2018年02月12日

週刊種牡馬ニュース 2/5 - 2/12

京都記念をディープスカイ産駒のクリンチャーが制せば、続く共同通信杯ではオウケンブルースリ産駒のオウケンムーンが勝利。奇しくも同世代のクラシックホースで、いずれもすでに見切りを付けられた感の強い種牡馬の産駒が重賞勝利を果たしました。残るキャプテントゥーレはそのチャンスなくすでに種牡馬を引退してしまいましたが、同馬の分まで頑張ってほしものです。ほかに準オープンではナカヤマフェスタ産駒のガンコが強い勝ち方でオープン入りを果たすなど、渋い種牡馬の産駒の活躍が目立った一週間でしたね。なお、本日順延となった小倉開催は来週分として紹介することとします。
【2/5(月)】

特になし。

【2/6(火)】

佐賀記念(GIII) (佐賀 4歳上 D2000)
 1. ルールソヴァール (セ6) by *フレンチデピュティ(USA) 2:07.8
 2. トップディーヴォ (牡6) by キングカメハメハ 4
 3. マイネルバサラ (牡5) by *シニスターミニスター(USA) 1 1/4
サウンドトゥルーの全弟ルールソヴァールが初の2000m戦も全くものともせず、後続に4馬身差をつける圧勝で重賞初勝利をあげた。兄弟そろってセン馬、しかも初オープン勝ちが5歳になってからというところまでそっくりだが、やはりこの血統なら中京1800mか大井2000mで見たいところ。今後のローテーションが注目される。2着に2番人気トップディーヴォ、3着に3番人気マイネルバサラが入り、JRA勢の人気どころでの堅い決着となっている。高知のフリビオンが交流重賞初挑戦となったが、残念ながら6着で初の馬券圏外となった。

【2/7(水)】

報知グランプリC(重賞) (船橋 4歳上 D1800)
 1. リッカルド (セ7) by フサイチリシャール 1:53.1
2年前のエルムSの覇者リッカルドが7馬身差の圧勝劇。これがJRAからの転厩初戦だったが、前走もオープン特別で5着に入っているようにまだまだ中央でやれた中での移籍で、今後南関東の中心的存在になる可能性も十分ありそうだ。2着にも元JRA馬ロワジャルダンが入り、1番人気に支持されたケイアイレオーネは5着に終わった。

【2/8(木)】

園田ウインターC(重賞) (園田 4歳上 D1400)
 1. ドリームコンサート (牡9) by *サウスヴィグラス(USA) 1:29.3
9番人気ドリームコンサートが早めに抜け出し、重賞初勝利。ここのところはA1特別でも連に絡むことができず人気を落としていたが、昨年の2着馬として意地を見せた形となった。1番人気に支持された佐賀ヴィーナスC勝ち馬エイシンアトロポスは8着に終わった。

ウインター争覇(重賞) (笠松 4歳上 D1800)
 1. ハタノリヴィール (牡5) by *フレンチデピュティ(USA) 1:56.9
前走東海ゴールドCで1番人気に支持されながら3着に敗れたハタノリヴィールが再び圧倒的支持を受け、見事リベンジ成功。これが重賞初勝利となった。2番人気が前走A2戦で2着のヘイローフォンテンというメンバーではさすがに格が違った。

【2/9(金)】

特になし。

【2/10(土)】

C.F.オーアS(AUS-I) (コーフィールド 3歳上 T1400)
 1. Hartnell (GB) (セ7) by Authorized (IRE) 1:24.79
 3. ブレイブスマッシュ (牡5) by トーセンファントム
11. トーセンスターダム (牡7) by ディープインパクト
実力馬 Hartnell がザ・BMWステークス、ターンブルSに続くGI3勝目をあげた。日本からの移籍馬ブレイブスマッシュはオーストラリアでのGI初出走戦で3着。これまで5戦すべて1200m戦を使われていたが、日本での実績からしてもこれくらいの距離のほうがよさそうだ。何とかGIのひとつやふたつ制して種牡馬入りを決めてほしいところ。なお、すでに種牡馬入りが決まっている1番人気トーセンスターダムは11着と大敗に終わった。

洛陽S(OP) (京都 4歳上 T1600)
 1. サトノアーサー (牡4) by ディープインパクト 1:36.2
前走初のマイル戦で2着と一応の格好をつけた1番人気サトノアーサーが先に抜け出したグァンチャーレをゴール前捕らえ、一昨年のシクラメン賞以来となる勝ち星をあげた。ただ、もともと2000mの新馬戦を快勝したように距離はもう少しあっても良さそうだ。

あすなろ賞(500) (小倉 3歳 T2000)
 1. エポカドーロ (牡3) by オルフェーヴル 2:00.8
1番人気エポカドーロが逃げて直線突き放す強い競馬で快勝。そしてこれがオルフェーヴル産駒としてようやく牡馬の2勝馬の誕生となった。翌日にも新馬戦で牡馬の勝ち馬が出ており、遅ればせながらここにきてようやく牡馬が走り出しているが、ここからクラシック戦線に乗る産駒が出てくるだろうか。

【2/11(日)】

京都記念(GII) (京都 4歳上 T2200)
 1. クリンチャー (牡4) by ディープスカイ 2:16.3
 2. アルアイン (牡4) by ディープインパクト 1
 3. レイデオロ (牡4) by キングカメハメハ クビ
重馬場の鬼か、京都巧者か。不良馬場の菊花賞でキセキの2着に食い込んだクリンチャーが今回も馬場を味方につけてしぶとく伸び、重賞初勝利。ディープスカイ産駒としても芝重賞初勝利となった。コース利があったとしても皐月賞馬とダービー馬を下しての勝利は非常に価値が高く、天皇賞(春)では中心的存在になりそうだ。ルメールJの騎乗停止でバルジューJが急遽手綱を取った圧倒的1番人気レイデオロは直線向いて伸びかけたものの、勝ち馬どころかアルアインにも交わされ3着だった。

共同通信杯(GIII) (東京 3歳 T1800)
 1. オウケンムーン (牡3) by オウケンブルースリ 1:47.4
 2. サトノソルタス (牡3) by ディープインパクト 3/4
 3. エイムアンドエンド (牡3) by エイシンフラッシュ 1 1/4
未勝利戦をレコード勝ちし、続く500万下も完勝していたオウケンムーンが怒涛の3連勝で重賞初勝利。ちなみに父オウケンブルースリにとってもこれが産駒の重賞初勝利となった。もともと種牡馬としての期待は高くなく、昨年はわずか1頭の種付けにとどまったオウケンブルースリだったが、これで今年は大きく盛り返すことは間違いない。それにしてもすごいのはノーザンファームで、一発で重賞ウイナーを生産するのだから恐れ入る。1番人気に支持された京都2歳S勝ち馬グレイルは直線伸びず7着に終わった。

バレンタインS(OP) (東京 4歳上 D1400)
 1. レッドゲルニカ (牡5) by *カジノドライヴ(USA) 1:23.5
5番人気レッドゲルニカが2番手追走から抜け出しオープン特別初勝利。東京1400mはここまで2勝をあげているほか、オープン欅Sで3着があるなど相性のいいコースで、今後重賞戦線でも楽しみ。2着に4番人気の*ルグランフリソンが入り、1番人気に支持された*ベストマッチョは4着に敗れた。

松籟S(1600) (京都 4歳上 T2400)
 1. ガンコ (牡5) by ナカヤマフェスタ 2:28.2
2番人気ガンコが3番手追走から直線向いて早めに先頭に立つと、そのまま後続に3馬身半の差をつける完勝でオープン入り。前走の日経新春杯3着はさすがに伊達ではなかった。これでダートから芝に転戦してから3戦2勝で、今後オープンどころか重賞でも期待が持てそうな1頭だ。

【2/12(月)】

クイーンC(GIII) (東京 3歳牝 T1600)
 1. テトラドラクマ (牝3) by ルーラーシップ 1:33.7
 2. フィニフティ (牝3) by ディープインパクト 3/4
 3. アルーシャ (牝3) by ディープインパクト 1 3/4
ハナを奪った3番人気テトラドラクマが直線向いて後続を突き放す強い競馬で重賞初勝利。ルーラーシップ産駒はキセキ、ダンビュライトに続く3頭目の重賞ウイナーで、3歳世代では同馬が初となる。テトラドラクマはこれで東京マイルは3戦2勝。負けた1戦もフェアリーS勝ち馬プリモシーンの2着で、この条件なら今後さらに活躍が期待できそうだ。2着に新馬戦を勝ったばかりの5番人気フィニフティが入り、1番人気に支持された阪神JF3着馬マウレアは直線向いて失速し5着に敗れた。

春麗ジャンプS(OP) (東京 4歳上 D3100)
 1. タマモワカサマ (牡5) by ブラックタイド 3:26.6
約1年ぶりの出走となった5番人気タマモワカサマが久々も何のその、後続に2馬身半差をつけてオープン初勝利。2着に昨年の同レース4着馬で、1番人気に支持されたリスヴェリアートが入った。


     

この記事へのコメント

1. Posted by あ 2018年02月12日 22:00
トニービンの血がこういう形で繋がったら面白い
2. Posted by ロトマニア 2018年02月12日 22:23
クリンチャーも菊花賞の走りが、フロックでなかったと言うことで、ディープスカイの種付け頭数に有利に働くことを期待します。
オウケンムーンは、馬主がブルースリのオーナーだったことが、個人的には良かったかなと思っています。
少ない産駒から重賞勝ち馬がでたことは、種牡馬としての優秀さを示したのかも知れません。
今年の種付け頭数が増えることは、間違いないのではないでしょうか。
ディープスカイ共々、マイナーな種牡馬が活躍するのは、個人的に大歓迎です。
3. Posted by 即身仏 2018年02月12日 22:52
ブエナビスタの2番仔・ソシアルクラブは前走から更にマイナス8キロと馬体も寂しく映る最悪の出来ながらも追い込んで上り最速の7着と頑張り最低限の意地は示したか。たまたまでしょうが、名牝の仔が思ったよりも結果を出せていない。ソシアルクラブの場合、周りの期待が大き過ぎるからどうしても一段跳びのローテーションで挑んでしまうんでしょうかね?・・・もどかしいです。
4. Posted by 岩手競馬ふぁん 2018年02月12日 23:16
2月7日の報知グランプリの昨年の勝ち馬はエンパイアペガサスですよ。
5. Posted by DEEPBLUE 2018年02月13日 00:54
プスカとブルースリ産駒が重賞勝ちとか嬉しいですね。
オルフェはエポカドーロとか見てると流行血統より活力のある血統を付けた方がいいのかなあ。社台だったらドイツ血統とか
6. Posted by 名無しさん 2018年02月13日 09:46
エポカドーロもラッキーライラックも母父フォーティナイナー系だし
フォーティナイナーと相性がいいのか
少なくてもミスプロはあった方がいい気がする
7. Posted by 大統領 2018年02月13日 12:44
去年のブルースリの種付け数は1頭だったんですね。今年は何十倍になるんでしょうか。トニービン系にとっては物凄く大きな勝利になるように思います。
8. Posted by Organa 2018年02月13日 21:19
記事を訂正しました。ご指摘ありがとうございます。

今日もアサクサキングス産駒がオープン入りしましたし、なかなか渋めの種牡馬が頑張っていますね。サンデー、キンカメばかりの重賞レースもつまらないですし、この辺の内国産種牡馬からもっと活躍馬が出てきてほしいものですね。
9. Posted by りきお 2018年02月14日 09:27
ブレイクしつつあるルーラーシップ産駒ですが、この世代からも重賞勝ち馬が出ましたね。社台としても、ディープ産駒が走るのはわかっていますし、ルーラー産駒が走れば種牡馬の世代交代に繋がりそうですね。
しかし、3歳重賞勝ち馬はどちらもノーザン出身ですか。さすがと言うべきでしょうか。オウケンブルースリみたいなマイナー種牡馬路線も続けて欲しいですね。

昨年の菊花賞出走馬が好調ですね。不良馬場でダメージが残るのかと思いきや、ダンビュライトに続いてクリンチャーも重賞制覇。サトノアーサーもOP勝ちましたし、タフな競馬を経験してメンタルが強くなったのかなと思っています。
10. Posted by キングガス 2018年02月15日 03:54
オウケンムーンは祖父ジャングルポケットとの祖父子制覇となりましたね。こういうケース、親子3代制覇以外
あまり思い当たらないですが、他にもありましたっけ?
11. Posted by 名無しさん 2018年02月15日 06:09
すぐに思いついたところだと
アンバーシャダイ→(メジロライアン)→メジロブライトで
天皇賞(春)とかアメリカJCCとか

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