2017年11月11日

種付け情報2017 - 優駿スタリオンステーション編その2

「種付け情報2017」第十五弾は優駿スタリオンステーションの続き。JBCスプリントを制したタイセイレジェンド、スプリンターズSなどGIを2勝したローレルゲレイロ、そしてダービー馬ロジユニヴァースといった実績馬たちが名を連ねますが、いずれも種付け数を減らしており、かなり厳しい状況となっています。カフェラピードは未勝利戦を勝っただけの平凡な競走馬で、優駿スタリオンステーションでも最少の種付け数ですが、数奇な運命でチリオークス馬と配合されるという幸運に恵まれており、来年のデビューが待ち遠しいです。
<優駿スタリオンステーション その2>

種牡馬名生年種付前年比種付料備考
*ヘニーハウンド20082050万新種牡馬
タイセイレジェンド200717620万
ローレルゲレイロ2004124220万
ザサンデーフサイチ200411330万
サンカルロ2006111220万
*サウンドボルケーノ200810310万
ノーザンリバー2008102150万30万
ロジユニヴァース2006101950万
アロマカフェ2007720万新種牡馬
フサイチセブン20067430万
*バンデ2010350万新種牡馬
カフェラピード20082110万

こちらも*ヘニーヒューズ産駒の*ヘニーハウンド。重賞勝ちはファルコンSのみで、8歳まで現役を続け晩年は惨敗続きだっただけに*アジアエクスプレスより10万円安いだけの種付け料ではどうかと思われたが、それでも20頭の牝馬が集まった。2戦目で重賞を制した仕上がりの早さと1200m1分6秒台のレコードを持つスピードが評価されたか。

JBCスプリントをレコードで制したタイセイレジェンドだが、さすがにキングカメハメハ産駒のダート馬とはいえここまで牝馬は回ってこなかったようだ。やはりベルシャザールやホッコータルマエらと違って母系にメジロマックイーンやニチドウアラシといった内国産馬の血が入るのがダート馬としてはマイナスに作用している印象。

キングヘイローの後継種牡馬ローレルゲレイロだが、古馬になって自身のように大きく成長するような産駒も現れず、大幅に種付け数を減らして過去最低の数字となった。代表産駒のアイラインが京王杯スプリングCで5着に入ったときはワンチャンスあるかと思われたが、その後完全に伸び悩んでおり、父より早く種牡馬を廃業となる可能性も。

5億円という伝説的な高値で取引されたザサンデーフサイチ。11歳まで現役を続けたが、結局オープンにも上がれず、落札額の1割強しか回収できなかった。残りを種付け料で回収するなら最低でもあと1500頭ほどに種付けしないといけないが、なぜか種付け数はじわじわと増加している。血統の良さは疑いようがないので、一発ないか。

*シンボリクリスエス産駒の短距離馬として8歳まで一線級で活躍したサンカルロは3年目のシーズンで大幅に種付け数を減らし、二桁割れが目前。ただ、父が同じストロングリターンが初年度から健闘していることを考えると、仕上がりの早さとスピード、タフさを兼ね備えた同馬が種牡馬として結果を出す可能性も十分あるだろう。

この*サウンドボルケーノも*ヘニーヒューズ産駒ということで、ここ優駿SSには自身も含め計4頭のヘニーヒューズ系種牡馬が繋養されていることになるが、さすがに1000万までの実績だった同馬にまで多く牝馬は回ってきていない。ただ、たった1頭の初年度産駒フローレンスが笠松でそこそこ走っており、今後増える可能性は十分ある。

ノーザンリバーは強気の価格設定が裏目に出たか、大幅に種付け数を減らしてしまった。ディープスカイやアドマイヤオーラなど、芝の活躍馬が引退後はダート種牡馬化するアグネスタキオン産駒だが、もともと現役時代にダート馬だった同馬がどんな結果を残すか注目したい。母系からはディアドラなどが出ており、勢いはある。

そのノーザンリバーのおいにあたるダービー馬ロジユニヴァースは初年度から種付け数が減り続け、ついに一桁目前まできた。ただ、初年度産駒からいきなり京王杯2歳Sで4着に入ったピースユニヴァースを出しており、そもそもの期待値が低かっただけに1頭活躍馬が出れば大幅にその評価が変わるだろう。

ラジオNIKKEI賞の勝ち馬アロマカフェは7頭に種付け。この実績だけに種付けはほぼオーナーの牝馬に限られるのだろうが、オーナーにしてみれば父マンハッタンカフェが亡くなり、そのマンハッタンカフェの稼ぎ頭がアロマカフェだったから(母カリーノカフェも持ち馬)、同馬を種牡馬入りさせるのは当然のことだったのかもしれない。

ザサンデーフサイチともども差し押さえを食らい、林進オーナーに所有権が移ったフサイチセブンも減らしはしたが、ほぼ例年並みの種付け。初年度産駒は今年デビューしており、いきなりスーサンドンが新馬勝ちを収めたほか、サンヴァレーのめいナイスドゥも新馬戦で2着に入っており、芝で意外な健闘を見せている。

500万下の積丹特別で2秒8差という芝の最大着差を更新した*バンデだが、さすがに重賞未勝利のステイヤーに種付け料50万では種付けする生産者は少ないだろう。同馬の半兄 Doctor Dino は香港ヴァーズ連覇などGIを3勝した活躍馬で、さらに父 Authorized なら欧州の障害用種牡馬として大きな人気を博したかもしれない。

カフェラピードもほぼオーナー専属種牡馬かと思いきや、初年度の相手にチリオークス馬*ラハイナIIがおり、ノルマンディーで産駒が募集されている。この*ラハイナII、前年・翌年の種付けはディープインパクトで不受胎、この年もハーツクライ・スクリーンヒーローと種付けして不受胎で同馬をつけたら当たったということらしいが、この奇跡ともいえるチャンスをものにしてほしい。

なお、昨年まで供用されていたサムライハートはクラウンホースメイトへ、スターリングローズはクラックステーブルへ移動となっており、エクラヴァンクールケイアイドウソジンについては不明。ロンドンタウンやミツバらが出てさあこれからというカネヒキリは残念ながら昨年死亡してしまった。


     

この記事へのコメント

1. Posted by 即身仏 2017年11月11日 22:43
ノーザンリバーの父の名前がアドマイヤタキオンになってますよ。

ロジユニヴァース産駒で期待出来そうなピースユニヴァースは重賞での走りが思ってたよりも良いので更なる活躍も見込めるんじゃないですかね。
2. Posted by コング 2017年11月12日 04:50
ザサンデーフサイチ……こんなところにダンスインザダークの後継種牡馬が。
カフェラピードの件はロマンがありますね。競走馬として再起させるためのショック療法としてトウショウゲートを種付けしたら受胎してしまったコマサツキだとか、有名なコスモドリームのエピソードだとかが思い浮かびます。
3. Posted by 774 2017年11月12日 18:32
ヴィクトワールピサやトーセンファントムなど、ネオユニヴァースが種牡馬の父として健闘しているのでロジユニヴァースにも期待しています
4. Posted by Organa 2017年11月13日 00:45
記事を訂正しました。ご指摘ありがとうございます。

ネオユニヴァース産駒はアンライバルド、ヴィクトワールピサ、トーセンファントムと3頭の重賞ウイナーの父がいるので、悪くない印象ですね。

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