2020年08月02日

週刊種牡馬ニュース 7/27 - 8/2

クイーンSは11番人気レッドアネモスが快勝し、鞍上の吉田隼人Jは函館記念のアドマイヤジャスタに続いて人気薄を持ってきました。先週は重賞で騎乗がなかったので、これで騎乗機会2連勝と言うことになります。これまで年間のキャリアハイはゴールドアクターの鞍上だったころの3勝ですが、今の勢いならこれを更新する可能性も十分ありそうですね。新潟ジャンプSではディープインパクト産駒のフォイヤーヴェルクが完勝で重賞初勝利をあげました。良血馬ながらいかんともしがたいズブさでローカルの長距離戦が主戦場となっていましたが、障害入りするや一気にその素質が開花し、3連勝で重賞制覇。同馬の全きょうだいたちも高額馬の割にくすぶっていますが、これで軒並み障害入りする可能性もありそうです。
【7/27(月)】

特になし。

【7/28(火)】

ブリーダーズゴールドジュニアC(重賞) (門別 2歳 D1700)
 1. ブライトフラッグ (牡2) by ヴィクトワールピサ 1:51.0
1番人気ブライトフラッグがアタマ差残して逃げ切り、3連勝で重賞初勝利となった。最後はかなり詰め寄られたが、唯一1700mで勝ち星をあげているだけあってすばらしい粘り腰を発揮した。半兄にはディープインパクト産駒もいる期待の血統馬で、今後はダートだけでなく芝でも楽しみな存在だ。

やまびこ賞(重賞) (盛岡 3歳 D1800)
 1. ピアノマン (牡3) by ベルシャザール 1:50.6
1番人気ピアノマンが後続に4馬身の差をつける圧勝で重賞初勝利をあげた。同馬は門別デビューから南関東に渡り、JRA認定戦を2勝するなどそこそこ活躍。前走より岩手に移籍しており、いきなり東北優駿で2着に入っていた。2着もこれが大井からの移籍初戦となる2番人気グランメガスマイルが入った。

MRO金賞(重賞) (金沢 3歳 D1900)
 1.フジヤマブシ (牡3) by *トビーズコーナー(USA) 2:04.2
4番人気のフジヤマブシが最後方からの追い込みを決め、北日本新聞杯に続く重賞2勝目をあげた。笠松・名古屋で重賞5連勝中のニュータウンガール(2着)、金沢でデビュー5戦無敗のハクサンアマゾネス(3着)がいたため人気を落としていたが、ここ一番の切れ味はさすがで、人気上位の組み合わせながら3連単の配当は1万円を超えた。

東京記念トライアル(OP) (大井 3歳上 D2400)
 1. ホーリーブレイズ (牡6) by フリオーソ 2:33.9
これが南関東への移籍初戦となった4番人気ホーリーブレイズが後続に2.6秒もの大差をつける圧勝で一躍本命候補に躍り出た。中央時代もオープンで掲示板に載る実力はあったが、さすがにここまでの圧勝とはよほど大井との相性が良かったとしか思えない。東京記念はもちろん、その後は交流重賞でも期待が持てそうな1頭だ。

【7/29(水)】

マイルグランプリ(重賞) (大井 3歳上 D1600)
 1. ミューチャリー (牡4) by *パイロ(USA) 1:39.9
2番人気ミューチャリーがきっちりと差し切り、羽田盃以来となる重賞3勝目をあげた。さすがにフェブラリーSやセントライト記念は厳しかったが、交流重賞でも上位に健闘しており、地方限定戦ではここまで連対を外したことがない。不調のヒカリオーソに代わって南関東を引っ張る存在になれるだろうか。1番人気コパノジャッキーは8着に終わった。

【7/30(木)】

ナッソーS(GB-I) (グッドウッド 3歳上牝 T9F197Y)
 1. Fancy Blue (IRE) (牝3) by ディープインパクト 2:04.99
 7. ディアドラ (牝6) by *ハービンジャー(GB)
ディープインパクト産駒の仏オークス馬 Fancy Blue がGI2連勝を達成した。奇しくもこの日は父ディープインパクトの命日。今後は凱旋門賞も視野に入っているようで、史上初の日本馬の産駒による凱旋門賞制覇達成の可能性もゼロではないだろう。さらにその後はエリザベス女王杯へと進むプランもあるようだ。昨年の覇者ディアドラはシンガリ負け。そろそろ年齢的な衰えもあるだろうか。

【7/31(金)】

特になし。

【8/1(土)】

新潟ジャンプS(JGIII) (新潟 3歳上 T3250)
 1. フォイヤーヴェルク (牡7) by ディープインパクト 3:30.7
 2. メドウラーク (牡9) by タニノギムレット 6
 3. ケイティクレバー (牡5) by *ハービンジャー(GB) 3/4
1番人気フォイヤーヴェルクが最後の直線だけで逃げるメドウラークを6馬身突き放し、重賞初勝利をあげた。フォイヤーヴェルクは父がディープインパクト、母が独オークス馬*ナイトマジックという良血馬で、サンデーRにて1億2000万円もの高値で募集されたが、平地では3勝クラスで完全に頭打ちとなった。ただ障害入りしてから一変、ズブさも障害戦では我慢強さに変わり、一気の3連勝で自身の募集価格をついにペイした。レースを経るごとに強さを増しており、現時点で絶対王者オジュウチョウサンに対抗できる唯一の存在だろう。

【8/2(日)】

クイーンS(GIII) (札幌 3歳上牝 T1800)
 1. レッドアネモス (牝4) by ヴィクトワールピサ 1:45.9
 2. ビーチサンバ (牝4) by *クロフネ(USA) 3/4
 3. スカーレットカラー (牝5) by ヴィクトワールピサ クビ
中団からレースを進めた11番人気レッドアネモスが馬群を割って突き抜け、重賞初勝利をあげた。昨年の白百合Sを勝って以降は良いところがなかったが、よほど洋芝に適性があったか、あるいは夏競馬と相性が良かったか。鞍上の吉田隼人Jは前回騎乗の函館記念(15番人気アドマイヤジャスタ)に続く騎乗機会重賞2連勝で、騎乗数は少ないものの3月の金鯱賞から7戦連続で重賞で掲示板を確保している。2着には4番人気のビーチサンバが入り、1番人気に支持された昨年の2着馬スカーレットカラーは追い込み届かず3着に終わった。

関越S(OP) (新潟 3歳上 T1800)
 1. ザダル (牡4) by トーセンラー 1:45.3
1番人気ザダルが豪快に差し切り、昨年のプリンシパルS以来となるオープン2勝目をあげた。同父アイラブテーラーといい、重賞では一歩足りないが条件戦・オープン特別ではトーセンラー産駒は実にいい走りをする。大逃げを打ったプロディガルサンから離れた2番手だった4番人気ウインガナドルが実質逃げの形から2着に食い込んだ。

せきれい賞(重賞) (盛岡 3歳上 T2400)
 1. アップクォーク (セ7) by *ベーカバド(FR) 2:29.9
兵庫所属の2番人気アップクォークが早め先頭からそのまま後続に6馬身の差をつける圧勝で重賞初勝利をあげた。つい先日までJRAのオープンクラスで走っていた馬で、ラジオNIKKEI賞4着の実績は伊達ではなかった。圧倒的支持を受けたロードヴァンドールも芝重賞で2着が2回ある芝巧者だったが、2着を確保するのがやっとだった。4着にも重賞連対馬ブラックバゴが入り、ちょっとした中央のオープン特別という豪華さだった。




この記事へのコメント

1. Posted by 鹿 2020年08月02日 20:17
バニシングポイント、将来米国で種牡馬やってそうな血統ですね
2. Posted by ノーマン 2020年08月02日 20:46
今週もモーリス勝てず、ドゥラ1勝、
3. Posted by 黒旗 2020年08月02日 21:29
ホーリーブレイズは尾持ちの効果も大きかったみたいですね。地方に移籍させて大成功ですね。
4. Posted by ダービー卿 2020年08月02日 21:38
フォイヤーヴェルク重賞制覇おめでとう、しかし中山みたいな本格的な障害コースは経験してないしオジュウチョウサンに対抗出来るかと言うと個人的には?かな、管理人さんがそこまでフォイヤーヴェルクに期待してる理由が聞きたい
5. Posted by ダービーステークス 2020年08月02日 21:40
フォイヤーヴェルクの件であと1つ気になったのがこの手の高額募集馬で募集価格をペイ出来た馬はどれくらいいるんだろうなということである。自分のイメージだとこの手の高額馬はペイ出来ることは殆どないけどそこんとこも気になるな。
6. Posted by gale 2020年08月02日 23:12
フォイヤーヴェルク。
「新種のサラブレッド」
「これ馬じゃない何か」

 2歳時の、後になってみれば正直あまりにひどかったリップサービスを、鮮烈に覚えています。
“あの”フォイヤーヴェルクがここまで来たのは、とても感慨深いです。
7. Posted by ノーマン 2020年08月03日 00:21
>>5
3勝クラスの馬の総獲得賞金見てもせいぜい6000から7000万円丶、億を超える募集では重賞を勝たないとペイしない,いくらノーザンでも全馬重賞勝ちは難しい
8. Posted by 草野博 2020年08月03日 04:09
>>6
サムライハートの時もそうでしたね
9. Posted by NUU 2020年08月03日 09:25
スピルバーグ兄弟の駄目っぷりを思うと、トーセンラーはようやっとる。得意舞台が東京か京都かの違いくらいしかなかったけど、引退して差がついた。
10. Posted by 吉田豊 2020年08月03日 11:26
弟はそんな重賞で好走してるのか
11. Posted by にのみや 2020年08月03日 21:29
レッドアネモスが
レッドアモネスになっています
12. Posted by Organa 2020年08月03日 22:15
記事を訂正しました。ご指摘ありがとうございます。

>ダービー卿さん
そもそも既存勢力に対抗馬がいないので…。

そもそもクラブ馬に限らず、高額馬が期待通りにペイする例自体がそれほど多くないように感じます。このあたりは複数持ってそのうちの1頭が大当たりして種牡馬として高値で売れればいいという感覚なのではないかと思います。

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