2020年06月29日

クラリオン系 - サイアーラインで辿る日本競馬

続いてはクラリオン系。世界的にはヘロド系の中心となる系統ですが、日本では後に紹介するリュティエ系種牡馬が一定の成功を収めたものの、この系統では名馬タニノチカラを出した*ブランブルー、ロンドンブリッジを出した*ドクターデヴィアスが輸入された程度でした。ただヘロド系の主流とはいってもいま世界で残っているのは大半が Indian Ridge 産駒・孫の一流半のスプリンターで、相当先細りになっている感は否めません。日本で出走後に覚醒したシリュスデゼーグルがセン馬でなければもうひと踏ん張りあったかもしれませんが。
<クラリオン系父系図>

HerodHerod - Buzzard - Tourbillon - Clarion

Bruleur 1910
 Ksar 1918
  Tourbillon 1928
   Djebel 1937
    Clarion 1944
     Klairon 1952
     |*ブランブルー Blanc Bleu 1959
     || ・1963 プランタン大賞
     ||タニノチカラ 1969
     ||| ・1973年 天皇賞(秋)
     ||| ・1973年 京都大賞典
     ||| ・1973年 朝日チャレンジC
     ||| ・1974年 有馬記念
     ||| ・1974年 京都大賞典
     ||| ・1975年 京都記念(春)
     |||オリエントゴールド 1978
     ||| ・ニシケンモノノフの牝祖。牝系残存
     |||シバリッキー 1979
     ||  ・1984年 阪神障害S(秋)
     ||グリーンファイト 1972
     || ・1975年 阪神牝馬特別
     || ・1976年 京都牝馬特別
     ||センターグッド 1973
     |  ・1977年 阪急杯
     |Lorenzaccio 1965
     || ・1969年 ジャンプラ賞
     || ・1970年 英チャンピオンS
     ||Ahonoora 1975
     | | ・1979年 スプリントチャンピオンシップ
     | | ・1979年 キングジョージS
     | |Don't Forget Me 1984
     | || ・1987年 英2000ギニー
     | || ・1997年 愛2000ギニー
     | ||キルディア 1990
     | |Indian Ridge 1985
     | || ・1989年 キングズスタンドS
     | || ・1989年 デュークオブヨークS
     | ||*サウンドワールド 1995
     | || ・1999年 (3着)シルクロードS
     | || ・1999年 (3着)阪急杯
     | ||Difinite Article 1992
     | || ・1994年 愛ナショナルS
     | ||Compton Place 1994
     | || ・1997年 ジュライC
     | ||Nicobar 1997
     | | | ・2001年 エミリオトゥラティ賞
     | | | ・2001年 マサイマイル
     | | |Dunaden ドゥーナデン 2006
     | |   ・2013年 (5着)ジャパンC
     | |Statoblest 1986
     | | ・1989年 キングジョージS
     | | ・1990年 パレスハウスS
     | |Topanoora 1987
     | || ・1991年 ブランドフォードS
     | ||Even Top 1993
     | | | ・1995年 (2着)レーシングポストT
     | | | ・1996年 (2着)英2000ギニー
     | | |Cirrus des Aigles シリュスデゼーグル 2006
     | |   ・2010年 (9着)ジャパンC
     | |*ドクターデヴィアス Dr. Devious 1989
     | || ・1991年 デューハーストS
     | || ・1992年 英ダービー
     | || ・1992年 愛チャンピオンS
     | || ・1992年 (10着)ジャパンC
     | ||オーバーザウォール 1994
     | || ・1998年 福島記念
     | ||ガルウイング 1994
     | ||サクラワクセイオー 1994
     | ||タケイチケントウ 1995
     | || ・1997年 小倉3歳S
     | ||ロンドンブリッジ 1995
     | |  ・1997年 ファンタジーS
     | |  ・ダイワエルシエーロ、ビッグプラネット、キセキの牝祖
     | |Inchinor 1990
     |  | ・1993年 ハンガーフォードS
     |  | ・1993年 グリーナムS
     |  |Cape of Good Hope ケープオブグッドホープ 1998
     |  | ・2004年 (3着)スプリンターズS
     |  |Notnowcato 2002
     |    ・2006年 英インターナショナルS
     |Luthier 1965  ━━━ Luthier line

*ブランブルーはプランタン大賞の勝ち馬で、種牡馬として有馬記念や天皇賞(秋)など重賞6勝をあげたタニノチカラなど複数の重賞ウイナーを送り出した。タニノチカラは阪神障害Sを制したシバリッキーが目立つ程度と種牡馬としては成功しなかったが、一介の地方馬に過ぎなかったオリエントゴールドの末裔に交流GI馬ニシケンモノノフが出、同馬が種牡馬入りも果たしたことでその血が残る可能性が出てきた。

*ドクターデヴィアスは英ダービーなどGI3勝の活躍馬で、ジャパンCで現役英ダービー馬として初来日を果たした。引退後はそのまま日本で種牡馬となり、ロンドンブリッジなど複数の重賞馬を出したが、のちに英国に買い戻されイタリアでリーディングに輝いた。父系は発展しなかったが、母系に入ってオークス馬ダイワエルシエーロ、ヴィクトリアマイルのコイウタ、菊花賞馬キセキなどを送り出している。

それ以外にはほぼ日本で種牡馬入りした馬はおらず、主に欧州の短距離路線で結果を残している Ahonoora の系統がマル外や持込馬として輸入されたが、オープン勝ち馬の1頭も出すことはできなかった。ケープオブグッドホープは来日時は重賞未勝利だったが、スプリンターズSで3着に入った後、英国と豪州でGIを制した。同じくGII勝ち馬に過ぎなかったシリュスデゼーグルは帰国後に英チャンピオンSなどGI7勝をあげる大活躍を見せている。




この記事へのコメント

1. Posted by 名無しさん 2020年06月29日 23:59
本当にシリュスデゼーグルは、モンテファストみたいな片方だけ残して牡馬のままにしなかったのが残念です。
2. Posted by 日々是芸人 2020年06月30日 01:30
Indian Ridge ーNicobarードゥーナデン
も追加でお願いします。
3. Posted by Organa 2020年07月01日 22:28
ドゥーナデン、抜けていましたね。記事を訂正しました。

>名無しさん
シリュスデゼーグルはデビュー前からすでに去勢されていたようですから、こればかりは致し方ないところです。この血統からあれだけの名馬が出るとは思いもよらなかったでしょう。

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