれから戦っていくのか気になるところです。
4. Posted by 南斗馬連拳伝承者ゼロウィン 2017年03月21日 11:57
ファンディーナが抑え切れないほどの手応えで、4コーナーで直線を待たずに動き出し、逃げるドロウアカードを2倍はあるんじゃないかと言うほどのストライドの差で並ぶ間もなく一瞬で差し切って突き放した瞬間は、エリザベス女王杯のファインモーションを思い出させるものでした。
あのときもスローで逃げるユウキャラットを一瞬で差し切って直線入り口で突き放して早々と勝負を決めてしまう強い内容でしたね。

そして何より浦河の谷川牧場出身と言うのが嬉しいです。
どうか怪我なくビッグタイトルを目指して欲しいですね( ^ω^ )
5. Posted by elfte 2017年03月21日 19:16
若干埋もれがちかもしれませんが、クリソライトの三連覇は快挙ですよね。
そして、左回り得意というのはレース選択でも馬券購入でも「ウリ」になるんでしょうね。
……無事に種牡馬入りして、米国で特徴が出た産駒が見たいと言うのは些か過ぎた願望かもしれませんが。
オファーがあれば一考してくれないかなと、一介のファンとしてもう言を履いてみたりします。
6. Posted by Organa 2017年03月21日 23:31
今年は牝馬が豊作ですね。例年ならファンディーナ一強となるところですが、まだそれより格上のソウルスターリングがいるという層の厚さです。桜花賞で勝ったほうがダービーへというのも面白そうです。

>ねこまわりさん
ご指摘ありがとうございます。記事を訂正しておきました。
7. Posted by 南斗馬連拳伝承者ゼロウィン 2017年03月21日 23:51
>>elfteさん
クリソライトは韓国の生産界がものすごく欲しがっているそうですよ( ^ω^ )
8. Posted by りきお 2017年03月22日 22:01
ディープ産駒のエンジンがかかってきたとのことですが、カデナも日高方面の生産馬ということで、つまるところ社台グループの出身ではないってところが面白いですね。
カデナもファンディーナも、ともに瞬発力以上にパワーがありそうなのは、社台出身じゃないからかなあ……と観ていますがどうでしょうか。

ウインブライトは、ようやっと出たラフィアン血統からの牡馬TR勝ちのステイ産駒で、クラシック候補のようにも感じます。味のある走りで本番でもそこそこ期待できると思ってます。

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