2019年09月08日

週刊種牡馬ニュース 9/2 - 9/8

まさかの東西メインでのレコード連発。特に京成杯オータムHのトロワゼトワルは日本レコードを更新する快走でした。7年前に同レースで当時の日本レコードをマークしたレオアクティブはその後全く勝てなくなり、晩年は名古屋へと流れ70連敗という不名誉な結果に終わっていますが、同馬にはここからさらに飛躍してもらいたいものです。セントウルSはマイル路線から転戦してきたタワーオブロンドンが3度目の正直で重賞V。インパクトだけで言えば現役最強スプリンターであろうダノンスマッシュよりも上で、今後のスプリント界の戦いも面白くなりそうです。
【9/2(月)】

特になし。

【9/3(火)】

イヌワシ賞(重賞) (金沢 3歳上 D2000)
 1. タガノゴールド (牡8) by ゴールドアリュール 2:10.1
兵庫所属の古豪タガノゴールドが1馬身半差で抜け出し、重賞4勝目をあげた。8歳にして今年重賞3勝目で、川崎、名古屋、金沢と各地を転戦するなどまだまだ元気だ。単勝1倍台の圧倒的支持を受けたカツゲキキトキトは逃げて失速し、交流重賞以外で3年半ぶりに連対を外す3着に終わった。馬体重もここ2年間で最低で、あまり調子は良くないのかもしれない。

秋の鞍(重賞) (名古屋 3歳 D1800)
 1. エムエスクイーン (牝3) by *バトルプラン(USA) 1:57.4
前走はまさかの大敗で連勝が12でストップしたエムエスクイーンだったが、今回は最後一杯になりながらも1馬身半差で逃げ切り、重賞6勝目をあげた。400キロ前半のさほど大きくない馬体の持ち主だけに、夏を超えてどこまでパワーアップできるかが今後の課題か。2着には兵庫の2番人気オオエフォーチュンが入った。

【9/4(水)】

戸塚記念(重賞) (川崎 3歳 D2100)
 1. ヒカリオーソ (牡3) by フリオーソ 2:16.3
東京ダービー馬ヒカリオーソが早め先頭からそのまま押し切り、1番人気に応えた。これで重賞4勝目で、今後は中長距離路線の交流重賞でも面白い存在になりそうだ。1馬身差の2着には2番人気ウィンターフェルが入線。北海道2歳優駿を2着に着順変更されたのが運の尽きか、ここまで重賞で掲示板率100%ながらいまだ重賞未勝利である。

【9/5(木)】

園田オータムT(重賞) (園田 3歳 D1700)
 1. テンマダイウェーヴ (牡3) by カネヒキリ 1:52.5
3番人気テンマダイウェーヴが逃げ切り、兵庫若駒賞、園田ジュニアCに続く重賞3勝目をあげた。走れどもなかなか人気にならない馬だが、園田1700mはここまで4戦3勝、負けた1戦も菊水賞の2着と好相性である。その菊水賞で1着だったジンギが1番人気に支持されたが、4着に終わった。

【9/6(金)】

園田チャレンジC(重賞) (園田 3歳上 D1400)
 1. エイシンエンジョイ (牡4) by *サウスヴィグラス(USA) 1:28.6
2番人気エイシンエンジョイが2番手追走からゴール前差し切り、前走の笠松・サマーCに続く重賞連勝となった。ここまで門別・大井・園田と渡り歩いてきたが、1200mを超える距離ではこれで5戦5勝となった。園田で4連勝中だった圧倒的1番人気ナチュラリーは逃げ切れず2着に終わった。

【9/7(土)】

紫苑S(GIII) (中山 3歳牝 T2000)
 1. パッシングスルー (牝3) by ルーラーシップ 1:58.3
 2. フェアリーポルカ (牝3) by ルーラーシップ ハナ
 3. カレンブーケドール (牝3) by ディープインパクト 1/2
2番人気パッシングスルーが同じルーラーシップ産駒フェアリーポルカとの叩き合いをハナ差制し、重賞初勝利を飾った。過去この紫苑Sを勝った馬は昨年のノームコア、一昨年のディアドラと2年連続でGIウイナーに輝いており、同馬もそれに続くような活躍を期待したい。2着フェアリーポルカはそのフローラSでパッシングスルーからハナ差の5着だった馬で、次走こそは逆転を。1番人気に支持されたオークス2着馬カレンブーケドールは直線向いて一旦は先頭に立ったものの、最後は粘れず3着に終わった。

エニフS(L) (阪神 3歳上 D1400)
 1. *エアアルマス(USA) (牡4) by *マジェスティックウォリアー(USA) 1:23.6
ダート転向2戦目の*エアアルマスが豪快に差し切り、オープン初勝利をあげた。これでダート戦は2戦2勝としたが、道中砂を被るのを気にして後方まで下がる場面があり、ここを克服しないことには今後もダートで連勝とはいかないのではないか。2着には3歳牝馬ヴァニラアイスが入った。

2歳未勝利戦 (阪神 2歳 D1800)
 1. アポロアベリア (牡2) by *アポロソニック(USA) 1:55.3
2番人気アポロアベリアが逃げ切り、*アポロソニック産駒として初勝利をあげた。父*アポロソニックは Big Brown 産駒の外国産馬で、キズナの勝ったダービーで3着に入った。初年度産駒はわずか2頭しかいない中での中央勝利は見事で、来年は種付け数を大幅に増やすことになるだろうか。

C2戦 (盛岡 3歳 D1200)
 1. *リバイバルソウル(USA) (牡3) by During (USA) 1:13.6
圧倒的支持を受けた*リバイバルソウルが7馬身差で圧勝し、During 産駒として日本初勝利をあげた。父系は Cherokee Run から Runaway Groom に遡るが、日本におけるブラッシンググルーム系競走馬はほぼ*バゴ産駒に限られており特にこの Runaway Groom の系統はかなり珍しい。

【9/8(日)】

セントウルS(GII) (阪神 3歳上 T1200)
 1. タワーオブロンドン (牡4) by Raven's Pass (USA) R1:06.7
 2. ファンタジスト (牡3) by ロードカナロア 3
 3. イベリス (牝3) by ロードカナロア 1/2
スプリント路線転戦3戦目となるタワーオブロンドンが中団追走から最後は3馬身突き抜け、コースレコードで重賞4勝目をあげた。1200m戦ではこれが初勝利となるが、前走キーンランドC2着からわずか中1週でこのパフォーマンスはスプリント戦こそ適鞍というような印象で、前走敗れたダノンスマッシュにGIの舞台で雪辱なるかといったところ。2着に7番人気ファンタジスト、3着に3番人気イベリスとロードカナロア産駒2頭が入線。高松宮記念勝ち馬*ミスターメロディは直線伸びず8着に終わったが、ここを叩いて本番どこまで変われるか。

京成杯オータムH(GIII) (中山 3歳上 T1600)
 1. トロワゼトワル (牝4) by ロードカナロア R1:30.3
 2. ディメンシオン (牝5) by ディープインパクト 3 1/2
 3. *ジャンダルム(USA) (牡4) by Kitten's Joy (USA) クビ
大逃げを打ったトロワゼトワルが影すら踏ませぬ逃走劇を見せ、芝1600mの日本レコードで重賞初勝利をあげた。52キロの軽量に加えいくら開幕週の時計の出やすい馬場だったとはいえ、マイル戦は新馬戦で勝ったのみ、オープン実績も乏しい同馬でこのパフォーマンスとはさすが横山Jといったところ。2着ディメンシオンも従来のレコードにコンマ2秒差という好時計で走っているが、さすがにこの走りを見せられてはどうしようもない。1番人気に支持されたグルーヴィットは直線向いて失速し、11着に終わった。

オマール賞(FR-III) (ロンシャン 2歳牝 T1600)
 1. Savarin (JPN) (牝2) by ディープインパクト 1:39.18
キーファーズが所有する日本産馬 Savarin がデビュー2連勝で仏GIIIオマール賞を制した。母は仏オークスなどGI3勝の*サラフィナで、全兄は仏GIIIメシドール賞勝ち馬ジェニアルという良血馬。キーファーズといえば武豊Jが英ダービー4着馬 Broome とのコンビで凱旋門賞に向かうことが発表されているが、同馬も同日のGIマルセルブーサック賞出走となればさらに期待が高まる。

青藍賞(重賞) (盛岡 3歳上 D1600)
 1. エンパイアペガサス (牡6) by *エンパイアメーカー(USA) 1:38.3
4番人気エンパイアペガサスが差し切り、昨年に続く連覇を達成した。盛岡マイルは相性が悪く、地元戦ではほとんど単勝1倍台に支持される同馬が今回は10倍近いオッズで、実にこれが3歳時のイーハトーブマイル以来3年ぶりの勝利となった。岩手の重賞3連勝中の1番人気ロジストームは半馬身差の2着だった。

サラブレッド大賞典(重賞) (金沢 3歳 D2000)
 1. タンクティーエー (牡3) by ブラックタイド 2:12.8
2番人気タンクティーエーが後続に7馬身の差をつける圧勝で重賞初勝利を飾った。同馬は元JRA1勝馬で、重賞初挑戦となった前走MRO金賞こそ4着に敗れたが、これで金沢では4戦3勝となった。同じく中央1勝から金沢で2連勝を飾っていた1番人気ハクサンウェーブが2着に入った。




この記事へのコメント

1. Posted by きた 2019年09月09日 00:45
そのレオアクティブ、netkeibaの掲示板によれば種牡馬入りすることになったそうです。

開幕週とはいえ、東西2重賞でレコードタイム連発、さらにその前の阪神の条件戦でもレコードと、やけにレコードの文字を目にする日でした。
馬にとって走りやすい馬場なのか、結果的に馬に負担をかけているのか、そのあたりはよく分かりませんが、このところ日本の競馬がなにか急速に変わってきていることを感じずにはいられません。
2. Posted by 微妙な人 2019年09月09日 08:33
ミスターメロディはとにもかくにも無事に種牡馬入りしてもらわないとダメっぽいですからね

今年で引退するんじゃないですか?
スキャットダディ産駒の価値が高い今がチャンスですし。
3. Posted by 黒旗 2019年09月09日 15:10
ヒカリオーソの活躍でフリオーソの種付け数がえらい伸びてるようですね。
ヒカリオーソはまだまだいくつも重賞勝ちそうですし、先々楽しみです。
4. Posted by Organa 2019年09月10日 23:17
>きたさん
その京成杯以降、5年走って獲得賞金ゼロという馬ですから需要は皆無に近いと思いますが、逆に言えば思い入れのある方による種牡馬入りということになるのでしょうね。

>微妙な人さん
種牡馬価値が高いうちに種牡馬入りというのはありそうですね。GIでなくとも、できればマイル重賞くらい追加できれば面白そうですが。

>黒旗さん
180頭とか。50万という種付け料を考えれば当然でしょうね。ここにきてダーレーが好調です。

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