2018年05月15日

海外版ホットリスト - ストームキャット系その2

「海外版ホットリスト」第三十六弾はストームキャット系の続き。ハーラン系、ヘネシー系、テイルオブザキャット系、そしてジャイアンツコーズウェイ系を除く残りの系統ということになりますが、父系の存続はかなり厳しいような気がしますね。もちろんまだまだ現役種牡馬は多く、今すぐ途絶えるということはないでしょうが、勢いのある若い後継にはあまり恵まれていません。バーンスタイン産駒で日本生まれのカラコンティー、あるいは先日アルゼンチンから北米に移籍してGIを制したハイハッピーあたりに頑張ってもらいたいところです。
<ストームキャット系> ★★☆☆☆ (警告)

Storm Cat (USA) 1983 USA/1988-2008
  ・ヤングアメリカS(USA-I)
 Harlan (USA) 1989 ⇒ハーラン系
 Forest Wildcat (USA) 1991 USA/1997-2008
   ・メリーランドBCH(USA-III) ・フィラデルフィアBCH(USA-III)
  D'wildcat (USA) 1998 USA/2004- 2500ドル
    ・フランク・J.ド・フランシス記念ダッシュS(USA-I)
   Wildcat Red (USA) 2011 USA/2018- 7500ドル
    ・ファウンテンオブユースS(USA-II) ・ハッチソンS(USA-III)
  Var (USA) 1999 SAF/2005- 200000ランド
    ・アベイドロンシャン賞(FR-I)
   Variety Club (SAF) 2008 SAF/2015-
    ・チャンピオンマイル(HK-I) ・ケープギニー(SAF-I) GI計5勝
  Wildcat Heir (USA) 2000 USA/2006-2015
    ・フランク・J.ド・フランシス記念ダッシュS(USA-I)
   Wild Dude (USA) 2010 ★現役
    ・ビングクロスビーS(USA-I) GI計2勝
  *エーシンフォワード A Shin Forward (USA) 2005 JP/US/2012-
   ・マイルチャンピオンシップ(GI)
 Hennessy (USA) 1993 ⇒ヘネシー系
 Stormy Atlantic (USA) 1994 USA/1999- 15000ドル
   ・重賞実績なし
  Get Stormy (USA) 2006 USA/2013- 5000ドル
   ・ガルフストリームパークターフH(USA-I) GI計3勝
  Up With the Birds (CAN) 2010 ★現役
   ・ジャマイカH(USA-I)
  Victor Security (ARG) 2012 ★現役
   ・エストレジャス大賞マイル(ARG-I) ・サンイシドロ大賞(ARG-I)
 Tale of the Cat (USA) 1994 ⇒テイルオブザキャット系
 Forestry (USA) 1996 USA/ARG/PER/BRZ/2000-
   ・キングズビショップS(USA-I)
  Old Forester (USA) 2001 CAN/2007- 4000加ドル
   ・クリフハンガーS(USA-III)
  *ディスクリートキャット Discreet Cat (USA) 2003 US/JP/2007-
    ・シガーマイルS(USA-I)
   Dad's Cap (USA) 2010 USA/2017- 5000ドル
    ・カーターH(USA-I)(2回)
  Shackleford (USA) 2008 USA/2013- 20000ドル
   ・プリークネスS(USA-I) ・メトロポリタンH(USA-I) GI計3勝
  Fantastic Four (ARG) 2013 ★現役
   ・ホアキン・V.ゴンザレス大賞(ARG-I)(2回)
 Bernstein (USA) 1997 USA/ARG/2001-2011
   ・コンコルドS(IRE-III) ・レイルウェイS(IRE-III)
  Storm Military (ARG) 2002 CAN/2011-
   ・ミゲル・A.マルチネス・デ・オズ大賞(ARG-I) GI計2勝
  Que Vida Buena (ARG) 2005 ARG/2010-
   ・ブエノスアイレス市大賞(ARG-I) GI計2勝
  Karakontie (JPN) 2011 USA/2016- 10000ドル
   ・仏2000ギニー(FR-I) ・BCマイル(USA-I) GI計3勝
  Tepin (USA) 2011
   ・BCマイル(USA-I) ・クイーンアンS(GB-I) GI計6勝
 Giant's Causeway (USA) 1997 ⇒ジャイアンツコーズウェイ系
 Black Minnaloushe (USA) 1998 USA/NZ/SAF/2002- 10000ランド
   ・愛2000ギニー(IRE-I) ・セントけーむずパレスS(GB-I)
  Louis the King (SAF) 2010 SAF/2016- 10000ランド
   ・南アクラシック(SAF-I) ・南アダービー(SAF-I) GI計3勝
 Freud (USA) 1998 USA/ARG/2002- 7500ドル
   (3着) ・コーク&オラリーS(GB-II)
  Sharp Azteca (USA) 2013 ★現役
   ・シガーマイルH(USA-I)
 Pure Prize (USA) 1998 USA/ARG/2003-
   ・ケンタッキーCクラシックH(USA-II)
  Hi Happy (ARG) 2012 ★現役
   ・ナシオナル大賞(ARG-I) ・マンノウォーS(USA-I) GI計5勝
 Hold That Tiger (USA) 2000 USA/FR/AUS/2004-2012
   ・グランクリテリウム(FR-I)
  Smiling Tiger (USA) 2007 USA/2014- 6500ドル
   ・ビングクロスビーS(USA-I) ・トリプルベンドS(USA-I) GI計3勝
 Van Nistelrooy (USA) 2000 USA/NZ/ARG/CHI/2004-
  ・フューチュリティS(IRE-II)
 Bluegrass Cat (USA) 2003 USA/URU/2007- 7500ドル
   ・ハスケル招待S(USA-I)
 Brave Tin Soldier (USA) 2004 SAF/2010- 15000ランド
   ・クリフハンガーS(USA-III)
  Rabada (SAF) 2012
   ・プレミアチャンピオンS(SAF-I) ・デイリーニューズ2000(SAF-I)
 Mr. Sidney (USA) 2004 FR/USA/2010- 6500ドル
  ・メイカーズマークマイルS(USA-I)
 Courageous Cat (USA) 2006 USA/2012- 6000ドル
  ・シューメイカーマイル(USA-I)
 Star Cat (USA) 2007 USA/ITY/2017- 11000ユーロ
  ・不出走

Storm Cat は米2歳GIヤングアメリカSが唯一の重賞勝ちと競走実績は超一流とは言えなかったが、種牡馬としては二冠馬*タバスコキャットをはじめ多数のGIウイナーを輩出、北米リーディングにも輝いており、その種付け料は一時50万ドルにまで高騰した。その父系は北米をはじめ欧州・南米でも発展しており、サドラーズウェルズ、ダンジグに並ぶノーザンダンサー系の三本柱となっている。

Forest Wildcat は初期の産駒で、GIIIまでの実績しかなかったが、種牡馬として多数のGIウイナーを送り出すことに成功している。後継種牡馬としてはアベイドロンシャン賞の Var が南アフリカで大成功を収めたが、父系の存続は微妙なところ。なお、*エーシンフォワードが今年から祖国で供用されるが、日本よりは牝馬は集まるだろうがさすがに力不足か。

Forestry は米GIキングズビショップSの勝ち馬で、種牡馬としてプリークネスSなどGI3勝の Shackleford などを出して成功した。その Shackleford は初年度から多くの重賞ウイナーを送り出しており、父系存続の希望はあるが、もう1頭のGIウイナーの父*ディスクリートキャットは日本に輸入されており、種牡馬の父としてはそこまで期待されていないということだろうか。

Bernstein もGIII勝ちまでの実績しかなかったが、GI6勝の名牝 Tepin をはじめ多数のGIウイナーの輩出に成功。特にシャトル先のアルゼンチンではリーディングサイアーに輝く活躍を見せている。おそらく南米には多数の後継がいるだろうが、最も期待できそうなのは日本生まれの Karakontie で、BCマイルなどGI3勝をあげて2016年より種牡馬入りしており、来年種牡馬デビューとなる。

それ以外では Pure Prize 産駒で、北米移籍してつい先日GIマンノウォーSを制したアルゼンチン年度代表馬 Hi Happy が面白そう。種牡馬として重用されるには北米ダートでの実績も欲しいところだが、血統にアルゼンチンくささはほとんどなく、無事種牡馬入りすることを願う。


     

この記事へのコメント

1. Posted by Unnamed. 2018年05月16日 19:47
カラコンティーはグレフュール賞勝ったスタディオブマンと同じミエスクの一族だね。どちらもサンデーサイレンスがほどよく薄まって欧米競馬への対応力が高まった例といえそう。あっけなく負けることが多かったせいか種付け料が案外安いけど、初年度の活躍でジャンプアップしてほしい。

エーシンフォワードはそんな話になってたのね。生産牧場が引き取ってプライベート供用ってあたりで、種牡馬としてよりは余生の面倒を見るのが主目的って印象。配合相手は用意されるようなので少しでも走る馬が出るといいし、結果が出なくても幸せな余生を送ってくれればと思う。輸送、検疫、コストなどの問題があるんだろうけど、こういう送り出し方がもっとあってもいい。
2. Posted by Organa 2018年05月17日 23:13
エーシンフォワードの生まれ故郷のエディントンファームはウェブサイトを見る限り生産頭数10頭ほどの小さな牧場なんですかね。ニューヨーク産馬で史上2番目に賞金を稼いだ馬らしいですし、大切にされるでしょうね。
3. Posted by Unnamed. 2018年05月19日 20:10
サイトでは敷地面積が200エーカー以上という記述があってざっくり80ヘクタール相当。日本なら生産頭数40くらい、広いアメリカでも20くらいの規模だと思うので、10頭だとだいぶゆったりですね。サイトで紹介している繁殖牝馬や仔馬以外にも預託馬などがいるのかも。
4. Posted by ふくちゃん 2018年05月20日 14:47
エディントンファームのサイトを斜め読みしましたが、元競走馬の馬術馬への再調教に力入れてるみたいですね。敷地内にクロカンコースとかもあるんじゃないでしょうか?馬へのいたわりが感じられる雰囲気のいい牧場だなと思いました(。。。自分は騙されやすいので(笑))

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